2015年04月

2015年04月30日

今日のニュース

何だ、今日は対独戦の終戦記念日なんだ。てか、ヒトラーが自殺した日なんだ。

The only thing worth celebrating about Hitler's life is his death. It was all so furtive, so becoming of that trembling neurotic when he killed himself deep beneath the ground, at about 3.30pm on April 30, 1945. It was a Monday, 70 years ago today. He was on honeymoon. Eva, his bride of two days, slumped beside him on a sofa, dead of cyanide poisoning; the side of her blue dress was wet. Hitler had knocked over a vase of flowers when he put a bullet in his head, and the water spilled on Eva's dress.

 

ニュージーランド・ヘラルドを読んでると上記の記事があった。それから次に大きく掲載されてたのはインドネシアでの死刑執行記事だ。ちなみに日本で大々的にメディアが取り上げてる安倍さん訪米に関するニュースは一切なし(笑)。

 

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【メルボルン=高橋香織】インドネシア政府が豪州人2人の死刑を執行したことを受け、オーストラリアのアボット首相は29日午前に記者会見し、豪政府が抗議のため駐インドネシア大使を召還することを明らかにした。執行を機に両国の外交関係が冷え込む可能性が高い。

 アボット氏は死刑執行に強い遺憾の意を表明し「死刑は残酷で不必要だった」と語った。死刑囚の豪州人2人が約10年にわたる収監ですでに「更正していた」と述べた。

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昨晩のテレビで豪州人2名が死刑になるってんで豪州人が騒いでた。けどさ、インドネシアで麻薬取引やったら普通に死刑なのは分かってるでしょ?いくら豪州では麻薬大好きと言ってもそれは豪州のルールでありインドネシアには適用されない。分かりきった理屈だ。

 

麻薬持ち込んだんだから死刑になっても仕方ない。それだけの事なのに大使を召喚とか必要なのか?豪州内では麻薬大好きなんだろうな、一般人がビデオメッセージで「おいアボット、お前そこで何やってんだ、すぐインドネシアに行って俺達のBOYを連れて戻ってこいよ」などとふざけたことを言ってる。全く、道徳の失われた国ってのは怖いものだ。

 

さて三連休明けの火曜日の午前中は週末に発生した案件と当日に発生した案件でワイワイである。朝一番でやったのが3連休の間の問い合わせ対応、終了次第日本の税務コンサルタントを入れた会議、次は会議のメンバーを半分だけ入れ替えて租税協定に関する打ち合わせ、それからお客様とビザに関する打ち合わせと、おっかしいなー今日は予定がなかった筈なのになーとか思いつつ仕事をこなす。

 

街を歩いてても車を運転しててもこのシティが思いっきり変化を始めたことを感じる。街に活気が出て来たが同時にキーウィに焦燥感が出ている。バスに乗り遅れないようにという感じかな。例えば10年前はシティのど真ん中でもクラクションの音を聴くことはなかったが現在はほぼ30分に1回は聴く。

 

皆が忙しくなるのは良いことだ、上向きの平等である。皆が成長して来ようが増えて所得が増えて税収が増えて、昭和後期の日本のようである。日本のような皆が足の引っ張り合いをする下向きの平等ではない。

 

ただこれが何年続くのか?常にこの疑問はつきまとう。僕なりの回答は「後3年は確実にこの好景気は続く。5年の可能性は80%」だ。賢い人間であればこの街の波に乗って後10年は行ける。

 

最初に言っておくと、僕が一番面倒くさいのはバブル崩壊経験者がバカのように繰り返す「え?土地が値上がり?あるわけないでしょそんな事」とか「え。土地が上がってる、そりゃバブルだ!」と内容を吟味もせずに自分が食らった痛手だけで日本の常識と経験だけで勝手に決めてることだ。

 

ここからまた長くなるのでオークランドの不動産はバブルか?という点については明日以降まとめて書く。というのも今は比較対象としている東京の1960年から1990年までの民間賃貸住宅を机の上の数字と実際にその時期に東京で賃貸物件を持って生活をしていた肌感覚を聴き込みしているところだからだ。

 

東京の両方の要素が分かりそれを今のオークランドに当て嵌めて考察して見る予定で明日まとまらなければ週末に書きます。てか、もう明日は金曜日、そして週末だー!今週は一日短くて受信メールは焼夷弾のようにどんどん落ちてきて、受信メールの方が返信メールより多い状態。良くないな、仕事の効率を上げなければとは思うが能力がついてこれないなー(苦笑)、とにかく今日を一生懸命愚直に生きる、明日の心配は明日しよう、まあいいやとにかく頑張ろっと(苦笑)。



tom_eastwind at 18:04|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2015年04月29日

LTBVとかEWVとか

何かまた移民局がバカな事やってる。NZで起業家ビザは2種類あり、2013年末までに発行されていたLong Term Business Visa20143月から発給されているEntrepreneur Work Visaとで分かれている。

 

ニュージーランドではビザを申請した時点での条件がその後も適用される。だからLTBVで申請すればLTBVの条件で審査される。9ヶ月後に延長する場合も同様でLTBV基準で審査する。そりゃそうだ、法の遡及はあり得ないわけで、過去にLTBV基準で審査してOKだったものを新しいEWVルールで審査することは出来ない。

 

ところが今の担当官、弁護士資格も持たず前職は大工だったのかというくらい法理論の展開方法を知らない。LTBVで申請した人々をEWV基準で審査して、またさらにEWV基準であっても問題ないものを無理やり問題にして「僕は満足出来ない」と言ってくる。

 

まさに「お前バカ?」レベルだ。例えば「歯の治療」の話をしようとしたら「お前の足がダメだ」みたいな話で、全然話にならない。LTBVでビザが発行されたんだから延長時もLTBVで審査、でしょって簡単な理屈が分からない。

 

田舎のちっちゃな学校で毎日木登りとラグビーばかりしてたら脳みそが弱くなるのかもしれないけど、だったらそんなの雇うな。そのバカがこっちの仕事を忙しくしてくれるわけで、おいおい移民局、そこまで人材いないのか?って聴きたいくらいだ(苦笑)。

 

けど今の移民局のやり方を見ているとまさに「落とすための審査」である事が明確である。これはすでに去年後半に内々で出ていた話だが起業家ビザの場合は申請時に落とす、延長時に落とす、永住権申請時に落とす、また落とす数字目標も作ったみたいな話が出てたからまさに今それを実行しているんだってのがよく分かる。

 

理由は何でもいい、とにかく何か理屈を付けて落とせ、だったらバカが担当でも良いではないかって話なのだろうか(苦笑)。まあいいや、こっちからすれば相手がバカの方が都合が良い、相手の粗雑さを論点整理して弁護士経由で叩き落としてやるから。

 

国民全体からすれば中国人のイナゴの大群を押し返して欲しいって意見だからそれはそれで分かる。けどそれって日本人は関係ないよね。地元の調査でもアジア人で一番好意を持てるのが日本人と明確に出てるんだから国別に審査してくれよって話だ。

 

平等ってのは数の問題ではなくて質の問題からも捉えるべきだと思う。例えば民主主義の選挙権が誰でも一人一票が絶対的に無条件に平等か?視点を変えれば違うんじゃないのか?納税者が政府の制度を支えている以上、納税額に応じて選挙権が発行されても良いのではないか。古代ギリシャは民主主義といえども奴隷に選挙権はなかった。

 

また例えば移民政策としてダイバージョンプログラムというのがある。人種多様化政策で米国などが取り入れてるが一つの国からの移民数に制限を加えて申請の少ない国家には一定の枠を与える方法だ。

 

今のニュージーランドを見ても日本人はほぼどこの街でも真面目に働いて納税している。実績のある日本国民を中国人と同じ扱いってどういう事よ?って話だ。

 

たまたま今朝ある弁護士が間違って僕に送ってきたメール、中国人のワークビザ申請に関するものだけどざっと目を通したら、移民局のメールの内容は相当にきつい事書いてる。

 

5年前までならワークビザは比較的取りやすい「一時居住用ビザ」であった。ところが現在は件の中国人の申請に対して「あなたの申請は本物じゃない。雇用者はやるべき労動市場調査をやってないし申請者も仕事内容に精通していると言えない。どっちもダメ。一週間以内に返事がなければこれで却下します」だって。

 

ワークビザでさえ非常にきつくなっているがちょっと笑ったのが移民局の担当官も中国名で申請者も中国人、はは、蜘蛛の糸でしょうか(苦笑)。

 

すこしはそれるが、今日弁護士より、今年に入っての投家の申数の国別統計が来た。
1
位は641件で中国から。
2
位はイギリスでなんと14件。
その他、日本が7件.
インドネシア1、などなどそれ以外も全部一桁。


これをると、中国からの申がいかにとびぬけているか・・・がわかる。中国人の傍若無人の振る舞いを見ていると腹が立つのも当然だろう。おまけにこの申請数の多さ、まさに「いなご」である。中国人の申請がゼロになれば又以前のように申請もしやすくなるだろうが現実的には期待出来そうにないのでこれからもニュージーランドのビザ申請は厳しくなりこそすれ緩和されることは後5年から10年はないだろう。

 

いつも繰り返して言うことだけど、ビザはとにかく取れる時に取ることだ。今ビザを取得しても滞在日数が〜なんて言ってたら滞在日数が確保出来る頃になったらビザの方がなくなってたなんてよくある話だ。第一ビザを取得して滞在要件がクリアーしなかったからってそれで何かの罰則があるわけではない。これからますます厳しくなる日本の状況を考えれば「ビザは取れる時に取れ」である。



tom_eastwind at 14:22|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2015年04月28日

NOT RUN !

ある気心の知れたメンバーでの「富士金個室食事会」を企画した時の事。料理はお店のお任せにしたのであとはスタッフにお願いして参加者の食材確認。昭和の昔はこんなのなかったなーとか思いつつ返ってきた答が下記である。

 

「そういえば、返信が来たのですが、このお客様の嫌いなものはキャビア、フォアグラ、大トロ、もうお一人は、ねずみと昆虫だそうです」

 

「へー、ねずみは、、、、食わんな。けれどフォアグラは気をつけないと。富士金の刺し身でとろはフォアグラの香りを付けてるからなー」昆虫と言ってもイナゴとかは食材に入ってないから大丈夫、なんてマジで考えてたらいきなり担当者に大笑いされた、「冗談ですよー!」

 

え?一瞬意味が分からず。現代中国でもネズミなどは普通に鶏肉の代わりに使われているわけで、だからネズミが嫌いって言われれば普通に「あ、そ」となる。

 

だって香港時代は普通に市場で生きたままの蛇や(蛇の場合は生き血が欲しければ最初に首を割いて血だけ取ってくれる)カエルが(川が取りにくいので三昧に下ろしてもらう)籠に入って売ってたし広州の市場では犬の丸焼きが豚の丸焼きの隣でフックからぶら下がってたものだ。

 

それに大トロは油多すぎで僕もあまり好きではない。だから普通に反応した積りが、やはり東京の人間から笑われてしまった。あ、そう言えば以前ペットの空輸についても僕が提案した方法でスタッフ全員にドン引きされた経験があり(苦笑)こりゃ多分東京とかじゃなくて日本人と冗談が噛み合わないのかもしれない(笑笑)。

 

さて昨日は朝から大雨だったので車を外に出しておいて10分程度で車庫に戻してタオルで拭いて休日の大事な仕事の1つ、洗車は終了。ニュージーランドの雨がほぼ汚れのない水だから出来る芸当ですな(笑)。

 

でもってメールをチェックしていると「まとめブログに勝手に追加したけどいいですか?」来てた。けどそのメールは自動受信のみでこちらから返信が出来ない。

このメールには返信できませんのでご注意ください。」

なのでお問い合わせを頂いても回答のしようがない。まあいいや、別に殺害予告でもなければ脅迫でもないのでそのままご自由にどうぞです(笑)。

 

あ、これは別に冗談ではなく僕が真面目に仕事をやってた1996年から今までに殺害予告も会社への脅迫も何度もあった。結局皆ヘタレで実行出来た者はゼロであったがお陰でこっちは随分戦闘には強くなった。

 

今はどこからどう来ようが確実に撃墜出来る、何せ心と脳みそに分厚い鉄板入れてるのだ。ちなみにうちのお客様でも右翼に攻撃掛けられた人もいらっしゃるが、彼らは心が強い。

 

それから昭和のおじさんが朝日新聞を読むように僕はNZ大好きサイトを開く。

***

2025年までに喫煙者「ゼロ」の国を目指し、タバコの値上げと共に店内に見えない所に置く等取り組みを実施している結果、毎年およそ12,500人が禁煙に成功していることがわかった。

ニュージーランド保険省(Ministry of Health)は目標達成には、今の3倍以上の人々を禁煙させる必要があるという。2013年の統計では全人口の13.7%が喫煙しているとのこと。

禁煙促進委員会“Quit Line”は目標達成のために、今後もタバコ増税や禁煙地域の拡大、タバコ供給の制限等行っていく予定だ。

***

 

そうだよね、この国でタバコとなると値段は高いし日本人喫煙者による移住は相当に心労があるよね。移住を契機に禁煙したって話も聴く。

 

そう言えば以前聴かれたことがクイーンストリートをお客様と歩いてた時に「とむさん、この国は喫煙者が多いっですね」何かと思ったらクイーンストリートで喫煙する姿が非常に目立つからだ。「ああ、あれは逆ですよ、今はすべてのオフィスや公共の場所やレストランでタバコが吸えなくて唯一残されたのが道端禁煙なんですよ」」つまり今目の前に見えている景色は実は鏡に映した反対の景色なのだ。

 

さて三連休も昨日で終わり。今日から約2週間オークランドで仕事して512日から日本出張。12日は香港に一泊して13日の午後1645香港発で羽田に行く。もし香港在住日本人でニュージーランド移住をお考えの方がいらっしゃれば13日の午前中であれば相談に乗れます。詳しくは当社ウェブサイトからお問い合わせ下さい。

 

514日からは東京、大阪、福岡と個人面談を開催する。予定がそろそろ埋まり始めている。6月後半も同じ動きで24日頃から東京、大阪、福岡を予定している。オークランド→香港→東京→大阪→福岡→香港→オークランド、冬時間だと乗り継ぎの都合が良いので助かる。

 

さて今日最後の下らないダジャレ(笑)。バカなことが嫌いな人や冗談が嫌いな人は飛ばして下さい(笑笑)。

 

実はNZ大好きでここしばらく話題になってた「走らない」というのがある。ショップで働く店員さんが走るのは良くないってネタであり僕はその内容は全くコメントなしだけど、たまたま今日の朝、へんてこな夢が降りてきた。

 

それは学校の廊下を走り回ったりする生徒を見て怒る古い学校教師の姿である。「走るなと言っとるじゃろうが!走るな! なんじゃこの礼儀知らずな奴らは。なっとらんな、全く!こらそこ、廊下を走るなって言っとるのに!全くこいつらほんとに教育がなっとらん、なっとらん、のっとらん、こら、NOT RUN!」

 

 お後がよろしいようで(笑)。



tom_eastwind at 14:25|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2015年04月27日

アンザック・デー 2

でもって随分まくらが長くなったが、NZが英国の植民地となったのは1840年。日本が鎖国を解いたのは1868年、だから同じ島国でも日本の方が開国が遅かったのに1900年の時点では日本の方が圧倒的に軍備を持っていた。

 

それは地政学的な問題だ。日本は開国と同時に周囲の大国であるロシアや中国の脅威、また欧州各国がアジア植民地政策をやってたから自衛のためにも軍隊、特に海軍を持つ必要があった。

 

もちろんキーウィは誰も攻めて来ない南太平洋の小島に住んでいる。一番近い豪州でも2千km離れてて友好国だし次に近いのが南極で4千km、まさかペンギンが侵略戦争仕掛けてくるとも思えず、なので軍備強化という発想がないから護衛艦部隊を持ってない。欧州に戦争に行かなくちゃ、けど護衛艦持ってない。ってんで日本軍が護衛をすることになった。

 

この時点で元祖キーウィからすれば「日本軍すげー!」となる。彼らキーウィはお隣の豪州のような「俺様白人」ノミの金玉ではないので単純に「すげー!」である。ここでまず第一次好意的コンタクトが成立した。日本は「すげー」。

 

次は「起こらなかった幸運」である。第二次世界大戦で連合国に対して敵国に回った日本であるが豪州が太平洋を担当してアジアとニューギニアで日本軍にボコボコにやられたのに対してNZ軍は主に欧州に派遣されてドイツ軍と戦った。だから日本軍と直接の組織戦闘が殆どなかったので豪州のような憎しみはない。これが2つ目。

 

3つ目は1970年代から1980年代にかけて、日本からオークランドへ直行便が飛ぶようになった時代である。戦争でボコボコに負けた日本であるがあっという間に戦後復興を遂げ首相自ら欧州や米国にトランジスタラジオを売りに行くようになった。

 

商社という組織が世界的に日本の産品を売るようになり日本の商品は世界に「安かろう悪かろう」と思われた時代から「安くて良い!」となりテレビなど家電技術の米国を上回った結果、米国企業はこの市場から消え去った。

 

NZはもともと英国系なので米国に対して良い感情を持ってない。その米国と4年近くもガチで戦争して負けたけどその後すぐに復興して今度は米国にMadeInJapanを売るに行くようになった日本、「すげー!」である。

 

そして直行便でやって来た日本人というのが1980年代のバブルに生きたハネムーナーである。円高と直行便、真面目でおとなしい観光客はホテルのレストランで白人にワインのサービスを受けて感激しておみやげ屋でもお金一杯落として誰にもにこやかに「Hello!

 

おみやげ屋の棚に並ぶ商品を値切りもせずにたどたどしい英語で、けれどきちんと伝えてキーウィのぬいぐるみを20個買えてほっとしてる新妻は可愛いものだ(笑)。

 

キーウィからすれば「こんな子供のような日本人が戦後の日本を引っ張ってこんな強い国にしたんだ、嘘をつかず真面目に働きいつも家族を気にかけて、これってオレたちと同じじゃないか」である。

 

こういう、日本とNZという国同士が何度か偶然にもコンタクトすることがありお互いに信頼関係を自然に作り上げたというのが現在の両国関係である。

 

これから先、NZに移住した日本人が注意すべきは日本とNZが仲が良い間に個人的にキーウィの友人を沢山作って「日本人の佐藤ひろしさん」ではなく「こいつはひろし、俺の友達だ、日本生まれだけどね」そういう個人的信頼関係を作っておくことだ。

 

何故なら日本とNZが折角良い関係を作り上げたのにそれを壊そうとする日本政府の動きがあるからだ。

 

自衛隊の恒久的派遣、武器輸出三原則の見直しで豪州に潜水艦売ってみたりまでは米国の期待通りであるが、英米からするとどうも安倍首相は米国の依頼を受けたふりをして実は依頼以上のことをやり「普通に戦える国」にしようと、つまり戦前の日本に戻そうとしているのではないか。

 

特に最近のメディア支配は著しく、またメディアなんて言っても根性のある奴なんていないから政権が本気になって言論統制やれば喜んで追従、むしろ政府の意見を忖度して拡大して国民に伝えるようになる。てかすでになりかけている。

 

歴史の流れでいけば日本と中国が衝突をする可能性は十分にある。そうなった場合南太平洋の小島でも日本人と中国人が対立する可能性もある。

 

また場合によっては日本が英米と利害衝突した結果として日本人に対する永住権の取り消しもあり得る。永住権は一旦取得出来てもこれはあくまでもビザだからNZ政府がその気になれば取り消し出来る。市民権とは違うのだ。永住権が取得出来たら逃げ切り、というわけにはいかないのだ。

 

移住した時点である程度は「国家の庇護から離れた」状態になっている。個人としてしっかり目を開けて常に先を見ながら対応していかないと気がついたら自分は闇夜の地雷原にいた、なんて事になる。



tom_eastwind at 13:03|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2015年04月26日

アンザック・デー

ニュージーランド及び豪州などでは今週末はAnzac day と呼ばれる三連休である。この期間は旅行に行かれる方も多いだろうし、おそらくたくさんの方がこの事についてはブログで書くだろうから概要についてはそちらにお任せするとして、僕は主に日本とニュージーランドの友好という点から書いている。

 

昨日はほぼ半日、TVONEで特集していたアンザックデーであるが、日本とNZの組織的なお付き合いは第一次世界大戦から始まった。当時のNZは商船しか持たず自国の若者約10万人を防御力のない船で送り出した。その時に商船の護衛にあたったのが当時日英同盟を締結していた日本帝国海軍の護衛部隊である。

 

1914年に始まり1918年まで続いた戦争はNZの若者を駆り立て鍬を手放して銃を持ちまだ見た事もない祖父の生まれた欧州へ戦いに出た。ガリポリで約2千人の死者を出した負け戦がアンザック・デーの由来であるがNZ軍はその後も「西部戦線異状なし」で有名な塹壕戦にも参戦して多くの死者を出した。

 

最終的に約2万人の戦死者を出したこの戦争、特にガリポリの戦いではNZ軍の戦いは凄まじく敵であるトルコ軍からも認められ逆に戦いに出てこようとしない英国軍を酷評した。

 

この戦争をテーマにした映画は多い。しかしその映画に日本海軍の姿が出ることはない。

 

何故なら第一次世界大戦当時は日本とNZは連合国側としてドイツと戦ったが第二次世界大戦では敵国となり特に豪州の兵隊を徹底的に傷めつけたからだ。豪州としても自国本土にまで攻めこまれ、マレー半島では死の行進、その他にも多くの捕虜虐待があり許し難い。

 

そりゃあ豪州軍が戦闘に弱いとかちょっと歩かせたらすぐに虐待だ!と文句を言うとか「おいおい、同じ距離を日本兵も歩いてたんですぜ」なんて理屈は豪州軍には通用しないわけで他の捕虜虐待の内容が「日本軍は捕虜に対して木をかじらせた」とか、それが牛蒡という食べ物で日本人が普通に食べるものであるとかの事実はどうでもよいわけで、要するに何せ白豪主義を貫いてきた「俺様白人」がイエローな日本人に負けた事で思い切りノミのプライドが傷ついたわけだ。

 

そういう背景があるのでアンザック・デーで日本軍がキーウィ軍隊の背後を守ってたって事実はあまり発表したくなくて、NZAUSの気持ちを汲んでるわけだが、事実は事実である。

 

またアンザック・デーは本来第一次世界大戦の戦死者を祀る記念日であったしその時点で日本は英国と同盟国であった。だからオーストラリアではアンザック・デーで日本人に卵を投げつけたみたいは下らん事件が起こるのだけどその根拠は?元同盟国に生卵?そこで豪州としてはアンザック・デーの位置づけを第二次世界大戦を含めたすべての戦争記念日としたがっているようだ。

 

ちなみに1つ注意をしておくと、豪州に送られた流刑英国人とNZに渡った英国人移民者集団は全く階層が違う。だから法律も文化も微妙に違う。外見は全く同じであるが、二つの国民を1つと見るのは現在の日本と北朝鮮が同じ民族であると言うようなものだ。

 

オークランドの戦争記念博物館にある当時のNZヘラルドを読めば日本海軍が護衛を終えてオークランド港に戻りそこからロトルアの温泉を楽しんだ記事を読むことが出来る。

 

ちょっと長くなりそうなので一旦ここで切ります。残りは明日。



tom_eastwind at 11:05|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2015年04月25日

ランドバンキング

金曜日朝9時、つまり当社の勤務時間は930分からであるがそれより30分早く出社して弁護士事務所で急ぎのミーティング。今週末はアンザックデーで3連休になるので誰もが忙しいのだ。

 

お互いにかなりアイデアを出し合うが喧々諤々とまではいかない議論だ。だって方向性は一致しているのだから発展的案を出して「よっしゃ、これで選択肢が出来たぞ」って事で1時間ちょい程度で終わらせる。

 

その後歩いて2分でオフィスに戻り(通常の朝ミーティングはすっ飛ばしてしまってる)次の外部会議用の書類を鞄に入れて今度は歩いて30秒の弁護士事務所に移動。

 

この事務所では定例ランドバンキングアドバイザリーボードを開催。僕もボードメンバーの一人であり現在行っている15件の住居用不動産開発のうち最初の一軒が665,000ドル+gstで売却完了したとの報告をもらう。この価格帯は銀行がローンを組んでくれやすいので売りやすい。

 

去年投資家ビザ向けに作った300万ドル(約3億円)のファンドでは居住用不動産を再開発して分割して15軒の住宅を建てて売却するビジネスモデルだ。

 

まず土地を買い土地を担保に銀行から資金調達して一軒20万ドル程度の建設原価で住宅建設を行い不動産会社を通じて市場で売る。土地を選定するところから最初の一軒の売却までが早ければ半年だ。

 

一年で資金をぐるっと回して約900万ドル(60万ドルx15軒)で売り抜ける。このビジネスモデルの終わりはオークランドへの移住者がいなくなった時点だ。なので後10年はいけるだろう。

 

これから一ヶ月くらいでまた数件売却するのだけど、この手法で受け取る利益=キャピタルゲインが無税なので一昨日のTVONEニュースでは労働党が「キャピタルゲイン課税払え!」と主張してたくらいだ(苦笑)。

 

勿論国民全体の合意でキャピタルゲイン課税が法制化されるなら払うしこのビジネスは継続する。税金を払っても十分に利益の出るビジネスだしこのビジネスは雇用と景気上昇の両面から国民経済にプラスに働くからだ。しかし、労働党のように努力しない人に足引っ張られてやる気を失わせるようなニュージーランド全体の国益を下げるようなキャピタルゲイン税制はよくないと思う。

 

だってキャピタルゲイン課税がないと言ってもこの国は消費税15%である。大工やデベロッパーは稼いだ無税のカネでバーやレストランに行きじゃんじゃん消費して消費税15%を払いそれは雇用や経済活性化につながっているのだ。だったら上げるべき税率は消費税であろう。

 

この消費税というのは実に面白くて、泥棒にも課税出来る。泥棒だってスーパーマーケットで買い物してスターバックスでコーヒー飲むんだから(笑)。

 

この国では社会保障が充実しており日本のように「何かあった時の貯金」という発想があまりない。「何かあったら政府が保障」だから安心してお金を使える(笑)。だもんで現在のオークランドのようにちょっと景気が良くなり始めるといきなりお金を使う人が増えてレストランやバーが賑わい高級車が売れるようになる。

 

ちなみに高級車が売れると言っても例えばベンツなどは7割近くが低価格のローンを組んでおり3年後に買い取りするかそれとも返却するかって契約なのでちょっと景気が良くなるとすぐにベンツが売れ始めるのもそれなりに仕掛けがある。

 

中国人がどんどん増えてきてそれで高級車が売れている面もあるがあれはあくまでも一過性のものでありオークランド経済の上昇の気運はやはり北半球からの移住者である。

 

1980年代までは単なるど田舎で誰にも相手にされず農産物を作っていたが、自然を大事にする農民、フランスの原爆実験を体で食い止めた国民性、米国の核搭載艦を入れずに米国と外交も凍結した政府、ちゃんとした食べ物をちゃんとしたやり方で作る国民。

 

愚直であるが信頼出来る国家として北半球からの移住国として選ばれるようになったのがここ5年である。

 

朝からランドバンキングの会議をしながら担当弁護士から「最近投資家プラスでロシア人担当したよ、あ、それに米国からの投資家グループも来たいとか問い合わせがあった」とか。

 

皆さんこの国に来れば、まるで普段は喧嘩している猿同士が露天風呂に入る時は頭に手ぬぐい乗せて仲良く並んで、はは、こりゃほんとに呉越同舟ですな(笑)。

 

そのうち引退したオバマとプーチンがロトルアの露天風呂で「オバマ:おー、きっもちいいね−、このお湯」と言えば「プーチン:そういやマレーシア航空落としたの、お互い一機づつだったよねー」とか笑い話をしているかもしれない(苦笑)。



tom_eastwind at 15:21|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2015年04月24日

弁護士の見解

ここ数日あちこちの弁護士事務所で会議を繰り返している。その理由は1つの複雑な案件に対するそれぞれの弁護士の見解の違いの確認である。

 

日本人が移住を考える時に弁護士にビザの件を相談するわけだが、この時に例えば3箇所の弁護士事務所を回ったとする。すると3つの全く違う答が返ってくることがよくある、それも「おらが正しい!」って偉そうな態度で(笑)。

 

僕らの仕事の1つはそのうちのどれが一番信用出来るかを合理的に判断しつつ健全な疑問を相手に投げ込みその回答の「頑丈さ」を確認する事だ。

 

この国では街角弁護士というのがいて主な仕事は不動産売買書類や家族信託、離婚手続きなど地元キーウィが日常に必要な弁護士活動をお手軽な費用で行っている。なので彼らの事務所は交通の便の良い大通りの四つ角に発達した商店街の2階などにあり気さくに仕事をしてくれる。約束した時間をあまり気にしないのも特徴だ(苦笑)。

 

これに対してシティの弁護士は外国との取引を前提としたビジネスを中心としている。少しは時間を守るのが特徴だ(笑)。馬鹿高い家賃を払って偉そうなオフィスを構えて可愛い受付嬢を置いてるのでコストが高い。

 

その代わり腕は良い。オークランド大学法学部に入部出来るのが100人だとすると卒業出来るのは25人程度であり狭き門である。その25人のうちの5人くらいがシティの弁護士事務所で見習いとして約2年のインターンを受けることが出来る。

 

彼らは関係機関との喧嘩も得意でありコモンローの曖昧さをよく理解しているから口が達者である(笑)が、とにかくうるさい。なんにも知らないのに何でも知ってるような顔で喋るから知らない人が聴いたら本気にしてしまう。だからオークランド大学法学部を無事に卒業出来たのだろうが(笑笑)。

 

なのでここで合理的な疑問とか健全な疑惑がないままの人はその偉そうな物言いに引っかかって一軒目の弁護士事務所で引っかかってその言葉を真に受けて地獄に落ちる。

 

この理由で一番大きいのは日本人の性質による。それはまず日本人の思考回路は一つの質問に対して答は1つしかないと思い込む事だ。そんなことはない、一つの質問に対していくつもの答があるのが現実の人生である。

 

そしてもう一つが日本の法律は大陸法で事細かに決められており逆に言えば決められた事さえ守ればOKであるがニュージーランドは常識法(コモンロー)であり法律の条文にあまり具体的な事は書かれておらず抽象的表現であり日本人がよくやる「この場合はどうなるか?」という例題に対しては答が出しづらく実際の案件でないと判断しにくい事だ。

 

例えばサイコロという物体があるとしてそれをどこの面から観るかで答は全く変わる。1から6まであるのだから答は6個出てくる。しかしその答はどれもサイコロそのものを示唆していない。何故なら質問が二次元レベルだからだ。サイコロを認識しようとすると三次元の質問をする必要があるがそれには勉強と知識が必要となる。

 

ところが上記のような現実を認識せず自分の日本感覚で動く人間に限って法律家の罠に落ちる事になり多くの時間と費用を無駄にした挙句にビザは取れず日本に戻ることになる。

 

そのような案件はたくさん見てきた。けど本人がその弁護士を信じている以上どうしようもない。何せ助言しようにも話を聴かないのだからどうしょうもない。

 

そういうタイプの人間はすぐ分かる。ぼくらが例えば開業の相談を受ける時に「けどこれをするには予め貴方がこういうビザを取得する必要がありますよ」というと101色の紋切りでちょっと見下す視線で薄ら笑いを浮かべて「あ、それはもう知り合いに手配してもらってますから」みたいなことを言う。

 

そこでビザは大丈夫なので開業準備だけをすすめろという。いや、そりゃいいよ、じゃビザの事は聴きません、準備だけしますねと言って準備が出来て連絡すると連絡が取れない。あれ?と思ってたら暫くして風の噂で「あの人ビザ取れずに日本に帰ったんだって」。

 

なので最初の話に戻るのだが僕らは複雑なケースになるといろんな弁護士から見解を聴く。例えば税法上はOKでも会社法ではダメなんてのがありこれはそれぞれ専門分野の違う弁護士に投げ込む必要がある。このケースはどの角度から観るのが正解かをまず最初に理解して正しい質問をする必要がある。

 

同じ税法でも専門家同士で見解が異なることもよくある。それはニュージーランドがコモンローを適用している為であるがコモンローは過去の判例を積み重ねて答えを出す。つまり弁護士は最近行われた裁判における判例を常に学んでおかないと古い形式の、過去には正しかったけど現在は間違っている答を引っ張りだしてしまうのだ。

 

これからニュージーランドで弁護士が必要となる場合、自分が今からやろうとしていることを正確に把握しているのか、果たして常に正しい質問をしているのか、相手の答に対して健全な疑問を持ち正しく質問することが出来るか?をよく考えてから行動することをお勧めする。



tom_eastwind at 11:48|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2015年04月23日

ドローンまたは泥縄

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行政機関や原発上空、ドローン禁止へ…政府

 

 首相官邸で小型無人ヘリコプター「ドローン」が見つかったことを受け、政府は22日、行政機関や原子力発電所などの重要施設の上空で、小型無人機の飛行を原則禁止する方針を固めた。

 

 早ければ秋の臨時国会に航空法改正案を提出し、来年に日本で開かれる主要国首脳会議(サミット)に間に合わせたい考えだ。

 現在の航空法では、小型無人機は、無線操縦の模型やおもちゃと同じ扱いを受ける。航空機の飛行に支障が出る空港周辺(半径約9キロ・メートル以内)でなければ、原則として高さ250メートル未満の空間を自由に飛ばせる。

 ドローンの普及を踏まえ、政府は2月に運用ルールを作る方針を決め、関係省庁で調整を進めてきた。国土交通省の審議会は規制のあり方として、〈1〉飛行禁止区域を設ける〈2〉飛行内容を関係機関に事前通知にする――ことなどを検討している。

***

 

やっとドローンを認識しだしたか、けど首相官邸に落ちてましたって、紙風船じゃあるまいしもしドローンにサリンや爆弾仕掛けてたらどうなったのか?

 

日本の官僚の一番悪い点は「安全神話」である。これで国民を安心させて制御しようとしている。例えば原発でも本来なら自衛隊を警備に当てるべき非常に重要で危険な施設である。

 

ところが自衛隊を立たせると付近の住民が「あれ?原発は安全なんだろ、なんで自衛隊が警護しているんだよ」となる。それを嫌がった官僚が目先のごまかしで原発に自衛隊を配置しない。

 

何故なら原発は東京から離れているからだ。例えば福井の原発を北朝鮮の特殊部隊が占領して爆発させても東京に影響は出ない。だから安全神話のまま地域住民には事実を知らせずに放置する。何かあっても、まあいいや、どうせ「死ぬのは奴らだ」である。

 

ところが実際にドローンが忍び込み官邸の屋根にパタって落ちるといきなり「ドローン飛行禁止」とか「購入時は氏名住所!」なんてそれこそ泥縄の話になる。つまり自分たちの身に危険が迫ったら突然あっという間にルールを変えるのだ。全くいつも官のやることはご都合主義である(苦笑)。



tom_eastwind at 13:41|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2015年04月22日

今日の出来事

3時起床。メールチェックと各種情報収集。寝室の暗闇でもパソコン自体の光で文字が見えるので隣で寝てる奥さんにも迷惑かけなくて済む。必要なメールの返答を送ってから出勤準備だが、この時間帯で一番悩むのが出勤前に朝ごはん食べるかどうかである。

 

朝ごはんと言っても白飯は食べないしかと言って昨日の夕食の食材だと胃袋にはちと重い。日清のカップ天ぷらそばは糖質が50g程度なので一日の制限範囲内だけど昼と夜は注意要となる。どうしようかなーなんて枕元に置いてある常温の水を飲みながら考えてるうちにあっという間に出勤準備になるので今日も朝飯抜き、はは、水飲み百姓である(笑)。

 

9時出勤。930分から朝ミーティングで昨晩の問い合わせチェック。10時から5月出張の面談内容を担当者3名で詰める。会議終了後そのまま1110分から海外相続税務に関する疑問点を担当者に10分でぶつけて1130分にシティの弁護士事務所へ。

 

このミーティングを12時に終わらせて今度は僕の個人的な用事、免許の書き換えでAA(日本のJAF)に行き約45分並んで15分で免許切り替えを終了させて1時過ぎにオフィスに戻る。めんどくせーけど10年に1回なので仕方ない。

 

それにしてもどこもオフィスが近くて助かる。弁護士事務所もAAも徒歩3分以内、自然の良さはゼロであるがとにかく時間が節約出来る。その代わりずっとしゃべりっぱなしなのできつい(苦笑)

 

僕は今の年でも裸眼で仕事をしているし車を運転している。免許切り替え用紙には「視力」のチェックがあったけど僕の目が悪いって言った医者はいないし第一普通に飛行機の中で文庫本読んでる訳で問題ないのだけど、多分AAの内規なのだろう簡単な視力検査をされた。

 

スコープみたいなのを覗きそこに見えるアルファベッドを読むのだがこれは問題ない。その後右と左でひかりがチカチカするのだけどこれは機械の設定そのものの意味が分からず戸惑う。いつもの事だけど相手が話してることは分かるけど意味が分からない自閉症の一番困る点である。担当者に「ここ見ろ」と言われてはじめて分かって返事してOK

 

免許切り替え費用40数ドルをEFTPOSで払い顔写真を撮られ終了、考えてみれば免許書き換えが15分で済むのだから国民には便利だ。

 

何とか13時過ぎにオフィスに戻り溜まったメールの返信を書いてるともう次の会議だ、14時丁度からレストラン起業の件に関してサプライヤーさんのご意見拝聴。この投資一件で初期投資だけで2千万円、その後の追加投資で合計5千万円はいくのだから慎重にやらねば、である。

 

M&Aのややこしいところは細部である。大枠で関係者全員が納得しても個別具体的な部分になるとそうはいかない。ほんと面倒くさいけど、けどここを手抜きすると絶対に失敗する。結局これって突き詰めれば関係者全員の「満足感」なんだな、具体的に誰がいくら取るか、ではないんだなーって思った。

 

M&A会議を1445分に終わらせてオフィスに戻り15時にオフィスを出て自宅に帰り今日はこれで終わりかなと思ってパソコンを開いたら夕方に緊急メールが3件。よっしゃやるぞ、普段はTVONEのニュースを見る時間であるがテレビを消してメールに集中する。

 

それにしても世の中は広いし深い。ただひとつ分かるのは、ここ数ヶ月で世の中が劇的に変化していることだ。日本から問い合わせをする人は自分の事しかわからない。けれどオークランドで日本中からのメールを受けてる僕からするとある時期にある内容のメールが集中するから「ほー、赤道のあっち側では今こんなことが起こってるんだな」と推測出来る。

 

        8時頃に奥さんの作ってくれた夕食を食べつつ日本や香港や中国の話をする。丁度奥さんが今観てる中国のテレビ番組が清朝と孫文の話で今は結構ハマリ込み毎日観てる(笑)。「ねえお父さん、これ面白いよ、私が見終わったら後で観なさい」との事。うん、共産党中国がどういうふうにあの時代を評価するのかは興味がある、けどそれは今日ではない。

 

今日は中国清朝よりも日本政府や租税条約の方がずっと面白い。英語の条文、日本政府の解釈、色んな物をひっ付けて税務を考える。けど明日はアサイチから仕事だ、早く寝よっと(笑)。



tom_eastwind at 21:36|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2015年04月21日

AIIB アジアインフラ投資銀行という新手の詐欺

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[東京 20日 ロイター] - 安倍晋三首相は20日、中国が主導するアジアインフラ投資銀行(AIIB)について、日本が参加すれば新銀行の信頼性が高まるとする一方、出資には依然として慎重な姿勢を示した。さらに22日からのアジア・アフリカ会議を利用して、中国の国家主席と会談することに意欲をみせた。

同日夜、BSフジの番組に出演し、語った。安倍首相はその中で、AIIBについて「アジアのインフラの需要、インフラが出来上がっていく中で資金需要があるのは事実」と指摘した。同時に、「悪い『高利貸し』からお金を借りた企業は、その場しのぎで未来を失う」と述べ、組織運営の透明性や、ずさんな融資が行われないような体制整備が重要と指摘した。

これに関連し、首相は、共同歩調をとる米国だけでなく、参加表明した主要7カ国(G7)も、同じ懸念を共有していると語った。

日本が、かりに新銀行に出資する場合は「域内国としては中国に次いで大きなGDP(国内総生産)があり、出資額は大きくなる」との見通しを示した。

その上で首相は、「日本が入ることで(AIIBの)クレディビリティが高まるのは事実。(日本が)入るかはいらないかは重要と、中国側も思っているのではないか」と語った。実際に出資までこぎ着けるかは「国民の富を出資するわけだから、慎重にみる必要がある」と述べた。

***

 

はい、まさに「国民の富を出資」するわけで、そんな事やって中国主導のAIIBに参加してどうなる?要するに日本の信用で世界からカネを集めて日本からも出させて中国が外国でデタラメな国際インフラ投資をして橋や港や空港を作るのだけどその利権は中国が握り共産党幹部だけが儲かり3年後には手抜きの橋は崩落して港は利用されず空港に飛行機は降りてこない状態になるのは自明の理である。

 

2008年のリーマン・ショックの際に中国が取った政策がまさに中国内のインフラ整備に大量の資金をつぎ込んで誰も渡らない橋や誰も住まない住宅群を作りそこにたかった地方政府の共産党の役人だけを潤わせた。

 

その結果として鬼城など不良債権が次々と発生して、今朝も中国の大手不動産開発会社のドル建て社債が不履行になったではないか。

http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NN4RKB6K50YO01.html

 

もしかして今回のAIIBは中国自身がこれから来るであろう中国不動産バブルの崩壊に備えて資金集めをしているのではないかと勘ぐりたくもなる。日本のカネを中国に持ち込み自国のバブル崩壊を食い止めるつもりか?

 

中国が儲け話をするときは自分の身内で全部回す。一切外に出さない、外国でも中国人社会は中国人だけで仕事を回して一切地元に落ちない。中国による最近のアフリカ開発でも地元に利益は落ちずそれなのに偉そうな顔して地元の人間をこき使う。

 

だから中国人は海外で嫌われる。

 

それなのに今回のAIIBに限って中国人がその性格をむき出しにしないなんて誰が信用するかあふぉ。今回集まった西洋諸国でされ、彼らは自分たちの利権獲得の為に参加せざるを得ない、つまり半分のパンでも全然ないよりまし、である。しかし西洋人もバカではないから自分たちに利益がないと分かればすぐ撤退する。中国人のやり方を今回のAIIBで直接見てみれば良い、彼らのインフラ開発とはどのようなものかを。

 

そんな、ヤる前から答の分かってる詐欺になんで日本が参加する必要があるか?英国が参加したからとか皆が参加したからなんてのは何の理由にもならない。日本はアジア開発銀行(ADB)を持っておりここからアジアに資金を供給することが出来るのだ。

 

きれいなカネと正しい技術力、先輩を尊敬して後輩に知識を教え地元の若者と肩を並べて一生懸命働く、日本はそうやって多くのアジア諸国で好意を勝ち取ってきた。そういうベースが出来上がっているのに、なんであえて今アジアの危険な火種である中国と組む必要があるのか。

 

今回のAIIB構想は3年ほど前から進んでおり中国からすれば日本に入ってもらい世界の信頼を勝ち取りたい。だから副総裁の席を出すとか調子の良いことをぶっこいてるが、彼らは確実に自分たちの(それも一部共産党幹部だけの)利益しか考えてない、日本の利益なんてNO眼中だ。

 

今朝も中国の大手不動産会社がドル建て債券のデフォルトを発表したばかりで次に何が起こるか分からないのが中国だ。そんな国と今組む必要は日本の場合全くない。日本は毅然としてADBを活用してアジアの人々と手を組んでいくべきだ。



tom_eastwind at 13:33|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2015年04月20日

檸檬哀歌

今日は暇ネタです(にこ)。

 

「そんなにも貴方は檸檬を待っていた、鶏の唐揚げにレモンをどばーっとかけるために」

 

居酒屋あたりで宴会をすると、宴会芸というか先導役というか、必ず船頭みたいな人が出てくる。そして皆の前に並んでいる料理、例えば鶏の唐揚げのお皿に「行きますよー!レモン嫌いな人いませんよねー?」とにこーっとした笑顔で周りが気を使って何も言えない隙を狙って確認も取らずにすぐレモンを掛ける人。

 

やってる本人に悪気はないわけで、だからこそ困る。自分のやってることが正解であり他に選択肢があるとか自分の判断に問題があるという事を全く理解出来ない。

 

自分の狭い社会の中で今まで伝統的に行われてきた事を無自覚に繰り返す。何故そうなのか原因を考えない。

 

お盆になったら踊るのが当然で、「あなた何で踊ってるの?」という質問に「お盆だから」と返す。何故お盆に踊らねばならないのか?踊る必然性は?そういう事を聴いても無駄、「お盆だから」で終わってしまい、そういう質問をするこちらを逆に異星人でも見たような顔で見られる。こういう人って自分が正しいと信じてるから宗教と同じである。だから周りの「踊りたくない人々」に何故踊らないの?となる。

 

レモンも同様であり彼らの頭のなかでは唐揚げにはレモンと決まっているから堂々とドバーッとレモンをかける。その行為そのものが持つ恐ろしさに失望する人がいないと思っている。

 

こういう人は地元にいる間はまだしも外に出てしまうと自分の常識が通用しないことが理解出来ない。「同じ日本人じゃないか、なんで分からないんだ」となる。そして自分の常識を押し付け他人を不愉快にさせる。だから、地獄の道は善意で埋まっているって話になる(苦笑)。

 

こういう善意は北に行くほど強くなり一旦東北で止まる。そして田舎に行くほど強くなる、これは東北も九州も同じで、どちらかというと九州の場合相手が言うことを聞かないとすぐに手を出す文化があるのでよりうざいと感じる(笑)。

 

これはレモンに限らずだが、ネギも好き嫌いがある。僕は全くダメだ。元々子供の頃から日本の農薬まみれで栄養価の低い美味しくない野菜は嫌いなわけで、特にネギと玉ねぎにピーマンは全くダメ。玉ねぎなど半分に切って冷蔵庫に入ってたりすると、ドアを開けた瞬間の臭さで吐き気がするくらいだ。

 

それがニュージーランドで生活を始めると野菜を食べるようになった。栄養価の高いほうれん草、甘い人参、シャキシャキのレタス、野菜って美味しいじゃん。

 

それでもやはりネギ、玉ねぎはどうしてもクリアー出来ない。なので即席ラーメン作るときでも紅茶用の網で粉末スープを漉す。それを初めて見た人はだいたい同じことを言う。

 

Q「何やってんの?」

A「ネギとってんの、ネギ嫌いだから」

Q「えー、即席麺のネギなんて匂いもしないでしょ」

A「匂いもしないもんだったら何故入れてるんだ?」

 

なのでニュージーランドでレストランに行くときも料理のアレルギーの際に「ネギ、玉ねぎ、ついでに女」と言う(笑)。だって最近もまた女に騙されたから(笑笑)。あ、そう言えば男にも騙されたな、全く世の中、人間嫌いになりそうだ(苦笑)。

 

ということで僕はネギ、玉ねぎについては今後もダメそうです。60歳過ぎて味覚が変われば食えるようになるんかな(笑)。



tom_eastwind at 11:50|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2015年04月19日

JTBネタ

これ、去年のネタです。

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旅行大手のJTBが、14日投開票の衆院選で、公明党に協力するよう求める文書を グループ2社に送っていた。(僕注:この記事は2014年発出です)

公明党の支持母体の創価学会から依頼があったという。

 

これには驚いた人も多いはず。選挙に行かなければ必ず投票に行く創価学会員の票で公明党が勝つ。若い人も選挙へ行きましょう。

 

 JTBは売り上げが1兆円以上もある非上場企業である。株式を上場しなくとも創価学会から資金調達できるのだろう。

http://ryuski.seesaa.net/article/410417992.html

***

 

今日は調べ事が多くてずっとネットを検索していた。そしたら偶然上記のような記事が引っかかってきた。ひどいなー、選挙協力、大企業の資金調達、旅行業のビジネスモデル等、すべてを全く知らないで書いている記事だ。

 

ネットが怖いのはこういう荒唐無稽な記事がいかにもそれらしく出てくる点だから読む側には常に常識と読解力が必要である。でないと上記の記事をまともに受けてしまう。こういう記事を書く方もどうせ書くなら少しは調べてからにすれば自分の知識にもなるのにね。

 

おそらくだがJTBが創価学会に協力するのはその代わりに創価学会の旅行事業をもらっているからだ。創価学会クラスの大口団体は動員数も取扱高も桁が違う。1980年代などは元本山である大石寺に団体で行くのに臨時列車を仕立ててたくらいだし、旅行会社によっては学会と直通電話を持っていたものだ。今は当時ほどの規模ではないにせよそれでも超大口団体である。

 

だからJTBだって選挙協力程度なら喜んでやらせてもらいますよ、どうせうちの社員は酸いも辛いも分かった人間だ、あいつらにこんな文書を送っても「お、本社おつ」で終わりだってのを知っているから(笑)。

 

JTBらしいってのはこんな事件だ。ある時JTBの社員が学校の修学旅行の手配をすっかり忘れてて出発日が近づいて気付き、やばいと思って学校に電話して「修学旅行を取りやめろ、さもないとー」なんて脅迫をしたのだ。

 

もちろんこの社員はJTBをクビになった。ちなみにJTBって略語は「JじっとT立ってるBバカ」が語源である(笑)。すみませんJTBさん、今日はネタになって下さい(ペコリ)。

 

JTBってのはこういう馬鹿っぽい事はするが本社が特定の団体と偏って付き合うことはない。なぜなら旅行会社にとってはすべての宗教団体がお客なのだ。創価学会担当者もいれば浄土真宗担当も共産党担当者もいる。ついでに言えば日教組は旅行会社にとっては大きなビジネスである。

 

最近でこそMICE(マイス)と呼ばれるようになったが元々こういう組織や団体が動くのは旅行屋として腕をふるえるビジネスであった。

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(1)MICE意味 企業等の会議(Meeting)、企業等の行う報奨・研修旅行(インセンティブ旅行)(Incentive Travel)、国際機関・団体、学会等が行う国際会議(Convention)、展示会・見本市、イベント(Exhibition/Event)の頭文字のことであり、多くの集客交流が見込まれるビジネスイベントなどの総称です。2015/03/20

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そういう、基本的な知識を持っていれば冒頭のようなバカな記事は出てこないわけで、ひたすら学会憎しで点を稼ごうと書いているのかもしれないが、そりゃないでしょ、ずるい。

 

ところで旅行屋ネタになったので上のJTBのような昔の事件を一つ書く。実はこっちが今日のネタと落ちである。

 

上記JTB社員の手配ミスってのはバカだなーと思うが実はこういう事はよくあることだ。

 

1980年代のある時僕の友達であった他の旅行屋仲間が高校の修学旅行を獲得した。当時高校修旅を一人で3本も持てば左うちわ、逆に言えば限られた営業圏内でどこの旅行会社も必死で学校営業をする。

 

学校の教頭先生や担当の先生の自宅へ夜討ち朝駆けは極普通、修学旅行の行く先を聴きだして先に仮予約をしておいて見積の際に「うちは部屋持ってますが他社は部屋取れるんでしょうか?」みたいな事もあった。

 

担当の先生とは居酒屋からスナックまでずぶずぶになるまで付き合い先生の飲み屋のツケが回ってくることもあった。それでも修旅を取るってのは誰もが必死だったから喜んで払う。

 

もっと面白いのは当時は旅行会社の採用試験では修学旅行を扱った高校に入学枠を提供して「絶対に通る入社試験」があったのだ。そして高校を卒業して旅行会社に就職した若者はその足で出身学校に営業に行く(笑)。

 

それで冒頭に書いた修旅を獲得した担当者、出発一ヶ月前くらいになり学校の職員室を訪問して旅行内容の詳細を打ち合わせしながらふと黒板を見ると、、あれ、出発日が一週間ずれてる????えええええええ!本人は心の中でパニックになりつつそれとなく先生に「あの黒板に書いてる予定表って、えーっと」などと適当に探り針を入れつつ確認する、そして気づいた、自分が一週間早めに手配していたのを。

 

頭真っ白になりながらオフィスに戻りすぐに先輩捕まえて「どうしましょうか?」勿論すぐに支店長も出て来て「うわ!こらやばい、どうにかせんばいかんぞ」という事になった。

 

結果営業スタッフや手配スタッフ全員でかかりきりになり電話にしがみつきあちこち連絡を取り、中にはバス会社に「お前と俺の付き合いじゃないか!」と個人的関係を持ちだしてみたり(笑)。

 

結果的に数百名分の団体手配を学校に知られずに一週間後ろにずらすことが出来たが、あれは奇跡だったと言うより仲間同士の信頼だったと思う。だって誰一人として件の営業担当者を責める人はいなかったからだ。だって手配ミスって誰もが一度は経験しているミスだしそのミスを皆でカバーして乗り越えてきたから集団の強みがある。

 

だから例に挙げたJTBの社員の脅迫電話を聴いた時「あーあ、時代は変わったな」と思った。仲間が助け合わない、責任追及ばかりされる、だから仲間に言えない、それが結果として日本人の一番得意な共同作業を阻害してしまったのだろうと思うと、昭和は遠くになりにけり、でした(落ち!)。



tom_eastwind at 17:58|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2015年04月18日

国外財産調書

先週から急に「国外財産調書」に関する問い合わせが増えた。これ、すでに去年の時点で対応策は作っており一時期はバナーも貼って「お問い合せはこちらまで」とやったのだがその時は問い合わせゼロ。

 

あーあ、あんまり興味ないのかなと思ってたら今になってやっぱり出て来た。これは一つには今まで普通の個人が海外投資をやっていてもその金額は大口投資家ほどではないし所詮サラリーパーソンの延長だからいいやと思ってたのが、実はこの国外財産調書って立場や身分に関係なく調査されることに気付いたからだ。

 

また海外投資は通常円建てではなく米ドルなど外貨建てで行われる為、円安が起こると海外資産が膨らんでしまい、いつの間にか5千万円を越していたという事になる。

 

だから去年までは国外財産調書を気にしてなかった人々が今になって「あれ?」と感じるようになったのだろう。

 

もう一つは税務調査である。今まではサラリーパーソン個人に税務調査が入るなんてことはあまりなかったのだが、今年から地方税務署に海外担当者を配置して個人が持っている海外資産を洗い出すようになった。

 

地方税務署はいままで海外に関するノウハウがなくて手を出せなかったのだが去年しっかり勉強して今年はまず個人がどういう形で海外投資をしているか、その情報収集である。まずは実態調査であるから今年はそれほどうるさくない。

 

また狙いは大口投資家である。海外投資をしているすべての口座を調べていたらきりがないので大口投資家に焦点を絞ってどのような手法を使っているかの研究だろう。

 

いつもそうだが新しい法律を導入するときは最初は「お願い」で1年位するとそろそろ「依頼」になり3年目くらいから「命令と罰則」がセットになってやってくる。

 

海外で収入があればそれを確定申告の際に加えれば良い。今までになかった法律であるから「えー?そうなの?知らなかったー」が通ると推測される。実際に知らなかった人も多いだろう。

 

以前の日本は属地主義と呼ばれる税法で日本居住者は日本国内の資産を対象としていたが現在は属人主義に変わっており日本居住者は世界中どこの資産であっても申告対象となった。

 

属人主義の導入、国外財産調書の導入、そして今年導入された出国税、このような税の最終目的は海外で得た収入ではなく海外にある日本人の資産を把握して押さえることだ。世界中どこにあっても日本の税法に基いて納税してもらう。

 

とまあここまでは国のルールで決まった事なので良いのだけど、それなら例えば海外投資をして損失を出した場合損益通算出来るのかと言うと、出来ない。海外銀行の利息は総合所得であり源泉分離課税は適用されない。また5千万円以上の海外投資は内容をチェックされる。とこのように外国投資は国内投資に比べて冷遇されている。それは政府からすれば好ましくないからだ。

 

いずれにせよ気になる方はまずご自分の海外資産を現在価格で計算しなおして総資産が5千万円を超えていないかチェックする必要がある。また場合によっては過去3年分くらいも見ておいた方が良いだろう。



tom_eastwind at 10:59|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2015年04月17日

レストラン起業

今日は昨日の朝までは面談予定がゼロでやっと机に座って溜まった仕事を片付けることが出来ると思ってたら何と昨日の午後になっていきなり今日に3件も予定が入り、これで今日一日はOUT—。

 

自分の予定してた仕事が全然進まないけど、でもそんなことは言ってられない。何せ移住という仕事は常にお客さまにとっては不安の繰り返しだ。1つの不安をクリアーすると2つ目の不安が出て来て、それをクリアーすると3つめって感じで不安が続く。

 

そしてこの不安って永住権が取れるまで続くわけで、僕らの仕事の1つはお客様の不安を取り除く事なのでとにかく何かあればすぐに動く必要がある。そこで本日も弁護士事務所でのミーティングとなる。

 

今回の弁護士事務所はアジア系で担当者+所長も出て来て1時間程の話し合いになったが、蒟蒻問答というか狐の騙し合いというか、半分笑いながら半分怒りつつのチャンチャンバラバラだ。

 

弁護士事務所の所長が「知ってるかい?あなた達日本は市民法だけどNZはコモンローで〜」言われなくても知ってるちゅうに。ちなみに日本は市民法ではなく大陸法というのが正確であるがそんな些細な事を指摘しても意味はないので放置、聞き流し。

 

話は本題に入ってきてビザ申請の内容の詳細について詰める。うちが提出した書類を彼らが確認するのだけどその中で「あれ?この書類ってほんと?」と聞かれた。僕が笑って「大丈夫、これからほんとにするよ」って答えた時には所長さんも担当者も息が詰まったようだ(笑)。

 

僕のように常にエッジで生きている人間には法の解釈をギリギリまで広げてこっち向けにプラスにする必要がある。絶対に違法はしない、けれどぎりぎりまではやる。塀の外でギリギリを歩くが塀の上は歩かないし塀の中にも行かない。

 

こんな日本人を見たことがないのだろう、あの瞬間の息を止めて唖然とした顔は、まるで、、、書かない方がいいな、18禁になりそうだ(笑)。

 

ところでタイトルの話だけど、起業家ビザでレストランビジネス、いけそうだ。ここ一年ほんとにビザ取れるの?ってもめてたが、少なくとも日本でレストラン経営経験があればいける。関連職種という部分でいける。

 

このレストラン案件は3つの弁護士事務所に聴いて二つは「いける」、1つは「ダメ」だったが最近ダメと言った弁護士が「いけるけどうちはやんないよ」に変わった。

 

なのでもしオークランドでラーメン屋やりたいとかあったら、今ならいけますよ。早い者勝ち、ビザは取れるときに取る、これが基本です。



tom_eastwind at 19:01|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2015年04月16日

リトルフォレスト

今回は日本のゴールデンウィークまではオークランドに滞在してこの期間中に日本から旅行で来られる方の現地面談対応。その後5月中旬に弾丸特急で日本だ。その次の出張は6月下旬を予定している。とりあえず、生きている間に出来る事をやろう。

 

そこでゴールデンウィークにオークランドを移住目的で視察される方にはもし良ければ二つお勧めがある。

 

1つは手前味噌であるが当社で行う個人面談だ。当社オフィスはシティのド・マン中なので迷うことはない。

 

移住希望で下見に来る人で一番困るのは大工に歯の治療方法を聴いたりする人だ。移住というのは夢をかなえるためだが精神論だけでは移住は出来ず技術論だけでは移住する意味がなく、たまたま永住権が取れた知り合いがいた、くらいの感覚でその人の話を聴いても、そりゃ個人体験でありあなたにとって意味はない。

 

また弁護士に聴いても技術論は教えてくれるがそれは一般論であり個別具体的にあなたのケースではどうなるかと言うことは弁護士の考えるところではない。弁護士はビザの話は出来るがあなたの財産をどう守るかなどNO眼中なのだ。

 

そして2つ目はベッド&ブレックファーストのリトルフォレストで泊まる事をお勧めする。ここはシティから車で約40分ほど北西に行ったところにあるが、ここがオークランド!?とは信じられない程の静けさで広々とした敷地内には動物がいて小川が流れててそこでは野生のうなぎも釣れて!時には放し飼いにされた牛さんもやってくる(笑)。まさに時が止まったような宿である。

 

当社でも下見ツアーのお客様にはよくお勧めするが、今まで宿泊したお客様の100人に100人が「良かったー」と喜んでもらえている。そして面白いのが地元オークランドに住む日本人家庭でも親が来た時などに連れて行くと親がすごく喜び「また来週泊まりに来ます」おいおい、おれたちに会いに来たんじゃないのか?(笑)である。

 

決して豪華なホテルではない。部屋が広いわけでもない。けれど広いリビングでは向かいの山を見ながら本当に寛げてレストランでは広い庭を見ながら食事が出来てほんとに心が安らぐ(あ、そうそう、ここは食事にも結構自分で作ったハーブなどを使っている)。

 

そして何よりも露天風呂に入って夜には天の川を眺めつつ地元ワインを一杯飲むと、突然心に穴が空いたようになり「あれ?今までの俺の人生って一体何だったの?」という気持ちにさせてくれる。僕が時々書く「南洋の小島の釣り人」の話のような宿だ。

 

下見に来られる方でまだ宿が決まってない方やオークランドで連泊予定の方なら一泊することをお勧めする。

http://littleforest.co.nz

 



tom_eastwind at 18:59|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2015年04月15日

下を向いて歩こう

今回の出張、日本を定点観測した結果を昨晩のベッドの中で頭のなかで各地の景色を思い出しつつ一言でまとめてみると今回の日本は「下を向いて歩こう」だった。

 

出張の際はとにかく移動と個人面談との繰り返しなので色んな場面でこれはと思うものは眼で写真を撮り記憶に残すがその場では何故この写真を撮るかを考えない、とにかく目に入れておくだけだ。

 

オークランドに戻ってゆっくりと考える時間のある時に「日本で目に焼き付けておいた写真」を頭のなかで並べてそこにある共通項を見つけ出す作業をするのだが、この作業は夜中が一番良い。夜の9時にベッドに入り朝の3時ころに自然と目が覚めて体を一切動かさずに脳内作業をする。

 

羽田空港に到着してタクシーの運転手さんとの会話。東京は仕事があるなー。けれどホテルに向かう途中では夜だというのに狭い歩道をママチャリでぶっ飛ばす若い女性。どこに行くのか?他人にぶつかることは気にならないのか?

 

JR駅で10年ほど前にたくさん見かけた浮浪者が随分減った。まるで前回のオリンピック前に日本政府が乞食狩りを行って街を綺麗にした時のようだ。

 

一見どこも景気よく見えるがそれは本当に一部だけである。多くの貧しい人は施設に入ったりアパートから出なかったり、たまに道に出ると殺伐とした様相だ。

 

1962年に坂本九が歌って米国でも人気を博した歌は「上を向いて歩こう」だが今の日本人を見ていると「下を向いて歩こう」だったな。

 

道端に五円玉が落ちてないか、誰かと目があって突然刺されないか、上を向いて突っ張ってリストラされないか、とにかく不安で堪らないからいつも下を向いて歩く、誰とも目を合わさないように。

 

とにかく生き残るためには仕事中はひたすら理不尽なクレームに謝り頭を下げ、自分が客となった瞬間には、たった100円の商品で理不尽にもコンビニの店員を何十分も怒鳴りつけて土下座させる。

 

春だというのに北風にあおられ街の声に急き立てられ、

誰かと合わないから追いまくられ さすらう気はさらさらないのに

 

誰が呼ぶ声に答えるものか 

望む気持ちと うらはら

今はただ 隙間風を手で抑え

今日の生き恥をかく

 

なんでもやります ぜいたくはいいません

頭を下げ 詫びを入れ

すがる気持ちで仕事をもらい

今度こそまじめにやるんだ

 

これは1973年に発表された泉谷しげるの「春のからっ風」という歌だ。こんな歌聴いてると当時も今も日本の庶民の位置づけは何も変わっていないじゃないか。

 

1980年代のほんの一時期、米国にNOと言える日本になったと思ったらバブル崩壊で失われた20年で多くのリストラが行われ家族は離散してとにかく一人ひとりが生き残るために一生懸命で他人の気持ちを考えることなど出来ない時代になった。

 

日本の平和は戦後70年続いてきた、しかし日本人個人の平和が70年続いたか?

 

まるで米国のロデオのように日本という暴れまくる荒馬の上に紐一本でしがみついて、ある時は戦後すぐの金融封鎖で多くの資産家が振り落とされまたゼロから働くしか無く、農地改革では地主が戦前からの土地を奪われ生きるすべを失い、同時に東大生が起こした光クラブが詐欺事件として告発されて主催者は最後には自殺した。

 

ところがその数年後には朝鮮特需が起こり成金が街を歩き次第に経済が安定してくるとソニー、松下、トヨタ、ホンダなど日本を代表する企業がその技術力と夢を持って世界に打って出た。

 

当時の日本の首相はフランスの大統領だっけな「トランジスタラジオのセールスマン」とバカにされたが、何のことはない今の世界中の首脳の外交では民間企業が追随するのが当たり前になった。

 

飛び跳ねて伸びたり振り落とされたり、時代ごとに日本人の個人生活は変化してきた。それでも1990年代までは経済が上を向いて歩いていた。それから落ちた。今感じるのは「下を向いて歩こう」である。



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2015年04月14日

10日ぶりの出社

10日間ぼくはこの街にいなかった。街は何も変わってない。考えてみればジョン・キー首相がいつの日かいなくなってもこの街はあいも変わらず一つの方向に向かって進んでいくのだろう、西側自由民主主義体制の下ちょっと社会主義的国民平等を支えつつ英連邦の一番ちっちゃな国家として南半球の小島で他の4カ国にからかわれつつのんびりと生活していくのだろう。

 

土曜日の午後オークランドに帰着、自宅でパソコン開くとさっそく立て続けに10件ほど緊急メールが入ってる。すぐやんなきゃ!ある案件は日本在住のお客様からだがメールだと要領を得ないので急ぎの処理なので仕方ない僕は普段あまり使わない携帯電話から電話する。

 

急ぎの仕事の話をしつつ脳みその反対側では<<<「携帯電話から電話」ってのは「馬から落馬」だ、なら電話という単語を1つにして「携帯から電話」ってなると携帯している弁当箱を開いて蓋を耳に当ててご飯に向かって話しかけるのか(笑)?>>>

 

忙しいのに頭は別の事を考えてた(笑)、こんな事ばかりやってるから時々下り階段でこける(苦笑)

 

それから三宮の中華料理店のお名前をお問い合わせの方、メール頂きましたがコメント欄からは返信出来ないのでこちらに書いておきます。三宮のお店の名前は劉家厨房 (リュウカチュウボウ)です。ざっけないちっちゃな店ですが味はどれも一流、パクチーやマーボー豆腐やその他どれも旨い。お店特製の紹興酒と共にお楽しみ下さい。

劉家厨房 (リュウカチュウボウ)

http://tabelog.com/hyogo/A2801/A280101/28035979/

 

他にも最近よく来る問い合わせが「どこに聴いていいか分からないんですけど・・・」である。昔日本がまだバブルだった頃に親がニュージーランドに作った海外資産。

 

今になって国外財産調書など大変なことになっているから善良な国民としては国内に戻したいけど、戻す時は外国から日本向送金になるのでこれはどう考えてもやばいんじゃないか?けどそのまま海外に置いていればもっとダメでしょ、さあどうする?けど誰に聴いていいか分からない。

 

そんな時メールは便利である。ある程度自分の正体を隠したままで問い合わせをすることが出来る。だからそういう人からメールが来る。相手からすれば初めての経験でもこちらは慣れたものなので相手を特定せずに一般論で話を進めていく。

 

そう言えば10年ほど前かな、もっと強者がいた(笑)。ある日突然オークランドのオフィスに電話がかかり僕をご指名。相手は一切自分の名前を語らず「今から言う話にYESNOで答えろ」ああ、試金石探ししているんだな、まあいいや今日は時間があるってんで30分ほど付き合ってると最初は頑なな声だったのが次第に柔らかくなる。

 

それでも相手は警戒を解かず一切自分の個人情報は出さずに「一般論」で聴いてくる。そして1時間ほどする頃には「あ、あのさ、一度会って直接話を聴きたいんだけど、けどこっちのことは言わないよ、それでもいい?」

 

翌日当社オフィスでお会いしてご本人の抱えてる問題を指摘して解決策を提案、解決、この方は今も当社の古い顧客のお一人である。

 

今はメールがあるし何度かメールでやり取りをすればそのうちお互いに聴いてる相手が「正しい相手かどうか」が分かる。それから会って話をすれば良い。そのあたりで「実は」と資産内容を確認出来ればその人に合った送金方法を提案出来る。例えば松竹梅で言えば、

 

松:該当二カ国間の租税協定に基いて非居住国の納税手続きを済ませて日本に戻して日本で相殺または追加納税する。この場合資産の内容によるが通常日本側では悪意のない行為は税法上の特典が受けられるし納税にも時効が存在する。皆さんが思っているほど長期にわたっての課税ではない→ぼくのイチオシ、お勧め。当社の手数料は手間次第で数%かかるが後々心が平安になる。

 

竹:租税協定のない国から持ち込む方法→きへい(笑)。出来ない国の方が今は多いかな、80年代に流行った方法です。今の時代は止めておいた方が良い、売った時に足がつきます。第一この場合自分の行為を認識しているわけですから時効の対象にならない。いつまでも追っかけられる、こんな事で一生ドキドキするのは嫌ですよね。個人の行動なので止めることは出来ないけどお勧めもできない。

 

梅:そもそも日本国内で収入発生時に所得時を納税していない資金→口座を閉鎖して現金は当該国慈善団体に全額寄付して忘れる→日本政府には悪いけどこれでチャラってことで(笑)。

 

梅以下って言えばしめじも舞茸もある。それこそドクダミ、雑草、毒キノコ、いろいろとあるが、問題は選ぶ人に選択眼がない場合である。そして99%の普通の日本人はどこかの段階で確実に捕捉されて追徴課税される。なので慣れないことはしないほうが良い。毒キノコの場合、確実に前科が付く。絶対に止めておいてもらいたい。

 

それから次に多いのが「自分の口座情報がもれているのでは?」という話である。顧客からすれば「え?なんでそれ知ってるの?」みたいな話だ。

 

BVIの日本人個人口座がハッカーによって流出されたのは1年以上前だ。スイスの銀行の個人口座が行員によって販売されたのも同時期だ。このあたりのデータがそろそろ税務署により下調査が終わり現場の税務調査が始まったのだろう。

 

まずは米国など大きな国の大きな銀行から少しづつ「自動的に」日本居住者の口座詳細が当局に連絡されるようになっていくのは数日前に書いた。もちろん各銀行の都合でどこまで開示するかの問題もあるだろうが方向性としてこれは2015年から5年位はずっと続き更に強化されると思った方が良い。きちんと正しく処理するなら早ければ早いほど有利である。

 

朝の出張報告では移住担当チーム42名で各案件ごとに今後の進み方を決めて後はそれぞれ自分の作業を開始する。それにしても相続案件、増えてきたな。昨日も数件入ってきてた。さて、僕一人が動いて世の中の何が変わるわけでもないけど、やるぞ。



tom_eastwind at 14:20|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2015年04月13日

福岡からオークランドへ

新大阪から博多まで本当は新幹線「みずほ」に乗りたかったのだが移動時間帯にある2本のみずほとも満席・・・。人気です。

 

福岡で仕事を終わらせて飛行機の時間まで余裕があったのでとんこつラーメンを食いにラーメンスタジアムに行く。

 

いつも書くことだが僕は糖質制限を自分の体に合ってるから好きでもう2年くらい続けているから胃腸の調子も良く二日酔いにもならないがぼくは糖質制限原理主義者でもないし糖質制限信者でもない。

 

ここ3ヶ月位は自分の体に「今日何食う?」って聴いてとんこつラーメンの絵が出てくれば糖質を気にせずに食う。ラーメン一杯およそ60グラムかな、僕の一日の目標値は60以下なので大体OKだ。

 

不思議な事に一日60グラム、つまりラーメンやうどんやそばを一杯食べればそれ以上糖質を欲しいと感じない。むしろそれ以上に食べると胃袋の入口でムカムカしだしてやばい。翌朝の胸のもたれ具合で昨晩の糖質量が分かる感じだ。

 

さてスタジアム、ここも大人気だな、更に良いのはどこの店も訪問客を自分の店に呼びこもうとしっかり声掛けしていることだ。これだけでこっちも元気良くなる(笑)。

 

今日はとんこつラーメンモードだったので「久留米本田商店」標準的な豚骨ラーメン食い終わってまだお腹に余裕があったので隣の洋食レストランでハンバーグを注文する。「よー食ーわ」自分でちょっとびっくりするがここが日本的食べ物の食べ納めだもんな、ハンバーグも旨いし何よりもこれで今回の出張終了という開放感だろう。

 

今日で旅の9日目。個人面談は合計で17件。9日でオークランド→香港→東京→名古屋→大阪→福岡→香港とぎちぎちな日程で面談の内容が結構重くて体もぎちぎち言ってる(笑)。

 

何だか昔の個人面談ってもうちょっと移住の夢を語ってニュージーランドの住みやすさを語ってたんだけど、最近は少しづつシビアな話が増えている。

 

移住をすることで家族に日本だけではない生活の選択肢を与える、NZに住むことで家族の健康と環境を守る、これからの日本が突入して自分の家庭に与える破壊的影響から何とか逃れたい、そういう真剣さが伝わってくるようになった。

 

食事を終わらせて空港に向かう。ぼくが福岡で混み合ってる場所で唯一嫌いなのが福岡空港国際線手荷物検査や出国手続きだ。この空港の手荷物検査、いつもバカ長いだらだら行列でこんなんじゃ免税品店での滞在時間が少なくなり売上が減るでしょ、ゲートは数があるのに労働者が少ない!ばかもんめ、成田に次ぐバカだ。

 

そして出国手続きも同様でゲート数はあるのに検査官がいない、こっちはきっちり2時間前に空港に到着しているのに待合室に入るまで1時間以上かかる。ばかか!全く客のことを考えていない。

 

失業者一杯いるんだろうが!若者の働く場所がないんだろうが!成田空港の失業対策警備ゲートは廃止になったが福岡市役所が失業者対策で自宅警備員をゲートに増員配置すれば空港内の売店の売上増にも繋がって良いではないか。全くお上は下々の事を考えない。

 

よーし、お前がそのつもりなら、上にこんなバカ政策あれば下にこんなバカ対策ありだ。

 

こんなお役所仕事付き合ってられんって感じだがそれでも付き合わないとゲートをくぐれないのでいつものように各場所の係官に、ぎりぎりまで「意見」を言う(苦笑)。

 

「こんなぎょーれつが21世紀の空港か?馬鹿かお前!香港やシンガポールに行った事あるか?アジアのハブって、ハブの意味分かってんのか?手荷物検査で作った行列を蛇と勘違いしてねーか?皆を並ばせて自分たちは昼休みかよ?カレー食ってんじゃねーよ、働けよ。おれたちから取ってる空港使用料、何に使ってんだよ?中洲で飲んでんじゃねーだろうな??」

 

あまり言い過ぎると変なとこに連れてかれるし、言わないとこのまま22世紀まで同じ仕組が続きそうだから「意見陳述」するのだ(笑)。言われてる係からすれば嫌な気持ちになるだろうし「こいつ、俺に言っても無駄だろー、バカか?」とも思うだろうが、そう、それが作戦。嫌な気持ちにさせて上司に「こんな事言われましたー」と直接苦言を呈してくれればそれでよい。

 

飛行機は定刻に福岡を出て香港へ。直行便でドラゴン航空の機体だがキャセイと同様全く問題ない。香港で1時間の乗り継ぎをしたらオークランド行き夜行便に乗る。

 

それにしても福岡、勢いがあるなー。そう言えば日経ビジネスでも福岡が人口増加してる街で元気が良いと紹介されていた。そう、そのとおりです、皆さん、上を向いて歩いてます。



tom_eastwind at 14:11|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2015年04月12日

Night in 中洲

三宮で食事が終わりホテルに戻る。途中の夜景、ほんとに綺麗だな。大阪のお金持ちがこっちに住むのも良く分かる。

 

さて大阪の仕事を終わらせて翌朝の新幹線で福岡に移動。2時間30分の旅だ。飛行機と新幹線とどっちがいいのかって距離感であるが、実際に飛行機に乗るとなるとホテルから伊丹空港への移動、搭乗手続き、飛行機はプロペラ機で天井が頭につくくらいちっちゃくて福岡空港への1時間の移動や板付飛行場からキャナルのホテルまでの移動を考えれば、この区間はやっぱり新幹線だなー。

 

けど新大阪駅から博多駅行きはもぐら新幹線でもある。例えば東京から静岡あたりだと右手に十分の一の確率で富士山、左手に十分の十の確率で駿河湾を楽しめていかにも「旅」であるが山陽新幹線新大阪駅から博多駅の場合、神戸を抜けたあたりからとにかくトンネルの連続でゆっくり海を眺めることが出来ない。

 

感覚で言うと新幹線がトンネルという穴から出たら駅に到着して出発したらまた穴に潜るようだ。一番最後の長いトンネル、てか潜道が関門海峡である。下関を出て門司に向かう新幹線は海の底に潜る。途中新幹線の窓の半分くらいまで水が登ってくる。門司に向かって上りになると水が引く。冗談である(笑)。

 

穴から顔を出したら小倉駅。右手に見える製鉄所や港は明治の昔に発展した炭鉱街である。ここの景色はいつ見ても良い。東海道新幹線で観る太平洋が明るい青だとすれば玄界灘の日本海は深い青である。どちらもきれいだが玄界灘の方が「切れ目」がある。

 

小倉は古い街である。明治時代は東京よりも栄えており石炭の積み出し港として「川筋者」の生活を支えていた。ちなみに石炭を掘っていた筑豊は麻生一族の本拠地であり上は政治家から下は任侠者まで抱えて石炭からセメントとビジネスを変化させながら福岡を占めた(笑)今も上から下まで同じ構成である。

 

その筑豊に今でもあるのが嘉穂劇場であり往時の繁栄を感じさせる。また最近は門司港もレトロさが人気のようだ。うちの奥さんと香港の友達4名で福岡をベースにして数日九州を回ったのだがその時の日程表に何故か「門司港」が入ってる。

 

はあ?あなた達外国から来てなんで門司港知っているの?と聴くと、どうやら香港の旅番組などで門司港の特集をしてレトロな景色に安くて新鮮な回転寿司が食べられるとあって人気なようだ。全く何が当たるか分からん(苦笑)。

 

新幹線は小倉を出て約30分で博多駅に到着する。ホテルまで近距離で駅構内の客待ちタクシーじゃ申し訳ないので筑紫口から都ホテル側に出てタクシーを広う。

 

この日は7年位前かな、説明会に参加して頂いた方との個人面談だ。去年も個人面談を行ったのだが諸々の事情でなかなか動けない。けれど情報だけは聴いておきたいとの事で去年から今年にかけてNZのビザ情報、日本の税法改定、最近のお客様の動向などをお話する。

 

夕方このお客様をホテルからお見送りした後に薬院に向かう。次のお客様との食事会だ。僕が知ってた薬院は西鉄が地べたを走ってた時代で高架駅を見た時はびっくり!年に数回福岡には来るが薬院まで足を伸ばすことはなく、うわー、歴史的ショック(笑)。その後もちょっと時間があったので近くを歩くとPanasonicがある・・・・けどここ、あ、そうだ、昔の九州松下電工じゃんか!と思い出した。ここも以前は何もなかったところだが薬院の発達はすごいな。

 

さて普段はあまりお客様と食事することはないのだが今回はすでにオークランドに移住してたまたま今福岡に戻っており更に本来3ヶ月先まで予約が取れない寿司屋にご招待頂き日本の最新の寿司を楽しませてもらうという筋書きなので喜んでお付き合いする。

 

お店はカウンターのみ12席と小さいが、出てくるものは普通のネタとは随分違っており手が込んでいる。珍しい魚を頂きつつ魚の穫れた港や市場の仕組みの話など聴かせてもらう。

 

そして2軒目は住吉にあるNZワインを飲ませるお店で色んな人が集まってざっくばらんの飲み会だ。ちっちゃい店だから肩寄せ合って飲むのだけどそれぞれビジネス背景が面白くそれぞれの得意分野の話になるとテレビ観てるよりよっぽど勉強になるし楽しい。

 

その後ホテルに戻り中洲の川の流れを見ながら「ほんとに福岡ってどんどん発展しているなー」ってしみじみ感じた。



tom_eastwind at 07:02|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2015年04月11日

Night in 三宮

話はちょっと戻るけど48日は大阪で朝11時から仕事なので名古屋を8時に出る。この日は大阪で4件の面談が入っておりその内の一件はお客様と食事をしながらの面談だ。

 

名古屋から新大阪、昭和新大阪駅から大阪駅のホテルに到着するとすぐにパソコン引っ張りだしてカフェで電源確保出来るテーブルを押さえて面談開始。このホテルの設計思想は良くわからないのだが、てかテーブル配置、何か人々が打ち合わせをするのにパソコンを使わなかった時代に建てられたのだろう、ウィンドウズに優しくない(笑)。

 

僕はMacなので電源はほぼ一日持つが相棒のWindowsは4年も使うとバッテリーがヘタレになり5時間程度でOUTになる。なのでこまめに充電する必要がある。天井の高いご立派なホテルではあるけど足元に電源があるのは大きな壁沿いにあるたった1つのテーブルのみ。

 

そして午前11時から始まった面談はどれも話の内容が濃い。それぞれ2時間づつ面談枠を取り最後の面談が終わったのは夕方の5時過ぎ、そこからすぐに今晩の夕食場所である三宮にお客様の車で移動。

 

大阪から神戸三ノ宮は僕のような田舎者には全く距離感が掴めずお客様から「30分くらいですよー、けど夕方ならもちょっとかかりますかねー」と言われても「あ、はい・・・」とバカっぽくしか答えようがない。

 

三宮のコインパーキングに車を駐車させるとそこから徒歩で10分位の移動だけど、風が冷たーい!

 

4月だし元々日本では空港とホテルと新幹線の間だけの移動しかしないのでコートを持ってない僕としてはとても寒い!しかし「寒中運あり?」ではないがこれが東京の夜だったら確実に凍死してたな。ちょうど一日づつ寒波から西へ逃げているのでまだましだ、この日北関東では雪が降ってた。

 

さてお客様お勧めのレストランは20席程度の個人経営の中華料理店であった。聴くとこの店は17年前に中国北部から移住して来た中国人家族の経営でありお客様がこの家族に日本での生活面でいろいろとお世話をしてたようで顔なじみである。

 

壁に書いてある手書きメニューの日本語を見て「なるほどー」、先客の雰囲気を見て「ほうほう」、最後に印刷したメニューを見て「こりゃ本物だ」と分かった。

 

お店独自の紹興酒を一本注文して温めてもらったのを飲みつつ注文していく。店員も皆中国人で中国人にしては非常に高いサービスレベルで、日本人標準からしても遜色のない、けれどそこはやはりざくっとした中国なサービスなのが期待感を高めてくれた。

 

オープンキッチンの向こうからガスの火力を強くする「ゴーっ!」って音がする。懐かしい音だ、けどこれは普通の中華レストランの火力じゃないぞ、僕がクイーンズタウンの中華レストランで働いてた時や香港時代に経験したオープンキッチンの火力より更に強い音だ。

 

暫くすると次々と料理が出て来た。お、これはやっぱりレベルが高いわ。生まれた時から本場北部中国の中華料理を食べて来たシェフが良い素材を使い日本人が食べやすいように、しかし中華料理としての原型はきちんと守りつつ作っている。

 

何で手書きメニューが?と思うかもしれないが、その文字が大人になって日本で日本語を学んだ人独特の書体だからだ。つまり中国料理を大人になるまでしっかり食べて作ってた事が分かる。そして手書きメニューに載せてる食材に「田蛙」があったりすれば「おー、やるじゃん」だ。

 

そして先客の半分以上が中国人だったのも大きい。日本語をネイティブに話している家族でも地元の華僑だなってすぐ分かる。つまり中国人に人気のある中華料理店ということだ。

 

その後も同伴で入ってくるカップルの女性は皆中国人でお店の人とは北京語でやり取りをしている。余談だが彼女たちにとって日本人男性は良い鴨である、そう言えば彼女が北京語で注文した料理にはタップリと白髪ネギが乗っかってた(笑)。

 

ミル貝の広東風があったので豆鼓味で注文すると柔らかいミル貝が綺麗な盛りつけで出て来たが、これも旨い。

 

8時過ぎに少し手が空いたオーナーが僕らの席に座って、僕はニュージーランドの話をする。温厚な笑顔のオーナーだが年齢的に改革開放前の中国を子供の頃に経験しているはずだ、特に北部中国は発展が遅れて広州など南部中国と格差が広がってた時期だ。

 

相当に苦労して日本に来ただろうにその笑顔からは微塵も感じさせない。失礼になるといけないのでそのあたりは聴かなかった。

 

17年前に日本にやって来て長い間ワークビザで中華料理シェフとして頑張り日本の永住権を取得して3年前から自分の店を持ち繁盛している。

 

色々と話をしている内にやはり最近の日本や中国の政治談義になった。てゆーかオーナーが結構ずけずけと自分の思うことを言ってくれるのだ。だからこっちも話がし易い。初対面なので失礼にならないように少しづつ会話の幅を広げていく。

 

中国の虎狩りの話が出た時に僕が周永康や徐才厚の話をちょっと振ると「知ってんのか?」って顔になり2年前の習近平暗殺未遂事件のネタを話すと「何で知ってんだ、日本じゃニュースになってねーぞ」そう、あれは香港の新聞から取ったネタだ。

 

彼は僕に対して「尖閣諸島、あなたならどうする?」と、はっきりとぼく個人の意見を聴かれた。良い突っ込みですね、すかさず「爆弾落として吹っ飛ばす」と言ったら笑ってた。

 

尖閣諸島、小平、習近平暗殺未遂、虎狩り、意見交換。かなりはっきりとモノをいう人であり自分の主張を明確に持っている。そうでなければ海外に出る力もないだろうし海外で生きていけないだろうとも思う。

 

日本が安倍政権になってきな臭くなってきたと言ってた。このままじゃ本当に中国と戦争になるかも、中国はメンツを重んじる国でそれが彼らの欠点でもあるが、その欠点を刺激するような日本の政策は危険である。ところが安倍首相はわざと相手の欠点に塩を塗りこむような事をしている。

 

冷たい風の吹く三宮だったが久しぶりに直接中国人と個人的に濃い話が出来てよかった。あ、これを入れたら今日の面談は5件か(笑)。

 

三宮の夜は賑やかでこの一体が阪神大震災で崩壊した街とは思えないほど明るく輝いていた。



tom_eastwind at 13:04|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2015年04月10日

天皇詐欺

銀行で現金を下ろした時にアンケートを書かされた話は前回書いた。おれおれ詐欺、振り込めサギが横行しているのでというのが表向きの理由である。そして昨日のニュースで天皇陛下のパラオ異例の旅の特集記事をやっていた。

 

ここ数日、日本を回りながら何故かこの銀行の対応と天皇パラオの旅、この二つの事件を結びつけるものが僕の中でピカっとあった。

 

それは銀行のアンケートは一応オレオレ詐欺とか振込詐欺防止の為って言ってる、つまりおためごかしで本当の理由は個人資産調査であることを隠して、それと同様で戦前の無責任大日本帝国陸海軍が「天皇の為であーる!」として、ほんとは「自分の出世や主義主張のためだけに多くの日本の若者を戦地に送り込んだのであーる!」なのに天皇を利用して天皇に責任を被せた戦争詐欺である。共通点はどっちも詐欺で引っかかったのは日本国民だって事だ。

 

ただ振り込め詐欺の場合はお金の被害であるが天皇詐欺は命の被害である。天皇は何も言ってないのに軍部が勝手に天皇の気持ちを「忖度」して若者を戦争に送り込んだ。そして殺しておきながら自分たちは戦後ものうのうと生き残って来た。

 

太平洋戦争、特にペリリュー島では約1万人の日本兵が戦死、同じ南太平洋のニューギニアではぼくの父親が米軍に追われて逃げまわってた。12万人送り込まれて戦後5千人程度(死亡率95%!)復員して新聞記者などしてたが天皇のことはいつも「天ちゃん」呼ばわりであった。

 

一時期は天皇バンザイ!を信じて戦い本土に戻ると天皇が人間になって戦争責任って話になって、一体オレたち何やってたんだ、、、ニューギニアでの敗走と日本敗戦、家族には戦争のことは殆ど語らずだったが戦後40年ほどして小説を書こうとしてたようで下書きのゲラはたくさん残ってた。今も未編集のままで僕は時々夜一人でいる時などゲラを一つ拾って読むことがある。

 

ニューギニアと言っても山の上には雪が積り山越えの途中に体力が尽きて死ぬ者もいれば山を降りきった川を渡る時に仲間がワニに食われたり地元原住民に襲撃されたりした記録が残っている。もちろん食料がなくて死んだ仲間の肉を食ってみたり、それは今の日本では想像もつかない地獄の島であった。ある意味銃撃戦だけで死んでいった兵隊は幸運だったのかもしれない。

 

その地獄を生き延びた兵隊は誰も過去のことを思い出したくもなく、ひっそりと仲間だけで戦友会を開いて思い出を語り合ったものだ。

 

天皇に対して一番過激に行動を起こしたのは「行き行きて神軍」の奥崎謙三であろう。「部隊は敗走を重ねながら飢えとマラリアに苦しみ、千数百名のうち生き残ったのはわずか30数名だった。」

 

彼は戦後昭和天皇パチンコ狙撃事件を起こして「ヤマサキ、天皇をピストルで撃て!」と叫び警官にその場で暴行事件として逮捕収監された。

 

僕は天皇制を否定することはない。天皇制度がうまく機能してくれれば日本の為には効果がある。ただ今までその天皇制度を悪用する連中が多くて天皇の名を借りて私腹を肥やし結果的に国民を苦しめることになった。それが天皇が一番反省している点であろうし、だからこそ政治には一切関わらないようにしているのだろうと思う。

 

そして戦後天皇は戦争について公式の場では多くを語らず国民の象徴としてだけに生き、戦争で亡くなった人々の慰霊を行ってきた。今回のペリリュー島訪問、彼の体の元気なうちに出来てよかったと思う。これでほっとしてあの世に行けた戦霊も多いのではないか。

 

天皇詐欺。政府がおためごかしを言い出したら耳の穴かっぽじってまゆに唾つけて疑問を持って聴いたほうが良い。



tom_eastwind at 13:27|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2015年04月09日

ガイドライン

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カーター長官は会談後の共同会見で、「新しいガイドラインで日米関係、同盟関係はさらに変わることになる。米軍と自衛隊が切れ目なく協力する機会が増える」と発言。その上で「直面する幅広いチャレンジに、アジア太平洋、世界中で対応していくことが可能になる」と語った。

 

これまでのガイドラインは、日本が武力攻撃を受けた場合と、朝鮮半島で有事が起きた場合を念頭に、自衛隊と米軍の役割分担を定めていたが、改定後は地理的制約をなくすとともに、平時から有事まで切れ目なく協力できる体制を整える。

***

 

日米協定が深化している。自衛隊が世界中どこでも出かけて行って米軍と戦えるようにする。米国からすれば財政赤字の中軍備費用を削減するためにも是非とも自衛隊及び日本政府には協力してもらいたい。あ、いや、だからと言ってどこと戦争するとかそ〜言うのは米軍が決める。

 

自衛隊は米軍の決めたまま素直に戦地に飛び出して行って米軍の弾除けでも補給部隊でも何でも言われた事をするのだ。その結果として日本でテロが起こってもそれは自己責任、世界の警察の一部を担うのが日本の役目なのだよ。

 

先日は文科相の教科書検定で「軍靴の響き」を書いたが今日は防衛省の日米ガイドライン協定で「海外派兵」の話、それにしても安倍政権で一気にすべてが動き出したなーって感じだ。

 

文科相においては学生の愛国教育、防衛省においては海外派兵、財務省においては消費税+相続税+所得税、金融庁は海外送金規制、厚労省においては社会保障の削減、国交省では公共事業、まるですべての省庁のオンパレードだ。

 

戦後の自民党も一党支配ではあったが党内に右派も左派もいてそれなりにバランスの取れた政策を実現して来た。ところがその自民党が政権から滑り落ち党内が分裂して自民党の実力者は右派中心になった。現在の自民党は安倍一色であり彼のやりたいことは戦前の満州国を作り上げた優秀な官僚である岸信介元首相あたりが大好きな北一輝の全体社会主義の実現である。道筋が明確だから優秀な官僚が失敗することはない。官僚が失敗するのはやるべきことが分からない時だけだ。

 

こうなると5年以内の偶発的戦争も起こりうるわけで一旦戦争状態になると日本中が盛り上がって志願制の、けど参加しないと空気読めないって言われて行くしかない、実質的に徴兵制の始まりである。

 

1945年、日本は国民300万人の命を失って全面降伏した。それでも復活した。だからいいっちゃいいわな、死ななかった人からすれば日本は復興した。けれど間違いなく300万人が死んだ。

 

そして何よりも海外派兵だけでなくすべての政策が全体社会主義を向いている事が今回の安倍政権の特徴だ。いつも書くことだがこの主義主張は決して悪くはない、これが自分に合う人にとっては。



tom_eastwind at 08:47|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2015年04月08日

尊厳死

東京で医療法人と会議を持つ。オークランドのリタイアメントビレッジ事業に関する話で、今回は主に日本とニュージーランドの医療、というかキーウィと日本人の死生観の違いに関してだ。

 

前回訪問したリタイアメントハウスでは住居棟の横に病院が併設されているがこの病院はいよいよ体が動かなくなった老人向けであり特に何かの延命治療をするわけではなく、どちらかというと安らかに死を迎えるまでの期間を過ごす場所である。安らかに死を迎えるホスピス。

 

日本ではホスピスはまだNZほど一般的ではなく老人ホーム、特養とか色んな名前があって介護士がいてとかほんとに複雑で段々分からなくなったので「結局日本のケアってピンピンころりの為ですか?それともチューブにするための準備なんですか?」と聴いた。

 

相手はとてもへんてこな質問をされてどう答えていいやらって顔をしてた。けど僕に取っては結構真面目な質問だ。だって人の生き死には大事だもんね。

 

少なくともぼくは本人の意思に関係なく周囲が周囲の空気を読み何も言えずに空気を忖度して医師にチューブを付けさせてもらい医師もそれ以降は殺人罪に問われても嫌だからと結局誰もが何の生産性もない無駄な先送りと責任回避を行っているような現場にいたくはない。

 

介護、治療、精神、肉体、チューブ、死後の世界、人は何故生きるのか?人はどこから生まれてどこに行くのか?

 

僕は小学生の頃からハインラインのSFを読み手塚治虫の「火の鳥」を読み子供なりの好奇心で一生懸命考えたものだ。共産主義者の父親とキリスト教の母親を持つ貧乏家庭の末っ子としては突っ込みどころ満載である(笑)。

 

だって神を否定する共産主義とたった一人の神の存在をすべての前提とするキリスト教とハインラインのような時間旅行をするような自由さと輪廻転生を真剣に考える手塚治虫の世界観とか、そんなネタを小学校の頃に頭の中で洗濯機に放り込んでぐるぐる回すわけだからわけの分からんガキの出来上がりである(苦笑)。

 

日本で大人になっても当時はまだ日本全体がイケイケであり老後なんて誰も考えてなくてピンピンころりなんて言葉もまだなかった。

 

それでもニュージーランドで生活するようになり次第に尊厳死というのを理解出来るようになった。

 

12歳の子供が交通事故に遭い意識不明状態になった。駆けつけた救急隊がすぐに呼吸装置を付けて病院に運びICUで集中治療をする。けれど3日経っても子供の意識は戻らない。すると両親は医者に向かって「この子はもう十分頑張りました、呼吸装置を外して下さい、天国に行かせてやりたいんです」とお願いして医者は呼吸装置を外した。子供の魂は天国へ行った。

 

3年前かな、日本からやって来たスキーツアーのお客様の話である。ツアーと言っても実際はスキーキャンプでポールを打ってスピードレースの訓練だ。そこに80歳位のスキー大好きおじいさんが個人で参加していた。

 

ある朝皆と同じようにかちかちに固まった斜面をポールでくぐっていた彼はコースの途中で転倒した。その後すぐ立ち上がってベースまで降りてきて、にこっと笑って「いやー、硬いね」とか言ってたら、5分もしないうちに地面に崩れ落ちた。脳内出血だった。

 

日本人スタッフはすぐに緊急手配をして病院に急送したが結局おじいさんはその日のうちに亡くなった。日本人スタッフやツアーの仲間は「うわ、大変だ、どうしよう!」となったが、その時一緒にいたキーウィは皆声を揃えて「何て幸せなおじいさんだ!最後まで好きなことをして人生を満喫したじゃないか!」と、全く正反対の反応を見せたのだ。死生観の違い。

 

そんな経験をしつつ21世紀の日本を見ていると老後や介護やチューブ問題が次々と顕在化して来た。チューブ?親子関係?切りたいのに切れない。元気な間にきちんと結論を出さなかった先送り結果としてずるずるだらだらと生きる肉の塊を抱えることになって子供に苦労をかける。

 

人は何故生きるのか?肉体と魂の関係は?天国とは?「火の鳥」鳳凰編では即身仏になる僧正の話がある。人は何故生きるのか?

 

日本ではまだホスピスの考え方が定着していない。体にチューブ付けて肉の塊だけ生かせたいなら豚肉買って管でも付けておけば良い。

 

人間の尊厳を考えれば自分の死に場所は自分で決めるべきだ。生まれて来る場所を選んだのは神様であり生きるのは神も仏もいない社会であり肉体が滅びれば魂は輪廻転生の歯車に乗り次の生は動物になるのか誰もわからないけど、少なくとも自分の生は自分で決定する。

 

川の流れを遡ることは出来ない。けれど川を海に下る時に自分のボートを右岸か左岸に動かすことは出来る。だらだらと流されて生きるな、君が無為に生きた今日は、今朝死んだ誰かにとって本当に欲しかった今日なのだ。

 

日本も高齢者社会を迎えた。流されるのではなく自分で自分の人生を選択する。そういう時代が来たなって感じです。



tom_eastwind at 14:39|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

教科書から始まる軍靴の響き

安倍政権調子良いですね、徳洲会は潰されて株価連動政権は上昇し今度は教科書検定バッチリだ。

 

見たところ竹島と尖閣諸島は日本の領土、みたいな「口当たりの良い」食材ばかりだが実はこれ、戦後日本教育の大きな転換点である。そう、愛国教育の始まりである。今は誰も何も言わないがいずれ10年後に「ああ、あそこが転換点だったんだ」と言われる年になるだろう。

 

マスコミは次々と内閣に追い詰められて提灯記事しか書けなくなり(これを忖度と呼ぶ)情弱な一般市民の目に見えるのは「日本が日本らしく他国に対してきちんと主張するようになった〜」と喜ぶかもしれない。

 

勿論起こってもいない南京事件のでっち上げや尖閣諸島の分捕りなど間違った歴史は訂正されるべきだし世界に向けてきっちりと情報発信をするのは正しい。

中国の主張が如何に歴史的に間違っているか証明すべきでありこの件では外務省もホームページで日本語版と英語版で情報発信をするのでこれも正解である。

 

けどさ、ここまでで止めておけば良いのだけど問題はそこからなのだ。日本人は一度調子ぶっこくと止まらなくなるのだ。てゆーか空気読む日本人集団ってのはいつの間にか誰も決めないままに何かが決まってしまい誰も責任を取らないまま物事が進みだすのだ。

 

今までずっと我慢してたのが安倍政権で一気に発言力を持つと誰もが無責任に現実を無視した理想論を語りだす。そうなると組織内の議論は常に内向きになり「べき論」になり、じゃあ「べき論」やったら隣国と戦争になるぞなんて意見は消極論であり弱虫であり間違いであり挙句の果てに「あいつは排除すべきだ」となり政治の中心にいるのは理想論と「べき論」を語る無責任指導者ばかりになり大失敗をする。

 

これは1930年代後半の日中戦争から1945年に無条件降伏した太平洋戦争まで何度も何度も繰り返し行われた「指導部による正確で確実に失敗する作戦」でありガダルカナルから始まり沖縄まで何度も何度も日本の若者の命を失いつつ継続された。

 

戦後、戦争中の責任を取った指導部の人間は何人いただろうか?特にインパール作戦の牟田口などは戦後も自分の正当性をどうのこうのと主張しまくり恥知らずのまま清潔で温かい布団の上で死んだ。アラカン山脈越えで餓死したまま今も山の中に残る多くの日本将兵の死体は70年以上にわたって冷たい雨に打たれて骨を晒しているのだ。

 

所詮日本政府のやることなんてこんなもんだ。これが経済政策とかならまだ良い。経済はどうにか取り返せる。けれど一度戦争で死んでしまった若者は帰ってこない。そして政府が教育に直接手を出した瞬間、その行く先は常に一つ、国家強靭政策であり富国強兵であり周辺国が悪いであり自国が正しいであり愛国無罪であり最終的に戦争に突入するのだ。

 

今回の教科書検定はまさに国家による「検定」であり戦前は「検閲」と呼ばれ子供に愛国精神を持たせて政府の思うように思想教育を行う為に必要な教育内容のみが子供に与えられ自由な精神で書かれた健全な政府批判などはすべて検閲で削除される。

 

いよいよ軍靴の響きが近づいて来た。



tom_eastwind at 11:21|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2015年04月07日

フルコースのバイキング又はバフェットとも呼ぶ仕組み

ニュージーランドではイースターも終了して当社NZオフィスも再開。皆忙しくしているんだろうなって思いつつ今日は630分から朝ごはんだ。僕あてに多分朝から来るだろうメールに備えて早飯である。けどこれで4日続けて朝飯をマクラにしているな(笑)。

 

今日のレストランで観光客が少なくてビジネスマンが目立つのはやはりイースター終了絡みですな。このホテルの隣のビジネス棟には外資系企業が多く入っており外人さんが朝からスーツ着て数名のグループごとにパワーブレックファーストやっている。

 

イースター期間中は観光客の家族が多く今朝のビジネスマンもイースター期間中は家族旅行を楽しんでたのだろう。

 

いつもの風景が戻ってきたなって感じだ。2つ隣に座ってる日本人ビジネスマンは紙の新聞とIpad抱えてご飯なので忙しいな、ご飯の味はするんだろうか、他人ごとながら気になる(笑)。

 

ところで今回ある用件で銀行に行き現金を引き出ししたのだが仕事用のまとまったお金だった為にアンケートを書かされた。「何のために現金を引き出すのか?」「何に使うのか?」「誰に払うのか?」みたいな内容であり日本の民間銀行もいよいよ政府業務取扱調査窓口になったなーって感じだ。

 

日本会社財務部金融課xxx銀行新橋支店みたいな、つまり個人の資金の動きは使用目的も含んですべて銀行窓口経由で金融庁までまっすぐ報告が行くという事だ(笑)。

 

そう言えば昨日聴かれたマイナンバー制度であるが銀行にも紐付けられると以前書いたが同時にこれから外国の銀行とのヒモ付も行われるようになる。「えー?そうなんですか?」とびっくりされたが事実は事実である。

 

去年のG20で合意した内容の一つが「各国税務当局が自動的に相手国に個人税務情報を提供出来る仕組み作りの検討」である。今日明日にやるわけではないがこの合意内容のミソが「自動的に情報提供」の部分である。

 

今までは日本の税務当局が個人名を特定してスイスの特定の銀行に個人名を伝えて情報提供を依頼していた。これだと日本側が個人名を特定する必要があるし個人が持っている口座を特定する必要があり、今まではこれが大きな壁だった。数年前に起こった五菱会事件の時などは犯罪収益であったから何とか各国の協力を得てスイスの銀行まで繋がったがそうでなければほぼ追跡不可能だったろう。

 

しかしこれからは違う。税務署がいちいち調査して個人を特定する必要も銀行を特定する必要もない。何せ各国の銀行が自動的に個人情報を日本に送ってくれるのだ。

 

例えば日本居住者が米国に口座を持つ場合、今後その資金を移動する時点で本人確認を要求されてその際に日本居住者であれば「納税者番号を提出しなければ資金を動かせません」となる。

 

そして納税者番号はデータベース化されて毎月銀行から自動的に米国税務当局に送られ、更に自動的に日本の税務当局に送られる。税務署員は椅子に座って送られて来たリストを見て「ほうほう!何から頂きましょうかねー(笑)」となる。これであなたが米国に持つ資金は捕捉される。

 

税務署からすれば椅子に座ってるだけで何もしなくても上げ膳据え膳のご馳走だ、まるで世界中の名物料理が出てくるフルコースのバイキング料理食べ放題である(笑)。

 

もちろんこれは今日明日の話ではなくシステム開発会社の仕事振り次第である()が、何だか奴隷が奴隷を苦しめる仕組みを作っているような感じだ(笑笑)。

 

まずは日本の銀行のマイナンバー制度のヒモ付を行った後に外国口座へのヒモ付を行うわけでおそらく2017年くらいにひっそりと導入されるだろう。2017年、そしてある日突然あなたの自宅に税務署から「お尋ね」がやって来るのだ。

 

世界中の名物料理が出てくるフルコースの食べ放題スタイルは日本ではバイキング(Viking)と呼ばれる。英語ではバフェット(Buffet)と呼ばれる。どっちにしても食われ放題になるのは国民だ(笑)。



tom_eastwind at 20:13|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2015年04月06日

英字新聞

昨日でニュージーランドのサマータイム終了。これで日本とNZの時差は4時間から3時間になった。大した話ではない、多分日本在住の人からすると一分後には忘れる話だ。けど僕には飛行機の乗り継ぎとかで1時間の時差ずれは大きい。例えば羽田から香港経由オークランドに乗り継ぐ時は夏時間では羽田を朝1030分に出発する必要があるけど冬時間では1630の便で間に合う。

 

さて今朝のレストランはイースター最終日という事もあるのか外国人ツーリストが目立つ。右隣りのインド人家族6人は「あの辛いの、wasabiって言うんだって」とか昨日の夕食の話や「RailwayPassって便利だわねー」などと新幹線の旅の思い出を楽しそうに話してた。

 

左隣りは欧州からのご夫婦で、先に朝食を食べてた知り合いと何か話してたが英語じゃないのでよく分からんかった。夫婦でフランスパン食べてたので一応フランス人夫婦としておこう(苦笑)。

 

正面に座ってる白人のおじさん、レストランの入り口に置いてあったのだろうウォール・ストリート・ジャーナルを読んでた。その一面記事がちらっと目に入り日銀の黒田バズーカの危険性について何か書いていた。

 

食後部屋に戻ると何故か今朝は僕の部屋に届いていた新聞が何とウォール・ストリート・ジャーナル。昨日は朝日新聞で一昨日はジャパンタイムスなので、多分ホテルからすればぼくの部屋は「余った新聞を放り込む部屋」に指定されているのだろう(笑)。

 

日銀の記事が気になり読んでみるとやはり当然だが日銀の菊池さんって人が黒田バズーカによる株価上昇や一部土地値上がりの危険性を主張している。現在の官製バブルが危険なのはわかりきった事で当然の事なのだが日本語の新聞では一切その危険性について書かれていない。

 

日経新聞などは単純に「株価上昇バンザイ!給料昇給バンザイ!海外進出バンザイ!」と両手を挙げての大政翼賛会記事である。これが政府がマスコミを支配するって事なんだなって感じる。

 

いくら日本で発行されててもWall Street Journalを読む人なんて限られてて世の中の有権者の多くは老人で、朝日読売とNHKにフジテレビあたりが情報収集窓口だ。

 

そして実際に自分が持ってる株の値段が上がってくれればうれしいわけで世間は賃上げって言ってるから景気が良くなったと思ってる。だから若者層の雇用実態や実質賃金が今も下がっている事に気づかないまま政府を支持することになる。

 

すでに東京で発行されている英字新聞では日本経済のバブル化に警告を放っている。景気が上昇するのは良い事だが中身が空っぽのままお金だけジャブジャブと流し込めばマネーゲームになり相場師が出て来て一気に株価が2万円とか、もしかして25千円になるだろう。

 

しかし株価が上昇した企業はそれだけの企業価値があるのか?株価が解散価値を上回ってしまえばそれは高値掴みである。それでも賭博師は最初からそんな事分かってるわけで上がり相場のギリギリまで見極めて一気に売りに出る。

 

すると相場は一気に下落して恐怖を感じた投資家は次々と売りに出る。こんなものに理屈はない、一度崩れ始めた相場を止めるものは何もない、一気に底まで叩き落とされる。これで良い子の始めたNISAはすべて吹っ飛ぶ。個人の貯蓄は失われる。

 

米国でも景気が良くなっているという報道があるのに現実的な雇用に結びついてない矛盾をどう報道したものか悩んでいるメディアも多いだろう。

 

元々はリーマン・ショック後の米国のQEが事の発端であり米国政府がお札を刷りまくって市場に流し込みそれで金融界は復活したがそのカネは結局金融界の中だけで回りこれが株価を支えているが現実の製造業が投資を増やしたり雇用を産むわけではなかった。だって民間需要がないんだから企業が設備投資をしない。

 

米国では無理やり需要喚起の為に自動車販売会社がローンで車を売ってるが、売ってる相手は返済能力がない。それでもローン証券を束ねて銀行に売ればそれで自動車販売会社は儲かるわけで銀行は受け取ったローン証券を更に束ねて投資会社に売る。投資会社はそれを更に束ねて、、、まさにリーマン・ショック当時と同様の状況にある。

 

若者層を中心に失業率は高まってるのに何故雇用の数字が良くなったのか?それは今までフルタイムで雇用されてた1人がパートタイムになりもう1名のパートタイムを雇用することで雇用が2名になったことで就職率は上がる。しかし実態としては賃金が下がる。

 

しかしこんな記事は政府許認可事業の経営者としてはあまり堂々と書くことは出来ない、だから必然的に一般市民の眼に入ることもない。結局第二次世界大戦突入前夜の日本か。

 

昨日個人面談を行った方は偶然だがお二方とも英語が出来る。だから彼らは英語で情報収集が出来るので今の日本に非常な不安を抱いている。おととい個人面談を行った方お二人とも首都圏のビジネスマン、英語は出来ないが現在の株価上昇が官製バブルであり数年内に崩れることをよく理解している。北関東、信越、首都圏、それぞれ生活圏は違うけど感じることは同じだ。

 

さあ今日で東京は終了。明日は名古屋だ。



tom_eastwind at 09:30|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2015年04月05日

そして誰もいなくなった。

今朝は日曜でいつもレストランが混み合うので早めの7時に行くとやっぱり混み合ってた(苦笑)。何せこのホテル、昨日は結婚式だけで10組くらいあり、いつもの光景だが東北に住む胡麻塩頭の清太郎おじさんや九州に住むよく陽に焼けたミチコおばあちゃんたちが孫のハレの場に一生に一度東京に出て来てまるで天皇陛下をご拝謁するように飾り付けての参加である。

 

翌朝、つまり今朝はそういう親戚たちが昨晩のどんちゃん騒ぎのかけらを残しつつあちこちのテーブルで親戚同士が朝食を取っており日頃話す機会のない人々がお互いに気を使いつつ気を使わないふりをして、婿の出来が悪いとか嫁がだらしなさそうだなんて一切口に出さずにお互いの家庭を褒め合う、微笑ましい日本の原風景の一つだろう。

彼らは午後の便で自分の田舎に帰るか今日は東京見学でもするのだろうか。ある意味幸せな逃げ切り世代である、残りの人生を楽しんでほしい、出来ればもっと消費してほしい(笑)。 

 

さて昨日少し書いたが外国送金規制である。

 

日本からの個人外国送金がここ一年で極端なまでに厳しくなり銀行の窓口で送金を断られるお客様が続出している。これは金融庁が邦銀に対して「水際作戦だ、お前ら銀行支店の責任で窓口で止めろ!」と指示が出たのだろう。

 

例えば子供の学費と思って銀行でいつものように書類を記入して提出すると「送金目的の証拠を見せてください」となる。まさかそんなもの用意していない。自分のカネを子供に送るのだ、何の証明が必要なのだ?

 

ところが銀行は「私どもが納得出来ないと送金は出来ません」となる。そこで学校が発行した入学証書とか請求書とかを取り寄せることになるが、それが英語で書かれていると今度は「何て書いてるんですか?」となる。引き伸ばし作戦だ。

 

ましてや生活費など証明のしようがない資金の場合は更に大変だ。金額にもよるがほぼ送金不可能になる。要するに海外に送金なんて、もう出来ないよってことを国民に実感させることで「諦めさせる」のだ。

 

この目的は以前から書いているように、外国財産調書の作成、出国税の導入と同時に物理的に資金を海外に出せないようにした上で今年導入されるマイナンバーにすべての資産を紐付けさせることだ。それから時間を掛けて銀行口座の名寄せ、資産税の導入と続く。

 

すでにシンガポールあたりの銀行では口座開設をする際には「あなたの国の納税者番号を記入してください」って項目が追加されている。日本では今はまだ納税者番号は導入されていないが来年からは記入が必要になる。

 

面白いなー、市場の変化だな。

 

ニュージーランドで日本人向けに初めて「円送金」を商品化したのは当社である。1999年の外為法改正によりビジネスモデルを作り当時約4千人ほどいたワーホリ向けに両替レートの良さや送金の簡単さを訴求して利用を頂くようになった。

 

するといつもの事だが他社がすぐに誹謗中傷、「あんなのは嘘ですよ、カネを盗まれますよ!」などと言いふらかしていた。

 

そこで僕が取った戦略は「円送金をビジネス化する方法をオークランド中の留学会社等に教える」だった。すると彼らはぴたっと誹謗中傷を止めてパンフレットを作り「当社で円送金できまっすよー!」(笑笑)。

 

その後僕は留学から移住にシフトしていき日本政府の動きを見つつ送金方法を変更させ円送金から少しづつ離れながら「あ、政府、そろそろ本気で海外送金規制やるぞ」って思ってたら案の定去年から現在の安定した安倍政権のうちに一気に個人資産捕捉と見えない形で外国送金規制を導入である。

 

まあそうだろう、政府からすればそうしないとやっていけないがそうなると困るのは送金会社である。日本市場向けに両替や送金を専門としてやってた会社たちは大変だろう。彼らからすれば利益が取れる円送金である、何故そこから引く必要があるか?そう思って去年と同じ来年が来ると思って仕事をして来たのだろうしそれもある意味当然かもしれない。

 

しかし市場は変化する。常に変化する。今が良ければ後が悪くなる。資金移動ビジネス、特に個人送金はますます厳しくなる。それは後戻りの出来ない変化である。

 

昨日池田信夫ブログの中で池田氏は「国際資本移動規制は政治的に難しい」と書いてたが、実際にはG20で世界的に自国民に網をかける仕組みを作り上げ犯罪収益対策法やマネー・ロンダリング法などを導入して政府が合法的に個人の資金規制を行っているのだから個人に勝ち目があるわけがない。「国際資本移動規制は政治的に難しい」事はなにもない。政府は何でも出来るのだ。

 

そして「海外送金市場には誰もいなくなった」である(苦笑)。

 

しかし、だからといって個人に対策がないわけではない。上に政策あれば下に対策ありだ(笑)。今回の送金規制も同様で個人であっても合法的に対策は打てる。市場の変化、対応の変化、常に今起こっていることの次を見すえつつ検討して常に対策を作れば戦っていける。

 

「え?そんなに面倒で大変なの?」当然です、人は生きている限り苦労するに決まったものだしゼロリスクはないのだ。



tom_eastwind at 17:27|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2015年04月04日

床屋談義 投資家向け個人面談開始

イースター二日目の土曜日。ホテルのレストランもかなり混んでいる。普通週末の午前8時頃は空席が目立ち9時から満席になるのだけど、今日は午前8時の時点で8割ほど埋まっておりレストラン入口カウンターに座って食事している人もいた。

 

ハイチェアだし目の前はドリンクバーなので賑やかなのだが、若い白人女性二人組からすれば気にならないのだろう。僕の朝食はお味噌汁にのりをたっぷり入れて冷奴と焼き魚ですっきりとお腹に入り、よっしゃ今日も昼飯抜きだ(笑)。

 

食事を終わらせて日本に持参した荷物を整理して国内各地に送る手配をする。「宅配便を2個同時に同じ場所に送ると50円安くなるサービス」を薦められてご利用致しました(笑)。どちらかというとこれ以上細部の説明されて時間を無駄にしたくないので100円高かろうが50円安かろうがどうでもよい、自分の時間を優先したいので係の方の話を途中で遮って「へい、それでよーがす」とサインして荷物を渡した。これが845分。

 

今日は9時丁度に散髪屋さんを予約しておりホテルから歩いて5分のところの「散髪屋」でささっと髪を切ってもらう。切るとこ、まだあったのか(笑)?と言われるが、まだ、ある(笑笑)。

 

散髪屋の4つある席は朝から全て埋まっており(昨日香港から電話で予約しておいてよかった)引退したおじさんや現役の40代が皆さん色んな床屋談義をしている。この店は日本の男性の誰もが散髪屋と呼んでた時代に作られた散髪屋であり今も時代の波を乗り越えて散髪屋をやっている。好きな店だ。

 

「俺も白髪が増えたなー、何かうちのビルの家主、最近家賃値上げさせろってうざいんだよ、何か最近流行系のテナントが増えてうちのようなおやじくさい商売は追い出したいのかねー(笑)」

 

「いやさ、akibaもスキャンダルが流出してまずいよね、もうそろそろ賞味期限切れじゃないのー」

 

誰もが床屋談義を楽しむ中、僕は10時前に散髪を終了してホテルに戻り今度は今日の個人面談顧客のデータ読み込みをしてスーツに着替えて12時に面談会場集合。スタッフと打ち合わせの後13時から本番だ。

 

今日のお客様の特徴は二人共移住について考えている原因と目的が完全に一致していたことだ。ここまで一問一句同じなのも珍しいくらいだ。

 

異口同音、考えている事は同じである。最初は首都圏から来た個人投資家で海外金融経験が長く金融畑の中でも非常に珍しい仕事をしている。次の方も首都圏の不動産会社の社長で長く地元で不動産管理を手がけている。おふたりとも業種も全く違うのに話している内容は同じだ。

 

「日本国債は後3年でアウトだ」とか「今の株価は官製バブルだね」であり共通認識は「23年後に吹っ飛ぶ」から今のうちから移住手続きを開始して吹っ飛ぶ前に「沈む船から降りておく」または「政府と心中するつもりはないよ」である。おふたりともバブル崩壊を体験した世代であり世の中が吹っ飛ぶとはどういう事かをよく分かっている。

 

今の日本の株価は実態ではない。YES。政府がカネをガンガン流し込んで作っている市場でありいずれ量的緩和が終わればふっ飛ぶ。けれど政府からすれば、アベノミクスという博打が成功すればそれで経済成長なので良し、もし失敗したらスーパーインフレが起こって政府負債が帳消し。

 

つまりコイントスで「いいか、表が出れば俺の勝ち、裏が出ればお前の負けだ」ゲームである(笑)。そして今日の方々の共通意見は「お前のバカなコイントスには付き合わん」って事だ。

 

ちょうどこの記事を書いている時にアゴラでも日銀の量的緩和について同様のネタが出てた。

 

***

量的緩和は「偽薬」だといわれるが、偽薬には副作用がない。今の量的緩和は麻薬である。いずれやめざるをえないが、その出口で禁断症状が出ることは避けられない。どういう形で金利が上がるかは予測が困難だが、いずれ来る。そのとき日銀が巨額の損失をこうむることも避けられない。

 

いずれにせよ黒田総裁の「インフレ幻想」が空振りに終わった今、残るのはリアルな財政危機である。1000兆円を超える政府債務は、誰かが負担しなければならない。どういう出口戦略を取るかによって負担の分配は大きく変わるので、これは政治との協調が必要な「総力戦」になる。

 

このほかに財政赤字を減らす方法としては、ゼロ金利のままインフレに誘導する金融抑圧が考えられるが、これは実質金利の高い国への資本逃避が起こるので、国際資本移動の規制が必要になる。これも政治的には困難だ。

http://agora-web.jp/archives/1637074.html

***

 

上記の文章のうち「国際資本移動の規制が必要になる」のくだりについては「政治的にはそれほど困難ではない」」が実態を表していると思うが、これはまた後日書く。

 

夕方、仕事が終わって体に溜まった疲れをシャワーで落としてバーで一息つく。よし、二日目終了。これからは考え事だ。2020年の日本に向けて何を準備するか、2018年の包囲網確定に向けてどうするか、2017年の制度改定に向けてどうするか。これを各お客様に引き直して何が提案出来るかを考える。

 

桜の花咲くまだ肌寒い東京初日でした。



tom_eastwind at 08:03|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2015年04月03日

空飛ぶタイヤ 香港にて

昨晩香港でニュースを見てたら空飛ぶタイヤの記事をやってた。夜遅く香港側の繁華街を走るミニバスの左前輪が脱輪してタイヤが舞い上がり歩行者を直撃したとの事。うわ、思わず池井戸潤の「空飛ぶタイヤ」を思い出した。

 

今日は11:00から個人面談開始。

 

今回お会いした方は日本人同士がもっと助け合わないといけないとしきりに和僑(わきょう)の話題をしていたが、じゃあ今の香港や中国の日本人が集まって和僑会などをやってるがそれがうまく稼働しているのだろうか?と、ちょっと疑問。

 

日本人だから助け合うというがそれは同じ価値観を持って初めて言える事であり日本人だからと言って基本的な価値観がずれた人間もたくさんいる。だから日本人であるかどうかよりも同じ価値観を共有しているかどうかが大事だと思う。

 

第一海外に出るというだけでまず普通ではない(苦笑)。それは日本社会から阻害されたかまたは自らがスピンアウトしたかどちらにしてもメジャーな日本の流れからはすでに外れている。

 

ニュージーランドでも大雑把に言えば20世紀に移住して来た人々は日本社会で仕事が出来ず親のカネでやって来てそのまま居着いて地元キーウィ社会にも溶け込めず日本人だけでつるんで遊んでる人々で、21世紀に移住して来た家族は「子どもの教育や日本の将来」」を考えてやって来た、日本でも十分に使い物になる家族が中心だ。

 

ここでいつも面倒くさいけどうざいので予めコメント入れておくと、勿論20世紀に移住して来た人でも善い人はいるし21世紀に移住して来た人でもおかしいのはいる。ただ一般論を語る時に例外を持ってきて「ほら違う!」なんて自己満足を得るためだけの反論はやめてほしい。

 

だから日本人または日本国籍があるかどうかよりも価値観を考えていけば倭僑で括るのではなく家族、仲間、友人、信頼、誠実、そういう部分でくくっていくことが大事だと思う。先週のブログでちょっと書いたが永住権が取れたお客様のパーティに参加してその方のために集まる多くのキーウィ家族を見つつ彼とニコッと笑って「人種じゃないよね」って話したのを思い出した。

 

日本人同士が助け合うというならオークランド社会で日本人同士が価値観違うのに助けあって(傷の舐め合い?)同じ価値観を共有出来るキーウィや中国人や韓国人は困っても放置ってのか?それちょい違いますよね?だいいち普通の日本人は日本人とも付き合うが両隣のキーウィと普通に仲良くして助けあっている。

 

昨晩は久しぶりに定点観測という名の飲み会でコーズウェイベイに出てみた。前回来た時は学生が道路に座り込みコーズウェイベイが占拠されてたが今回はそういう事もなく無事に店に入れる。何だか景気が良いようで日本人の客足も戻ってきている。サラリーマンの皆さんが賑やかにカラオケ歌ってた(笑)。

 

ほー、市場はシンガポールにシフトしたかと思ったらそうでもない、まだまだ香港→中国も日本人ビジネスマンにとっては大きな市場のようだ。

 

個人面談終了後昼食をご馳走になりつつ華南地区や上海のお話などお伺いする。やはり香港で生活をする日本人ビジネスマンとニュージーランドで生活をする日本人ビジネスマンは全く価値観が違う。

 

こんな小話がある。南太平洋の小島でのんびりと釣り糸を垂らしている人がいた。そこに来たビジネスマンが「何だ、そんなやり方じゃたくさん釣れないじゃないか、もっとたくさん釣れるように網を作り船を作り沖に出てトロール漁でたくさん獲ってさらに魚加工上を作って缶詰にして海外に売りにだそう」そうやってビジネスマンは一生懸命休みもなく働き年を取り疲れた体を引退させて小島に戻り釣りをしようとした。するとそこには前回見かけた人がいて「おー、やっと戻ってきたか(笑顔)」

 

価値観の違いである。香港とNZの違いである。タイヤがぶっ飛ぶまで働き人を怪我させて自分も痛い思いをしてそれでもカネを稼ぐのが香港であり、車検をきっちり真面目にやって道の真中だけ歩き無理をせず家族の生活を第一にするのがNZである。

 

香港で死ぬほど働いて作ったお金でのんびりと楽しい生活をするためにニュージーランドにやって来た。するとNZの人々はすでにその生活を実践していた(笑)。

 

本場の飲茶で「鶏の足」を頂きゼラチンたっぷりの肉球のあたりをがぶりと噛む!はは、食えない人にはとんでもない話ですね(笑)。ほんと中国人って何でも食うなって思いつつ鶏の足をガブ!(笑笑)

 

その後空港に向かうといつもと違ってすんごい混んでる。そう言えばこの香港から羽田に行く飛行機もすんごい混んでてずっと空席待ちで出発の2週間前にやっと取れたくらいだ。

 

混みあう香港空港から飛行機に乗り込みこれまた満席の飛行機はよたよたと空に上がり(これ、冗談ですよ・笑)3時間30分の旅で藤原竜也の「STもの」を見つつ過ごす。日テレが主催しているがこういうのっていよいよ映画とテレビの境界がなくなった事をよく示している。

 

映画出演する俳優はテレビに出ないって暗黙の了解が出来た当時はテレビの方が格下だったが今ではそんな事は言ってられない、お互いに「食うために」協力するようになった。ええこっちゃ、人は困った時こそ進歩する。

 

羽田空港に着くとこれも外国人の入国の行列に並び30分ほどぼやーっと周りを見ていると東京入国管理局の人々のサービスの甘さってのか全然要領を得てない外国人向けサービスである。

 

例えば行列に並んでるアジア系5人家族(三世代)がいて抱いてる赤ちゃんが泣いている。そこで係員苦笑いしつつ彼らを指さして行列飛ばして「しかたねーなー、子供に泣かれちゃどうしようもねーや、はいあんた、8番に並んでー」と指差す。えっと、それ日本語で話す場面ですか(苦笑)。お人好しだけどサービスじゃないよね?

 

等など思いつつ何でこんなに人が多いのかな-って考えて、あ!っと気付いた。イースターじゃんか。香港はイースター休暇の4連休なのだ。だからイースター初日の今日は香港から東京へ向かう香港人がすんごい多いのだ。

 

てか僕がイースターを利用して仕事に来たのにそのことを忘れてて他人の事をすっかり「Out of 眼中」状態で、ばかっぽ(苦笑)。イースター初日です。



tom_eastwind at 23:15|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2015年04月02日

日本出張開始

さあ今日から日本出張だ。今回はわざとイースターを選んで出張を組んだ。NZはこの時期はイースター休暇の4連休で仕事にならないし日本にはイースター休暇がないので日本で個人面談や仕事をすることにした。

 

まずはオークランドから香港に飛んで一泊して翌日面談をしてそれから東京だ。それにしてもオークランドから香港路線、ますます乗客が増えていて予約時には常に「満席」。夏場はA340を毎日二機飛ばしているんですけどねー、それに比べて日本からの飛行機は1980年代に比べると激減している。福岡から撤退、名古屋から撤退、大阪からほぼ撤退、成田からは機材の小型化、そんなのと比べると随分な違いだ。

 

でもって予約待ちをかけて数日して席が取れるのだが、この路線はどうも「生活旅行路線」の感じがする。

 

というのもオークランド空港内ではパソコンを開いているビジネスマンが目立ちMac使いも目立つ。ところがこの機内ではパソコンを開いている人はあまりおらず、どちらかと言うと親子連れとかおばあちゃんとか、何てか家族なのだ。

 

英国から来た家族がNZ旅行を楽しんでロンドンに戻るとかNZに移住した親戚を訪ねて英国人のおばあちゃんとか、勿論香港-オークランド間は香港からNZに移住した人の大事な里帰り便である。

 

つまり仕事の為に行き来しているのではなく生活のための行き来である。ちなみにこの路線にはファーストクラスは付いてない。つまりそれだけ政府のお偉いさんの行き来が少ないという、ある意味平和でのんびりした路線って事だろう(笑)。

 

1990年代は日本からニュージーランドに年間15万人くらいの観光客がやって来てた。現在は7万人程度である。逆に中国からやって来る観光客が年間15万人を超すようになって空港や観光地では中国語での案内がたくさん出てる。時代は変わった。

 

そしてこの香港もますます大陸中国からの観光客が増えたのを肌で感じる。空港に着いて到着ゲートに並ぶと、とまさにイナゴの大群が大声出しながら大気汚染を抱えてやって来たって感じだ(苦笑)。

 

さあ仕事開始。



tom_eastwind at 15:21|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2015年04月01日

マイナンバー制度

マイナンバー制度がいよいよ浸透し始めた。てゆーか、政府はきちんと早い時期から発表していたが一般国民は「まさか自分が」と思ってたのだろう。けれど実際にはすべての国民に紐付け番号が与えられる。

 

この番号はまず最初に自分の給与と社会保障に紐付けられる。給与をもらってるのに失業手当?って話だ。その後日本国内の銀行口座に紐付けられて名寄せを行い子供の名前で作った「名義口座」の本当の持ち主を確定させる。これで本人の合計資産が把握出来る。勿論この番号は金融取引にも紐付けられるから良い子の皆さんは匿名口座や他人名義口座を使えなくなる。

 

そして2018年には世界中の銀行ともリンクする予定である。例えばスイスの銀行に口座を持っていてその口座で2018年以降に取引、つまり入出金をする際は日本人であればマイナンバーを聴かれてその情報は自動的にシステムに入力される。

 

そして個人が世界に持つ資産がすべてひも付けされる時代になる。

 

こういう背景があるのだろう、当社への問い合わせが増えてきた。以前宝探しの記事を書いたがあーいうのんびりした時代はもう終わりだ。これからはひとりひとりの個人が自己責任で資産管理をする必要が出てくる。

 

時代はいよいよ「強くなければ生きていけない」時代になった。一般国民は高い税金と言いつつ今までは日本政府が作った安全保障の上でかなり有利な条件で生きてこれたが、これからは応分の負担をしつつ日本の安全保障を維持する必要が出てくる。そのためには更に高い納税が必要だ。

 

ところが面白いことに現代になって政府がまるで今まで我慢してたいじめられっ子が逆ギレしたように立て続けに増税している。税金取り過ぎで国民の可処分所得がますます少なくなり生活が苦しくなっていく。昭和の繁忙期であれば人口は増えて経済は右肩上がり、土地神話があって誰もが幸せであったからそれなりに鷹揚であった。しかし21世紀になり人口減少、経済悪化、様々な要件が重なり遂に日本政府は「取れるところから取る」方針を実行し始めた、それも今回は強力に。政府も本気なのだ。

 

しゃれではないが僕はお客様には常に「ビザは取れる時に取る」とお伝えしている。実際に移住するかどうかは別にして何かあった時の選択肢として「移住」という手段を取っておくのは大事だ。

 

ところが今の日本政府がやっているのは「カネは取れるところから取る」であるから、なんか「語呂」が合う(苦笑)。「ないところ」からは取れないのだから「あるところ」からは取る、高額所得者からは所得税で、低額所得者からは消費税で。こうやれば自然とプライマリーバランスは黒字になる。

 

そういう大きな絵を描いた中での基本の1つがマイナンバー制度だからこれが今年から実施されるのは画期的なことである。国外財産調書、出国税、マイナンバー制度、こうやって政府は国民を網にかける。網から逃れる方法は、網の目をくぐるか網の外で生きるかである。

 

今までサラリーパーソンとして生活して来た人々はある意味難しい部分は「政府にお任せ」でやってこれたし自分で積極的に判断しなくてもそれなりに救済手段があった。けれどこれからは本当に「自分の事は自分で決める」決断力を要求される時代になった。



tom_eastwind at 15:05|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌