2015年08月

2015年08月31日

大阪

東京から大阪に移動した。羽田から伊丹。日本航空のサービスはほんとに良くなった。御巣鷹山事件の前から日本航空と取引しているのでその違いはよく分かる。伊丹空港は空港全体に昭和のタバコの臭いが染み付いてて、ありゃもう建物壊さない限り消えないんだろうなーとか思いつつタクシーに乗る。個人タクシーで綺麗なので乗り心地は良かったが途中で「お客さん、領収書は?」と聴かれた。

 

意味わからん。領収書って、タクシーならビビーって出てくる感熱紙のやつがあるでしょ?第一クレジットカードの機械が搭載されてない様子。そこで「いや、特に領収書は要りません」と言いつつ運転手さんの仕草をよく見るとシートベルトしてない。あれ〜?降りる時に一応「クレジットカード使えますか?」と聴くと案の定使えない。にこっと笑って渡された領収書は手書き・・・。

 

ホテルに着いて荷物を置いて今日の午後は面談がないのでホテルで紹介された老舗の鰻屋に行くと、ここもまた昭和の匂いがすごい。大通りに沿ったビルとビルとの間に3mくらいの細い路地があり15m程歩くとやっとお店に辿り着く。

 

ガラガラってドアを開けると昭和の時代から働いているような女性従業員と昭和の時代からこの店で食ってる常連さんで店は一杯である。四角四面のテーブルはこれも昭和時代から使っているのだろう。

 

Menuってとこだけ英語で書かれているのが、日本人が英語を尊敬すべき言葉として扱って来た時代の雰囲気を感じさせる。けど、英語で注文しても良いのだろうか(笑)?

 

名古屋でよくお客様に招待頂くうなぎ屋はほんとに古い。木造の2階建てで階段の手すりは木造な感じで2階に向ってまっすぐ伸びてて、案内された部屋では畳に座ってひつまぶしが来るのを待つのだがその合間にひまつぶしに部屋のあちこちを見る。どれも古い。唯一エアコンだけが天井近くに新しく違和感のある状態で乗っかっている。

 

名古屋のお店とこの大阪のお店を比較しつつ、うーん、どっちも古いけど古さをうまく利用しているのは名古屋、この店は単純に昭和のままだって感じた。

 

普通にうなぎ定食を注文して暫くして出てくると時間的に「見込みで焼いてるな」って感じだけど、十分に美味しい。蒸して焼いて、うなぎからすれば頭を潰されて殺されてからも更に死体を蒸されたり焼いたりするわけで本当に拷問であるが(苦笑)実に旨い。

 

やはり人間って他の動物を食って生きてるんだな、感謝しなきゃ。草も木も自分たちの生命を持っている。人間が生きるってのは残酷な話である。

 

そういう事をきちっと理解している日本人は漁猟に出かけて生き物を殺せば必ず神様に感謝してきた。感謝しないのは白人で、感謝の気持ちもなしに動物を殺しておいてエラソーにクジラがどーこーと、ふざけんじゃねーよボケ!って感じである。

 

美味しいうなぎを食い終わりホテルに戻りメール対応。それにしてもうちの社員は僕のブログを見てるのだろうか?とにかく出張中はやること多いのでよほど急ぎでない限りメールしてくるなって言ってるのに平気で普通にメール送ってくる。もしかして俺って嫌われてイジメに遭ってるのか(笑)?



tom_eastwind at 09:44|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2015年08月30日

"To seeing is, to Believing"

昨日は久しぶりの説明会だ。個人面談までは至らないけどまずは情報が欲しいという人にはやはり説明会の方が良いようだ。

 

2時間でニュージーランドの全体像を説明するのだけど、21世紀において空気と水と食料が豊富にあり自活出来るって話をするとなかなかピンと来ない様子。それって当然でしょ、今の日本は食べ物に不自由しないもんな。

 

けれど国連調査機関が発表している世界の大気圏内の空気の汚れ、真っ黒が最悪てそっから赤黒、赤、黄色、黄緑、緑、そして青となるのだが、日本と中国は真っ黒か時期によっては赤黒。それに対してニュージーランドはいつの時期も真っ青。

 

つまり日本人は日常的に公害の中で生活して何もしなくても体内に水銀やその他の有害物質を吸い込んで溜めているという事だ。原因がよく分からない子供の病気などこの範疇に入る。

 

水については、NZの田舎の農家は水道が来てないので雨水で生活をしている。直径3メートルくらいの大きな桶を家の隣に置いておき雨が降れば雨水が集まるようにしている。

 

もし雨が降らずに水が不足したら。その時は地域の消防署から消防車が来て桶に水を入れてくれる(笑)。逆に言えばそれほどにNZの水は安全であり田舎では浄水しなくても飲めるという事だ。Aucklandなどの都会では浄水した水道水であるが、ペットボトルの水がなくなった夜などはめんどくさいから水道水をそのまま入れて飲む。東京の水道水は臭くて飲めたものではない。

 

食料自給率約300%のNZでは簡単に言えば10個のキーウィフルーツを作ったら3個は国内で食べて7個輸出してるわけだ。万が一NZが鎖国になってもとりあえず空気と水と食料は大丈夫だ。

 

エネルギーも重要だ。NZは原発がない。水力発電と自前で採れる石炭火力発電でほぼ賄っているのである日突然石油が来なくなれば、人々は1950年代のようにまた馬車に乗って移動すれば良い(笑)。

 

手厚い社会保障の話、生まれる前から墓場まで、それでいてプライマリーバランスが黒字という話をすると「一体何故日本は赤字なんですか?」と聞かれるが、答えようがない。

 

不動産の話になると皆さんよくご存知のようで突っ込んでのご質問が多い。けど現物の不動産を見ると、価格と建物の品質にびっくりするだろう。不動産に関しては質問が多く、2時間の予定を少しずれ込んだ。

 

そんなこんなで久しぶりの説明会を終えて感じたのは、移住という選択肢が出てきたらならば早いうちに下見をすることだ。いくら言葉で説明しても伝わらない空気がある。

 

8月は夏休みを利用したお客様ご家族が長期滞在や下見など色んな目的でお見えになった。飛行機で片道11時間かかるがそれでも健康を考えれば如何ようにも考えられる。

 

「百聞は一見にしかず」は英語でもことわざになっている。” To seeing is, to Believing”



tom_eastwind at 10:22|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2015年08月29日

米中+日

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【北京=永井央紀】中国の習近平国家主席は28日、9月の米中首脳会談の準備のため訪中したライス米大統領補佐官と北京市内で会談した。習氏は米中関係について「お互いの核心的利益を尊重し、相違点の縮小に努めるべきだ」と述べ、米国に渡った中国の汚職官僚の引き渡しや南シナ海、サイバー攻撃などの懸案をけん制した。

 ライス氏は外交担当の楊潔篪国務委員(副首相級)、中国軍制服組トップの范長龍中央軍事委員会副主席とも会談した。

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この記事の中で明確なのは米中共に利害関係が複雑に絡まっているが、お互いに「戦争するよりビジネスだ」って発想に変わりはない。オバマ大統領は米国制服組の挑発を避けながら米中関係を戦争の出来ない状態に持ち込みたいのだろう。

 

ただ、南シナ海、サイバー攻撃については米国が放っておくと中国がどんどん進出してくるので今回の訪問で軍制服組へ「あんた、ここまでよ」とメッセージを発信して反応を見ているのかもしれない。

 

それから興味深いのは米国に逃げた汚職官僚への虎叩きである。令兄弟が一人米国にいてこいつが習近平と王岐山の汚職の証拠を握ってて、これをばらされるとやばい。じゃ米国にいる間に暗殺って事になるが米国だってそりゃ嫌だ。

 

だったら中国に送還しろよ、他の連中もまとめて。その代わり彼らの米国の財産の半分はそちらで取っていいぜ。その代わり情報暴露はさせるなよ。このあたりは習近平が暗殺されるか情報を押さえ込めるか、本当に命の取り合いの駆け引きである。習近平、飯が喉を通るのか(苦笑)。

 

いずれにしても日本の頭越しに様々な国際情勢が決まり日本は米国の要請を受けて軍事行動を取ることになる。何せ日本は戦後一貫して対米従属政策であった。

 

米国からすれば日本を味方にしておけば中国の真正面に沈まぬ大型空母を配置しているようなものだ。いつでも中国大陸に戦闘機や爆撃機を飛ばせる。また海洋進出にしても日本列島がある限り一定の歯止めがかかる。

 

実は戦後の日本が中国に近づいて共同でアジアの指導者になるなんて話もあったがそのような筋書きはすべて米国政府が直接又は日本の外務省が忖度して潰してきた。もし中国と日本がアジアの指導者になってたらその時は日本列島が西太平洋に向けた不沈空母になっていただろう。

 

どれくらい前かな、世界の三極化の中で米国は日本を中国に押しやろうと考えてたふしがある。勿論米国内にあるたくさんの意見の一つであるが、米州、欧州、アジアと地理的に分けて考えれば日本はもう「あっち行って良し」とも言える。

 

結果的に日本を米国に従属させる事で正解だったのは今の中国の海洋進出などを見たらよく分かる。日本は見事に不沈空母の役目を果たしている。言葉を変えれば敵国に向いた最前線である。何かあればまず日本及びその近海が舞台となるだろう。米国に行き「日本は不沈空母だ!」と語った中曽根大勲位バンザーイである(苦笑)。

 

いずれにしても日本国内では国立競技場をいくらで作るとかやってるが、あれは安保法案がネタにならないようにっての目眩ましだ。競技場程度のカネ、米軍に毎年払っている「思いやり予算」からすればどうって事ない額である。安保法制から目をそらさせるのは、今回は米国の指示により「とっととやれ」と「お願い」されてるからだ。

 

南シナ海に中国が軍事基地を作り既成事実にしてしまうとこの地域は米国の負けになる。なので何かあればすぐに動きたい。フィリピン海軍に力はない。そうなると極東の海洋大国である日本がすぐに出動出来る体制が必要だ。ところが現在の個別安全保障では駆け付け警護が出来ない。だから中国が本格的に海洋進出する前に安保法制をやっておけってのが「お願い」である。

 

勿論米国だけでも十分に強いがそこにフィリピン海軍、日本自衛隊が参加すれば世界から見れば「悪いのは中国」と見える。南シナ海を米国が守り東シナ海を日本が守り封じ込めるのは今が「時機」である。

 

ただそれはあくまでも米中が全面戦争をしない為の限定行動でありこれによってお互いの距離感を狭めていき落とし所を見つけて戦闘が終了すればまたビジネスに戻るのだ。

 

歴史を振り返ってみれば、米国からすれば中国は巨大市場であり1800年代から眠れる龍を相手に稼ごうと考えてた。何せ兄貴格である英国は中国人にアヘンを売りつけ大儲けしておまけに戦争で香港と九龍半島を植民地にして中国から掻っ払ったわけだ、おれも何か出来るだろうって事で長期にわたって狙ってた。

 

だから中国の清朝が倒れて孫文が出てきて、けど袁世凱が邪魔してついに無政府状態になった1900年代初頭から中国は世界の列強の草刈り場になっていった。

 

この当時日本政府は軍事的には列強であり各国に対して堂々と発言出来る立場であった。

 

ところが政治的にはアジア全体をどうするかという長期的視点を政府として一つにまとめることが出来ない。日本政府としては自国が忙しい、玄洋社の頭山満からすれば五国協和、大東亜共栄圏を目指してアジアの独立を勝ち取りたい、じゃあいいや、足して二で割ってこの案件は先送り(笑)。戦前も戦後も日本人は日本人だ。

 

米国にとって大恐慌が起こった後に経済回復を必要としたから軍需産業に武器を作って日本相手に戦争を仕掛けた。欧州でもドイツとイタリア相手に戦争仕掛けた。当時大量に作った米軍のM1—ガーランドライフルは今も優秀な武器である。

 

第二次世界大戦に勝利した米国は日本に駐留軍を置き、さあ次は中国とどう対応していくかって時に蒋介石が毛沢東に負けて台湾に逃げ込み1949年に共産主義国家が成立した。

 

当時の米国は反共であり共産主義者と取引は出来ない。その後すぐ朝鮮戦争が起こり米国と中国が直接対峙することになると、米国としても「こりゃダメだ、先送り」である。

 

1970年代になりベトナムでコテンパンに負けた米国は、ニクソンの電撃訪中、田中角栄による日中国交正常化によって中国はまた表舞台に出てきた。田中角栄はアオリを食らって失脚させられた。

 

その後小平の依頼を受けて松下幸之助が中国に進出したのは有名な話である。小平は中国の将来を見据えて「とにかく体力温存だ、外に出るな」と言ってたが結局中国はムズムズする気持ちを抑えられず予定より少し早く出てきてしまい逆に米国に口実を与えてしまった。使えない空母買ったらすぐ遊びたくなるやんちゃですね(笑)。

 

今回の戦勝祝いであるが日本にとって楽しい話ではない。けれど未来志向を考えればここで中国と一緒に「戦争やったのは俺達じゃないもんねー、第一俺たち中国合同軍(国共合作)には負けてないもんねー、共産党は逃げてばかりで国民党は便衣兵なんて汚い手を使ってるもんねー、あ、そうそう、大日本帝国軍は解散したのであります。もうおりません。戦争の当事者はいなくなりました。だから今の日本と中国は仲良くやれますよね」なんて演説するのも面白いかも。

 

けど結果的に中国共産党のお祭りへの招待は参加を見送った。米国の依頼もあったのだろうが、いいんでないか。ここで安倍首相が中国に恩を売ったなんて思う中国人はいないから参加するメリットは感じない。それより素直に「自分のご先祖様が負けた戦争に行くには、まだ気持ちの整理がつきません」とでも言えば良い。



tom_eastwind at 23:25|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2015年08月28日

変化する日本

今日から東京で個人面談開始。様々な背景を持つ様々な人々と話をするわけでその度に頭を切り替えていく。

 

それにしても日本ではおかしな犯罪が増えている。大阪の中1二人が殺された事件でもあれは経済犯ではない。殺した方は相手は誰でも良かったのか?殺った方は「自分にこの先はない、やけっぱち、やっちまえ!世の中の二極化固定化を肌感覚で思い知る瞬間だ。格差犯罪。

 

新幹線で焼身自殺したのも今はニュースだが、下流老人が増えてくるに従ってやけっぱちになった老人が周囲を巻き込んだ犯罪を起こすだろう。勿論90%の老人は大人しく孤独死するだろうが10%の老人が犯罪を犯せばそりゃすごい話で最初はニュースになるがそのうち犬が人間を噛んだとか山手線ダイブと同様にニュースにもならなくなるだろう、老人犯罪。

 

中国の変動も「やはり」という感じである。どこから来るかと思ってたらそっちですか、けどこれは中国の他の分野に飛び火する可能性が高くまだまだ注意する必要がある。

 

そして環境。中国からの大気汚染は公害であり確実に日本人全員の体を蝕んでいる。体力があれば乗り越えられるがそうでなければ長期的に体内に水銀などの毒素を溜め込んで発病するがその時はもう遅い。

 

2020年に向けて日本が変化していくが「川の流れは絶えずしてしかも元の水にあらず」で、そこに日本人はいるけどそれは以前いた日本人ではないという事になる。

 

普通のサラリーマンをしているとニュースとして見ることはあっても自分が巻き込まれることはないと思っている。新橋のガード下の焼き鳥屋のサラリーマンネタでしかないが間違いなく今の日本は変貌している、それも急激に。

 

日本に住んでいると毎日の変化の幅が小さいので気づかないが定点観測で見ているとこの変化の早さにびっくりする。

 

安保法案然り消費税然り財産税然り、政府が労働組合の代わりに賃上げを主導して民主党が自民党に反対して労働組合が政府批判を繰り広げて、一気に世の中が変化している。丁度1930年代後半の日本のようだ。

 

明日は説明会と個人面談だ。早く寝よっと。



tom_eastwind at 22:35|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2015年08月27日

ニュージーランドの金利

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[ウェリントン 24日 ロイター] - ニュージーランド準備銀行(RBNZ、中央銀行)のグラント・スペンサー副総裁は24日、過熱するオークランドの住宅市場が懸念事項で、国内金融システムや経済に打撃を与えるリスクが高まっている、との見方を示した。

投資家のリスク志向の高まりが住宅価格を押し上げている一因だ、と指摘。また、低金利も価格押し上げ要因になっていることを中銀は認識している、と語った。

その上で「ただ、輸出価格や経済活動、消費者物価指数が弱い数字となっていることを踏まえると、当面利上げは選択肢にない」と述べた。

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ニュージーランドにおける投資は日本のようにたくさんの商品があるわけではない。たった400万人の国だし日本のような1億人を相手に金融が発達しているわけでもない。

 

なので投資と言えば銀行預金か不動産が殆どである。銀行金利は大体4%程度。利息には税金が発生する。通常は居住者用税率が適用される。

 

現在のニュージーランドの物価上昇率は大体3%程度だけどAucklandでは5%だから投資リターンが5%以上でないと確実に赤字になる。

 

給料で働く人の場合は賃上げが期待出来るけど(余人を持って代えがたい人材の場合)自分が投資家として資金運用をする場合はそうはいかない。

 

なので投資となると自然と不動産に向く。政府としても投資市場に資金が流れているのは分かるけど、住宅不足がこれから5年以上続くわけでその意味では投資家が不動産投資をしてくれれば住宅問題もある程度収まる。

 

当社が毎月発行しているファイナンシャルレポートにはその辺の政府の痛し痒しのバランスぶりが分かるのでご興味のある方はどうぞ。

 

さあ、あさっての土曜日29日は久しぶりにニュージーランド説明会だ。今年はあと何回やるかは未定。



tom_eastwind at 15:48|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2015年08月26日

パソコンに麺つゆを飛ばさない方法

今日は忙しいビジネスパーソン向けのまことに下らない実務的なネタ話なので普通の方は無視して欲しい、読み終わった後に腹が立つだろうから(予め警告しましたよ、笑)。

 

忙しいビジネスパーソンはやはりどうしても食事をしながらインターネットに繋いだパソコンを見るといった事はある。仕事が溜まった状態で自宅に帰ってとりあえずシャワーしてキッチンテーブルでパソコンを開きバタバタとチンしたものを食べつつ画面を追う。

 

この時の一番の困りものは食い物が麺類である場合だ。麺類は大体汁を飛ばす、それも何故か30cm以上離れたパソコンに飛んでいくという事だ。

 

汁がそれ自体の意思を持って「何であたしをみてくれないのよ?どうしてあっちばかり見ているのよ!」という怒りを持って「汁飛ばし」という過激なテロを実行するのだ(笑)。

 

毎日大事に使ってるパソコンと、栄養消化したら体外排出される物質と比較するのは奥さんと浮気相手に「どっちも好きだよ」って言ってる男のようなものだ、テロ食らってもおかしくない(笑)。

 

だから本来は麺類食う時はパソコン開いてはいけない。けどついつい「二股」かけるのが時間を節約するビジネスパーソンの悪い癖である。

 

けど結果そのバツは高く付きパソコンを開く度にキーボードの横のシミとか画面に付いてる汚れとか見えて「あ〜あ」という気分になる。だもんで汁物の場合は出来るだけパソコンではなく日経ビジネスとかのテーブルに広げて読める雑誌を読むことをお勧めする。

 

そこで。僕は昨日の晩カバンから荷物を出しつつパソコンを取り出し読む雑誌もないので仕方なくキーボードの上にティッシュ乗せて何とかテロ攻撃を最低限に食い止めようとした。

 

ふとその時同時にカバンから出した業務用のクリアーファイルに目が留まった。あれ?もしかして?

 

クリアーファイルは様々な色があるけど基本元々書類の中身が見えるように透明になっている。なので書類を取り出してクリアーファイルをキーボードの上に置いてみた。

 

ばっちりじゃん!キーボードも見える。続いて画面にも一つ立てかけて置いたらこれもばっちり!パソコンサイズがA4でクリアーファイルもA4なので偶然だがまさに合わせ技でクリアーファイル2枚で汁テロの完全防止(笑)。

 

麺類の進撃を人類が食い止めた瞬間でした(笑)



tom_eastwind at 12:15|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2015年08月25日

カツ

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人生でカツには定職につき、ゴマをすり、めし使いのように働く事がミソだと思いやさい

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ワロタ。サラリーマンが昼飯でかつ定食を注文してごますりながらじっと考える事。けど痛い事実でもあるよな。

 

人生を勝つ為にはまず定職につかねばならないのが今の日本の過半数だろう。組織に入りごまをする、コレは日本人に付き物の一種の空気である。そして体力保存の為にめし食って、ミソと野菜が付いてくる(笑)。

 

ところで僕はカツと言えばAucklandではチキンカツが好きだ。この街の一般的に流通している豚肉は日光の手前、いまいちである。NZに住む日本人主婦からも時々苦情が出てる(苦笑)。

 

それはどうでもよい。定職のごますりだがこれは空気のようなものでかつ定食には付き物である。日本人は3人揃うといつの間にかこの空気が醸成される。誰が上で誰が下でって、それを年齢、役職、企業名、資格、などなどを各自が頭脳にある「格付けソフト」に入力して即座に演算、そして敬語またはタメ口と出力する。

 

格付けソフトの分析内容は様々であるが、まずは年齢。自分より年上であれば否応なしに敬語で始まる。年上なら自動的に偉いのか?次の役職だが部長を紹介されて隣にいるのが副部長でその横にいるのが部長役で後ろにいるのが部長付きみたいな、バブル以降の変な人事の結果もあるが、腐っても鯛である。

 

企業名。これは日本社会で生きていくためには大事な要素である。今日の東芝がどれだけ不安定であろうがそれでも腐っても鯛だ。大手企業グループが持つ政府に守られた安定感である。

 

資格となると弁護士、会計士、行政書士、税理士といる。どの職種も合コンの時は効果ありだが、今の時代どれが一番飯が食えるのか?定職としては弁護士のようだが昨今は数が増えすぎて上部一割は食えるが下5割はサラ金過払い問題など過剰訴訟で暴力的に仕事を「作る」しかない。

 

定職と言いながら弁護士会で資格剥奪されれば「ただの人」になるので、大学で何年も勉強して取った一生ものの資格がなくなる?僕の人生終わり?ある意味サラリーマンより怖い職種だ。他の職種もスキーのインストラクターと同じかな、山を下りればただの人。

 

こうして日本人はお互いの距離感と位置づけを考えつつ言葉を選ぶ。敬語、謙譲語、ため口。

 

こういうのってニュージーランドにはない。例えば10歳の子供が自分の姉を姉の名前で呼び捨てにする事がある。「お姉さん」と呼ばない。人はだれも相手の年を聴かない、だってその人が発言する内容に年齢は関係ないからだ。これは宗教観の違いかなと思ったりするがよく分からん。

 

日本の定職とごまは、何も定まった職だけではなく自分が生活している地域で作られる組織でも同様である。なんとなくふわーっと集まったオフ会みたいなのでも自然と空気が共有されてそこで仲間意識が生まれる。そこでは誰かが仲間以外の敵を「あのひとさ、だめなんだよねー」となるといきなり皆が「そうだよねー」と言い出す。これは主体性を持たず協調性を重視した付和雷同型のごまである。

 

何の証明も不要で裁判も不要で敵は敵となる。そこにあるのは仲間内の空気だけだ。魔女裁判みたいなものだろう。ところがその組織を離れて別の組織で「敵」の話が出て何となく「あのひとさ、出来るよねー」と言うと同調する。面白いものだ、主体性不要協調性重要付和雷同大事、人間が自分を持たずに生きていけるってのは特技だな、オリンピックの種目で取り上げてもらえばどうだろう(笑)。



tom_eastwind at 08:49|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2015年08月24日

その朝

おー、ちょっと冷えるなー。鳥の声で目が覚めた。こんな朝は加川良の「その朝」を思い出す。

 

“寒いある朝 窓辺で立っていたらカアチャン連れて行く 天国の俥がやって来た”から始まる米国民謡だ。加川良が日本語で歌詞を作っている。

 

古くても、良い歌は良い。

 

そんな事を思いつつ会社に行く。今日は出張に備えて準備である。持参する書類、残す書類、個人面談の際の資料チェック。何だかこれ、戦闘に行く前の兵士が持ち物チェックをしているようなものだ。「出来るだけ身軽にな、背嚢は置いていけ、けど銃と弾薬と手榴弾と水だけは忘れるなよ」

 

先週末で殆どのお客様が無事に日本に戻った。クイーンズタウンを満喫して頂きAucklandの冬を経験して「あれ?涼しいじゃん」8月の夏休みはこれで終了である。なので今度は僕の番だ、熱い日本に出張である(笑)。

 

朝から送ったメールが26件、直通アドレスで受け取ったメールがほぼ同数。読んだメールは100通以上。タイトルだけ見て読んでないメールは150通くらいか。

 

あ、そう言えば脅迫メールは直通アドレスで来てたな、てーことは以前僕が直接やり取りした事がある人間の可能性が高いな、だって名刺に印刷していないから何も知らない外部から調べることは出来ないもんな。

 

まあいいや、香港で打合せする内容の確認。このミーティングは急に押し込みまだ練りが不足しているので日本にいる間にポイントを掴まなくては。

 

出張が近くなると「出張準備」という下書きメールを作る。ワードよりも扱いやすいのでここに思いつくことを全部放り込む。例えば「爪を切る」とか「」である(笑)。書かないとすぐ忘れるのだ。

 

6月末に日本出張して7月と8月はお客様のNZ訪問を対応して夏休みの終わりから日本に出張で、まさに井上陽水の変形であるが「南へ北へ」である(笑)。

 

南北と言えば朝鮮半島では南北のにらみ合いが続いている。一触即発だ。これだとかわいい子供を抱える親からすれば徴兵拒否したくなるだろうな。今回妥結してもまた次回同じような事が起こる。

 

根本的解決は南北が統一することであるがその為に必要な要素は何があるか?中国、米国、金正恩。考えてみれば韓国は受け身だ。

 

全体の空気としては徴兵を受け入れながら個人としてはなんとしても子供を逃したい。個人と全体が全く違う空気である。

 

これなどAucklandにおける日韓の個人の付き合いと似てないだろうか。多分Aucklandにある韓国人団体は「反日!」と言ってるが個人としての韓国人は、日本人の方がよほど信用できると思ってるのではないか。

 

これは米国でも同様ではないか?在米韓国団体がいろんな像を建てるが、あれって韓国人個人が思っているのだろうか?

 

僕らは色んな視点で考える必要がある。今の時代誰もが情報発信を出来るようになったが、ロサンゼルスに住んでる韓国人全員がほんとに日本を嫌いなのだろうか?戦前の日本と同じように全体主義に巻き込まれているから個人の声が出せない、そんな環境ではないか。

 

寒い朝、鳥の声で目が覚めるのは贅沢な話である。こんな時は少し頭を冷やして考えると、もしかして国家と個人って別物?という、当たり前だけど違う視点が見えてくるのではないか。



tom_eastwind at 07:07|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2015年08月23日

荷造り

週末は来週からの日本出張に向けて荷造りだ。僕のタンスは夏物と冬物が並んでいる。分厚いセーターの隣に半袖のポロシャツ。Aucklandと日本を往復する生活を20年近く続けているわけでタンスに衣替えがない。

 

「それにしても日本の変化は早いな」そんな事を思いつつ今回はフライトの都合で荷物を香港で受け取ってまた翌朝早い便に載せるか、それとも羽田まで通して預けるか、それによって荷物の入れ方が変わるので結構頭を使う。

 

そんな事に頭を使うかって感じだが僕はどうもこういうのが得意ではない。僕の脳みその中では20年前に埋もれたお宝を掘り起こすのも出張の荷物をまとめるのも一個の「ファイル」なのである。サイズの大小に関係なく一つのファイル。

 

なのであまりたくさんの事象が一度に起きるとデスクトップが一杯になってしまいそれ以上受け入れが出来なくなる、それがどんな小さな事、例えば家に帰って奥さんにただいまって言うのもきつくなる。

 

そういう時はもう頭が思考停止しているので熱い風呂に入る事にしている。こうすると何故か思考回路が回復して、やっとやるべきことの優先順位を付けることが出来る。

 

そして出張から戻ると大体何か失くしている。歯ブラシだったり服だったりなので出張に持っていくものは基本的に「替えの効くもの」にしている。パスポート、財布などAucklandにいる間なら構わないが出張中はさすがに困るのでホテルの金庫に入れている。

 

今回は香港経由で羽田に入り説明会と個人面談だ。東京に4泊して大阪1泊福岡2泊である。バッタのように飛び回る。最後は香港国際空港で飛行機の乗り換え時間を利用してミーティングを行う予定。

 

福岡空港からバッタのようにぴょんと飛び香港に入国して香港からAucklandもバッタのようにぴょんと飛ぶ。乗り継ぎ空港でのミーティングってのは20世紀はあまり現実的ではなかったが今の時代になると結構やれる。

 

現在は米国あたりだと全米から集まった人々が空港からシティに移動するのも時間の無駄、空港隣接のホテルでそのまま会議と夕食会やって翌日解散なんてのもある。

 

21世紀型旅行と呼ばれているMICEのうち一つが上記のような空港内会議で、各空港が付帯施設を強化してホテルを立派にして次第に力を入れ始めている。これも世の中の進化と変化であろう。バッタのように飛び回って変化していこっと。



tom_eastwind at 20:59|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2015年08月22日

ここは天国じゃないんだ。

土曜日の朝ネットを見ていると西日本新聞の記事でこんなのがあった。

***

学校で転んでけがをしたら、保健室で消毒をしてもらう−。そんな光景がなくなりつつある。外科医の中で主流となっている「傷口は流水で洗い流す。消毒液は使わない」という応急処置法が、教育現場でも浸透してきたからだ。ただ、家庭では「傷口にはまず消毒液」との認識が根強い。消毒液を使わない小学校では、児童や保護者を安心させるため、さまざまな工夫もなされている。

 

「子どもがけがをしたのに、学校では消毒もしてくれないのか」

 福岡県北部にある小学校には、保護者から、そんな苦情が寄せられたという。保護者は自らの経験から「傷には消毒液」という人が少なくない。

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/180912

***

 

湿潤治療が外科の先生の中で浸透し始めてそれが学校現場でも使われ始めているが今度は親が苦情をするという。困ったものだ、まず親の頭に赤ちん塗った方がいいな(苦笑)。

 

医療の世界が進歩するという事は昨日の常識が明日の非常識になるわけだ。これはちょっと見方を変えてみるとひどい話かもしれない。何故なら医者の処方に従って痛いの我慢して治療受けてたら数年経って「あーあれね、昔はあんな事やってたけどかえって傷に悪かったんだよね」言う方は良いがねー(苦笑)。

 

ことさらこのように時代の変化に合わせて変化していくものが世の中のほとんどである。変化しないのは人間が持つ基本的な感情や知性である。家族を愛するとか世の中に疑問を持つとか、どのような時代でも常に人間内部から沸き上がってくる普遍的感情である。

 

逆に言えば時代が変わっても変化しない大きな部分だけをしっかりと持ってそれ以外のものはすべて変化するという前提でこの世の中を観たほうが良い。

 

「川の流れは絶えずしてしかも元の水にあらず」

「祇園精舎の鐘の声諸行無常の響きあり」

 

移住という仕事をしていていつも感じるのが、多くの人々は移住が新しい人生への片道切符くらいの感覚であるって事だ。しかし現実は違う。住居を変えるだけでありそこに行けばどうにかなる「ガンダーラ」ではない。

 

「そこ」に行けば本来の自分が出てくる。良いものは更に良くなり悪いものはどんどん悪くなる。日本で周囲に遠慮して自分を殺してたような人々は本音の自分が出てくる。どんどん良くなる人もいればどんどん悪くなる人もいる。

 

良くなる人は自己実現であり周囲も幸せにするが、悪くなる人はどうしようもない。もう、坂を転がり落ちる石のようであり誰も止められない。何故なら周囲はその人の親でも親戚でもなくその人にとって自分より上の存在がいないからやりたかった事をやりはじめる。イメージとしてはシャイニングの主人公のようなものだ。

 

其の結果として自分がネガティブになり他人を信用出来なくなりどんどんおかしくなっていくがどうしようもない。何が悪かったのか?結局其の人にとっては日本式社会の方が合ってたのだろうな。周りに束縛されて日本にいる間は適当に自分を制御出来たが、実は元々自分に対して強くなかった。

 

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NZは天国じゃないんだ。かと言って地獄でもない。強くなければ生き残れないし、優しくなければ生きる資格がない、そんな国だ。

チャンドラーもブルーハーツも、こんな国があるって知ってたのかな?

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僕のブログのトップに書いてある内容を「誰これ?」と聴かれた。最初の「NZは天国じゃないんだ」はブルーハーツのトレイン・トレインだ。後半は日本では「長いお別れ」で有名なフィリップ・マーローのセリフだ。

土曜日の朝、医療の変化記事を読みながら変化ってのを考えてみた。 



tom_eastwind at 19:58|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2015年08月21日

サイバー戦争

昨日「キングの身代金」を書いてからニュースを見てたら、OMG!ではないか。OMG!とはキーウィの子どもたちが使う略語で、全文は Oh My God ! である。タイミング良すぎ。

 

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ニューヨーク共同】米メディアは19日、世界中で3800万人以上が会員とされる不倫交際目的のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「アシュレイ・マディソン」から流出した個人情報がインターネット上に公開されたと一斉に報じた。

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政府は20日午前、サイバーセキュリティ戦略本部(本部長・菅官房長官)の会合を首相官邸で開き、「サイバーセキュリティ戦略」案を決定した。

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どっちも大変ですな、個人の不倫と政府のサイバー戦。不倫情報は家庭を壊し政府情報は国家を壊す。

 

(笑)ちなみに言っておくと、他人にバレて困ることをしなければ良い、またはバレたら「何か悪いんか!」と開き直れば良いってのも一つの戦術である。一番いかんのはバレたら困るくせにすぐ手を出すやつだ(笑笑)。

 

エシュロンは英米加豪NZの五カ国だけが持つ世界最大の電子情報収集システムで今まではイラクの田舎の携帯電話からドイツの首相の携帯電話まですべて受信していた。ファックスから電話まで電子情報はすべて彼らに筒抜けなのである。

 

しかしこのエシュロンでさえも時代遅れになるかもしれないのがこれからのサイバー戦争である。何せ上海のビルの中で机に足を投げ出した若者がパソコンをピピっといじったらワシントンの最新軍事情報が入手出来て、米国空軍基地の若者がコーラを飲みながらドローンを飛ばしてイラクを走ってる車を爆撃している時代だ。

 

クラウゼヴィッツの戦争論では戦争は外交の最終手段であるとしたが、どうやらこの論は時代遅れになりそうだ。何故なら外交の最初の手段として相手の情報を盗むことが当然の時代になり、情報戦争で勝ってこそ外交で勝つという流れになっている。

 

戦争の方法として古くは陸軍、そして海軍、続いて空軍、つまり陸海空で戦う事が主であったが21世紀になりこれに宇宙が加わり更にサイバー空間が加わり、特にサイバー空間では中国軍が強い。どうでもいいがサイバー部隊は戦士というよりもネットオタクの集まりだから軍隊としての規律はどう確保しているのか興味があるところだ(笑)。

 

しかし今後陸海空で戦うにせよ宇宙に出ようとすべてが情報でつながっているから、この戦いで一番有利な場所にいるのがサイバー部隊だろう。

 

第二次世界大戦や古くは日露戦争だと軍事スパイってのがいて、中村天風も日露戦争時の軍事スパイとして活躍したわけだが、スパイの情報が1つの戦いを左右するのは当然であり其の意味でサイバー戦争、大変な時代になった。

 

インターネットは便利であるが同時に誰でもアクセス出来る危険性がある。かと言ってセキュリティを強めると便利性が低下する。だったら昔のように預金通帳と印鑑でいいよって話になる。

 

インターネットは鉄砲や包丁と同じ凶器になりえる。結果も考えずに使ってしまえばそこには死屍累々って話だ。LINEやツイッターで炎上するのも全く同じ理屈である。便利であるがゆえに鉄砲で自分の頭を撃ち抜き包丁で胸を刺して死ぬ。



tom_eastwind at 10:45|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2015年08月20日

キングの身代金

パソコンデータ人質誘拐事件、これからはこんな事件が増えるんだろうな。昨日弁護士事務所の刑事法担当弁護士に聴いたところ、僕のケースでは犯人が具体的にカネを要求しているので一発で「脅迫罪成立」。

 

冗談では済まなくて犯人は禁錮刑は確実。刑務所にどれだけ入るのかは実際に実行した内容で変わるが弁護士君はっきりと「これ、この国では冗談じゃすまないよ」との事。本人が日本にいようがニュージーランドにいようが関係ない。両国の警察が連絡を取り合い犯人探しをすることになる。明日はまた関係者と会う予定。

 

確かにこの国は犯罪フレンドリーで、車上荒らしや空き巣などの軽犯罪は殆ど「教育が悪い、政府が悪い」となる。何せ司法は社会主義者の拠り所であるが、確信犯的な脅迫などの犯罪については厳しく対処する。

 

21世紀になりインターネットが発達すれば社会人の多くがネットと繋がったパソコンを持つようになり、その内部には次第と個人情報が積み上がっていく。

 

ある日どこかのハッカーが「誰でもいいや、とにかくやっちまえ」ってことで年金保険機構を狙って多数のメールを送り込む。そこに馬鹿が引っかかってウィルス侵入。これで数百万人の個人情報が漏洩。

 

これなどは全体責任であるから機構からすれば「ごめん」で済む。しかしこれがもし誰でもいい個人を対象として狙い撃ちされたら?

 

「キングの身代金」は1959年に発行された87分署シリーズの一冊である。作者はエド・マクベイン。こ洒落た文体で読みやすく僕は日本に住んでた時は全巻持って楽しんでた。

 

ある時お金持ちの家の子どもとその使用人の子供が遊んでいたら、一人が誘拐された。誘拐した方はお金持ちに電話して「子供を誘拐した、カネ払え」となる。ところが実際に誘拐したのは使用人の子供。そしてお金持ちの手元にある現金は明日の取引の為に絶対に必要で、この取引に失敗すれば会社が潰れる。

 

使用人はお金持ちになんでもするからそのカネを貸してくれと懇願するがお金持ちとしては自分の子供でもないしカネを渡したら自分が倒産する。

 

誘拐犯からすれば「こうなったらもう誰でもいい、とにかくあの金持ちに払わせるんだ」と脅迫にかかる。

 

事件はそこから展開するのだが日本でも「天国と地獄」というタイトルで黒澤明監督により映画化された。

 

誘拐犯からすれば誰を誘拐してもカネになるならどんな子供を誘拐しても政府に身代金を要求するとかあり得るわけで、面白い着想だなーと思った次第である。

 

そして時代は21世紀になる。誘拐そのものは重犯罪として半端なくなり費用対効果が合わない。

 

ところがインターネット経由で他人のパソコンに入ればだれでも良い、その個人情報が手に入る。殆どの個人はパソコンの中に他人に知られたくないデータを入れてるだろう。その情報をネタに脅迫するのだ。払えそうな金額を想定して個別に身代金を見積もって裏ネットで買った口座に振り込ませる。

 

その情報自体は誘拐犯にとって何の価値もないがパソコンデータを誘拐された方からすれば大変な騒ぎである。ウィキリークスの世界だ。

 

今はまだパソコンデータ誘拐罪という特定の法律はなく電子情報なんちゃら法一本だが、個人情報保護は21世紀における大きな問題になるだろうから、いずれ大きな事件が発生すれば現在の「振込詐欺」と同様に厳しく対処することになるだろう。



tom_eastwind at 19:52|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2015年08月19日

土地に名前を刻む

金丸信という政治家が自宅の金庫に銀行の証券をたっぷり保有してたのは有名な話だ。無記名でワリコーとかなんちゃら、当時の特定の銀行が政治家の御用達となっていた時代もある。

 

あれも1つの資金保管策だろう。ところでAucklandには日本と同じように貸し金庫がある。クイーンストリート沿いのビルの中だがここはまだ「空き」がある。なので金を持ち込んで保管しておく方法もある。

 

しかしながら現実的問題として金を運んで貸し金庫を使うのはどうもねーと思う人は多いと思う。そんな時に僕が思うのは今のAucklandなら今のうちに土地を仕入れておくことだ。

 

日本人が一番勘違いしやすいのは、問題があって一度対策をすればそれで一生OKと思うことだ。けれど法律は毎年変わる。

 

時代も場所も個人の命を保障しない。冬季オリンピックが行われたサラエボは世界中の観客で賑わったが、その数年後に同じ街で民族浄化という虐殺が行われた。

 

韓国は日本併合(良いか悪いか別にして)後1945年まで戦場になることもなく過ごしていたがその5年後に北朝鮮が攻めてきてソウルの街は火の海になり韓国軍は撤退した。街に残った人々は北朝鮮の命令を聴くしかなかった。

 

その後米軍が仁川上陸、韓国軍と共にソウルを取り戻したがその時北朝鮮の指示に従っていた人々は韓国軍によって北朝鮮のスパイと看做され殺された。つい最近まで仲良くしてた人々が敵味方に分かれ民間人なのに殺された。5年前に誰が想像出来ただろう。

 

いつ、どこで何が起こるかほんとに誰にも分からない。

 

資産を守るってのは簡単ではない。毎年新しく出てくる税制に対応した手段をする必要がある。その中で今一番効果的だなって思うのが土地とその関連ビジネスである。

 

ニュージーランドの場合、不動産関連であれば個人の名前が出ない。不動産投資を行い利益に対してNZで普通に納税するが個人名は出ないという方法もある。銀行預金と不動産の違いは、銀行預金はインフレに弱く個人名が捕捉されるが不動産の場合はインフレに強く個人名を出さなくても済む方法があるという事だ。

 

土地に名前を刻み子供達に残す。今の時代には有効な方法だと思う。



tom_eastwind at 19:11|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2015年08月18日

避暑地Auckland

昨晩は週末にかけて起こったちっちゃいんだけど面倒な案件を片付けてたら夜10時過ぎから次々と重いメールが来る。

 

基本夜9時過ぎには寝るようにしているが、ふー、これ今日中に返さんといかんな、何故ならボールがこっちにあってすぐに打ち返すのが一番効率的だからだ。明日はまた時間ないし、そう思ってベッドの中でメールを書くのだけど、段々頭が覚せいして来て眠れなくなる。

 

こういう時ってのは10日に1回くらいあって、こうなるとこっちは体に付き合って起きておくしかない。メール返信しつつ明朝、つまりこのブログで言えば今朝からの予定を確認する。

 

えっと、明日は普段より15分ほど早く自宅を出る。朝10時から弁護士会議があるのでその前に社内会議を終わらせる必要がある。約2時間の会議を終わらせてその脚で隣にあるビルのオフィスで新規案件を12時から1時間の会議。方向性をまとめてからこれを終了させて社内の打合せや事務処理。

 

てんこ盛りだな、重いな、明日も朝昼抜きだ(苦笑)。それでも8月はお客様と一緒にクイーンズタウンでヘリスキー出来たし文句は言えんな(笑)。

 

8月は偶然だけど投資家の皆さんAucklandに集合している。夏休みを利用して滞在する人あり、スキーと空気が好きな人あり、そろそろ本格的な投資にかかる人あり、下見に来られた方あり、けど誰もが共通の言葉は「いやー!こりゃ涼しくて気持ちいい!」来年から定着するのではないか、避暑地Auckland(笑)。

 

日本は猛暑、東京は35度越えてアイスクリーム状態であるが、Aucklandは昼間だと15度前後だし空気はすっきりしているので東京から来た方などは薄いジャケット一枚である。こちらの日本人がダウンを着ているのと落差あります(苦笑)。

 

日本の気候ってほんとに壊れかけているのか?温暖化とか言うより気候変動って感じだ。ゲリラ豪雨、猛暑、蒸し暑さ、ほんとこの時期にAucklandで過ごす人からすれば「すずしー!」である。

 

さて、最後の返すべきメールは送った。今は818日午前2時だ。朝は6時起床、さあ、寝よっと。



tom_eastwind at 18:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2015年08月17日

脅迫

今日はお盆明け、朝から普通に仕事しかない月曜日になるはずが・・・。夜になって脅迫メールが飛び込んできた。全部コピーすると長いので途中適当に削除するけど、要するに「お前のパソコンをハッキングしたぞ、10万ドル払え」って内容。けどよく読むと内容がオレオレ詐欺に近いのだ。

 

***

On 2015/08/17 20:18, kimagau@excite.co.jp wrote:

 

田中トム様  こんにちわ、Kimといいます。 私も長くNZに住んでますが、今回は非常に幸運でした。貴方と貴方の社員もう1名のパソコンのデータが今手元にあります。 信じられないと思いますが、これから数日の内に脅しではないことを分かっていただけると思います。

 

パソコンはマックなんですね。少し手間がかかりました。時間はたっぷりあるので、今も貴方のデータをかたっぱしから見てます。

 

本題です。10万ドルご用意ください。 貴方の資産、稼がれている金額を見ても、工面できない金額ではありません。 お金が頂ければデータに用はありませんのでハードディスク2枚はお返しします。本日中に支払いの意思をメールで返信してください。お金の受け渡しの仕方を連絡します。

 

本日深夜0時までに連絡がなければ、貴方のお客様の一人に一瞬で信頼を失う事になる内容のメールを送ります。 またメールを返しておきながら、お金をご用意頂けない場合、お金を支払ってもらえるまで、毎日一人ずつ貴方のお客様に同様のメールを送ります。 初回のみ貴方にもBCCでメールを入れます。

 

もうずいぶん昔の事ですが、私はいまだに貴方を強く恨んでます。 貴方は覚えていないと思います。当時のNZヘラルドの記事もいまだに消えてません。 http://www.nzherald.co.nz/nz/news/article.cfm?c_id=1&objectid=3557904  嫌がらせや脅迫はこれまでも数多くあったと思います。ですが、今回はその類ではありません。私は本気です。 

***

 

これは新手の詐欺だな。会社の社長のメールアドレスを集めて2ちゃんねるあたりで周辺データを集めていかにもハッキングしたように見せかけているが、実際はやってない。

 

そんな高等な技を使うよりも脅迫の対象となる社長の数を増やして少しづつ文章を書き換えて送れば良いだけだ。豆鉄砲も数撃ちゃ当たる、である。その文章には過去に起こった事実を少し加えると本物っぽく見える。だからそれらしい内容になってるが、よく読むと「キレが悪い」これは僕もその気になれば作れるし、知らない人間相手にも攻撃可能な方法である。

 

けれどこれは目くらましだ。「今もNZに住んでいる」、「今も恨んでいる」、こうやってこちらの目をNZ国内に向けさせる。ところがクライストチャーチ事件は当社がCHCの労働組合に騙された案件でそれは後日すべてが判明した。「今も恨んでいる」のはこちらなのだ(笑)。そういう事をしらないので多分日本からだろう。

 

でもって返信送っておいた。

***

もしあなたが本当に私のパソコンにアクセス出来たのなら 私が10万ドル用意する意味がないことが分かるはずです。 つまりあなたはアクセス出来てない。 

 

何故ならメールにある内容はいつ誰が見ても良いものばかりです。 そしてデータ?私はパソコンにデータは殆ど入れてませんよ。 何のデータを見て楽しんでいるのでしょうか?ブログ記事? 私のPCは基本的に文字を書くだけの道具なのです(笑)。 

 

そして私の顧客に脅しメールを送るとの事ですが、あなたがもしAucklandにいるなら日本人のアドレスなどはFaceBookやその他ツールで日本人同士では公表されているようなものですから私のパソコン データにアクセス出来ずともあなたはあなたの友達経由で入手出来ますね。 

 

そして送付する内容は様々な当社批判ブログやウェブサイトに書いている当社の悪口をそのまま切り取ったりいかにも私が書いたような文章 を作る。 それで発信すればいかにもアクセス出来たような見かけになりいっちょあがり、ですね。なにせAucklandは私の悪口がいっぱいですから(笑)。 

 

あなたは自分の行為が犯罪であることは認識しているようですね。 明日弁護士に会う予定なので連絡を取り脅迫行為として警察に通報します。 どちらの国の警察が好きですか? 

tom

***

 

僕はコンピューター、パソコンとインターネットは世の中に出始めた時からずっと使っている。だからデータ流出の問題は理解しており、うちの会社内でも社内共有ネット、メール、ネットに繋がってないスタンドアローンパソコンなどを使い分けてデータ分散をしている。

 

けど一番のセキュリティはネットやパソコンを使わない事である。便利な道具ではあるが一定の知識があればセキュリティは必ず破られる。

 

だから僕のパソコンは最初からデータを入れてない。また社内共有ネットにもあえて繋げてない。よく社員が不思議そうな顔で「どうしてあなたはあんな便利なものに繋がないのか?という顔をされる。

 

それは出張先の日本で万が一でもパソコンが盗まれたら大変な騒ぎであるからだ。そうやってセキュリティを守ってる。

 

僕はデータが必要であれば毎回紙に印刷して渡してもらってる。メールでのやりとりは他人が見ても分からない又は問題ない文章にすることは常に注意している。タイトルの付け方1つでもやりようがある。普段皆さんはネットからの自己防衛を意識しているだろうか?

 

けど今回の脅迫は良く出来てるな、普通の日本人がニュージーランドで受け取ったらパニックだろう。インターネットはますます便利になるが同時にプライバシーを守るのは大変な作業になっている。

 

明日以降もしこの脅迫者が何らかの形でAucklandに住む日本人どなたかに私から送られたような、又は私に関する変なメールが来たら是非転送して下さい、このサイトで晒してネット利用者の皆さんの注意を促したいと思います。



tom_eastwind at 23:26|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2015年08月16日

なんでもない一日

ディズニーランドが8月のある一日を「なんでもない一日」と書いたらネット連中から総攻撃(炎上)を受けたそうだ。

 

元ネタはオズの魔法使いである。自分の誕生日だけ祝うんじゃなくて毎日を祝おうよ、毎日が大事だよ、そんな意味で書かれている。

 

それを「なんでもない一日」と訳したら炎上・・・。キチガイになった日本人としか言いようがない。日本語を理解出来ず教養もなくひたすら自分より下を叩くしか鬱憤のはらしようがない連中。日本語を話すが日本語を理解出来ない連中。

 

原爆が落ちた日だって一日だと言えば日航が御巣鷹山に落ちたのも一日だ。誰かが死んだ日だって一日だ。その意味で1365日が誰かにとって常に特別な一日だ。

 

今日がなんでもない一日は「自分にとって」である。自分にとってなんでもない一日を祝って楽しく生きる、前向きな話ではないか?それを原爆が落ちたとか日航が落ちたとか猿が木から落ちたとか犬が歩いてて捻挫したとか、言い出したら毎日きりがないしような事象すべての日において黙祷、何もするな、その日は「なんでもない一日」じゃないなんて周囲が言い出したら毎日何も言えない枚毎日何も出来ない戦前の日本になるよ。

 

もう少し角度を変えてみよう。人生ってそんなもんだよ。貴方が病院で長年付き添ったご主人の永眠を見とっている時に病院の隣の公園で若者が集ってライブやってる。何て事だ、こんな大変な時に明るい音楽とは何事か!

 

それが悪いか?

 

この社会に同居して生きている限りお互いに独立した生活があり相手を干渉しないしこっちも干渉されない自由がある。

 

ライブの内容にもよるだろうが、あなたの連れ添いの永眠と若者のライブは別問題だ。あなたにとって特別な日は他の人にとっては「なんでもない一日」なのだ。



tom_eastwind at 20:14|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2015年08月15日

今日も生きている。

僕の父親はニューギニア東部のウエワクという戦場で米軍と戦いそこで負けて西部ニューギニアまで命からがらの撤退をした。撤退の間、仲間は飢えで死に暑さで死に寒さで死にワニに食われて死んだ。

 

僕の手元の記録では125千人の軍隊がニューギニアで戦争をして戦後日本に戻ってこれた兵隊は5千人、死亡率約95%であった。20万人という記録もあるが要するに人が殆ど死んだのだ。

 

ニューギニアを熱帯と思っている人が多いと思うが現実はオーウェンスタンレー山脈が標高4千メートル、この山を越さなければ西部ニューギニアに逃げられない。ところがこの山脈を越す為の服装も道具もない。なにせ南方軍として派遣されたから薄着である。

 

そんな彼らが山脈に入ればマイナス5度のクイーンズタウンのアイスバーに裸で入るようなものだ。凍死。

 

そして何とか山脈を渡った連中も今度は猛暑の中で南北に流れる川を渡る時にワニに食われた。父親の仲間が食われてる現実の話だ。

 

餓死の話が一番ひどい。人肉を食わなければ生き残れない状況。宗教観とか道徳とかいろいろあるだろうけど、とにかく生き残るって思った連中は人の肉を食った。

 

父親もそうやって生き残った。生存率5%ってのをあなたの周りで考えて欲しい。周囲にいる100人のうち95人が死ぬのだ。誰が死ぬのか、皆の顔を見て欲しい。そしてたぶん彼らの目に映ってる95人にはあなたが入っている。

 

終戦記念日はぼくの父親が何とか生きる権利を与えられた日である。その後武装解除されてボルネオの捕虜収容所で数年過ごした。

 

ニューギニア。生き残るってのはほんと、冗談じゃない。あなた、川を渡る時にワニに襲われた事ありますか?

 

戦後70周年、父親の日記を見ながら815日を過ごす。



tom_eastwind at 14:14|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2015年08月14日

安倍談話

明日は終戦記念日だ。てか、敗戦記念日だ。日本は戦争に負けたのだ。日本はほんとに馬鹿な戦争に手を出して陸軍大学校を出た超優秀な軍人が正確確実に失敗して大本営の馬鹿が現実無視の作戦ばかりやって自滅した。それ以上でもそれ以下でもない。

 

日本の組織の仕組みは頭の良い連中同士が自分たち腰巾着が出世出来るように常に内向きに組織を作り現場を見ない。多様な人材ではなく阿吽の呼吸が分かる人間が重宝されて上に行けば行くほど責任を取らないイエスマンが生き残るようになる。

 

大きな組織ではこの時点で多くの創造的で現場を観ることが出来る人材は子会社などに出されて「上がり」である。残るのは内向きな議論に得意で上ばかり見ている「ひらめ連中」である。

 

これは日本という社会が持つ独特の風土であり「失敗しない事」が大事と思われているがこれは言葉を変えれば責任を取りたくないという事だ。失敗したら誰が責任を取るんだ?そう言って誰も何もしなくなる。

 

では何故責任を取ることを嫌がるのか?僕は何だか極論だけど日本人は肉体の死を極端に嫌いひたすら長く生きることを善しとして、責任を取ることの最終形が命を奪われることを本能的に理解していてだから失敗→責任→死なのかなって思う。つまり「あの世」がなくて現世のみで生きているから現世を何としてでも長くしたい。

 

推論を土台にした話なので夢想花だけど、5年位前にスキーヤーの事故があった。日本の夏場にスキー旅行専門会社がツアーを組んでクイーンズタウンにやって来た。その中の最高齢ではないか、80歳代のスキー大好きで元気なおじいさんがいた。

 

コロネットピークスキー場に専用コースを作りポールを立てて皆が順番に滑り降りてくるのだが、このおじいさんが滑走途中に一回転んだ。すぐ立ち上がって皆のいる下まで降りてきたのだがその数分後に突如倒れた。何だかわからないまま救急車で地元の病院に運ばれたがその時にはすでに死亡していた。

 

そう、転倒した時に頭を打って、それが原因で死んだのだ。

 

その時にキーウィは皆口を揃えて「このおじいさん、何て素晴らしい人生だったんだろう!」と言った。

 

キーウィにとっては長く生きることよりも「善く生きる」ことの方が大事である。人生の長短は関係ない、死ねば天国に行けるのだ。

 

何はともあれ安倍首相が談話を語った。内容はよく出来ている。言葉に品がある。

 

「政治は歴史に対し謙虚であるべきと申し上げてきました。 」

 

これは明確に中国や韓国に対して「嘘つくんじゃねーよ!」と言ってるわけで他にも欧米諸国の植民地主義も取り上げて、日本も道踏み外したけどさ、お前らもいい加減にせーよってのがよく分かる。

 

でもって「こんな毎回毎回のお詫びなんて俺の世代で終わりにしなきゃ。未来を見ようぜ」ってのも、要するの中国韓国に対して「お詫びをするのはこれが最後」って言ってる。

 

文章全体に安倍首相の言いたいことがしっかりと包含されている。彼を戦争礼賛という人もいるが僕は決してそうは思わない。彼はあくまで平和で繁栄する日本を作りたいだけだと思う。ただその方向性の先にあるのがどうしても戦争になってしまうだけなのだ。

 

何はともあれ、日本はきちっとメッセージを発信した。各国がこれをどう受け止めるか、興味のあるところだ。



tom_eastwind at 10:01|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2015年08月13日

お盆

「朝には紅顔ありて夕べには白骨となる身」とは浄土真宗の蓮如ってお坊さんが書いた文章の中の一句である。

 

昨日「あれ何?」と聴かれた。確かにニュージーランドで子供の頃から生活をしていると、いくら日本語が上手でもこういう文章に巡りあうことはなかなかないから知識として身に付かない。

 

日本人同士の会話では四文字熟語が良く使われるが、大人だって意味間違って使ってる場合があるわけでましてやその子供ともなればもう「やばし!」である。

 

いくら日常会話に問題ないし発音も日本語ネイティブであっても、そして地頭が良くても同じだ。こういう文章ってのは生まれた後から身に付ける知識であり自分から積極的に本を読む訓練を身に付けないと身に付かない言葉である。

 

インターネットの時代と言えどその言葉自体にアクセスすることがないから見つけようもない。こうなるとやはり教養としての読書が必要になる。

 

子供にいきなり歎異鈔を読めと言っても無理だけど子供向けに書かれた仏教の解説書とか、例えばイスラムテロのニュースが流れた時にすかさず子供に簡単に「あのね、あの人たちは自分の信じる神様だけが本物の神様で、他の神様を信じる人は<異教徒>だって言ってるんだ。そして異教徒は殺して良いって神様、本当は単なる指導者なんだけどその人に教えられてるから罪悪感がなく罪のない異教徒を殺せるんだよ」と説明する。

 

「これは例えばね、君のお母さんだけが本当の正しいお母さんで他の子供のお母さんは全部間違ってる、だから殺していいって理屈なんだよね。根本的に人間はひとりひとり違う価値観があって社会に一緒にいる限り相手の価値観を認めてその代わり自分の価値観も認めてもらう、そういう相互協定がある。けど社会の進化に必要な妥協についてはお互いに話しあおうねってのが雑多な民族の集まった社会が成長する知恵なんだ」

 

こうやって宗教の説明をして「詳しくは本で」と誘導していけば良い。子供は興味のあることには真剣になるから「面白い歴史」や「面白い宗教」をまずは教えてみれば良い。

 

例えば中東やアフリカの事件があれば子供に世界地図を見せる。そして聴く「ねえ、普通の国の国境って例えば川とか山とか民族とかあってぐにゃぐにゃ曲がってるよね、じゃ何で中東とアフリカの国境線は真っ直ぐなの?

 

これには子供、ほぼ食いつく。「ほんとだー!」そこでお父さんがサイクス・ピコ協定の話をして結局今の中東の問題は実は20世紀初頭の欧州によって作られた策略なんだよって教えてあげる。

 

更に国境線がまっすぐなのは国内に違う宗教の人々が一緒に生活するように作って将来の宗教戦争の火種を残していったのが英国であると教えれば良い。クルド族は国を持たない民族であるが誰が彼らを分断したのか?

 

そうやっていくと学校の授業では全然おもしろくない歴史が俄然楽しくなる。テレビゲーをやってるようなもので「えー!そうなるの!」である。

 

お盆は家族が一緒に夕飯を食べることが出来る期間だ。日本だけがすべてじゃない、お盆を利用して家族で今世界で起こってることを話してみればどうだろう。



tom_eastwind at 18:05|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2015年08月12日

あ、もうすぐお盆だ。

昨日も来客があり2時間話しまくり。

 

Aucklandの物価上昇率は大体5%、NZ全体では3%程度。現在の人口は約150万人だけど毎年5万人くらい増えている。

 

これはNZの田舎では昔のような中間業務がなくなり刺激もないのでストロー効果として若者がAucklandに集中していること、出生率が2.07であること、そして北半球からやって来る移民の3つが要素である。

 

移民が増えているのは北半球の治安、環境、政治、経済、子供の教育(英才教育ではない)などを考えれば移住先として選択肢の一つに入るからだ。

 

今後10年でAuckland200万人都市に成長する。

 

現在のAucklandで賃貸住宅に住んでいる4人家族の生活費は大体35万円くらいかかる。最低賃金は14.75ドルで1年が2000労働時間と計算すると約3万ドル、ここから源泉徴収約15%を引いて手取りが25千ドル程度なので約220万円、だから一人で一軒家とかアパートに住んでると完璧に赤字である。

 

なので独身の間はフラットメイト生活、結婚して共働きすれば二人で440万円なので独立した生活が出来る、けれど最低時給では将来にわたり自分の家を購入することは出来ない。

 

なので頑張って特殊技能をもつ必要があるが問題はここで現在大学で教えていることすべてが就職に有利なわけではない。例えば税理士の資格を取ろうとして会計の勉強をしても卒業して就職先がないからMacでアルバイト、何のための大学かって事になる。

 

何故なら会計の勉強自体は優秀な証拠ではあるが問題はAucklandの税理士事務所はどこも十分なスタッフを持っており今更将来ライバルになるような素人を入れる必要もない。なので何らかのコネがないと就職は大変だ。

 

けれど建築業界は今がブームである。専門学校で建設を1年程度で学び卒業すればすぐに就職先がある。仕事はきついがその分給与も良いわけでマスタービルダーになれば年収1千万円くらい取れる。

 

等など現在のAuckland事情を説明する。このご夫婦は以前10年以上前にAucklandに住んでいた事があり基本的な事は理解しているが現在のAucklandがどうなのかにご興味あり。

 

その後は資産運用に話が移り「日本居住の場合」と「NZ居住の場合」のそれぞれの税法上の条件を比較した。これほんと、十人いれば十人とも答が違う。そりゃそうだ、家族構成から親戚からなんちゃらと抱えているものがそれぞれ違うからだ。こうやって現在のAucklandの説明をしながらふと思った。

 

あ、もうすぐお盆だ。

 

移住かー、僕が子供の頃はニュージーランドがどこにあるかさえ知らんかった。18歳の頃にニュージーランドのポスター観て「きれいな国があるんだなー」と思った。ところがその2年後に僕はニュージーランドに仕事に来てた。当時のクイーンズタウンの景色や町並みは今も明確に覚えている。

 

そして1988年クイーンズタウンに旅行に行き何のご縁か到着して約一ヶ月後にワークビザを取得、その二ヶ月後には当時の知り合いの薦めで何故か永住権を取得した。英語力証明不要、健康診断不要、無犯罪証明不要、学歴不問、旅券に300ドルの小切手を添付して移民局に郵送するだけで一週間後に永住権を手にしていた。

 

そしてクイーンズタウンで知り合った香港出身の奥さんと結婚。クイーンズタウンの観光景気が良かったため翌年にはファーンヒルに家を買った。子供も生まれて奥さんのお母さんに香港から来てもらい子供の面倒を観てもらいよく働いた。

 

ところが何のご縁か義母のビザが1年しか滞在出来ないため、今度は1992年に全員で香港に移住することになった。勿論僕は誰も知り合いがいない落下傘降下移住である。香港の永住権は取得したものの仕事探しにコネもつてもない状態で香港日本通運旅行部のアウトバウンド課に仕事を見つける。初任給は7千香港ドル、約11万円である(苦笑)。その後仕事がどんどん取れて随分昇給してもらった(笑)。

 

けれど奥さんの命令で1996年にはまたニュージーランドに戻る事になり、今回はクイーンズタウンではなくAucklandに移住である。何でAucklandかって言えば奥さんのお母さんを帯同するんだけど中国食材が入手出来る街がAucklandだったからだ。

 

要するに僕の人生って殆ど何も自分で決めてないのがよく分かる経歴である(苦笑)。

 

けど面白いのが日本にいた時期って日本がバブル景気だった。日本を離れたらバブルが弾けた。クイーンズタウンにいる頃は日本からのハネムーナー景気で大いに稼いだが1992年にクイーンズタウンを出た後、あの街は長期不況に陥った。日本人観光客が来なくなったのだ。

 

香港に移住した時はちょうど中国返還前景気でハンセン指数が2倍になって街全体が熱中症のような状態だった。1996年に香港を離れた翌年、香港の中国返還とそれから長期の不景気に陥った。僕のいた日通旅行部も最盛期には13名くらいスタッフがいたのに後で聴くと「今3名」。

 

落下傘で降りたAucklandは丁度好景気が始まり始めた頃だった。ニュージーランドは1980年に国家経済が破綻して1984年に当時の首相デイビッド・ロンギが市場の自由化と民営化を推進して1993年にやっと国家財政が黒字になった。その3年後にぼくがAucklandに降り立った事になる。

 

それからの20年、Aucklandは発展を続けている。そして21世紀になると北半球からの移住先の一つとして候補に上がるようになった。

 

よくもまあ、3回続けて落下傘降下の移住をやったわけだ(苦笑)。けど「朝には紅顔ありて夕べには白骨となる身」であり人生なんて一回だ、人はいずれ死ぬ。早いか遅いかだけだ。

 

だったら過去の後悔はしない、未来への不安を持たない。現在に意識を集中してとにかく今を一生懸命生きる。何よりも自分を信じることだ、それも無条件に。そうすれば必ず道は開ける。

 

もうすぐお盆だ。



tom_eastwind at 18:50|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2015年08月11日

詳しくはwebで。

★今日は宣伝です★

 

826日から日本出張である。いつもの通りキャセイ航空で香港から日本に入るが今回は羽田から入国である。そして東京で個人面談、説明会、その後大阪と福岡を周る予定。

 

今回もいろんな案件がある。Aucklandのレストランを買収して起業家ビザ、ランドバンキングで投資家ビザを取得する、ニュージーランドに投資をした父親が残した資産を子供がどうやって「私が正当な受権者です」と法的に証明出来るか、また投資家ビザを取得した方が滞在日数をクリアーするためにNZでやるべきこと、現在NZで日本人がトラブルを抱えててどこに持ち込んで良いか分からない案件(これは僕の得意分野である)等など、てんこ盛りである。

 

ということで日本出張します。

 

詳しくは当社webでって話ですが、すでに3分の2くらいは予定が入っていますのでもしご興味がある方がいらっしゃれば、ほんと、早めの申込をお勧めします。



tom_eastwind at 19:37|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2015年08月10日

ビジネススーツ

日曜日にAucklandに戻りスキーバッグからブーツやスキージャケットや小物を引っ張りだして部屋干し、着替えは洗濯箱に放り込み熱い風呂に入りひたすら固まった足の筋肉をほぐす。

 

そして月曜日の朝、スーツの袖に腕を通してビジネスシューズを履くと変な感じだ。先週は毎朝スキージャケットに腕を通してスキーブーツを履いてたわけだから違和感がある。やっぱりぼくにはスーツよりもスキージャケットの方が合ってる。

 

そして月曜日に出社して何よりも感じたのは、ぼくは一週間クイーンズタウンにいる間に素直な人間に戻れたって事である。あの街では嘘がない。すべてが素直である。

 

クイーンズタウンってのは僕にとって観光地と言うよりも一種の里帰りである。27年前のことを今日のように思い出しつつ27年前と同じ店に行き同じ山でスキーをして同じ仲間と酒を飲み自分に素直なままでいられるクイーンズタウン。

 

う〜ん、僕が老後を過ごすとしたらクイーンズタウンだな。

 

ちっちゃなカフェでもやりながら昼は奥さんが美味しいコーヒーを作り夜は僕がギターを弾いて歌い、夏はワカティプ湖でウインドサーフィン、冬はスキー、そんな生活が出来たらいいな。

 

Aucklandに戻り月曜日の朝スーツに袖を通してまたいつもの戦争が始まると(つまり朝ミーティング)頭がAuckland仕様に切り替わる。

 

月曜日の朝からお客様から次々と「足折ってませんか?」と結構まじでお問い合わせを頂く(苦笑)。有難い事である。お陰様でピンピンの体で戻ってきました〜。この歳で贅肉もなくスキーを連チャンで楽しめるのだから親に感謝である(笑)。

 

さて仕事モードだ。月曜日に出社すると机の上にいろんな書類が置かれてて、目を通して署名して日本からの書籍は鞄に入れてすぐにお客様との面談に入り約2時間の面談終了後に内容をまとめる頃にはもう退社時間。

 

ブログどころかメールを返信する時間もない月曜日。業務用メールは内容が詰まっているので中途半端な読み方では対応出来ない。ぼくがLINETwitterをやらないのも、こういうSNSでは業務に対応出来ないからだ。

 

さあ、月曜日からは同時に次の日本出張の準備に入る。8月末の日本出張で個別具体的な面談を入れていく必要がある。スタッフに指示してお客様との日程調整を行なう。

 

それにしてもビジネススーツに袖を通した時の違和感、強かった。

 



tom_eastwind at 19:27|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2015年08月09日

リマーカブル

リマーカブルってのはRemarkableですんげー!とか刻まれるべきとかで使われる、良い意味での褒め言葉である。ほんとにこの山の景色は夏も素晴らしいがやはり雪の付いている冬場が最高だ。

 

特に夕方、山が次第に夕焼けでピンク色に染まり始めて、けど頂上のあたりは白い雪、下の部分は緑のままでほんとに美しい。誰が最初に名づけたのかしらないけど、ほんとにリマーカブルである。

 

昨日の土曜日はリマーカブルスキー場に登り最終日のスキーを楽しむ。金曜に降った新雪があちこちにたっぷりあって飛び回って来た。参加の皆様全員大いに喜んで頂き事故なく無事にスキー終了、山を降りた。

 

それにしても楽しかったなー。特に今年は新しいリフトを満喫した。てか殆ど新しいリフトだけで滑ってた。

 

僕は去年この山に行かなかったがスキー場全体を大工事をしていると聴いてどうなったかと思いつつ山に登ると、何と新しいリフトとゲストハウスが完璧に新設されてた。今までのゲレンデハウスではなくそこから200mほど下った元は駐車場だった場所にハウスを作って、随分近代的になってた。

 

リフトは去年から稼働との事だがそのリフトから滑るコースは素晴らしい。僕はこの山で27年間滑っているが、今までは最初のリフトを降りて右手に単なる岩だらけの崖があったのが、そこが見事に整備されてリフトから左右どちらにも降りられるように作っている。勿論真ん中は直滑降も可能。

 

男ばかり4人組でリフトを降りて最終日のスキーを楽しむ。やっぱりクイーンズタウンのスキーツアーって最高だ、この期間だけ仕事を忘れることが出来る。スタッフにも「緊急でない限りメール送るな」と指示。

 

もちろん携帯電話で連絡が来ることはない、何故ならスタッフ全員ぼくが電話で話すことを異常に嫌ってることを知っているからだ。

 

最高の食事と最高の山と楽しい仲間とのスキーツアー。ほんとにクイーンズタウンの進歩は瞠目するものがある。



tom_eastwind at 18:59|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2015年08月08日

羊肉

クイーンズタウン4日目。結局この一週間でスキーツアーが催行されたのは僕らが参加した1日だけで他の日はすべて休止。それにしても天気に振り回されるクイーンズタウンであるが街全体の発展と開発は確実に進んでいる。

 

現在のニュージーランドではAucklandとクイーンズタウンが突出して開発が進んでいる。

 

冬場のクイーンズタウンに来ると必ず食べるのが古い友人の経営する中華レストランでの海鮮鍋だ。

 

ここの海鮮鍋はほんとに旨い。最高の材料を新鮮な状態で出してもらい、クレイフィッシュ(伊勢海老の友達)やアワビなどは生でも食える。実際に半分程度は生で食って、残りの半分をしゃぶしゃぶ用の網に入れて軽く鍋の中でお湯をくぐらせて熱いうちにさっと食った。クレイフィッシュは甘くて口の中でふわふわして、アワビは海の香りをそのまま包み込んでて、旨———い!これはもう贅沢としか言いようがない。

 

そして地元で捕れたばかりのブルーコッド(たらの一種)の新鮮な白身の切り身をこれもしゃぶしゃぶにするとあっという間にぷりぷりな食感と全く臭みのない、新鮮な魚だけが持つ旨味の一切れへと変化する。サクッっと食う。旨い!旨味が口の中で広がっていく。この夜は旨い食事と楽しい会話で盛り上がった。

 

そうそう、今日は鍋の話ではない、ラム肉の話を書く。クイーンズタウンではラム肉の美味しいのを食わせる店が多いが特に「ガントレー(Gantley’s)」のラム肉は絶品。

 

ところが多くの日本人は今だ羊肉に対して誤解をしており「ありゃ臭い」と言う。そりゃそうだ、そういう事を言う日本人が食ってるのは犬の餌だからだ。

 

羊は1年ごとに呼び名が変わる。生まれたばかりで母親のミルクだけ飲んでる子羊はミルクラムと言う。草を食べ始めるとラムになる。1年経ったらラムに歯が生えてくる。こうなると臭みが出てきてこの羊肉のことをホゲットと呼ぶ。そして更に1年、つまり三歳になったらマトンと呼ぶ。マトンは、ニュージーランドでは犬の餌に使用されている。

 

戦後の日本は食料がなかったせいもあるだろうが、肉を食いたいがカネがない、そこで犬の餌を「ジンギスカン」と銘打ってサッポロビール園とか九州では城島高原とか広々とした店内ではあちこちで犬の餌が焼かれていた・・・。

 

今ではさすがにマトンを食わせるとやばいって思った多くの店がラム肉とうたってジンギスカンを提供しているが日本ではラム肉の基準は明確なのだろうか?ホゲットが混じっているのではないか?

 

もし本当にラム肉であれば臭みはない。更にミルクラムであれば「世の中にこんな羊肉があったのか!」と絶対にびっくりする。勿論料理人の腕もあるから羊肉に慣れてない料理人が焼いた場合は旨味が出て来ない可能性がある。火を通しすぎるからだ。

 

ラム肉の場合はラムラックと呼ばれる骨付きの部分が旨い。ただこれ、骨にひっついた肉まで火を通しつつ表面も柔らかくしておく必要があるので難しい。

 

犬の餌、僕はとても性格が悪いのだろうし口が悪いのは間違いない、大体において僕と会話した人は不愉快になるからだ。僕は単純に語彙が豊かなだけだと思っているが世間の皆さんは僕の自己評価を完全に否定して認めてくれない。「あなた、自分の口が悪いって事を本当に分かってないの?」とマジで聴かれる(苦笑)。

 

他人が何食べようが関係ないだろって話である。ましてや他人の食い物に口を出すとは何事かって話ではある。

 

ただニュージーランドで生活を始めて、特にクイーンズタウンのような羊に囲まれた街で羊肉に関する事実を教えられてスーパーマーケットに行けばほんとに同じ羊肉でも人間様用とお犬様用に分かれて置いてあるのを確認して、こりゃやっぱり軒を貸してくれてる国の名誉の為に事実だけは明確にしておこうと思った次第である。



tom_eastwind at 20:30|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2015年08月07日

ビザの話はするな。

富士フィルムの会長がインタビューで「60%の自信があれば実行しろ、後はどうにかなる」と語ってた。賛成である。僕もいつも周囲の人に同様の話をしている。

 

60%いけると思えば実行すべきだ。後の20%はやる気でカバーできる、残りの20%はそれを見た神様が運を授けて下さる」悲観主義者からすればあり得んくらいかもしれないがそれが人生の真実である。最初から成功すると信じてない者がどうやって成功する???成功を信じる者のみ救われるのだ。

 

100%の準備なんてあり得ない。だって準備している最中に状況は変化するんだから準備出来たと思った時はもう遅い、その準備は使えない。

 

ニュージーランド移住も同じだ。完璧にやろうってんで頭の良い人間に限って準備を万端にするのだけど準備が出来た時点でビザのルールは変わってたとかよくある話だ。

 

だからと行って片道切符で飛び出す勇気も出ないのは当然である。だから常に往復きっぷ、つまり34年頑張ってみてダメだったら日本に戻る選択肢も用意をした上で、準備60%で飛び出すのが良いと思う。

 

多分偶然ではないと思う、富士フィルムの会長の60%と僕の60%。これは現場で戦争をするのに何の準備もなけりゃ勝つわけない、けど準備100%はあり得ない。準備している間に状況は変化していくからだ。

 

その中で兵隊と武器と兵站と準備は出来た、敵は目の前にいる、撃つか引くか、それが60%なんだと思う。この時に大事なのが上にも書いたように「往復きっぷ」であることだ。

 

つまり60%で打ち出る、そして全力をつぎ込んで戦って次の20%を得る、けど最後の20%、神様が微笑んでくれない時、その時に撤退する余力を常に持っておくことが大事だ。

 

ではこの「神様が微笑んでくれない時」は何時なのか?これは少なくともビザにおいては大体はっきりしている。本人が弱気になった時だ。もうダメだと思った時だ。神様は弱い人間が嫌いだ。絶対に負けないという強い決心を持って天国への階段を必死に登ってドアを叩く者だけが救われるのだ。

 

大体において日本人は完璧主義者であるから準備に一生懸命であるが何より心が弱い。とにかく心が弱い。覚悟が甘い。もっと強くなれ!だからいつも何とかビザを取得して次の永住権に向けて準備をするんだけど、そんな時に限って地元で知り合った日本人に振り回されるのだ。

 

「えー?そんなビザで永住権取ろうとしてんの?無理だよー」カフェでの永住権保持者の一言が胸を刺す。刺した方は「カイカーン!」である。言われた方からすれば胸ドキであり、その一言に自宅に帰った後もずっとずっと振り回される。そしてどんどんネガティブになっていき、すべてが信じられなくなる・・・。

 

何度も書くことであるがビザってのは本当にヌエみたいなもので政治状況、経済状況、国民感情、様々な要素で激変する。大事なのは今日、今この場所で幸せに生きている事だけだ。

 

それ以外は二の次、先の永住権の心配は先になって取れなかったその時に考えようってくらいで十分である。だって例えばワークビザ取って2年後に永住権申請するってのに今から心配してても仕方ない、あなたのちっちゃな心が痛むだけで誰にも何にも生まない不幸な状態になる。

 

だってそうでないといつも変化するルールに対して「えー、あの時はこういうルールだったじゃないですかー!」と移民局に対して裏切られの気持ちの連続になりどんどん不信感が増幅して結局自分がぼろぼろになる。

 

そんな時にあまりよく知らない他人と自分のビザの話をするものではない。彼らが求めているのは退屈なAucklandで最高の暇つぶしである「永住権を目指している人々をいじめる事」なのだ。

 

そうやって弱った心、暗くなってしまった心を神が救済することはない。神はあくまでも強い人間を助けるのだ。

 

ところがそこが分からずに周囲に振り回されて人間不信に陥ってビザもうまく取れずって状態が最悪なのだ。だって神様が降臨しないんだから。

 

なので僕からの助言としては、日本人とはビザの話をするな、付き合うのはキーウィだけにしろ、である。

 

僕の知り合いで70歳越している現役のビジネスマンがいる。彼は日本とNZを往復しつつ永住権を取得してAucklandで家族と楽しく生活をしているが、友達の殆どは中上流キーウィである。決して英語が上手ではないが内容が濃くて正論を突いてるので中上流キーウィが彼と付き合うのだ。

 

日本語だからーとか日本人だからーとか、そんな妄想は早く捨てた方が良い。あなたにとっての大事な友だちは肌の色でも言語でもないのだ。



tom_eastwind at 16:23|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2015年08月06日

ムスリム

***

世界中を震撼させた、2001年の911事件(アメリカ同時多発テロ事件)。

特にその直後は、ムスリム(イスラム教徒)を見ただけで怖いと感じるなど、偏見や迫害されるケースも少なくなかったようです。

海外掲示板で、「ムスリムに質問、911事件以来、どれくらい自分の人生が変わりましたか?」

こういった質問が投稿され、実際にどんな影響があったかイスラム教徒たちが回答していました。

 

 

   ツインタワーが倒壊した年、私と親友は高校生になったばかりだった。親友は100%茶色というわけじゃなかったけど、それでもみんな彼女に典型的な侮辱の言葉を投げていた。特に「テロリスト」はクラスメートたちのお気に入りのフレーズだったと思う。数ヶ月して、さらに思い込みがひどいものになり、あるとき先生がコピーを取りに行ってる間に「自分の国へ帰れ」と、みんなで大声で言い始めた。私はネイティブ・アメリカンだったので、それに対してヒステリックに笑い、彼らに「お前らも自分の国へ帰れ」と言ってやったら2度と邪魔されることはなくなった。

 

 

   自分は50%シリア人、50%レバノン人で、911事件後は、もうそれはそれはたくさんの憎しみと無知によるエピソードがあるよ。イスラム教徒じゃないけどアラブ人に見えるから。911事件のときは4年生だった。ミシガン州のディアボーンという町に住んでいた。ディアボーンはアラブ人やイスラム教徒の人口がもっとも高いところで、6年生の終わりに南へ引っ越して、100%白人の学校に通い始めた。うちの父は違法移民で、僕がアメリカ人を殺しにやってきた言っていたと、女の子2人にウソをつかれたことから退学になりかけた。父に謝罪されたけど、これ以上ない惨めな気持ちになった。その時に911事件が自分の人生を生涯変えてしまったんだと思った。

 

こういった問題があることは想像ついても、やはり実体験を聞くとその影響の大きさが伝わってきます。全く無関係な人の人生が、簡単に狂ってしまうのが無知や偏見の恐ろしいところです。

***

 

ムスリムの殆どが温厚であると言っても現状では理解するのは難しい。逆の立場を考えてみよう。第二次世界大戦当時日本は連合国を相手に戦っていたがその時でもキチガイ扱いされた。更に敗戦後も日本人はJAPと呼ばれパールハーバーの話をされて常に差別される側にいた。

 

一昨日からクイーンズタウン入りしている。お客様同行の定例スキーツアーである。男ばかりなのでなんでも話せる(笑)。昨日はスキーツアーに参加した。でもってこのツアーは5人一組なのだがその時は何とアリゾナ生まれの日系三世のおばあちゃんと一緒になった。

 

70すぎのおばあちゃん、たった一人で現在住んでいるカリフォルニアからやって来たとの事。日本語は殆ど出来ず英語で会話だった。最初アリゾナと聴いて年齢を聴いてもしかしてと思って「日系人強制収容所生まれですか?」と聴いたらおばあちゃん何のてらいもなく「そうなのよー、私が生まれたのは収容所!」ってにこにこしながら話してくれた。

 

その後おばあちゃんと一緒に滑ったのだが、体力の衰えはあるものの口の衰えは全くなく、とにかく喋り続けるが、それが嫌味ではない。とにかく明るく前向きなのだ。

 

「私ねー、ニュージーランドが最後のスキーの目標だったのよー」聴くと北米、南米、欧州、日本と滑りまくりNZが最後の場所だったとの事。

 

話がのってきた所で「ところでダニエル・イノウエとは同じ世代ですか?とわざと聴くと、コロコロっと笑いながら「やだー、あれは私のお父さんの時代よ、ダニエルは銃を持って戦争に行った世代よー」

 

日本人は米国で真面目に働いた。何も悪いことをしなかった。ところが日本海軍がパールハーバーを攻撃したその日に敵性民族とされて強制収容所に放り込まれた。

 

そんな家族の為に442部隊は欧州で戦った。彼女に聴いた、何で日本語出来ないのって。すると当時はとにかく米国人であることを徹底的に証明するために英語だけをひたすら勉強したんだって。親も特に日本語を教えずに子供には米国人になるように教育した。

 

彼女は子供も孫もいて幸せに過ごしている。今もたった一人で地球の裏側に来てスキーをしている。子供の頃の苦労、差別、色んなことがあっただろうが、今の彼女の笑顔は本当に可愛らしい。まさにMy Way を生きてきた、戦い勝ち抜きそして笑顔の美しい女性になった。

 

偶然だが泊まってるホテルも同じで、スキーツアー終了後に僕らが早い食事を終えてホテルに戻ると、彼女はホテルのカフェに一人で座って一人でにこにこしながら美味しそうにハンバーガーを食べていた。幸せなんだなー。思わず羨ましくなった。僕があの年になった時にこんな素敵な笑顔でいられるだろうか。

 

僕は差別くらい嫌いなものはない。本人の責任でもないのに差別されたら僕は異常に怒る癖がある。さすがに最近は言い方も柔らかくしているが心の中にある怒りは同じだ。差別問題を解決するのは唯一、教育である。世の中には馬鹿が多すぎるが、それは教育が行き届いてないからだ。

 

彼女に善き人生を、そして世界中の差別された人々に光を。



tom_eastwind at 08:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2015年08月05日

その先

1980年代にワープロが導入されてそれまでの旅行の手配書や見積を作る際に手書きだったものが、ワープロでタイプされた文字が洗練されて見えたものだ。

 

1980年代当時は夏場の冷房が夕方6時で切れて、手配書を書いたり見積もりをする営業マンは水を入れたバケツを机の下に置いてそこで足を冷やしながら書き上げたものだ。

 

それがワープロ?よし、これで他社より見栄えもするから仕事が取れるぞ!そう思いつつ参加した修学旅行の見積もり、すべての会社がワープロで提出してた(笑)。

 

貴方が導入する最新の横文字は競合他社も導入する。そういう事は思いつかないのだろうか?結局新しい技術そのものは労働者を幸せにしない、残業時間は変わらないまま新しい鎧を身に付けて高度な技術で戦うことが要求されるのだ。

 

日経ビジネスの広告には多くの企業が最新の企業管理ツールや統合ソフトを宣伝している。「このソフトを入れれば御社の業務がこれだけ改善されます!」確かにそうだろう、けどそのソフトを他社も導入すれば?

 

僕が1980年代に顧客管理で一番気を使ったのが「この人は誰?家族は?何に興味があるの?何を食べたいの?」そういう個人のデータである。当時の旅行ってのはとにかく売り切りで、先月ハワイに行ったお医者さんに自分のノルマがあるからってんで「先生、来月香港どうですかー?」

 

先生がそんなに休めるわけがないってのは旅行業従事者には理解出来ないわけで結局押し売りにしかならない。彼らご家族が欲しいものは何なのか?言葉に出来ない彼らの気持ちを理解していく事が結果的にぼくの仕事に繋がった。

 

「エイリアン2」でリプリーが宇宙船の中で海兵隊にエイリアンの説明をしようとすると女性兵士が「いいから、どこにいるのか言って」と誇らしげに言って仲間の拍手をもらった。

 

そして宇宙船は地上に着陸して移民団の住む居住地に移動して門を開けて「そこ」に行き、殆ど皆殺しの目に遭った。

 

考える事は「そこの先」である。誰もが目先の事は考えることが出来る。けどその先はどうなの?

 

ワープロを導入することで作業が楽になり残業も減ってー、なんてのが当時の流行り言葉だったが現実は違った。誰もがワープロを持つことで競争は厳しくなった。

 

顧客管理が出来る人間とそうでない人間の差は何だろう?おそらく前者は人間に興味があり人を人として観ている、けど後者は人間に興味がない?、データとしてしか捉えていない、何だかそんな感じがするな。

 

僕らが生きていくその先に今度はビッグデータがある。世界中の情報が集まって今のAmazonのように「あなたが欲しい本はこれですか?」と返ってくる。

 

すごい時代になったものだ。けれど時代がどれだけ変わっても人間は人間なのだ、どうしても機械やデータに置き換えられない部分がある。そこに人間としての喜びを感じる。



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2015年08月04日

めんどくせー時代、それとも「光る風」?

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駅トイレに首相批判落書き=器物損壊容疑で捜査警視庁

 JR御徒町駅(東京都台東区)構内の男子トイレに、安倍晋三首相を批判する内容の落書きがされていたことが3日、警視庁上野署への取材で分かった。同署が器物損壊容疑で調べている。

 同署によると、2日午後1時半ごろ、同駅北口にある男子トイレで清掃員が落書きを発見した。個室の壁に油性ペンで、安倍首相を批判する内容が短文で書かれていたという。

 7月19日にも、同じ男子トイレの個室の壁にスプレーで「自民党」と書かれていた。同様の落書きはJRの四ツ谷、御茶ノ水、秋葉原、西日暮里などの各駅でも確認されており、同庁は今回の書き込みとの関連も調べる。 

[時事通信社]

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僕が仕事のおりにふれて話す未来予想図はスタッフの中でも「あふぉじゃん」とか「荒唐無稽」とか「極論」とかよく言われる(苦笑)。

 

けど、見えるんだよねー、そっかそっか、便所の落書きまで取り締まるんですね、そうだろうと思う。時の流れが一致しているから不思議ではない。

 

誰も自分を普通の国民と思ってるから普通に生活して普通に新聞読んで気に食わない記事があれば普通に食卓で家族を相手に「なんじゃこりゃ!」と文句を言うわけだ。年金、医療、生活に直結する記事は国民として文句を言うが、当然自分の働いている会社の利害関係を考えれば話の内容は常に限定される。

 

そんな時に無記名で書き込んでたのが昔の「便所の落書き」だ。それが2ちゃんねるで大発展を遂げることになる。ネットの世界では誰もが無名、書きたい放題なんだから自分の会社の悪口だって安倍首相の悪口だって、なんだって書く。だって犯人分からないんだもんね。

 

以前は政府もそういう書き込みに対して反応しなかったがここ数年でネット書き込みはそのまま逮捕の方向である。そして原始的手法である便所の落書きも捜査の対象になり捕まればたいーほである。

 

いやいや、壁に耳あり障子に目あり、監視カメラは街中に張り巡らされ、警察がこれと狙った人物は徹底的に監視される。

 

これからは居酒屋のテーブルにある箸置きとか呼び出しボタンとかすべてに監視カメラと盗聴装置が付いて、リーマンの愚痴を全部吸い上げて役に立つものは政権運営に使い政権にとって危険なものは即時たいーほであろう。こまわりくんの世界、全く、笑うしかない。

 

丁度同じタイミングで米国が日本の盗聴を行っていることがウィキリークスで公表された。日本からすれば「そうですか、同盟である当方をそこまで気を使っていただいて有難うございます」って話か(笑)。フライデーに載ったマイナー芸能人が喜んでる感じ?

 

けどお笑いはここまで。マスコミコントロールはすでに始まっており安倍首相が大手メディア社長と直接飯を食って話をして「分かってるよね」とメッセージを発信して社長連中も保身が一番なので「ははー、お大臣さまー!」となる。

 

これで公共電波は押さえて新聞も抑えた。次は下々の、ネットから便所の落書きまでを逮捕を視野に入れて大日本帝国の意見を一つにする。ここまで絵が描ける人はいないぞ、今回の内閣はすごいな。

 

うちのスタッフの誰も信じてないけど、日本の変化はこれから具現化する。一般の人々が「何かやだよね」と感じるのは2年後である。それまでに一般大衆が知らないうちに法律改正をやっておいて2年後以降に一般大衆に「え?法律、変わってますよ、あなた、そんな事言ったら法律違反ですよ」とやる。

 

上流のカネを奪い下流を突き放し国民を再度ガラガラポンで横並びにして、すべての国民にとって新しい朝が来るのだー・・・・・・・・・・残された事は、笑うしかない。



tom_eastwind at 06:37|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2015年08月03日

昔ニッポン、今韓国

日曜日、調べ事をしていたらこんな記事が見つかった。

 

***

サブタイトルは「LG電子の海外法人を10年間率いた外国人CEOの証言」で、続いて「韓国の大企業で過ごした10年は奇想天外な経験だった!」と大きな文字で書かれている。著者は59歳のフランス人エリック・シュールデジュ氏。フィリップス、ソニー、東芝など世界最高の電気・電子企業で25年間働き、2003年にLG電子フランス法人営業マーケティング責任者として入社、2006年にグループ初の外国人役員(常務)になった。2009年からフランス法人長を引き受け、2012年に退職した。

 

LGで過ごした10年間のエピソードを中心につづったこの本は、欧米人の目に映った韓国大企業の文化を紹介している。この本には、110時間働いて、家庭で過ごす休暇もない人生、上司と部下を完全に分離した硬直した指示体系、雇用の不安定性、宗教集会に似た研修、質問もなく、意見の相違もない会議風景などが描かれている。著者は「圧迫」「過労」「羞恥心」「中毒」といった言葉で韓国の会社員の状態を描写し、「軍隊組織」「冷酷な世界」「サイコドラマ」と韓国企業を例えている。

 

この報道に、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。

 

「この会社に勤めているが、正にその通り」

「あなたは正しい。韓国社会は狂ってしまった」

「はい、私も仕事中毒者でクレイジーな韓国人です」

 

「サムスンはもっとひどい」

「政治家がそうしたんだ」

「日本の産業勢力によって、このようになってしまった」

 

「このようになったのは韓国人の熊のような忍耐力によるが、耐えても状況は良くなっていない」

「こいつ、よく見ているな」

「この国は本当に間違っている。国民が間違っているのだろうか?」

「教育、経済、行政制度はすべて日本が意図的に植えつけたものだ。会社運営、組織も同じだ」(翻訳・編集/三田)

***

 

上記の文章のうち下記の部分を切り出してみた。

 

1・110時間働いて、家庭で過ごす休暇もない人生、

2・上司と部下を完全に分離した硬直した指示体系、

3・雇用の不安定性、

4・宗教集会に似た研修、

5・質問もなく、意見の相違もない会議風景

「圧迫」「過労」「羞恥心」「中毒」 「軍隊組織」「冷酷な世界」「サイコドラマ」

 

1については間違いなく日本も同様。少なくとも昭和の時代はそうだった。

2についてはちょっと違うなー。常に社員同士の飲み会やヨルグ(オルグの別名)で先輩後輩がお互いに言いたい事言える環境は、少なくとも民間企業にはあったぞ。

3については昔の日本は終身雇用制だったので日本とは違うな。

4・今はもうないけど昭和の時代だと富士山地獄の研修みたいなのがあって、ほぼ洗脳?

5については、どうなんだろう?しゃんしゃん会議になるかどうかはその時の経営者の能力によるのでは?最終的な判断は経営者が決断するとしてもそれまでの自由闊達な現場の議論が正しい答を導き出すことは多いから。会議以外の場所で予め根回しした事が会議に出てきて皆が顔を合わせてしゃんしゃんってのは今でもありだな。フランス人からすると根回しの現場にいないと奇妙な会議風景に見えるかもしれない。

 

それにしてもフランス人が韓国で働いて文化の違いって、そりゃ大きいでしょ(笑)。残業をせず家族を大事にして年休はしっかり取って休暇を楽しむフランス人と韓国の比較、てかよく10年も続いたものだ、お疲れ様です(笑)。

 

最近また日本企業が外国企業を買収して海外に出ようとしている。それ自体は良い事だ。ところがシンガポールに派遣された日本人駐在員が全然英語出来なくて仕事にならない、だからなんでもかんでも秘書任せって話はしょっちゅうだ。

 

おまけに日本人が日本人だけで固まって地元の社員と交流せずお互いに溝がある状態も同様だろう。

 

今が流行りのシンガポールに駐在員として派遣された喜びと秘書がついての仕事の喜びを同じ駐在員仲間で酒を飲みながら「俺達仲間だよな〜」って空気を共有することで会社に対する忠誠心もますます強く深くなるのだろう。

 

仲間内でも会社の愚痴を言いつつけど会社を辞める選択肢はない。会社も個人もお互いに効率悪いだろうになって思うけど。

 

このフランス人が日本の会社と仕事をした時の経験と韓国の会社の体験を両方比べて日韓の違いは精々キムチと納豆の違いくらい、なんて本を書いたら面白いだろうなって思った日曜日の午後でした。



tom_eastwind at 10:24|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2015年08月02日

永遠の愛

世の中に永遠の愛はない。今君に「好きだよ」と言った人も1年後には「え〜?それって俺?」と平気で手のひらを返す。

 

ましてや大手企業のビジネスとなれば今の時代誰もが自分の利益ばかりを優先して取引相手と交わした過去の約束など関係ない。そういうことが出来る人間が出世するわけだから自然と経営陣も「手のひら返し」が出来る人間ばかりになる。

 

最近世界中の銀行が顧客に対して手紙を送り始めている。内容は「あなたに関するデータは今後自動的にあなたの住む国の当局に連絡することがあるので予めご了承下さい」である。

 

口座開設した時はもー嬉しそうに「有難うございますー」そしてその時お客が担当者に「このデータは個人情報だから銀行から外にでることはないよね」と聴くと、必ずきりっとした顔で「当行はお客様のご信頼の元に成り立っております。そのお客様の情報を外部に漏らすことなどあり得ません」だった。

 

勿論これが国際犯罪とかマネー・ロンダリングであれば話は違う。当局が犯人の資金の動きを追跡して行く中で個人情報の開示を求めるだろう。

 

しかし今回のは話が違うのだ。昨年のG20会合で各国当局は「自動的かつ自発的に」個人情報を各国当局に呈示して情報交換をすることになったのだ。

 

米国当局はすでに手続きを進めており、現在ニュージーランドで銀行口座開設をする際は「米国市民権、居住権、滞在経験、納税者番号、米国内の銀行口座の有無」など、ありとあらゆることが聴かれる。この質問に答えなければ口座開設ができないのだ。

 

そして、よく勘違いされるのは、今までに開設した口座なら大丈夫だろって話だけど、今後は納税者番号がない口座から資金移動しようとすれば必ず「データ不足です。納税者番号を提出して下さい。それまでお客様の資金移動は出来ません」となる。

 

口座凍結である。

 

銀行の動きは今年から始まったばかりであり銀行システムとの接続に至るまでは後数年かかるだろう。だからそれまでは手作業でやることになる。それもすべて銀行側の経費負担でやるわけで、これやって何の利益にもならないのが肝心の銀行である。

 

だからいくら当局に言われたからって明日から「ハイハイ」と一生懸命にやるわけではない。むしろできるかぎり手間を省く方向に進むだろう。それは日本の銀行も同様である。

 

なので今外国に置いてある銀行口座が何の通知もないままに明日から突然口座凍結という事にはならないだろう。世界の大きな国際銀行から始まっていくだろう。これが各国のすべての銀行にまで広がるのは時間がかかる。それまでに資金を日本に戻す等の手を打っておけば問題ない。

 

けれど通知が来ても何もせずいつの間にかお金が動かせなくなったなんてのは洒落にならない。今日明日の問題ではないが放置先送り出来る問題でもない。



tom_eastwind at 19:34|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2015年08月01日

G20

各国の税務当局が自国民から税金を取るための仕組み作りを毎年毎年強化していく作業が続いている。ただその親玉にいる米国が何でこんなに血眼になって税金を取り立てようとして、その税金を何に使っているか?

 

軍事費である。米国における最新兵器開発、海外遠征費用、つまりイラクやアフガニスタンに行く費用を国民に賄わせるために課税強化をしているのだ。

 

ところがそのイラクやアフガニスタンで10年以上戦争して来て何が得られた?土地もない、石油もない、若者は戦死して星条旗に包まれて帰ってきたが、それで米国は何を得たのか?

 

何もない、唯一軍事費を増やすことでペンタゴンと兵器産業を潤す以外。何じゃこの費用対効果の悪さは??まさにデスマーチ、死に向っての行進である。

 

しかし米国政府上層部にとってはそれで良いのだ。軍産複合体+イスラエルが望むのは永遠の戦争状態でありその為にジェット戦闘機を数百億円で作り撃墜されては、今度は若者が乗り込んだアパッチヘリを戦地に送り込み撃墜され若者が戦死し、そのたびに軍事費は増加する、「もっと強い武器を!」って事だ。

 

勿論上層部の子どもたちは士官になっても戦場には行かないから命の心配はない。武器を作る金は世間から税金で取り立てて自分たちが肥え太り、戦争に行くのは貧乏人の子供だから費用対効果は合っているのだ(苦笑)。自分の子供は死なない、自分は金持ちになれる、費用対効果が合わずに死ぬのは貧乏人の子供だけである。

 

「ブラックホークダウン」という映画では米軍最新鋭のヘリと兵士がモガディシオの治安維持の為に送り込まれた。結果的にヘリはロケット弾で撃墜されて搭乗していた最優秀な兵士たちが地上に落ちてそれでも戦いたった十数名で1千人近い敵を相手にしたが、これって他にやりかたはなかったのか?本来なら外交で片付く問題ではなかったのか。

 

当時も今も米国のやってることは「世界のかき回し」に過ぎない。何かを解決しようってんではなく何かを破壊しよう、その過程で軍産複合体が武器産業で利益を得て貧しい家の子供が戦争に駆り出されて戦場で命を落とし、更にその戦争でかかった費用を貧しい国民に税金として負担させようとしているのだ。

 

皆さんも中東やアフリカの戦争に関するニュースを観る時はよく考えて欲しい、この戦争で誰が利益を得たのか?テレビを観て可哀想な子供の姿に感傷的にのめり込むのではなく。

 

何の為に税金を払うんか?自分の子供が戦争に行くための費用を自分が払い政府は武器商人と結託して儲けるだけか?そんなことの為に税金を払うのか?国民の望まない戦争のために?外交は何をしているのか?

 

クラウゼヴィッツがいみじくも世界中の軍人に伝えているのは「戦争とは外交の最終手段」である。なのにまともな外交もせずいきなり相手をコーナーに押し込んで戦争を仕掛けているのは米国ではないか。

 

ここにも世界の二極化、奴隷状態になった人々と一部支配層の絵図が見える。ダマした人々と騙された人々。世界中どこでも同じだ。

 

日本では軍事費よりも土建利権だろう、鹿が走る高速道路、出口の塞がったトンネル、意味のないダム、けれどそこに予算が付けば使う。予算が超過すれば税金で払う。税金が不足すれば国民から徴税する。

 

要するにG20財務省会議ってのは世界の支配者連中が集まっていかに自国の奴隷連中からカネを巻き上げるかの議論である。何でそんな連中に各国民が真面目に付き合わないといけないのか?

 

本来の民主主義とは国民が一箇所に集まり議論をして多数決をする場所であった。しかし現実的な問題として国民が政治家に自分の意見を委託して国会で議論してもらうようにした。

 

ところがその結果が官僚による手前味噌の増税増税で自分の首を絞めるのでは一体何のための民主主義か?第一官僚の「離れですき焼き組」は自分たちが公僕であるって義務を理解しているのだろうか?

 

まったく英国の先人が言ったように「政治は腐る、長くやればやるほど確実に腐る」である。

 

じゃあ僕ら一般大衆はどうすれば良いのか?

 

1つは腹をくくって言われた通りのカネを払う事である。殺されはしない、何故なら彼らにとってあなたは大事な金の卵を産む鶏だからだ。「百姓は生かさず殺さず」である。しかし一旦逆らえば国家権力を使って潰しに来る。国家権力と戦っても個人に勝ち目は、絶対にない。

 

ならば他に方法があるのか?1つはまず国民全体が一致して政府官僚に対して「今日から僕は働きません」と全面ストライキを打つことである。立場的には政治家の方が官僚より上であるから政治家に直接「直訴」するのだ、今の官僚システムを破壊してくださいと。

 

勿論これをやれば経済は麻痺する。1年から2年は日本経済は死ぬ、何故なら官僚が「死なばもろとも」と巻き込みをするからだ。けれど明治以来100年以上続いた仕組みを壊すのだから国民もそれだけの覚悟をすべきだろう。百姓一揆では一人でも仲間はずれを出したら終わりだ、腹をくくって戦うしかない。

 

けど、誰も手を挙げなかったら?自分で考えるしかない。

 

これからの社会は2020年に向けてすべてが収斂される。この5年間にあなたがやる事が2020年以降のあなたの人生にすごく大きな影響を与える。1995年にあなたの取った行動の影響が1とすれば2015年から2020年までの各1年は10の影響である。

 

諦める?まだ早い。今日も生きているんだから。



tom_eastwind at 15:50|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌