2016年09月27日

卒業パレード

今朝はオークランド大学の卒業パレードをやってた。週末の雨で今日もどうかと空を見ると左側がピーカン、右側が雨雲、アタマの上はピーカン。パレード、運が良い。

 

パレードの集団は930分過ぎにオークランド大学を出発してビクトリアストリートに向けて下ってくる。

 

黒いマントを羽織った学生さんたちのパレードを家族が沿道で誇らしく見つめながら写真撮ったりしている。学生の移動に合わせて交通信号も制御されている。そうそう、パレードのある朝はビクトリアストリートに家族姿が場所取りをしているのですぐ分かる。

 

パレードはビクトリアストリートを下りクイーンストリートに曲がっていくので僕の座っている場所からよく見える。皆誰もが晴れ晴れとした顔をして沿道の家族や友達に手を振っている。

 

そりゃそうだ、ニュージーランドでは大学を卒業するというのは大変なことなのだから。

 

NZでは子どもたちの大学進学率は25%でありこれだけで狭き門、更に大学の1年目の終わりのテストで単位を落としたら「学部変えますか?大学辞めますか?」という話になる。

 

NZでは学生には返済不要の学生手当が支給される。逆に言うと学生やっている間はアルバイトの時間もないよって事だ。

 

毎回テストの時期になると学生たちは重くてデカイ本を持ち帰ったり朝5時に起きて勉強開始したり大変である。

 

それでも頑張って大学を卒業すればまずは何よりも自分が「やった!」と成功体験が身につく。これからニュージーランド社会に飛び出していく彼らの前にはもちろん厳しい状況が立ちはだかっている。

 

若者の仕事であったバックオフィス業務はパソコンとインターネットに取って代わられ若者の仕事を奪っている。

 

NZでは企業は随時採用なので募集が出れば学生たちは履歴書(CV)を企業に送り如何に自分があなたの会社に貢献出来るかを訴える。それでも面接に行けるまでの道は長い。

 

大学を出ただけでは役に立たない、如何に社会の役に立てるかが大事なのだ。

 

それでも今日はパレード。誇り高い若者を眺めながら「頑張れよ!」と思った。



tom_eastwind at 14:43|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年09月26日

通勤

今日のブログで気になる書き込みがあった。

 

「僕らは通勤で何を失っているか?」

http://blogos.com/article/191763/

 

東京都内で仕事をする人には通勤時間が1時間30分というのは珍しくないだろう。

 

書き込み内容は自分が日本で働いてた時は片道1時間30分の通勤をしていた、米国のグーグルで働くようになって職住接近で家族との時間も作れるようになった。

 

職場ではFamily Firstが普通に浸透している、子供の具合が悪くなれば皆が「早く帰れ」と言ってくれる。その分仕事は自宅持ち帰りで対応出来る。

 

だからまとめとしては「通勤時間を短くすることで得られるものがあるよ」ってごく普通の提案だ。

 

ところがそれにたいして書き込まれたコメントがどうも筋が宜しくない。

 

「電車でやれることはたくさんある。タブレットで仕事も出来るしネットで昨日の会社の会議の様子を観て自分のスタッフに指示が出せる、座れればね。」

 

東京で座ってならむしろ終着駅まで戻る必要があるだろう。「座れればね」という時点で半分諦めが伝わってくる。

 

「職場まで15分のところに住んでた時は家でアニメとドラマを見ていた。職場まで1時間かかる所にすんでいた頃はスマホでアニメとドラマを見ていた。やることは変わらん」

この人、通勤時間を短くして学ぼうよというブロガーの趣旨を完全におちょくってますね。それともこの人の人生ってアニメとドラマで終わりなのか?

 

「比較対象が前提条件を無視して、何でも海外が良いと言いたげにかんじるのですが?」

これも本文をよく読んでないのかあえて無視しているのか、海外がどうこうではなく人生の時間の使い方の話である。

 

何だかコメント全体の書き込みから滲み出て感じるのがネガティブなのである。通勤短くするなんて出来ないことを言ってるんじゃねーよ、日本じゃこんなの当然なんだよ、お前かっこ付けてんじゃねーよ的な空気。

 

長距離通勤は嫌だけど転職するほどの実力もなく「皆がやってるんだから」と自分を納得させているのに外部が余計な事に口を出して事実を表に出すなよ。

 

いろんな意見はあるだろうが日本の都心の駅の通勤風景は世界でも珍しくビデオに撮られるほどだ。

 

通勤時間1時間30分。長いと思うか短いと思うかは本人次第である。ただその結果責任を負うのも本人である。



tom_eastwind at 10:42|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年09月24日

バブルを知らない子どもたち

2006年、今から10年前の記事で「戦争を知らない子どもたち」の替え歌を作ったことがある。

 

***

バブルが終わって 僕等は生まれた  

バブルを知らずに 僕等は育った  

大学出たら 就職氷河期  

年金、医療費 僕らはもらえない  

僕等の名前を 覚えてほしい  

バブルを知らない 子供たちさ

  

 

背伸びをするのが 許されないなら  

ITバブルが 許されないなら  

不況の時代に 残っているのは  

涙をこらえて サービス残業  

セクハラパワハラ 毎晩終電  

夢を知らない 子供たちさ

 

バブルの時代に バブルで稼いで  

退職金満額 もらった世代は  

僕ら子供に  借金押し付け  

君らだけが 逃げ切ってしまった  

君らの子供の 時代は悲惨さ  

借金だらけの 日本経済  

お先が真っ暗 日本社会

http://tom.livedoor.biz/archives/50480862.html

***

 

10年前に替え歌で書いた事が今そのまま起こっている。今の日本社会は表面的にオリンピックやアベノミクスの成果(実際には失敗)で新聞が書き立てているが、あれはマスコミが今の日本の実態を出来るだけ隠すようにしているだけだ。

 

中国が沖縄付近で派手に戦闘機の訓練をやり北朝鮮は核爆弾保有しているって時代になった。米国は近いうちに日本を去る。日本は近いうちに普通に戦える大国になり徴兵制度が施行され若者は戦争にも行くことになる。

 

今の逃げ切り世代は大丈夫だろう。けれどこれから社会に出てくる若者の多くにはこれから30年お国のために働かされて人生の良いことが何もなくなる。何で生まれた世代だけでこんな格差なんだ!

 

まさに「働けど 働けどなお我が暮らし 楽にならざり じっと手を見る」となる。つまり「なんじゃこりゃ?学校で聴いてたのと話が違うぞ!」である。

 

そうなれば残された選択肢としてニュージーランド移住はあり得る。英語の国で友達もいないけど「確実に悪くなる日本」に残るよりも若い内早いうちにNZに賭けて自分の基盤を作り子育てをNZで行う事も選択肢だ。



tom_eastwind at 14:19|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

サマータイム開始

土曜日の今日は昼前から雨だ。オークランドらしく風の勢いも強いので横殴りの明るい雨になる。

 

いよいよ明日からサマータイムが始まる。今晩の真夜中過ぎに時計は一斉に1時間早まり日本との時差は4時間になる。

 

サマータイムが始まると「夏が来たな」って感じがする。何だか太陽の動きに自然な反応だと思う。これからNZの良い季節が始まる。

 

ただ毎年サマータイムのたびに「寝る時間が1時間減った」とか寝る時間がどうこうという人もいるが、ではその人は自分の中の24時間を本当に大事に使っているのだろうか?

 

「ねえねえお茶しようよー」と他人とつるみ自分に関係ない下らない他人の噂話をだらだらと何時間もしているがそれって何か生むのか?大事な話なのか?生産性あるのか?それで寝る時間がどうのこうのって言うのか?

 

それってまるでクイーンストリートの横断歩道を赤信号になって急にダッシュして渡り終わってふうふう言いながらその後でれでれと歩道を歩いている馬鹿者のようなものだ。

 

金持ちも貧乏人も124時間は変わらない。

 

確かにお金があれば人を雇って自分の仕事を代行させることで124時間を有効に使えるとも言えるがそういう人はすでに忙しい。やることが多いのだ。

 

逆にお金がなければ忙しい事もないわけで24時間を最大効率で有効化すれば良い。24時間有効に使えばいろんな事が出来るぞ。今の時代ならその気になれば会社の社長でも地方議員にでもなれる。

 

大事なのは自分でタイムマネジメントをすることだ。24時間ってその気になれば長いぞ。自分を磨きたいのであれば「お茶しようよー」ってやってる時間はない。



tom_eastwind at 13:20|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

インド人留学詐欺発覚

当社メルマガで配信した記事だがニュージーランドは留学詐欺でもインド人泥棒の被害に遭っている。

分かり易いので記事そのまま掲載します。

 ***

それは仲介エージェントが絡む詐欺事件です。 

手口はインドやフィジー人を標的にニュージーランドに来れば生活が豊かになると宣伝し就職先の紹介、ビザや生活のサポートも保証すると誘います。

貧困生活から逃れたい人たちは彼らの話を信用し、夢と希望を胸にニュージーランドへ移住します。

ですが実際就職先として送られた先はシーズナルワーカーの果樹園や農園勤務で、時給も手取り6ドル程度と法律で定めている最低時給の1/2。 

就労ビザ申請に使われる書類は虚偽のもので、働けるビザを持たずして勤務する人もいるそうです。

永住権取得を熱望し多少資金がありそうなターゲットには現地の専門学校へ送り込みます。 

紹介先の専門学校では、入学に必要な英語力に満たない生徒でも何らかの形で無理やり入学させていたことが関係者の話で明るみになりました。

摘発されているエージェントのほとんどがニュージーランド国外在住者であり中にはフェースブック等ソーシャルネットワークメインで活動している個人エージェントもいるそうです。

彼らは顧客を送り込むだけで、手数料をもらえばそれで任務は完了。 

現地に残された顧客はアフターケアが一切無いのでトラブルに陥っても助けてもらえない。

周囲の友人や現地人に相談してもアドバイスが多種多様で結局自分でどうする事も出来ず最終的には不法滞在やビザ詐称を理由に強制退去が言い渡されニュージーランドにこの先足を踏み入れることすら出来なくなってしまいます。本当に可哀想だと思います。

昔と違い今の日本人は貧しい暮らしから逃れたいという気持ちでニュージーランド移住を決意する方は居ないでしょうから、このようなエージェントの誘いに引っかかる事は無いと思いますが、これで移民局のビザ審査がますます慎重になり厳しくなるのは確実です。

パスポート含め公的書類も簡単に偽造できる世の中ですから言われたとおりの証拠提出をしたからといって、スムーズにビザが通るほど甘くはありませんし、最近は、永住権申請後、最低1度はPPIというお尋ねが移民局から来るようです。

その時に大きな力を発揮するのが移民弁護士の存在です。ニュージーランドの移民弁護士による発言や主張に対して、移民局は虚偽が無く真実と受け取るようです。

よくお客様から、移民弁護士と移民アドバイザーの違いを聞かれますがこの点が大きく異なると思います。

***

以前にも書いた事だがNZ移民局は世界中を相手に仕事をしている。インド人や中国人は日本人が思いもつかないような書類偽造を平気でする。これでまたビザ申請基準が厳しくなっていく。



tom_eastwind at 10:40|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年09月23日

韓国料理店 Farro

今日はシティのローンストリートにある韓国料理店「Farro」に行く。会社から歩いて2分のところにある有名店だが僕はこの15年一度も行った事がなかった。

 

基本的に僕の昼食は栄養補給が目的であるので毎日富士金でがっつり食べる。兵隊が食い物選ぶか?である。なので他のお店に行くという発想がなかった。

 

しかし3ヶ月くらい前からは毎日シティのレストランの食べ歩きをしている。これはこの一年新しい企画でレストランチェーンを進めている為だ。

 

この企画は社会貢献ファンドであり「日本人が経営して」「日本人が料理して」「日本人がサービスする」事で地元の人々に「日本人品質のレストラン」を知ってもらいたいのと同時にこれから増えていく日本人移住者の就職先の確保でもある。

 

ややこしい話は別としてまずは毎日シティを食べ歩きどの道路でどのような顧客層がいるのか市場調査である。これはやってみると面白い、シティのレストラン地図が客層によって明確に塗り分けられているからだ。

 

ビジネスパーソン、学生だけでなくカジュアル、ちょっとランチミーティング等など毎日ランチをシティのレストランで食べる人々の顔が見えてきた。

 

今までは前後左右の歩行者視点だったのが今は上からシティの地図を広げてピンを打っていくようで色塗りされていく。

 

今日は金曜日の午後でその後の面談もないので焼肉食っても大丈夫という選択肢だ。

 

だもんでFarroに行こうと言うことになり昼前にオフィスを出て空席あるかなーと思いつつ店に入ると席ありで座らせてもらいメニューを見る。

 

メニューは分かりやすく作られており初めて韓国料理を訪問する人でも大丈夫。定食、麺類、一品料理が並んでいる。

 

そして韓国料理に慣れている人には季節メニューがあり楽しい。これは良いな。

 

でもってぼくはカルビ牛肉ランチ15ドルを注文すると間もなく料理が出てきた。

 

するとこれが普通に美味い。突き出し料理の出し方も如何にも韓国風で楽しい。他の料理もそのまま韓国である。美味しいではないか。お客も入っている。

 

周囲も賑わいこっちも「これ、美味しいねー」とわいわいと騒ぎながら楽しい昼食を終える。ここはこれから金曜日の午後には再訪したいお店である。

 

ただここでいつもふと思うこと。韓国には美味しいものがたくさんある。何で外国に行ってまで日本食としてサーモンを撒いたご飯を揚げて寿司として売るのか?創作寿司?

 

自分の出身国の料理が十分に美味しいわけでそれを作っていればいいのにと思うが商売に戸は立てられない。どうせ和食作るならキーウィに日本食に対する誤解の出ることがないようにと思う次第である。



tom_eastwind at 13:02|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年09月22日

怒るバカ乗客

 

http://news.livedoor.com/article/detail/12052832/

 

近鉄奈良線の東花園駅ホームで電車の遅延で乗客が騒ぎだし対応してた若い駅職員が線路に飛び降りそこから更にフェンスを越えて7.5m下に飛び降りたとの記事。

 

本当に日本人の心はますますゆとりを失ってきている。電車が遅れるのは駅職員の問題ではない。職員を責めても何の解決にもならない。

 

なのに切符買ったら偉そうに「俺は客だ!」と神様になった気分で何でも言いたい放題になる。自分の普段の仕事でよほど客に罵倒されているのかもしれない。そしてそれを聴く周囲も集団心理なのだろうか吊し上げのような事件になる。

 

こういう集団は「相手が抵抗しない、殴ってこない」と分かっているから一方的に言いたい放題である。よほど日頃の鬱憤が溜まっているのだろうがそれを第三者に振り向けることで自分の鬱憤を解消したいのだろう。

 

けどそんな事やっても電車は来ないのだ。第一、そんな責任のない人を責めて自分の鬱憤を解消したら次にあなたが働いている職場に駅員がやって来て「何だこの商品は!店長出せ!」となり鬱憤はぐるぐる回り出すと考えないのか。

 

こういう「鬱憤グルグル」が今の日本に渦巻いているような気がする。負の連鎖である。ゆとりのなさと鬱憤グルグルが合わさって客になった途端言いたい放題、それが結局日本社会全体を生きにくいものにしている。

 

21世紀になり日本が「顧客のクレーム」に異常なまでの対応をするようになってから今回のように駅員が思いっきり吊し上げをくらうようになった。

 

しかしそれは聴くべきクレームか?正しいクレームなのか?単純に神様ヅラした乗客の鬱憤晴らしではないか。

 

以前も東京で落雷が落ちて電車の安全確認のために一時停止した事がある。その時も乗客が駅員を追い詰めて大騒ぎになったが、じゃあ電車走らせて事故ったらどうするのだ?

 

ニュージーランドでは電車が止まるとかバスが時間通りに来ないとかよくある話である。そんな時キーウィは冗談か本気か「やったー、今日会社行かなくていい!」と喜ぶ。

 

実際にキーウィは心にも仕事にもそれだけ余裕があるのだ。駅やバス停で運転手に文句を言ってる乗客など一人もいない。皆がお互いに譲り合い親切を他人に渡す。するとその親切が自分のところに戻ってくる。

 

こうやってNZは親切グルグルな国になっている。だからこの国は海外から来た人々に「なんていい人達なんでしょう!」と喜ばれる。これは何のお金も要らない最高のおもてなしである。

 

日本も昔は村社会でお互い助け合ってたのにいつの間にか嫌な空気が流れる社会になった。

 

今回の事件で駅員を追い詰めた連中の顔写真などは駅のカメラに映っているだろう。鉄道側としては毅然とした態度で「あんたら告訴する」と対応すべきだろう。

 

そしてこういう事件を契機に「お客は神様じゃない」と理解しよう。同時に働く人も利用する人もお互い一つの社会を構築する人々なのだという事を理解して親切グルグルが回るようになって欲しいものだ。

 

自分が鬱憤晴らししたら次に叩かれるのは自分だよ。



tom_eastwind at 15:18|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年09月21日

次の出張

日本から戻ったばかりだが次の出張の準備にかかる。次回は1014日から16日まで3日間であるから要領よく予定を組まないと当然の事だがハインズの缶詰スパゲッティのようにぐちゃぐちゃになる。

 

こうやって日本で説明会や面談を行うようになってから15年くらいになる。今まで約300件の永住権を取ってきた。当社を信じてついてきて頂いた方は100%の成功率である。

 

15年位前は今と比べるとダントツに永住権が取りやすかった。ある年には移民局からワークビザを持っている人向けに「永住権取りませんか?」と招待状。英語も学歴も職歴も問わずである。信じられないかもしれないが事実である。

 

10年前でも今よりずっと手続きは簡単だった。とにかく書類が揃っていれば「はい、どうぞ」である。

 

ところが5年位前からだ、中国人が流れ込んで移民局がぐっちゃぐちゃになり審査がどんどん厳しくなってきた。

 

一番ひどかったのは2014年の総選挙時の移民局スキャンダルと中国人起業家ビザ問題である。あの時はほぼ一年移民局が凍りついたようになり大変だったがその後2015年になり次々と申請が認可されて永住権が発給されるようになった。

 

今年。今年はどうだろう、移民局が中国人対応を変えて審査が早くなった面もあるが厳しくなった面もある。ただこの厳しさは普通の日本人であれば問題ないものであるから良い変更とも言える。

 

それでもビザはどんどん厳しい方向に向かっている。あなたはニュージーランドに貢献できるのか?そして、ビザは取れる時に取る。



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2016年09月20日

「それ行け天安悶」業田良家

日本で面白いと人気だったので買って帰って自宅で読んだら、これがもう最高に笑える4コマ漫画である。

 

中国の独裁者が40年ぶりに眠りから目を覚ます所から話は始まるが日本、ロシア、北朝鮮、韓国、米国などを相手にこの独裁者が奇々怪々の手段で対応する。

 

まさに今の北東アジアの情勢をよく示しているがそれが風刺と毒と笑いで実に楽しく読み始めると止まらず一気に読了してしまった。

 

また中国内の問題も次々にネタにしている。現在の共産党という名前の独裁国家をどうやって継続させるか、国民をどうやって隷属させるか等など。

 

普通の方からすれば毒が強くて嫌がる4コマ漫画かもしれないが作者の業田良家って本当に腕の良い、そしてツボの分かった漫画家であると思う。

 

例えばある4コマ「男の子の夢」では独裁者が自分のクローンの子供たちに聴く。

独裁者:クロ天よ、お前らは将来何になりたいか?

クロ天:(にこっと笑って)汚職官僚!

独裁者:もっと子供らしい夢はないのか?

クロ天:汚職サッカー選手!汚職野球選手!汚職科学者!汚職漫画家!」

独裁者:もう聴きたくないっぺ。

 

北東アジアの政治の世界のど真ん中を笑い飛ばせてくれる一冊である。



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2016年09月19日

労働の質

日本は敬老の日である。続く金曜日は秋分の日だから火曜から木曜まで休めば9日間の旅行が出来る。けどそんなに休み取れる人は少ないだろう。

 

日本社会のある部分ではまだまだどうしても社会参加を「お国に忠誠!」「会社一番!」みたいな部分があるから休む=非国民になったりする。労働者はお国に忠誠を尽くし会社に与えられた仕事をこなすのだ、年休を消化するのが労働者の目的ではない!

 

ところがニュージーランドでは全く人生設計が違う。すべてがまず個人と家族ありきなのだ。感覚的には森の中で家族だけで生活をするようなものだ。

 

しかしそれでは野獣が襲ってきたりとかあるので個人が幸せを追求する過程で「個人の利益の最大化」を図るために社会=都市に入り安全を守り企業で働くことで生活の糧を得ることになる。

 

この時点で個人と企業がお互いに対等の立場で利益の最大化を図り配分することで会社は利益を生み投資家に配当して労働者は自宅で待つ家族にお金を持って帰れるのだ。

 

なので今の仕事が自分に向いてなければやめる。仕事に飽きたら辞める、だって幸せじゃないんだから。これがこの国ではごく普通である。

 

日本はまず国家組織ありきで個人は学校教育で社会制度を学び「右向け右!」を覚えて卒業したらそれぞれ政府の作った職場=箱に入り滅私奉公で働くことを幸せと考える。これはこれで1つの良く出来た制度だ。

 

けどニュージーランドでは人は個人が幸せになるために生きており家族との生活を楽しむためであると考える。まず会社ありきではない。ならば労働としての仕事をやったらその対価=権利としての年休を取るのは当然であると考える。

 

残業さえ殆どやらないキーウィの年休消化率は良すぎるくらいだ。特に毎年1215日から翌年115日頃までは総理大臣を陣頭におやすみである。

 

ところが面白いことに2014年のOECD加盟国の一人あたり労働生産性GDPグラフを作ると日本は18位、ニュージーランドは19位、どちらも約36,000ドル台である。

http://www.jpc-net.jp/annual_trend/annual_trend2015_3.pdf

 

日本はあれだけ忙しく夜中まで働いて36,485ドル、NZは残業せずに年休きちんと消化して更にブルーマンデイなんかあったりするのに36,401ドル。84ドル払って残業なしでたっぷりと年休完全消化したい、そう思う人もいるだろう。

 

現場のキーウィの仕事ぶりを知っている日本人からすれば「そんな事あり得ん!」である。「あの雑な作業で失敗してはまたやり直し工事には時間がかかり〜」と現場のナマの声で訴えるだろう。

 

しかし労働生産性は現場の道路工事や日常業務で出てくる失敗とは全然違う次元の話であり社会の仕組みの問題に至る。この仕組が実に簡単に出来ているから社会が簡単に回る。日本のような複雑な社会環境で住んでいてはなかなか思いもつかない。

 

ニュージーランドは社会の仕組みが実に簡単であり日本のような余計な費用や手間がかからない。その方が個人の負担が少ないからだ。

 

仕事をするにしても本当に必要な事しかしない。日本のように「こうなったらどうする?ああなったらどうする?」と言う問答はやらない、時間の無駄である。

 

まあいずれにせよ労働の質、どう考えるかはその人次第だろう。



tom_eastwind at 10:34|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年09月18日

何故人は心を鍛え学ぶのか。

2週間の出張から戻って最初の週末である。東京でいろんな人に会っていろんな話をして相手の気を吸い込みオークランドに戻ると普通に仕事があるわけで土曜日に食料を買い込むと日曜日は1日自宅警備員をやる事にした。

 

ニュースなど観ながらいつも思うこと。例えば冤罪。

 

あなたの人生は日本の法律がすべて守ってくれるほど甘くない。政府や警察を盲目的に信用するな。

 

間違った時に間違った場所にいればあなたの常識を上回る事件が起きて巻き込まれる。その結果として冤罪が起きる。それでも僕はやってない、その時その事件に正しく対応して時には反撃して正しい法律の適用される場所まで戻ってくる力が必要とされる。

 

それがまず勇気である。虚心坦懐。常に勇気を持ちどんな状況でも恐怖に陥らず相手に立ち向かえる心を持つ。これは一朝一夕で出来るものではないが、だからと言って今始めなければ何時まで経っても勇気は身に付かない。

 

警察権力は日本最大の暴力団(暴力を合法的に使用出来る団体)であるから彼らが難癖付けてくるとろくな事はない。しかし一旦巻き込まれたのなら戦う必要がある、正しい法律の適用される場所まで戻ってくる必要がある。

 

警察の言うこと聴いてへいへいと供述書に署名して有罪判決、おまけに裁判では「おれは言ってない」と主張して警察に睨まれて罪が2倍の重さになったりする。

 

警察の考えは明確で「俺が法律だ!」である。だから逆らうやつは2倍返しなのである。

 

それから最近また原発が議論になっている。廃炉にするカネは個人や企業から取るとの事。更に原発再稼働ありきで新潟や鹿児島で問題を起こしている。

 

所詮日本は大きな株式会社である。日本株式会社の下に電力部門として資源エネルギー庁がありここが日本各地の電力会社を実質的に支配している。

 

地方の電力会社に就職出来ればその街では立派に生活出来るだろうが所詮は本社の御用聞きをするだけで、電力会社の本社は下々に向かってどんなえらい顔してても所詮はエネ庁の下請けだ。つまり自分が下々になるだけだ。

 

電気代上げると言えば上げるし経産省で原発再稼働と決まったらその指示に従って粛々とお代官様の手先として一般庶民に押し付けてくるだけだ。誰も役人には逆らえない、政治家も含めてである。

 

一体何が真実なんだ?原発の危険度は?日本各地の海沿いにある原発は何メートルの津波に耐えられるのか、また危機管理図がしっかりしててもそれを扱う人間が操作を間違ったら?

 

こういう事はもう自分で学ぶしかない。こういう時よく聴く言葉が「今までやった事ないから分かりません」であるが、これって最もずるい逃げである。

 

赤ちゃんは生まれてからやったことないことばかりやって子供になっていく。それが学校時代に失敗を恐れる教育を受けて社会に出て「分かりません」と自己防衛するが、それは本当に自分の為になるのだろうか??

 

いくら統計的に容認されている地域でも子供が病気になれば統計など関係ない。やったことがなくてもやるしかないのである。

 

それだけでなく日本は北朝鮮という火種を抱えている。ここがどうなるのか、やってる本人(金さん)も分かってないから非常に危険である。日本にミサイルは撃ち込まれるのか?

 

ここでやれることは日頃から平常心を持って北朝鮮のニュースに対応することだ。そしてもしきな臭いと自分で感じたらどうするか?自分の頭の中で対応策を作っておきいざとなって慌てないことが肝要である。

 

それにしても日本、大きな国なだけに本当にいろいろあるし地政学的にブラボーな地域にある。南半球の小島にある自宅から空を流れる雲を観つつ思った。



tom_eastwind at 18:28|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年09月17日

米国軍産複合体はISを支援する。

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【ダマスカス、モスクワ=共同】シリア東部デリゾール県のアサド政権軍拠点に17日、米軍主導の有志国連合による空爆があり、シリア人権監視団(英国)によると、政権軍兵士少なくとも83人が死亡、120人が負傷した。空爆があったのは過激派組織「イスラム国」(IS)に包囲されている政権軍の拠点。

http://www.nikkei.com/article/DGXLSSXK00071_Y6A910C1000000/

***

 

誤爆という名目でのIS援助でありシリア和平交渉の破壊が目的の空爆である事は明確だ。

日本に住む日本人には理解しづらい事がたくさんあるが、その1つが米国は内部においては一枚岩ではないという事である。

 

オバマは世界が平和になれば良いと訴える。しかし軍産複合体は兵器を売る商売をしているから世界から戦争がなくなると困る。だからオバマが何かやるとすぐ足を引っ張る。

 

普通の日本人なら「だったら平和産業になれば?」とでも思うだろうが兵器でしこたま儲けている軍産はそんなとろい事に全く興味はない。そして米国の元祖は米国に乗り込みウインチェスターでインディアンを殺しまくった武器文化である。

 

彼らにはある意味世界のどこで(例え米国内でも)戦争が起ころうと武器が売れればそれでよいのだ。誰が死ぬか?どっちが正しい?そんなのはどうでもよい、とにかく武器が売れるのが正しい状態なのだ。

 

このISというのもロシアによるアフガニスタン侵攻時に米国軍産が作った組織の枝葉でありその後野放しにされていたがまたもCIAと軍産が拾ってテロ組織として利用している。

 

シリアのアサド政権崩壊を目指す米国としてはISに手を貸してとっととシリアを潰して欲しい。しかしシリアがなかなか潰れない中でロシアが「和平」の形でISを叩くと今度は米国がシリア軍を叩く。ほんとにこの地帯ではずっと戦争が続いている。それが軍産複合体の希望する日常である。常にどこかで武器が売れている状態である。

 

誰が死ぬか?そんなもん知るか、頭にターバン巻いた連中だろ、おれは家の裏庭で家族とバーベキューできればそれでいいんだよ。

 

殆どの日本人にとって米国は良い国であり一枚岩と思っているだろうが決してそうではない。

 

テロ戦争はあと40年は続くと思った方が良いかもしれない。



tom_eastwind at 15:32|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年09月16日

事業経験

最近移民局の審査システムに変更があったのは既報の通りだが便利になった面と不便になった面の、今日は不便な話。

 

ビザによっては申請者本人の事業経験の証明が要求される。これは本人が社長をやっている会社の謄本や毎年の決算や納税などを提出することになる。

 

社長としての経験年数、企業としての年数、納税証明、はいどうぞってやると審査官は「はい、書類は全部受け取りました。ところで事業経験は?」と聴いてくる。

 

なにー!であるがまさにいま自分が持っている書類が何を意味するかを読み取ることが出来ないのである。何故なら彼らはニュージーランドの田舎生まれであり北半球の仕事や組織の仕組みなど想像がつかないのである。今まで観たことがないものを理解出来ないのだ。

 

移民局の採用試験に受かって研修も受けるけど頭の中は今も南島の田舎のちっちゃな街の景色だけである。

 

なので後はこちらが説明をするしか無い、この書類の意味はこうこうで、とやることになる。この場合相手は嫌がらせをしようとしているわけではない。

 

NZの田舎では夜になれば電気が消えてオポッサムが走り回り男たちは銃を持ってオポッサム撃ちをする。そういう田舎の景色ばかり観てきた人に六本木ヒルズを理解しろと言ってもムリである。

 

本当に知らないだけの素朴な疑問なのでこちらも丁寧に対応する。何しろ彼らが早く勉強してくれれば次の申請時は手続きがもっと早くなるからだ。



tom_eastwind at 12:47|PermalinkComments(0)TrackBack(0)NZの不動産および起業 

2016年09月15日

出社初日

 

 

2週間の出張から戻った出社初日の朝一番、会社にカバンを置いただけですぐ弁護士事務所に向かいランドバンキングの定例会議。4名の参加者のうち2名はウェリントンベースなので彼らに合わせて予定を作るようにしている。

 

現在建設中の案件、今後ハウジングNZが提供して来る3件の概要図を観ながら説明を受ける。

 

2時間の会議を終了してオフィスに戻るとここにも色んな案件が載っている。

 

僕が考えている日本人5万人移住のためには移住して来た人たちの働く場所が必要となる。今の時代なら永住権さえあれば建設業界が人材募集中である。

 

NZ政府として若年者労働対策として行っているものの1つが「建設学校」だ。約半年かけて基礎を学んだらどこかの親方に付いてチームに入って仕事をする。

 

シティの建設現場でも若者があちこちで頑張って働いている。建設業界はこれから5年以上は建設景気が続く。実際にここ12年で現場で働くアジア人が急増している。昼食時は作業着のままレストランにも入ってくる。

 

日本や中国などのバブルと違うのは毎年オークランドに流入する人口に対して住宅が圧倒的に不足しているという背景がある。つまり投資の為に買うのではなく自分が住むための住宅確保なのだ。

 

だから今建設業界で仕事があればこれから5年は食っていける。その後急激に増えた人口に対するサービス産業が成長するだろう。もし建設業界に飽きたらさービス産業に移れば良い。

 

それでも昼頃にクイーンストリートを歩くとだらしない乞食がいる。これにはジョン・キー首相も「なまけ者」と発言している。政府は働く場所や学ぶ場所を提供している。あとは自分でドアを開くのみだ。

 

ところがなまけ者たちは道端に座り込み小銭をもらうだけでドアを開けようとしない。これは要するに乞食にカネを渡す人がいるからだ。乞食にカネを渡したら罰金刑も早く実現して欲しいものだ。

 

オークランドはやる気さえあれば常に仕事はある。けどそれはまず地元キーウィに対してであり永住権取得したばかりの日本人向けではない。永住権はゴールではない、その先に労働がある。そして家族の幸せがある。

 

今自分がオークランドで何が出来るか、何をしたいか、それで家族を幸せに出来るか。移住を考えるときの視点の1つでもある。



tom_eastwind at 12:24|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年09月14日

オークランド帰着

東京からオークランドの飛行時間は約11時間。香港からの飛行時間も同様である。ここで更に「実はシンガポールからも11時間っすよ」と言うと日本在住の方からするとびっくりするようだが事実である。

 

地球は丸い。二次元の地図で観ても距離感は掴めない。ニュージーランドに飛ぶのは東南アジアのどこからもそれほど飛行時間は変わらないのだ。

 

長い夜を映画で過ごす。今回は藤原竜也の「僕だけがいない街」が一番良かった。行きと帰りで2回観た。

 

ターミナルに到着するとそのままゲートに向かいeパスポートで入国して1階で荷物を取り外に出るまで約30分。預けてた車に荷物を載せて無料高速道路で自宅まで走らせて約30分。日本の色んなあえて難しく作った人的渋滞を考えると随分便利だ。

 

こういうのは便利だな、なんてか仕組みがとにかく簡単に出来てる。難しい事がない。NZで仕事をしていていつも感じるのが「仕組みの簡便さ」である。

 

これからNZに移住してくる方は仕組みの簡便さになかなかピンと来ないし人手で仕事することのミスの方が気になるだろうけど、現場で実際毎日仕事をしていて感じるのは簡便さの方が頻繁である。

 

オークランドに戻って最初に思うことが空の青さである。NZでは洗濯物を外に干して雨が降ってもリンス感覚であるから取り込むという発想がない家庭が多い。

 

簡便さときれいな空気、さあ、明日からまたオフィスワークだ。



tom_eastwind at 14:46|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年09月13日

移住とは長い旅。

今日で日本の仕事も終わりオークランドに戻る。

 

いつも思うことだが移住とは10~20年単位の長い旅である。もしかしたらもっと長いだろう。但し「旅」であることに間違いはない。

 

この「長い旅」の意味はこれから移住しようとする人にはまだピンと来ないかもしれないが僕が観てきた日本人のなかではNZに移住してもNZで墓に入ると考えている人は殆どいないということだ。

 

つまり色んな理由があるけど移住は片道切符ではない、日本を出てNZで生活するけどその後も日本とNZを行き来して自分の体が少々重く感じるようになったら日本に戻り人生の最期には日本のお墓に入ると言う意味で往復旅行の「旅」なのだ。

 

僕は旅行屋として40年現場で仕事をしているからよく分かるが、移住とは旅行でありその期間が通常の旅行よりも思い切り長いだけだ。移住の要素はすべて旅の要素に含まれている。

 

旅行業の言葉で旅行要素の肝要な点に顎足枕(あごあしまくら)というのがある。旅に必要な三原則である。

 

顎は食事をする場所、観光ならレストラン、移住した後は自炊である。

足は移動手段、観光ならバス、移住した後は自家用車である。

枕は寝る所、観光ならホテルの部屋であり移住した後は自宅になる。

他にも海外旅行が発達してからは両替も大事な要素に入る。

 

日本を出て外国に行き長い時間を過ごしまた日本に戻る。海外で生活する間に学んだことは日本では得られない体験であり自分の人間形成に役立った。

 

そうやって人々は満足して日本に戻る。その頃には子供たちはしっかりキーウィになっているだろうから子供たちがどっちの国で生活するかは子供次第だが親からすれば両国に住める選択肢は与えているので義務終了である。

 

移住を検討されている方への1つの助言として言えることは、移住とは長い旅、その視点で検討されると分かりやすいと思う次第だ。



tom_eastwind at 14:49|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年09月12日

コップ半分の水

うちのお客様で常にすべての事に感謝の心を持っている方がいらっしゃる。その方は周囲の気の流れをいつも良い方向に動かしている。これは不思議だけど事実である。

 

「コップ半分の水」は水がもう半分しかないと思うかまだ半分もあると思うかの、心の持ちようである。

 

僕は一回の人生ですでに三回移住したわけでそのすべてが頼る人も知る人もない街への落下傘降下である。その時に必要だったのはとにかく明るく無条件に「絶対生きていける!」と自分を信じて明るく振る舞う事だった。

 

コップにはまだ半分も水があるじゃないか、よしいける。そう思い込み川の流れに飛び込む。

 

これは極端に言えば「僕は南極大陸でも生きていける。ペンギン相手に氷を削って氷家具を作って売って代金として魚を受け取り各国基地に“新鮮な魚どーですかー、今日は美味しいマグロが入ってますよー”と行商するのだ」。

 

ここまで来ると「ご冗談を!」となるだろうけど、問題は気持ちなのである。スーパーポジティブだろうが心の持ち方1つで人生は全く変る。出来るか出来ないかではない、どうやったら出来るか、常にその視点から物事を考えてみることで道は拓せるものである。

 

クイーンズタウンでは皆人が良いのでこちらのかつかつな英語でも一生懸命に話すから何とか聴いてくれて仕事が出来た。「生き馬の目を射抜く香港」では「けどそれでも香港で人間が生活してるんだよ、だったら俺の席くらいあるだろ」。オークランドでは先行する人々を観て「お前らには負けん!」と思った。

 

こうやって自分を励ましながら絶対にネガティブな事を考えずに生きていくと不思議なものでどこの街でも道は開けてきた。

 

運命には天命と宿命があって天の命令に逆らうことは出来ない。つまり大いなる山から海に向かって流れ出るどの川に僕が入るかは天命であるからこれは変えられない。

 

しかし宿命とは自分で変えることが出来る運命である。1つの大きな川をエンジンのない筏で下ってるわけだが舵を使って右や左に行くことが出来てそれで川の中にある岩や浅瀬などの障害物を避けることが出来る。

 

けれどこれも大事なのは必ず最初から「出来る、自分には絶対出来る」と思い込むことだ。そうでなければ出来ることも出来なくなる。

 

思い込むとは想像することであり自分が成功したイメージを作ることだ。今の時代ではイメージトレーニングと言われている。

 

移住を選択した人々はそれこそ毎日いろいろ悩むことがあるだろう。けれどまず自分は絶対に出来ると思い込んでからでないと上手く行くものも行かない。

 

まずは積極精神で明るく過ごし最大の努力をしていればいずれ運命はあなたを良い方向に導いてくれる。

 

コップ半分の水、克己である。



tom_eastwind at 14:11|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年09月11日

輸入品

今日で9月の東京個人面談も終了、後はオークランドに戻るだけだ。ユニクロで買った服で荷物が増えて帰りは段ボール箱でも用意するかと思案中。

 

僕は日本国籍を離脱しておりニュージーランド国籍のみであるが、だからと言ってNZで普段着を買うという蛮勇はしない。服を買うなら日本だ。これはNZに住む日本人の多くが同意をしてもらえると思う。

 

原発がなくて食料自給率300%で水が豊富で電気はすべて自前で作っているニュージーランドは人口450万人のちっちゃな国だけど21世紀においては生活の場としては安全で安心である。

 

しかしその対価としてモノづくりは発展していない。国内市場が小さくて第二次産業製品は殆ど輸入品である。地元の大型衣料品店のウェアハウスで並んでいるのも中国産やインド産である。

 

つまり北半球からの輸入品であり小国なので少量輸入だから値段が高い。値段が高いだけならまだしも品質が悪い。ラックにかかった服などこれが新品かと思わせるような雰囲気である。

 

それに比べればユニクロは雲泥の差がある。安くて品質が良い、これはもう日本で買わなきゃとなる。

 

うちのスタッフが地元の女友達に「その服素敵ね、どこで買ったの?」と聴かれて「日本よ」って言うとため息しか出ないなんて事もある。

 

NZに住んでても衣料品は日本で買う。何も輸入中国産を買う必要はない。買い物に国籍は関係ないのだ。

 

水や電気や食料や安全はあるけどNZで買う第二次産業製品は高いよ、そんなNZの話でした。



tom_eastwind at 08:35|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年09月10日

地球人

日本では蓮舫議員の国籍問題が発生しているが彼女は国会議員になる時点で整理しておくべきだったろう。

 

自分の支持している議員に台湾国籍があるとか二重国籍とか言われると健康なだけの彼女の多くの支持者は蓮舫の政策を支持しているんじゃなくて単純に彼女の「魅せる」部分に惹かれているだけだから「おいおい、何だかいきなり箱の中からとんでもないもんが飛び出して来たよ」となる。

 

多くの日本人にとって二重国籍など縁のない話であるから一体何の話かよく分からないけど「あの人台湾人なんだってさー」という事になるとわかりやすく問題に出来る。

 

そこで政治的に蓮舫を叩きたい人が民進党選挙に合わせて分かりやすいスキャンダルを起こそうとして今の騒ぎになっているのだろう。民進党以外の場合もある。

 

僕の仕事は殆どの日本人にとって縁のない移住という仕事なので重国籍問題は以前から仕事上の問題として理解している。そして現在ニュージーランドに住む日本人にとってもそろそろ本格的に考えることになる問題でもある。

 

ニュージーランドでは重国籍は認められているが日本では現在では認められていない。他国籍を取得する際は日本国籍を離脱しなさいと言う決まりがあるからだ。NZ永住権のみであればずっと日本国籍を保持したままで問題ない。

 

30代で移住を検討しているお子様のいる家庭では移住前の緊張感や移住後の学校、現地での就職や永住権取得までなどの長い道のりがありその先にある永住権取得後更に5年経過した後NZの国籍取得をするのか?という問題は先の先という感じであろう。

 

しかし実際問題としてNZの国籍取得を目指すなら永住権取得後5年間毎年大体11ヶ月程度をNZで過ごしNZの法律を守って品行方正に生活する必要がある。

 

他にも色々な條件があるけど、もし期間中に犯罪を犯せば永住権剥奪になる可能性もある。

 

それでもNZ国籍取得の一番のメリットは日本国の法律や制度から完全に離れられるという点である。

 

これから先の日本を考えた場合オリンピックの開催される2020年までは表面的には勢いがあるがその後は自分の子供を住ませたい国となってるかどうかだ。

 

2020年以降の日本は分かりきった事だが少子高齢化であり年金と医療保障を削減して一般国民の税金を上げる必要がある。

 

現在は税制は基本的に居住地に課税であるが法律はどう変化するか分からない。

 

日本政府としては国外に移住した人々に対しても課税したい。そこで政府がお手盛りで法律改正をして今後は日本国外に居住していても日本で納税をしなさいってなるかもしれない。つまり課税の根拠を国籍にするという事だ。

 

そうすると日本に居住してなくても厚生年金、住民税(本籍の住所)、国外で得たキャピタルゲイン課税等などを払えとなる。

 

これから5年後の話であるが自分たち家族が日本国籍を保持する理由と手放す理由を並べてみると寝る前の頭の体操に良いかもしれない。



tom_eastwind at 14:21|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年09月09日

出国税

今日はお客様同行で都内の税理士事務所を訪問する。目的は出国税の適用範囲の確認である。国外にある投資商品は出国税の対象となるか?

 

会議では税理士達とデラウェアLPS判決を元に租税法上の外国法人である定義は?ここでのポイントはパススルー事業体であるかどうか?などを議論。

 

今回の訪問の目的は特にNZに投資をしている方がNZに移住した場合NZ法人への投資は出国税の適用範囲になるかどうかである。

 

税理士にNZの税法と会社法の説明、更にLTCでの損益通算の適用についての説明。なんつか言葉の殴り合いでもある。これ、分かる人にしか分からない静かな空気での会話でのぶちかましである。殴ったもん勝ちである。

 

国外財産調書、海外所得への源泉分離課税の非適用、しかし日本居住者が外国居住者となればどこまでが日本の税法の対象となるか。非居住者の認定は?

 

どうやって顧客の最大利益を出すか、その為の議論であり税理士の言うことに「ご説御尤も!」と頷くのではなく「違うよね」と返すのが僕の仕事だ。

 

出国税も今は出来たばかりの法律でまだ「甘い」けどこれから5年で実例が積み重なれば何にでも課税する。出国税の適用範囲、一気にきつくなるな。



tom_eastwind at 17:02|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年09月08日

民進党終わりの始まり

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長野市で7日開かれた民進党代表選の候補者討論会で、旧民主党政権の「失敗」に触れ聴衆に深々と頭を下げる前原誠司元外相に対し、玉木雄一郎国対副委員長が涙ながらに「謝ってほしくない」と訴える一幕があった。蓮舫代表代行は「男なら泣くな」と注意した。

http://mainichi.jp/articles/20160908/k00/00m/010/130000c

***

 

じゃあ何だ?女なら泣いてもいいってか?人種差別だぞ。

 

それにしても民進党はいよいよ解体間近ですね。殿が下々に自分の失敗をお詫びなど浪花節だけど更に「殿、謝ってほしくありませんぞ」と忠臣が涙を流して諌めるのも義理人情、そして「男なら泣くな」ってお前らはフーテンの寅さんか、浅草で映画でも作ってろと言いたいくらい笑わせる。

 

元民主党のメンバーは個人としては本来頭の良い人々ばかりだ。

 

だけど彼らは個人で道端で喧嘩したことがないから心が弱い。つまり彼らは学歴成績優秀で肩書も立派だけどいざ喧嘩って時に必要な胆力がついてないのである。

 

何故なら子供の頃から家族や親戚に守られてきちんとした道を歩いてる人はよほどの事がない限り肩書と組織に守られて個人の胆力が必要とされることはない。だからパニックになると泣くとか異常な行動を起こしてしまう。

 

そして民主党(当時党名・自由民主党には自由がある)に入ると自由がなく個人の意見が言えず上司に言われた事をやるだけ。その上司が組織の名前を民進党にして選挙で共産党と相乗りなどバカなことをする。

 

そしてその上司達が組織として固まってしまうと戦時中の大本営みたいに全く周りが見えずわけの分からん命令ばかり現場に出すから民進党員はその指示にそのまま従って泣いて喚いて奇癖が飛び出してあえなく沈没する。

 

今回の党首選が終わったらゆっくりと左右に分裂してくれればよい。右に行くのは自民党や維新に近くなる。支持基盤がないから選挙が怖いけど胆力が付くぞ。

 

左に行くのは日本の害虫となった組合とこれからもつるんで9条反対!と言っていくのだろう、それでも基礎票は取れるから食いっぱぐれはないので「生活の糧」としての議員職である。今やボロボロの社民党も左なら合流出来るだろう。そしてゆっくり共産党に食われてくれ。



tom_eastwind at 13:28|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年09月07日

東京の地震

今日1328分頃関東を震源とする地震があった。ビルの中に入ってて、お、揺れたなって感じだが、そう言えば地震に遭うのは2011年の311日以来だ。

 

この時は名古屋から博多に新幹線で移動する予定で名古屋駅で新幹線を待っていたらホームがグラっときた。

 

おやっと思って周囲を観ると誰も気にしていないから自分の勘違いかと思ったその瞬間にホームでアナウンスがあり「静岡地方以東で大きな地震があったようです。次に来る新幹線が最後です。乗車券がなくてもとにかくこの列車にお乗り下さい、これが最後です!」

 

何だそりゃ、まあいいや座席の予約もしているし座って福岡まで行ければ良いと軽く考えてた。ところがその後被害の甚大さに唖然とすることになる。あの時は本当に心が吹っ飛んだ。

 

オークランドではまず有感地震が殆どないので僕は日本にいる時にしか遭う機会はないようだ。勿論どこでも地震は起こりえるので絶対はあり得ないがオークランドは頻度が低いと言える。

 

そんな事を考えながら一連のG20,ASEAN関連会議の様子を観ていると、ここでは流石に北半球の一流プレイヤーが集まって各国首脳級の殴り合いが激しい。

 

オバマの飛行機が中国に到着しても赤いじゅうたんはなく「ここは中国だ!」。お前ら英国の時は赤い絨毯で英国側とものすごく揉めたよね。「ここは英国だ!」と英国人が言えば中国人は「俺は中国人だ!」とでも言うのか?

 

安倍首相は杭州と錦帯橋の話をして中国人を喜ばせている。フィリピン大統領はオバマに暴言吐いて面談取り消し。

 

中国側はASEANメンバーを一つづつ潰して行きたい様子でしきりに二国間交渉に拘っている。ASEANも何となく中国に押されているような雰囲気。ここも揺れている。



tom_eastwind at 13:25|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年09月06日

日本からだけの視点

日本人移住者も増えてきてあちこちで日本人同士が集まってはキーウィのうわさ話をしている。

 

あ、ちょっと本題からそれるが何で日本人女性が集まるとすぐにべちゃくちゃと他人の噂話ばかりするのだろうか?自分の人生を生きていればそれで十分、他人がどうしているかはあなたに関係ないだろうに。

 

それとも開いた口はどうしても塞がらないのであれば特大の風呂の底栓でも差し上げようか。

 

本題に戻って移住するとは全く違う文化の中で過ごすことでありハワイに別荘を買って旅行するのとは大違いである。

 

移住先の文化の良い面も悪い面もあまり発達してない面も含めてまずは何故そうなのかを理解する必要がある。ところがこのような日本人はキーウィ文化を理解する前に日本の価値観や視点からだけ観て「これは良い」「あれは悪い」という。

 

これって一体何だ?移住したという自覚はあるのか?他文化を良い点も悪い点も含めて理解すれば自分の心の受け皿が大きくなり人生がより豊かになるのに、なんて勿体無い事をしているのだろうか。

 

今までも書いてきたが例えばキーウィ文化の一つに「君は何でも出来る!挑戦しろ!」がある。子供の頃からまず挑戦させて失敗してそれで学ぶという事である。

 

この時子供の失敗を責めてしまえば子供は二度と挑戦しなくなる。だからキーウィは一般的に他人の失敗に対して怒ることはないのである。

 

この文化はそのまま大人の生活にも入り込み、そこで道を間違う路線バスやスーパーのレジの計算間違いや銀行窓口での入金ミスが起こる。そこで日本人は「日本ではあり得ない」って事で日本人の視点からだけで文句を言う。

 

じゃあ子供の頃から挑戦する文化を否定するのか?誰にもミスはある、その文化を全否定するのか?

 

だからこそ今はスーパーだって銀行だってどんどん機械化されて人の手を通さないから失敗することがない。

 

スーパーで言えばセルフレジが有る。自分で商品をスキャンしてカード又は現金で払うのだが自分でやるのだから間違いようもない。

 

このようにキーウィだって出来るだけミスを減らして正確なサービスを提供しようとする気持ちはあるのだ。ただそれを今までは人間がやって来たのでミスが多かっただけなのだ。

 

その程度のミスをいちいちあげつらって他人を卑下して「何やってんのよー!」っておばさん会議で立派なこと言うなら移住から何も学んでいない証拠である。



tom_eastwind at 17:07|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年09月05日

カフカ的東京

あり得ん暑さの32度。あっついな東京。今日は半日外に出てたので久しぶりに東京の暑さを感じた。もう5年以上前かな、東京の暑さが嫌で移住して来た人の気持ちが良く分かる。

 

この暑さ、日によっては香港より暑いぞ。20年前だと香港は暑く日本がそれほど暑くないの印象だったけど、もうそんな事はない。東京の夏は立派に香港並である。

 

ただ違うのは香港人の場合は昔から暑かったので耐性があるし建物がそれなりに作られている。古い街では軒があり新しい街では地下鉄と通路で移動出来る。

 

ところが日本人の場合は耐性がなく建物がそれなりに作られていない。東京駅前の建物群など何の日除けもないままにカンカン照りの中を歩くしか無い。

 

夏の東京はほんとにヒートアイランドになったなと感じる瞬間である。

 

「何故移住したんですか?」

「暑かったからさ」

カフカ的な言葉が実感出来る瞬間でもある。



tom_eastwind at 15:14|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年09月04日

新しい日露関係

日本に到着するといきなり日露関係ニュースが表面化してた。北方領土問題は元々冷戦時代に日本とロシア(当時のソ連)が接近しないように米国が設定した国境である。

 

冷戦終了後に何度か国境問題を話し合ってきたがなかなかまとまらずこの間鈴木宗男、佐藤優が国策捜査で逮捕投獄されたり様々な問題を生みながら今回に至る。

 

歴史の面白いと言う点では今回の日露交渉は日露問題で逮捕された鈴木宗男が日露交渉に大きく関わっている点である。

 

安倍首相にとって嬉しい事にまたも外交で日露関係の接近がニュースになる。暗い経済ネタよりも明るい北方領土、これで12月まで時間稼げるぞ。

 

ただこの件は世界的な潮流を理解したうえで読み解く必要がある。何故なら米国が日露交渉の推進を認めたからだ。この意味は世界の三極化に繋がる。

 

欧州、米州、アジアの三極がそれぞれに群雄割拠してくれ、米国は米州だけでやっていくよ。

 

米国からすれば世界の警察官から手を引く、アジアは自分たちでやってくれ、太平洋はグアムがあればそれで十分である。

 

戦後70年の日露関係が大きく変化するということは戦後の世界覇権地図が変化するという事である。それは日本が米国という後ろ盾なしで中ロと交渉することを意味する。

 

アジアの覇権は戦後70年に作られた常識を非常識にする。これについてはもう少し整理して世界戦略の中で書いていきたいと思う。



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2016年09月03日

香港にて

***

スタッフ:香港でジカ熱が発生しているとのこと、ご注意を。

僕:大丈夫、香港では女性に触りませんから。

スタッフ:ジカ熱は女性から移るのではなく蚊が感染源です。

僕:大丈夫、蚊には触りませんから。

***

 

出発前の変なお笑い話みたいな会話を思い出しつつ飛行機は予定より約1時間遅れてオークランドを出発して香港に到着。香港国際空港は夜の10時過ぎでも人だらけで大賑わいだ。

 

荷物は羽田まで直送なので僕はカバンと布バッグ一つで入国した。入国検査ゲートではあいも変わらぬ中国人の割り込みだ。

 

彼らはよそ見しながらすりすりと蛇のように入り込むのだけど「こら!」って言ったら苦笑いで「よく観てなくてー(看不到)」とか言うけど、全くあふぉか。お前らの文化を海外輸出するな。

 

これが中年女性のやることだから彼らの子供の道徳教育も推して知るべしである。世界が中国に海外公衆ルールを教える必要がある。割り込まない騒がない唾を吐かない。

 

到着ロビーフロアにあるレストラン街も大賑わいで最近は入り口にトロリー専用置き場を作ってる。防犯の意味もあるがそれだけ到着後すぐに食事をする客が増えたという事だろう。

 

空港の広いロビーを抜けて空港に隣接するリーガル香港ホテルに投宿する。明日の朝の出発が早いのと最近泊まってないからホテル内レストランの様子はどんなものかと定点調査である。

 

宿泊はあいも変わらず繁盛している様子で夜10時過ぎなのにチェックイン客が並んでる。チェックイン後に1階にあるレストランフロアに降りるとやっぱり日本食レストランは閉まったままだ。隣の上海レストランは開いてたが客の様子なし。

 

チャイナコーストバー&グリルで周囲の様子を観ると、ここはあいも変わらず賑わいがある。

 

この店はスポーツバーのような開放感がありハンバーガーなどの食事も出来て西洋人、地元言葉で「鬼老(グワイ・ロウ・ろうは正確には人べんに老)」が香港人にビビらずに安心して入れる店だ。

 

今日もガタイの良い黒人3人組が隣のテーブルで大声で賑やかに飲んでて楽しそうである。

 

香港における西洋人と香港人の住み分けは、僕が住んでた1990年代は西洋人は香港島セントラルのランクワイフォンでは大騒ぎするけど九龍側のヤウマテイやジョーダンあたりで見かけることはなかった。

 

これは日本も同様であろう、例えば赤坂や六本木に行けばガイジンが安心して飲んでるが、新小岩の「親の代から酒は何とか」みたいな街角の居酒屋で見かけることはあり得ないだろう。

 

それからも各国のお客が続々入ってきて皆楽しそうに三々五々やっている。良いことだ。景気は賑やかに限る。日本頑張れ。

 

バーの壁に飾ってる大きな海洋世界地図の南の端っこにニュージーランドが載っていた。

 

当時は北半球から船で90日かけて移動していたんだよな、太平洋のど真ん中で沈むこともあるわけで、それでも海に乗り出した。勇気あるよな。

 

ニュージーランドを僕らでも住めるようにした人々に感謝。



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2016年09月02日

ニュージーランドで地震?

日本ではNZの地震が記事になっているようで僕もそのニュースを読むまでは全く知らなかった。

オークランドから東へ500km以上離れた場所の海の中で地震が起こってもなんつーかである。

さて今日の便でオークランドを出発する。個人面談は9月9日から11日までを予定している。

今はまだ日本人がニュージーランドに移住することが出来る。しかし日本政府としては若い優秀な労働力と個人資産を持つ人々に出て欲しくない。そこで様々な法律を作ってくる。

今までも国外財産調書、出国税等足止めをして来たが 安倍政権が安定している今のうちに「外国なんてつまらんぞー」とか「外国に出ても良いことないぞー」と言いつつもっと強力な法律を作る。例えば国外に居住していても一年のうち20日以上日本に滞在した場合は日本居住者と見做す、居住地は本籍の住所とするなどである。

2020年のオリンピックで皆が空を向いている間にも足元の経済はますます弱まっている。医療費、年金、介護など社会構造的によく働く若者と資産を持っている人々が負担するようになる。

東京オリンピックはテレビで観てるほうが良いかもしれない。 

tom_eastwind at 12:52|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年09月01日

移住者路線

今日から日本行行きの荷物をまとめる作業に入る。僕はキャセイ航空を利用して往路は香港で一泊する。今回は飛行機が混み合っており2日前まで空席待ちだった。

 

すごいなー、人口たった700万人の香港と人口150万人のオークランドを往復する飛行機はニュージーランド航空も乗り入れておりそれでも満席の日が続く。

 

日本も今年11月から関空発オークランド行きの直行便が出来る。今なら10万円以下で往復航空券が買えるが人口1億人を超す日本からオークランドへの直行便は通年では1便しかない。

 

香港行きのフライトが常に混みあう原因の一つは1980~90年代に多くの香港人(約8万人)が移住者として香港からオークランドに渡ったからだ。つまり観光客だけではなく移住者が利用しているのだ。

 

1980年代当時の香港は英国統治領の植民地であり英国の積極放任主義によって経済が急激に発展した。

 

ところが1997年に香港が中国に返還されることになり中国を嫌った香港人が海外に移住したのだ。

 

当時香港の人口は約600万人、そのうち約10%にあたる約60万人が英国、カナダ、豪州、米国、ニュージーランド等に移住した。

 

当時の地元の新聞では毎日のようにアフリカ諸国の国籍と旅券が売りに出てたものだ。

 

移住後も香港人は香港人としてのアイデンティティを持ち自分の子供には広東語を教え香港の親戚と行き来している。現在香港では移住組2世の子供たちがテレビを賑わしている。

 

観光客から移住者までを運ぶ路線は当然需要が多い。日本からの移住者が増えれば彼らが年に何度か日本を往復するし更に自然と日本に居住する友達もNZに遊びに来るだろうから観光客も増える。早いとこそんな時代が来て欲しい。



tom_eastwind at 09:26|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年08月31日

トランプ現象

米国からの移住の問い合わせが増えている。昨日あるキーウィの仕事仲間から突然電話があり「おいTom、お前誰か米国人に対応している移住エージェント知ってるか?」との事。

 

彼はデベロッパーでありビザは出来ない。更に一番肝心な移住全体を取りまとめる移住工程表を作ることも出来ない。

 

ビザは弁護士以外いないよね、けど移住工程表は手続き的には大体こうだよと時系列的に説明して、ところで何でその人がニュージーランドなんだろうね?と聴くと「トランプだよ」との事。

 

これも冗談でなくトランプ現象であろうか、米国人がトランプが大統領になった後の米国を嫌っている。いや、大統領にならなくてもこれだけ支持を集めたのは米国民の多くの本音を語っているからだ。

 

そしてその本音はある米国人にとっては心地よくないものだ。メキシコ人やイスラム教徒への差別、米国は自由な国ではあるし誰もが自由を主張出来るがそれが多数派になった時は法律によって他の人々の自由を制限することも出来る。

 

そうなってしまった米国に住む価値はない、そう考える人々が行動を起こしているのだろう。

 

そんな話をしながら隣の机ではスタッフが自宅の庭で採れた甘い人参の話を写真を見せながらわいわいと楽しそうに皆と話してた。この街は平和なものである。

 

この国の人口はいよいよ469万人である。一昔前は300万人、最近は400万人国家と言ってたが500万人国家になる日も近い。



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2016年08月30日

桜の花の下で

僕の通勤道沿いに桜並木どおりがある。ここが数日前から桜を咲かせるようになり「おー、もうすぐ春だな」と感じさせる。

 

テレビでも「明日から春です!」と言ってて、でもって今日クイーンストリートを歩く人の半袖姿の多いこと、本当に春である。

 

オークランドの桜は1900年代初頭にニュージーランドにやって来た。

 

当時NZでは農業近代化委員会があってこのメンバーが世界中の果物や野菜を調査してNZの土壌に合うかどうかテストしていた。そして日本から梨やリンゴと共にやって来たのが桜である。

 

農業近代化委員会の調査の目的は北半球で作られる作物の端境期が何時でもしNZで育てれば北半球で新鮮な作物として売れるのではないかと考えたことである。

 

この考えは成功してNZは北半球の端境期に食料を送ってみたり、また北半球各国にNZ産食料として広げることに成功した。

 

農業近代化委員会がその後マッセイ大学となり今でも農業に強い大学である。ちなみにマッセイとは当時農業近代化を図った首相の名前。

 

そして食べ物ではない桜はオークランドでは街路樹や公園の桜として人々の目を楽しませ花見の時期には桜の木の下で色んな国籍の人々がそれぞれ賑わっている。

 

桜の季節のお花見が100年経った今外国でも行われている。楽しい事である。



tom_eastwind at 14:57|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌