2015年11月

2015年11月29日

サンタパレード

今日はAucklandの子どもたちが待ち焦がれているサンタパレードである。一年に一回真夏のサンタパレードは車道をすべて閉鎖してクイーンストリートとアルバートストリートを練り歩く。

 

このパレードは当社オフィスの真下を通るので以前は当日にスタッフ家族がやって来て7階から観覧という、競馬で言えば馬主席(笑)みたいなこともあった。何せトイレも椅子も冷蔵庫も専用ですぜ(笑笑)。最近はどうなんだろ、明日スタッフに聴いてみよう。

 

たしかにニュージーランド全体でも大きな練り物であるしテレビでもライブで放送するしそれなりに人も集まる。

 

だからと言って南半球で最高のお祭りではなく北半球の日本で言えば別府の温泉まつりの規模の数十分の一であり半日ですべてが終了するので日本の祭り=パレードを経験した方にはあまりお勧め出来ない。

 

しかしAucklandの子どもたちにはこれがサンタさんのパレードであり他に比較するものもなくこのパレードを82年間も楽しんできた。

 

お天気任せの一発勝負であるが今年は天気に恵まれたようで現時点で晴れと薄曇りの間くらいだ。お父さんたちは子供の手を引いて練り物見学の場所取りをして写真を撮って大変な一日でもある。

 

サンタパレードが終わればあと3週間で今年のAucklandのビジネスは終了だ。この国では毎年12月半ばから翌年1月半ばまでは首相から官僚から民間企業から、皆3〜4週間の休みを取る。

 

「何せ取引する相手が休んでるのだ、こちらが会社やってても仕事にならない」ってんでこの期間の長期休暇はNZでは社会的にも整合性があるけど、日本で年末年始に3週間休みますなんてやったら一発退場であろう(苦笑)。

 

この点が日本とニュージーランド社会の一番の違いだろう。全体を大事にして全体を発展させて個人に還元する日本社会とあくまでも個人を優先させて仕事よりも家族の生活を大事にするNZ社会。

 

その結果としてNZは物質的には豊かにはならないけど、心は豊かである。常に家族との生活を重視して年末の日曜日には子供を連れてサンタパレードに参加してそれから後2週間、さあ一気に仕事を駆け抜けると一ヶ月のお休みだ。



tom_eastwind at 15:17|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2015年11月28日

インディアン=ネイティブ・アメリカンの健康法

自然のリズムに合わせて自然と共生するアメリカネイティブだが、彼らは現代人のような健康法なんて考えてなかっただろう。ビタミン剤を飲むとか腹筋や腕立て伏せをするインディアンという話は聴いたことがない。

 

そこでふと土曜日の午後彼らってどのように健康維持をしてたのか興味を持って検索をしてみた。全くインターネットの有り難さを実感する時代だ。

 

すると

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アメリカのアリゾナ州のホピス族はトウモロコシ畑の手入れをするのに自分の家から64キロも離れたトウモロコシ畑に走っていき、そこでトウモロコシ畑を耕し、また走ってその日のうちに帰ってきます。そしてまったく疲れを見せません。

 

このようなことは、インディアンにとって日常茶飯事で、特に訓練された人でなくても、

誰でも、お年寄りでさえも平気で走ってしまうそうです.

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アメリカンインディアンはわずかな食物だけで、1日に100キロ以上も走ることができます。

 

その秘密は、やはり「よく噛むこと」にあるのではないでしょうか?私たちが食事をして、吸収したエネルギーの大部分は、実は「消化」に使われているそうです。

 

「食べ物を消化するために、食べ物を食べる」

「たくさんの食べ物を食べると、消化にたくさんのエネルギーが必要なため、たくさん食べる」・・・私たちの食生活は悪循環になっています。

http://yukimifan.zero-yen.com/iyashi/indi.html

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これなら健康になるわな。体中の筋肉を常に使っているから。ネイティブ・アメリカンの生活は精神的な部分から肉体的な部分までが同一化しており自然との共生が普通であり現代のような健康法なんか考えてない。

 

健康であることを意識すること自体がもしかして不健康の始まりなのか(苦笑)。

 

現在の日本人でも実行できそうな項目があった。

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1・よく歩くこと。1日最低3km歩く。散歩をしながら悩み事を解決。

2・姿勢。胸を張って脊柱をまっすぐにして腹を引っ込めた姿勢で歩く。

3・よく噛むこと。食べ物は口内でゆっくりと噛んで咀嚼する。

  吸収したエネルギーの大部分は消化に使われてる、食べ物を消化する

  ために食べている。

4・冷水浴で体をこする。

5・鼻呼吸。深く安定した息をする事。

http://yukimifan.zero-yen.com/iyashi/indi.html

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それからネイティブ・アメリカンのやってた、例えば神=創造主との直接会話をする、かな(笑)。これは心に良さそうだ。

 

ぼくは神様を否定する共産主義ってわけでもないし既存の宗教にハマる事もない、これは既存4大宗教も含めてだ。仏教に対してはその教えに寛容ではあるし共感も出来るが仏教の信者ではない。

 

ただネイティブ・アメリカンの言ってることに限らず、神との直接対話ってのは意味が分かる。キリスト教だって神と人との対話が本来なのに宗教が間に入って思いっきり「中抜き」している。免罪符などがまさに良い例(悪い例?笑)である。

 

ネイティブ・アメリカンの精神観はそのまま身体の健康にも繋がっていると思う。



tom_eastwind at 15:16|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2015年11月27日

国旗掲揚

自宅に帰り際に郵便ポストを見ると国旗変更についての国民投票用紙が届いていた。ニュージーランドでは今国旗変更についての議論がある。

 

議論がものすごく盛んというのではなく、何となく「このへんで変えておこう」って感じだ。NZは元々英国植民地であり国旗を作った時の理由も「英国連邦らしく」しかなく、逆に今となっては豪州との国旗とも似ており面倒くさいってのがあるのだろう。ワールドカップでやっつけた相手と似たような旗ではね〜という下衆の勘繰りもある(笑)。

 

ここ20年もリーマン・ショックやクライストチャーチ地震の影響はあったが基盤経済の調子は良い。その為に今年度政府収支も黒字であり来年度も黒字が予想されている。

 

来年実行される国民投票で旗を変えるか変えないか、変えるとしたら現在の候補の中のどれが良いかを選ぶ事になる。

 

日本で平時に国旗を変えるとなればそれだけで大議論になり右翼から左翼まで「美味しく議論いたしますー」ということになり何にも決まらないだろう。

 

ニュージーランドで特に今じゃないといけない理由もないのにやるのは、やはり政治と経済が安定している今のうち、「やれるうちにやっておこうよ」だろう。

 



tom_eastwind at 15:15|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2015年11月26日

安倍連合委員長、立つ!

来年を見据えて安倍首相が日本労働組合の委員長として経営側相手に賃上げの旗振りをしている。そりゃそうだ、今やアベノミクスの息切れでいつ経済が腰折れして社会不安に繋がるか。

 

円安政策で石油価格が上昇した場合、賃金が十分上昇していない労働者からすれば実質的な物価上昇である。彼らは少しでも貯金に回すことになり経済活性化にはつながらない。

 

ましてや賃金が上昇してない中小企業では物価上昇により実質的な手取りの減額でありこの労働層はスタグフレーションに見舞われる。こうなると結婚も出来ない若者はやけのやんぱち、コンビニ襲って3食風呂屋根付きの宿舎に入るほうがまだましだとなる。

 

それはそのまま経済だけでなく社会の不安定化に直結してアベノミクスの失敗を証明することになる。だから何としても経済成長のための賃上げを経営側に要求しているのだ。

 

まさに安倍首相、走れコータローではないが「ここーでお前が負けたならおいらの生活ままならぬ」のだ、背中がチリチリしているのだろう、焦燥感が伝わってくる(苦笑)。

 

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[東京 26日 ロイター] - 安倍晋三首相は26日、官邸で開かれた経済界との官民対話で、2016年度の法人実効税率の引き下げ幅を上乗せし、早期に20%台への道筋をつける、と語った。

 

企業に対して設備投資の拡大と賃上げの実行をあらためて求めた。

 

会議に出席した経団連の榊原定征会長は、業績が好調な企業に対し、今年を上回る賃上げの検討を呼びかけていく方針を表明した。

 

安倍首相は、経済の好循環の実現は「設備投資と賃上げにかかっている」と強調。経団連が法人実効税率の引き下げなど事業環境整備を前提に、設備投資が2018年度に80兆円台に拡大するとの見通しを示したことや、業績が好調な企業に対して今年を上回る賃上げを呼びかけていく方針を表明したことについて「高く評価したい。しっかりと実行していただくよう期待している」と取り組みを促した。

http://blogos.com/article/146670/

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歴代の日本国首相で賃上げをここまで主張した人は誰がいただろう?国民所得倍増計画!とか日本列島改造!とか自民党をぶっ壊す!と主張した首相はいたが「労働者の賃金を上げる!」とは自民党も変わったものだ。

 

ただ少しきつい事を言うがアベノミクスは偽薬(プラシーボ)でありつつも国民が何かを期待するだけで世の中が良くなるような気持ちになった。

 

ところが一番大事な雇用の流動化、規制撤廃による市場原理の導入など本来経済を活性化させるべき部分が既得権益層に阻まれて腰砕けになってしまった。円安で輸入物価は上昇して賃金が上昇しなければ一般市民にとって経済が厳しくなるのは分かりきった事だ。

 

僕は今回安倍首相が賃上げを主張するのはちょっと直截だが良い策だとは思う。これはやるべきだ。どうせなら最低時給1200円くらいにしてみろ。今のニュージーランドの最低時給は14.75ドル、約1100円である。NZより下でも良いのですか(笑)?

 

ただ本筋は、日本国首相は日本全体の社会経済を俯瞰しつつ官僚をうまく使いこなして全体を支えることであることは論を待たない。

 

今回の賃上げ要請は大河を下る日本丸の構造改革に失敗して目の前に大きな滝が迫ってる状態だ、時間がない、どう舵取りして右岸や左岸に安全上陸させるかでの緊急措置だ。



tom_eastwind at 18:51|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2015年11月25日

野党潰し

今日もまたテロのニュースだ。チェニジアやエジプトはISが侵入しやすいのだろう。フランスではテロを事前に阻止したと言う話が当局から発表された。シリアではロシアの戦闘機がトルコに撃墜されて、一体誰が味方で誰が敵なんだ?

 

米国はシリアのISをシリアの許可なく、つまり他国の領土で空爆しているわけで、ロシアはシリアの依頼を受けてISを叩きに行ってる。ならば米国とロシアは同じ立場である。なのに今回は「米仏は一緒にやるけどロシアは別だ」ってよく分からん。

 

トルコもほんとに叩きたいのはクルド族でありIS退治のようにみせてクルド部隊と衝突している。そのトルコがロシアの戦闘機を撃墜?ますます分からん。全員が全員の背中を狙っているような中東衝突に欧州ではテロ。

 

そんな時日本では↓

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衆院定数削減「避けられない」 首相、議長と会談

2015/11/25 0:45

安倍晋三首相(自民党総裁)は24日、大島理森衆院議長と議長公邸で会談し、衆院選挙制度改革を巡り、議員定数の削減に取り組む考えを伝えた。「消費税率を上げるのであれば、国会議員も身を切る改革は避けられない」と述べた。

 

 議長の諮問機関である衆院選挙制度調査会が年明けに定数削減を盛り込んだ答申をまとめる方向。大島議長は「調査会の考えは尊重しなければならず、腹をくくる必要がある」と話した。いずれも同席者が明らかにした。

 

 同党は比例代表の定数(現行180)を30削減する案をまとめている。同党が定数削減に前向きな姿勢を示したことで、答申提出後は各党の議論が本格化しそうだ。

 会談には谷垣禎一幹事長、細田博之幹事長代行らが同席した。

http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS24H6R_U5A121C1PP8000/

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消費税を上げる代わりに政府も身を切る。政治改革であり良いことだ。これは国民受けする政策である。ただそれが現実的には比例代表を30削減ってのは、いっやーさすがに自民党ですな、賢い。

 

自民党は小選挙区で票が取れる。小選挙区では野党は弱いから必然的に比例代表で議席を確保する必要がある。ところがそこをがさっと30議席削減だから、これ実行すれば社民党なんて議席が取れなくて政党要件なくなって崩壊しますぜ。

 

自民党からすれば衆議院議員の総数を8%程度削っても自分たちが常に大多数であれば良いわけでこの政策は良い。

 

当然野党は猛反対するだろうが自民党の錦の御旗である「政治も痛みを」とやればどこまで抵抗出来るだろうか?

 

それこそ「少数野党に対する攻撃だ!」とか言っても、そう、あなた少数なのですよ。政治は多数決で決まるのです。今の力のない野党、特に民主党や社民党は一旦解党して大きな野党を作り小選挙区で自民党と戦えるくらいの候補者を集めるべきでしょ。

 

今の日本に必要とされている政策は安倍政権がやっている。アベノミクスの失敗は以前から指摘して来たがそれでも経済を考えない一般国民は「何となく」安心しているのだ。TPPが決まってどうなるか分からなくても、とにかく決めてきたってのが気持ち良いのだ。

 

実際問題としてTPPの「基本」合意に注意すれば、まだ多くのことが決まってない事が分かるけどそこは甘利さん、まるですべて決まったように言うから国民はストンと胸に落ちるのだ。

 

それに対して一時は政権まで取った民主党であるが今や内乱であり国会発言も単なる感情論でしかない。これじゃダメっしょ。

 

今回の野党潰し、さてこれから野党がどう反発してくるのか興味津々である。

 



tom_eastwind at 21:12|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2015年11月24日

ダイバーシティプログラム

NZ大好きの記事より。

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昨年ニュージーランドへ移民した永住者の3人に1人は、中国もしくはインドからの移民である事が最新の移民局の調査で分かった。

 

調査結果によると、2014/2015年の純移民増加数は58,300名であり、最も多い移民が中国で17%、続いてインドが16%、かつて移民が最も多かったイギリスからは11%だった。技能移民部門での入国者で最も多い国はインド(21%)、続いてフィリピン(13%)。中国は家族部門での移民数が最も多い国となった。

 

移民情報に詳しいPaul Spoonley教授によると、長期、短期ビザのあらゆるビザで、渡航するアジア人数は増え続けており、現在OECDO国内でニュージーランドが最も多い移民入国数を誇るという。ニュージーランド統計局によると2038年にはアジア人人口が714千人増加し125万人と予想している。

http://nzdaisuki.com/news/general/1098-2015-11-04

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技能移民でインドってのは何となく分かる。英語が出来るし国の作りも英国式だからビザ申請手続きも理解しやすく馴染みやすいだろう。

 

中国人の家族ビザってのも何となく分かる。英語テストではまず通らないから子供を先に送り込んで学生ビザから永住権、そして親をサポートしての呼び寄せだ。問題はそれが本当に自分の親かどうかである(笑)。DNA鑑定をニュージーランドの病院で行う必要があるぞ。

 

この統計だとアジア人はNZ全体で現在は54万人くらいだとなる。しかしAuckland、特にシティに限って言えばクイーンストリートを歩く半数がアジア人ではないかって肌感覚がある。

 

だから永住権申請にしても多様性を持たせるために現在はAuckland以外からの申請はボーナスポイントが付くようになった。

 

2038年にアジア人が125万人って事はその時点で白人人口が500万人くらいを予想しているのだろうか。現在のニュージーランドの特殊出生率は2.07くらいであり自然人口も増加しているが同時に白人国家からの移住も増えると予想していると思う。

 

ただこのニュージーランドがNZらしくあるためにはいずれアジア人と言っても中国とインドばかりで偏りが出る、そこでダイバーシティプログラムを導入すれば良いと思う。

 

これは例えば1年間で移民受け入れを国籍別に区別して一つの人種に偏らないようにする方法だ。例えばアジア各国は年間5千人としてこれを越した時点で申請不可能になる。なので去年中国人が約1万人移住して来たがその数を自動的に5千人にする。キャップを被せるようなものだ。

 

米国のグリーンカードもダイバーシティプログラムとして毎年抽選でグリーンカードを発行している。当然ながら中国国籍の枠はない。

 

そして日本からの移住申請が毎年2千人程度であるからここには余裕があり残り3千人は優先的に審査される。移民枠は年間約5万人なので当然申請が通る可能性は上昇する。

 

僕が個人的に考えることは、ついでに各国からの申請で不法申請がある度に年間枠を減らすって方法だ。上記NZ大好きの記事でインド人学生が不法申請してたってのがあるが、もし10人が違法行為をすれば枠を100人を削減する。

 

これやれば日本人はますます永住権を取得しやすくなる。日本人とキーウィはお互いに島国という事で価値観が近い。嘘を言わない、まじめに働く、家族を大事にする、隣人付き合いも大事にする等など、要するに昔の日本の田舎なのだ。

 

だからどうせ移民を受け入れるなら価値観の近い日本人をもっと取ればと個人的には思うが、それやると必ず他国から「何で日本人だけ!差別だ!」とすぐ文句が出る。だもんでダイバーシティなのだ。



tom_eastwind at 14:19|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2015年11月23日

新嘗祭

日本は勤労感謝の日だ。けど勤労感謝って誰が誰に感謝するのか?そう思って調べたところ新嘗祭(にいなめさい)の代理だって。新嘗祭は日本の収穫祭で天皇が一子相伝で豊穣に対して神に感謝する行事だ。

 

ここで疑問。天皇より偉い神って誰だ?天照大御神か?八百万の神だろうな。けどそれは天皇しか知らないし一子相伝なので僕らには教えてくれないだろう。

 

しかしその新嘗祭で爆弾仕掛けて爆破されたら警察の警備ってどうよって話である。政府高官を狙ったとかの問題ではない。日本の象徴である天皇、その行事に爆弾、やはり日本はまだ甘い。今回は詰め腹切らされる警察官僚出てくるだろう。

 

ところでその勤労感謝の日に勤労しているサラリーパーソンのご意見。

「悲報、日曜月曜仕事入った勤労感謝の日とは一体

「次の3連休全部仕事なんだけど勤労感謝の日だよ?ねぇ

「来週の月曜出勤になりそうだ。おわた。勤労感謝してほしい」

「明日は給料日なんだけどさ明後日から土日月の連休は連勤なんだよな、俺にも勤労感謝させてくれ」

 

上も下も大変な新嘗祭でしたね。



tom_eastwind at 19:01|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2015年11月22日

偉大なる人間農場

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各国の糖尿病関連団体でつくる国際糖尿病連合(IDF、本部ブリュッセル)は15日までに、2015年の世界の糖尿病人口(20〜79歳)が11人に1人に当たる約4億1500万人に上るとの推計を発表した。

 

 先進国だけでなく発展途上国でも増加傾向にあり、40年には10人に1人に当たる6億4200万人に達する見込みだとしている。14日は国連が認定した世界糖尿病デーだった。

 

 共同電によると、国別では1〜3位が昨年と同じ中国(約1億960万人)、インド(約6920万人)、米国(約2930万人)。昨年10位だった日本は9位で約720万人だった。糖尿病に起因する疾患による死者は500万人で、6秒に1人が死亡している計算となる。

 

 途上国では糖尿病患者が十分な治療を受けられておらず、特にアフリカでは患者の3分の2が、自分が糖尿病であることを知らないという。

[ 20151116 05:30 ]

http://www.sponichi.co.jp/society/news/2015/11/16/kiji/K20151116011518300.html

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ご飯は毎日三食しっかりよく噛んで食べましょうね、肉や野菜やカロリーバランスを考えてね。これが一般的な生活者の感覚だろう。

 

ところがこれが糖尿病を作り出している大きな原因の一つであるのは医療従事者の中では食事療法を導入する事例があることから明確である。

 

要するに現代人は食べ過ぎなのだ。一日三食ってどこから始まった習慣だ?オフィスではペンより重いものを持つことがなく朝食べたものが消化される前に昼食を詰め込む。そして昼食が消化される前に今度は夕食をドーンと食べる。消化する前に追加するのだから、これで太らない筈がない。

 

そしてコンビニ食。恵比寿のファミマは高層ビルである恵比寿ガーデンプレースオフィス棟の2階に入っている。ここには夕方前になると次々と食料が運び込まれてくる。

 

菓子パン、おにぎり、弁当、サンドウイッチ、パスタ、飲み物は「これ一本で一日野菜!」からコーラ、牛乳まで何でもあり。炭水化物ばっちりですね。

 

そして夕方になると立派なオフィスの立派なエレベーターから降りて来た首に紐つけたビジネスパーソンが次々とやって来ては各自好きなモノを買っていく。残業が遅くなるような人は菓子パン二つに弁当にざる蕎麦、2食分くらい買っている・・・てかあれを一度に食べるのか、まさかな?

 

それにしても日本人はよく働くなー、朝一番の電車で1時間かけて出勤して朝9時から夜8時位まで仕事して疲れた体にご飯を詰め込んでいく。自宅に帰ればもう10時頃、風呂入って寝るしかない毎日だ。けど、誰の為にこんなに働いているのか?

 

糖尿病とはまさに糖分を摂り過ぎて糖分の代謝が出来なくなることだが一生懸命働いて残業して糖分たっぷりの食事をすると誰が儲かるか?そりゃ小麦粉を作ってる企業である。あなたがコンビニで支払ったお金は小麦粉を作ってる企業に回る。

 

小麦粉の多くは米国カナダからの輸入だ。1950年代までは日本は小麦粉を自前で賄っていたが現在は90%が輸入である。

 

糖分は砂糖だけでなく炭水化物の中にも多く含まれてて一日三食パンや米を食えば間違いなく糖尿病一直線である。これにビールや日本酒やワインが入ると更に血糖値が上がる。

 

ところが多くのお医者さんは血糖値が何故上がるかの原因はあまり追求せず、上がった血糖値を下げる診察と薬を売ることで日本糖尿病学会から「覚えの良い医者じゃ、愛い奴じゃ」となる。糖尿病患者と「長いお付き合い」の始まりである。

 

日本でここ数年急にメタボなど言い出して健康診断リストに載せこんでから糖尿病患者が増加してる。あれも糖尿病の薬を売りたい製薬会社の戦略だろうか。まるで籠に押し込められたブロイラーのように運動もせずにたっぷり食わせて不健康に仕事させてりゃ糖尿病にもなるぞ(苦笑)。

 

これで儲かるのは

1・小麦粉売ってる会社。

2・自前で弁当を買う労働者を遅くまで働かせる企業。

3・労働者が病気になった時に待ち受けてるお医者さんと製薬会社。

 

誰もあなたの健康に気を遣ってないですね。

 

すごいもんだ、人間に飯を食わせ太らせ病気にして薬を売る。偉大なるブラザーたちの人間農場である。



tom_eastwind at 19:43|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2015年11月21日

土曜日のパーティ

土曜日はお客様のご自宅でのパーティに招かれた。無制限永住権が取れた事のお祝いである。

 

この方とは12年くらいのお付き合いで最初は駆け込み寺から始まった。Auckland在住の日本人不動産業者におかしな物件を掴まされてどこに聴いて良いか分からずうちに問い合わせが来た。

 

最初の問い合わせがイースターのお休み期間で僕の方は時間があったのでそれじゃってんでご自宅に伺い分厚い契約書と共に話を聴く。状況を把握して今彼らが出来ることをまず助言する。

 

これはもうすでに戦闘状態に入っているからやるべき手順は決まっている。その後契約書をお預かりして自宅に持ち帰って読み込む。

 

それから約半年くらいかけて問題は解決して、その後は何か用があれば当社に連絡を頂くようになった。あの時からもう12年が経過して今も何かとお付き合い頂いている。

 

他にも長い取引のお客様はたくさんいらっしゃる。一生懸命に働けばお客様は必ず信じてついてくる、今年はそれをまさに体感した一年だった。

 

去年の総選挙巻き込まれ騒動では苦しい思いをしたけどその分こうやって今年はたくさんのお客様のパーティに呼んで頂くことになった。それとか10年以上前のお付き合いのお客様から数年ぶりにお問い合わせを頂いたり、有難い話である。

 

ニュージーランドのホームパーティは楽しい。好きな時間帯に好きな食べ物で上下関係なくワイワイやれる。日本だとこの気軽さはないな。

 

久しぶりにシャンパン、ビールとワインを飲んで地元の日本食レストランのケータリングで寿司など美味しい料理を楽しんで、糖質制限をふっ飛ばした土曜日の午後となった(苦笑)。しばらくは糖質控えんといかんな(笑笑)。



tom_eastwind at 13:19|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2015年11月20日

共謀罪

 

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岩城光英法相は20日の閣議後会見で、パリの同時多発テロ事件を受けて、重大な犯罪の謀議に加わっただけで処罰対象となる「共謀罪」の創設を求める声が自民党内にあることについて、「これまでに国会で示された不安や懸念を踏まえ、法案のあり方を慎重に検討しており、国会に提出する時期は未定だ」と述べ、慎重な姿勢を示した。

http://www.asahi.com/articles/ASHCN3HBZHCNUTIL005.html

***

 

いい流れですねー(笑)。なんとか一直線ですね。安保法制、マイナンバー制度、そして共謀罪。岡目八目と言いますがほんと、遠くにいるほうが日本がよく見える。

 

日本で生活をしている人は毎日朝から晩までやること多くて目の前の事で精一杯、なかなか半年とか1年の時系列で日本の政治を考えることができない。

 

海外、それもニュージーランドのようなのんびりした場所にいると日本がよく見える。5年から10年の時系列で見ているとすべてが最初から決まった方向に動いているのがよく分かる。

 

東北大震災があろうと神戸大震災があろうと、そういう天災に振り回されず決めた方向へまっすぐ進んでいく。やはり政府官僚というのは方向性の判断力は別としてすごい行動力を持っている。

 

さて、日本という国は江戸時代に作られた国民性もあるのだろうが方向性としては間違いなく国家社会主義が合っている。民主主義の革を被った国家社会主義というのも西洋人からすれば理解に苦しむだろうが(苦笑)それで国民が納得しているのだから何も言うことはない。

 

「民は由らしむべし知らしむべからず」で、民としてもお上が無茶をやらないと分かっているから国際政治とか世界の歴史とか文明とか勉強する必要もなく実際何も勉強せずに下らない芸人の馬鹿騒ぎを見て日々の生活に邁進する、まさに今の日本人の多くが過ごしている生活である。

 

この、両方が利益が出る仕組みは実に心地よい。政府官僚にとっては武力革命を気にせず常に国家を考えてればよいし、国民は毎日言われた事だけやってれば飯が食える。

 

日本政府(官僚)がすべての民間組織の頂点に立ち日本株式会社が国策として民間会社を指導して強い日本を作る。

 

それは良いのだが、問題はこの仕組は根本的に50年に一度ぶっ壊れる仕組みだって事だ。人間は誰でも成功体験を持てば捨てられなくなる。それが優秀な組織であればあるほど過去の成功体験を維持して「先輩の指導」に従い時代に合わない事をやる。

 

時代は変化しているのに自分が変化しようとしない。変化に対応出来ず危機に遭うと竦み上がり硬直してしまうのが日本の政府官僚の弱点である。

 

バブル崩壊も第二次世界大戦の敗北もすべては過去の成功体験しか知らない官僚が「先輩の指導」に従って引き起こした大惨事である。

 

それでも日本国民は面白いことに「まあ、たまには天災もあるさ、さ、明日からまた稲を植え直そう」という気持ちがある。だからこの日本という国は何度倒れてもすぐに立ち上がる力を持っているのだ。

 

でもって今回は共謀罪である。国際社会では当然の法律であるが日本ではまだ導入されていない。何故なら国際社会ではこの法律を導入することで捜査をしやすくしてテロなどの事件を事前に防ぐことが出来るからだけど、逆に言えば彼らの国は国内でテロが起こる可能性があるから導入した法律である。

 

日本では国際社会が一般的に想定するテロは1960年代終わりから1970年代にかけて起こった日本赤軍による浅間山荘事件などで終了した。今の日本ほど日本人によるテロなどから離れた場所にいる国民は少ないだろう。

 

今回の法律が実現するかどうかは未定であるが政府官僚からすれば少しでも多くの国民情報収集手段を持っておきたいから既定路線であろう。

 

この法律には良い面もある。日本人でない人々が日本を対象にしてテロを仕掛けてくる、そうなった場合日本国内で逮捕する為には共謀罪も必要となる。

 

日本に居住する日本の土地勘のある人間がトルコ経由で中東に行きそこで仲間とテロの計画を作る。目標はソフトターゲット、週末のイオンモールとか新宿駅とか人の出入りの多いところを狙って爆弾攻撃を仕掛けることも考えられる。

 

日本は良い国ではあるがテロに対しては諸外国のような体制が整ってないのも事実である。あまりに多くの現実離れした法律が警察と自衛隊を縛り上げて緊急時の行動が取れない。

 

共謀罪が上手く使われればテロ防止になるし、そうでなければ戦前の治安維持法のように一般市民を無差別に逮捕する法律となる。「重大な犯罪の謀議に加わった」の定義がインターネット上で誰かが変な書き込みしてそれに反応しただけで即刻逮捕、懲罰もあり得るって事だ。

 

すべてはお上のさじ加減である。



tom_eastwind at 12:37|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2015年11月19日

半旗

今日、オールブラックスの主将リッチー・マッコウが引退を表面した。そして今日は1990年代のニュージーランドラグビーの英雄ジョナ・ロムーが亡くなった日でもある。そう、今日一人のラグビーの国民的英雄が新天地に行き、もう一人のラグビーの国民的英雄であるジョナは病魔と戦い40歳の人生を全うして天国に行ったのだ。

 

昨日ハーバーブリッジを渡ってたらいつも二つ並んで翻ってる国旗が半旗になってた。パリ無差別テロ被害者への哀悼の意である。

 

リッチーはヘリコプターの操縦士になりたいと言ってた。ロムーは家族と仲間に見守られて天国に行った。この国ではチューブ付けた長生きよりも尊厳のある人生を選ぶ。

 

今日はいくつかジョークでいこうと思ってたが、さすがにリッチーの引退とジョナの死ではそういうわけにもいかない。

 

明日、ハーバーブリッジに半旗が上がれば、それはジョナのためだ。



tom_eastwind at 20:18|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2015年11月18日

トリコロール

同じネタを3日もやるのはどうかと思ったが、今回のパリ同時多発テロ事件で西洋社会で多くの賛同者が自分のブログなどをフランス国旗の意匠である「自由平等博愛」に染めたことに対して反対意見が出ていることについて、ここは一言書いておきたいと思った。

 

噛み付いている人々の主な意見は「レバノンテロの死者は100名を超すようだが、西洋社会はレバノンで死んだ人々には哀悼の意を表さないのですか?アフガニスタンでテロに遭ってる人々の命は?」である。

 

当たり前だ、今回西洋の人々が示したようなパリのような哀悼の意を示すわけがない。

 

はっきり言おう、命の重さは自分との距離感によって変わるのだ、東京に住む自分の3歳の子どもの命と欧州の海岸に打ち上げられた3歳の子供の命の重みは違うのだ。

 

ここを最初に理解しておかないと話が「全世界同時平和」とか「人の命は地球より重い」とか非現実的な議論になる。現実を認めよう、人の命の重みは違うのだ。

 

日本の国内法においては人の命の重さは平等である(高知白バイ事件など時々判断は変わるが)。それは一応法において保障されている。

 

しかし国が変われば個人の命の平等についての国家国内保障は適用されないわけで、それはすべて日本に住む個人としての「自分」と、中東に住むテロの対象として殺された「あなた」の距離感で答は変わる。

 

その意味でパリは世界の民主主義社会や西洋社会から愛された街であり米国がまだ百姓だった時代に「パリの恋人」で世界にパリの自由さを伝えた先進国である。多くの西洋社会は「その」パリに対して愛着を抱き絵描きの藤田もパリで人生を過ごした。

 

要するに我々西洋社会、民主主義国家に生きる人々にとってパリはレバノンよりとても近い存在であるから哀悼の意を示すことになる。

 

それは日本人絵かきだけではなく多くの日本人がパリで生活をして共有出来る感覚があるからなのだ。自由や平等や博愛を掲げる国家とは親密感があるからトリコロールをやるのだ。

 

レバノンはどんなに転んでも中東である。ましてやアフガニスタンなど、悪いが自前でテロリスト作って自前でどんぱちやってるわけで国内闘争でしょ。そこにどうやって感情移入しろって言うのか?

 

勿論一部日本人個人はレバノン大好きな人もいるだろうから彼らは「どうしてレバノン無視?」なんて言うかもしれないが、これも間違った迷走の平等である。あなたにとってのレバノンと僕にとってのレバノンは距離感が違う。

 

じゃあ聴きたい、人々は多くの国で毎日殺されている。メキシコや中南米では麻薬マフィアが毎日のように無辜の民間人を殺している。じゃあレバノンの人々の哀悼をという人はメキシコで学生が数十人誘拐されて殺された事実に対してアイトーするのか?

 

事件は世界で毎日起こっている。僕らは運良くそういう問題に巻き込まれていないがそれは偶然にしか過ぎない。中東や中米においては少なくとも昭和枯れすすきじゃないけど「生まれた時が悪いのか、それとも俺が悪いのか」である。生き残るためには自分で解決するしかない問題である。

 

世の中は不平等である。命も不平等である。パリで亡くなった人に哀悼を捧げる人はパリという街に親近感を持っている人々だ。その彼らの行為に対して「命の重みは〜」なんて言っても無意味だ。

 

トリコロールに反対して個人の命の平等を言いたい人に聴きたい、あなたの家族の命と今アフリカのナイジェリアで虐殺されようとしている人々の命を交換出来ますか?



tom_eastwind at 18:22|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2015年11月17日

移民政策

テロの続報を読むとどうやらISはパリ同時多発テロ132人(現時点)、レバノン自爆テロ43人以外にもイスタンブールや英国でのテロを計画していたようだ。

 

シリア難民が欧州に流入した際に相当数のIS戦士が含まれていたのだろうがこれは予め予想されていた事だ。

 

現地に着くまでは難民、到着後は英語やフランス語を操る現地の生活者として溶け込み、テロの指示を待っていた。9月にテロの指示が出され計画が進みパリで同時多発テロが起こった。

 

こうなるともう欧州全土にテロが広がる。テロのスリーパーがあちこちにいるのだ、いつどこの街で爆発や銃撃が起こってもおかしくない。

 

フランスは片方では人道政策とか言ってイスラム教徒を難民として受け入れた。しかし移民者の自立した生活や教育には全く興味を払わないままだった。

 

イスラムの若者は社会の不平等を感じて過激派に洗脳されて自爆テロだ。受け入れたフランスからすれば「踏んだり蹴ったり」だろうが政策に一貫性がない、これが移民政策の難しい点である。

 

以前豪州が多文化主義を標榜して世界中から移民を集めたらそれがレバノンギャング、中国ギャング、ベトナムギャングなど豪州に不満を持つ移民二世を作り出して、こいつらが昼間っからボンダイビーチあたりでグループ闘争をしている。

 

立派な理想を並べてたグリーンジャケット連中はボンダイ・ビーチで枕を並べてギャングの闘争を眺めてみろって話だ。

 

国家の国境とは山や川だけでなく主義や政策や宗教などである程度引かれる。そうしないと国内に異分子を抱え込んで独立闘争など面倒くさい事が起こる。

 

それが明確なのは英国の戦略である。英国は第一次世界大戦当時にわざと中東の国境を定規で引いたようにまっすぐする事で二つの敵対する部族を一つの国家にした。それは中東に火種を残すためだ。

 

そのように一つの国家に全く違う価値観を持つ人々を一気大量に移住させるってのは問題がある。日本でも残留孤児引受けをしたがその後のケア不足か文化の違いか、これまた移民二世が東京でギャング団を作って暴れている。

 

移民を受け入れるにしても少数を長期間かけてその国の文化に馴染むようにする、そして受け入れ後の就学、医療、就職などの機会を均等にして受け入れてくれた社会に貢献しようとする気持ちを持たせることが大事だ。

 

ましてやキリスト教国である欧州が十字軍時代から殺しあって来た仇敵のイスラム教徒を受け入れるのは生半可な話ではない。このあたり僕はキリスト教白人種の発想がどうも理解出来ない。わざとか?と思ったりする。

 

ニュージーランドでは連日パリ同時テロ事件がトップニュースである。ニュージーランドは北半球の避難場所として米国人が増加したが、これから欧州からの避難民も万が一の受け入れ場所として増えるだろう。

 

投資家ビザの審査、今年は129日が最後のセレクションである。北半球のパリで起こった同時テロは遠く離れた南半球のAucklandにも影響を与えるであろう。



tom_eastwind at 18:45|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2015年11月16日

今日も良い一日を

週末のパリ同時多発テロ。これでまた世界は危険度が上昇したぞ。今年1月に仏雑誌社襲撃事件があったばかりなのに今回またもパリ。それもG20開催寸前という時期もよく考えられてる。

 

ISは頭にターバン巻いて山の中を走ってるイメージがあるが実際は英仏で学んだ英仏国籍の若者が含まれておりインターネットを駆使して戦略を作り実行している。ISがただ単純にシリアを占拠してアサド政権に対抗しているわけではない。

 

ISが組織として生き残るには地続きである欧州を撹乱して自分たちに目を向けさせて自分たちを組織として認めてもらう必要がある。現在はロシアが本格的にISを攻撃しておりこのまま自滅してしまえば誰の目にも止まらないまま組織崩壊、ゲームの終わりになる。

 

シリアで苦戦するとパリで爆弾吹っ飛ばす。イラクで仲間が殺られればロンドンで自爆テロをやる。ロシアの攻撃が激しいからこの前はロシア機墜落させたけど今度はモスクワかサンクトペテルブルグで自爆攻撃だ。

 

とにかく目立つ事をして世間を巻き込みISの解決策を考えさせる。ほんとは解決策などすでにあるしその気になれば出来るけど、それをやっても世界の政治情勢では誰も得にならない、むしろ今のまま暴れてもらった方が良いという考え方があるのも政治の世界では事実である。

 

人々の移動の自由、移動の利便性とテロ対策は真っ向から反対の位置にあり、テロがあるからって鉄道や空港を閉鎖してしまえば世の中は中世に戻ってしまう。

 

テロをやっているのはイスラム教スンニ派の一部過激派であるが、彼らの組織を資金援助しているのがサウジアラビア、サウジアラビアで軍事訓練を付けてシリアに送り込み「間違った場所に武器を投下した」として武器提供を行ってた(多数の写真証拠あり)のが軍産複合体である。

 

組織の頭を潰すという観点ではサウジの王様を殺してペンタゴンに旅客機を突っ込ませることだろう。しかし蛇の頭はいくらでもあるわけで一人殺してどうにかなるわけではない。

 

現実問題としてはこれで武器が売れる国が喜ぶわけでペンタゴン狙いなんてそんな逆テロはさせないし政治的にも出来ないのでどうしても目先のテロ叩き、地上戦ではISの戦闘地域で彼らを完全に排除することしかない。

 

問題は彼らを武力で排除しても蜘蛛の子を散らすようなものであり欧州に散らばった蜘蛛の子たちはまた連絡を取り合ってテロ集団になる事だ。

 

テロリストを一人残らず殺す数がテロリスト増殖の数を上回ると収束するだろうが、蜘蛛の子が欧州でテロを続けていき掃討に10年単位で時間がかかりその間民間人が殺され続け武器は売れ続ける。結局笑うのは誰だって話である。

 

週末はMtアルバートやMtロスキル地区を久しぶりに車で回ってみた。このあたりはイスラム教家族が固まって住んでいる。政府の難民政策で住宅供給や言葉の問題もあり先に来た人々(難民)が後から来た人々を助ける仕組みが出来上がっている。

 

彼らNZモスリムからすれば一部過激派のやっていることは腹立たしい限りであろう。自分たちがせっかくAucklandMtロスキルで創りあげた安全な場所が一連のテロ事件でキーウィの反感を買ってしまうとどうなるのか??

 

そんな事を考えた日曜日だったけど、まあいいや、暗いことばかり考えても仕方ない気持ちを切り替えよう。今日は月曜日だ。良い事ある、あるって絶対に思い込む。そして体にプラスエネルギーを創りだす。

 

月曜日の朝、雨が降ってた。慈雨だ。これで草木が成長するし僕の車は蒸留水に近い雨水でリンスされる。良かった。

 

会社に着くと隣のビルのサンタクロースがほぼ完成、トナカイとクリスマスプレゼント積んでた。良かった。

 

今日は朝から社内の個人面談を行い来年の取り組みを考える基礎にした。皆、今の自分の仕事を楽しんでもらっている。良かった。

 

面談の時間調整して途中で近くのフライドチキン屋に初めて行き、会社のランチルームで食べるとこれが旨い。7ドル20セントで買った幸せだ。良かった。

 

何だ、今日も良いことばかりじゃないか。よし、エネルギーが出てきたぞ。世界は大変だが、僕は今日も現実世界を生きていく。今日も良い日にしよう。



tom_eastwind at 18:41|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2015年11月15日

郷に入れば郷に従え

ちょうど一週間前の話だ。Aucklandに戻った翌日の日曜日は気温20度晴天いわゆるピーカン、こういう時にAucklandに旅行に来られた方には最高の景色である。

 

明日から仕事という事で出張の間中ガレージに置いてあった1997年製デカボロ車を引っ張りだし洗車場に持っていく。そこで事件は起こった。

 

洗車場はセルフが7台、自動が1台である。ここの入り口は一箇所しかなくすべての洗車場所が一杯だったのでぼくは入り口の右側に駐めてどこかが開くのを待っていた。左側を開けているのは出て行く車のためである。

 

すると開いている左側から急な勢いでアジア系ばカップルが運転する一台のBMWが入ってきてそのままたった今洗車が終わって出ようとしてた場所に向かう。

 

僕は頭に来たのでその場でギアを入れて車を発車させてクラクションを鳴らしながらBMWと洗車機の間に頭を突っ込み相手の車が動けないようにしてから降りて相手の車のボンネットを平手でバンバン叩きながら運転手席に回りこんだ。

 

ぼやっとした顔の運転手に向って「俺が並んでたんだぞ!」と怒鳴りつける。すると親にも怒られたことのないような凡庸な顔の(この時点で英語の発音で中国人と特定)男がしどろもどろに何か言い出す。

 

「え?何言ってんだ、聞こえねーぞ!」とたたみつけてボンネット叩きながら大声で怒鳴る。僕は体は細いが声は大きい。すると助手席に座ってた若い女の子が可愛い顔してしっかり反論してくる(自分の彼氏が頼りないと知っている時の女性は強い)。

 

「あなたの車の後ろに付いてたら私達の車は車道になるから危ないでしょ!」

「だったらクラクション鳴らすとか先に入ってこっちの注意を促すとかいくらでも方法はあっただろうが!」

 

周囲に段々人が集まってきているので彼らもなかなか引けなくなったようだ。今度は「お前の車が大きいからダメなんだー」とBMW5シリーズに乗りつつ言う。このへんになると喧嘩慣れしている僕のほうの独壇場となる。

 

相手を感情的にさせていろんな言質を取った上で「あんたさっきこう言ったよね、てーことは僕が貴方の車の前で並んでた事はすでに認めてるわけだ。ではそれを無視して追い抜いた理由を説明して下さい」大声で、周囲に聴こえるように、しかし冷静に怒鳴る。

 

すると最後は悔しそうな顔をしたカップルが「じゃあいいよ、お前が先に行け」と白旗降参。ここが駆け引きの最後だ。ごめんなさいを言わせたら相手を追い込みすぎて感情論になってしまい実力行使、つまりほんとの殴り合いの喧嘩になる可能性がある。

だからここでは「ごめんなさい」ではなく「お前が先に行け」で充分なのだ。中国人はメンツを大事にする。後は自宅に帰って自己反省してくれれば良い、この街は中国ではないのだと(笑)。

 

僕はもう一度周囲に聴こえるように大きな声で男に向って”Of course, ”そして”THANKS !”聴いてる皆が笑ってた。

 

彼らからしたら晴天の日曜のAucklandの洗車場で彼女と楽しくしゃべってる時にいきなりハゲオヤジがボンネットをバンバン叩きながらやってきて怒鳴られてびっくりしただろう。

 

けどこうやって言い負かされてこの国では追い抜きなどの中国ルールが通用しないことを肌で感じてもらい、早いうちにキーウィルールを理解してもらうことだ。

 

その後僕は自分の車を洗い大きなタオルで水気を拭き取ってると洗車場のお兄ちゃんがやって来た。ここにキーウィのにーちゃんとアジア系のニーチャンを置いてるのは「使い分け」なのであろう。

 

「何だかさっき言い合いしてたようだけど?」見てて知ってるくせに白々しいやつだ(笑)。

「なんでもないよ、ぼくが並んでいるのを追い越したから注意しただけだ。彼は僕が並んでいるのを知っていた、なのに追い抜いた。僕が嫌いなのはこういう自分勝手で不公平な行為なんだよ」

 

ぼくが怒っている時は何故か状況に適正な英語が出てくるのは不思議なものだ。

彼は僕の話に納得したようで「良い週末を」と言い残して仲間のところに戻っていった。

 

その後カップルが洗車場で「あんた、何て弱っちいのよ!」と喧嘩したかどうかは知らない(笑)。

僕はこれを人種差別に繋がるような白人対アジア人の図式にしたくない。あくまでもアジア人の事はアジア人で片付ける、そういう姿勢を見せることで受け入れてくれた国に対する感謝と敬意を払うべきだと思っているからだ。 
例え中国人と言っても郷に入れば郷に従えである。

 

ぼくは綺麗になった車を洗車場から出して自宅に戻りAucklandの青い空を見ながら日本に持参したカッスラーの「ステルス潜水艦を奪還せよ」の続きを読む。



tom_eastwind at 16:52|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2015年11月14日

見果てぬ夢

今日の午後は奥さんが大陸中国のテレビ番組を観てるのでぼくも隣りに座って観る。現代の上海を舞台にした3組の若者カップルたちの連続番組だ。

 

このテの番組はどこから入っても楽しめるように出来ている。一話完結でありながら続けて観ると面白さが増す。

 

僕が初めて上海に行ったのが文革終了後の1980年の年末だった。今から35年前である。

 

上海マンションという戦時中は日本軍に接収されてたホテルに泊まって上海観光をしたのだが目の前にある橋が「犬と中国人は渡るべからず」と書いてあったのを覚えている。

 

古くてお洒落なバンドの街並みと人民服を着て自転車で通勤する人々の落差を感じつつ第一百貨店に入るが商品は少なく買う人は更に少なく、フロアの端っこにある飾り石で作られた階段の途中にあるトイレにはドアがない。

 

豫園に行くとここも素晴らしい作りであるが、やはりトイレにドアがない。日本人女性観光客は大きなハンカチを広げて「助け合い」をしてた。

 

そんな中国で通訳をしてくれた若い男性に話を聴くと彼らには職業選択の自由がないそうだ。そんな時代の上海を見てきた。

 

当時僕が歩いた日本人租界であった四馬路あたりはすっかり高層ビルだらけになっているのは理解しているが、当時の路地裏の記憶もある。

 

勿論今の上海が大発展しててモノが豊かになり就職の自由もあり皆がお金持ちになり、それはそれで素晴らしいのだが、この番組を見てるとあまりに中国政府の脚色が入ってて笑える。

 

とにかくこれが現在の上海?これがどこも嘘くさいのだ。あまりにうそ臭くて笑える話になっている。

 

上海の街を見下ろす超高級マンションに住むきれいな顔をした青年と綺麗な顔をした女性とが綺麗事ばかり言ってるけど、そんなのが今の中国で3組も揃うか?立派な部屋に住んでるけどそのカネ誰がどうやって払ったのだ?

 

ロケで公園のベンチに座る場面もあるけど、ゴミのない公園とかクソの付いてないベンチとかどこにあるのだ?道路に咲いている綺麗な花とか、テレビ用レンタルかい(笑)。

 

道を歩けば礼儀正しい大陸中国人とか道路でつばを吐かない大陸中国人とか、あり得ない人々が出てくる。大通りの場面で走る車は誰も交通信号を守りクラクションを鳴らさず、こりゃもう笑うしかない。

 

番組の合間の宣伝がまた面白い。どうでもいいような同じ赤いバッグをずらっと並べて若い女性がひたすらに「これはいい!これ最高!」と叫ぶだけ。

 

そんな広告でモノが売れるって本気で思ってるのか、それともこれでほんとに「あたし買う!」って消費者ばかりなのだろうか。

 

番組に戻ると今度は上司や他人に対する思いやりがある大陸人も出てくる。こうなるともう、ひたすら乾いた笑いしか出て来ない(笑)。

 

テレビ番組は普通人々の半歩先を描くものだが、これは半歩先ではなく大陸中国の若者たちに「見果てぬ夢」を見せているのだろう。人に対して常に礼儀正しく振るまい道に痰を吐かず他人を思いやり、そんな見果てぬ夢を。

これこそまさに「テレビの中だけの話」である。

 

ちなみに番組に出てくるマンションの部屋の内装のセンスのなさと若者の服装だけは現代中国そのままだ。



tom_eastwind at 17:36|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2015年11月13日

最後のあがき→忖度について

僕のブログでは「過激な事を書いて大丈夫ですか?」と聴かれることがよくある。僕が思った事や感じた事を普通に書くだけだ。誰かを殺すとか死ねとかそーいう低次元の書き込みはしてしないので過激とは思わない。

 

言論の自由は民主国家において個人に保障された自由である。僕はNZという民主国家でその自由の権利を行使している。

 

但しご注意。この自由は他人との距離の問題であり、他人の迷惑になることや財産の侵害、名誉侵害、脅迫などは明らかに違法行為でケーサツに通報されると捜査の対象となり必要に応じて逮捕もあり得る。なので自由と無責任を勘違いしないように。

 

ところでこの記事↓

***

昨年5月にNHK「クローズアップ現代」で放送された「出家詐欺」報道の過剰演出問題で、放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会は6日、意見書を発表した。番組について「重大な放送倫理違反があった」と指摘する一方、この問題で高市早苗総務相がNHKを厳重注意したことや、自民党がNHK幹部を呼んで説明をさせたことを厳しく批判した。同委員会が国や与党に異議を表明するのは初めて。

 

NHK「クロ現」過剰演出は「重大な倫理違反」 BPO

http://www.asahi.com/articles/ASHC652KYHC6UCVL013.html

***

 

うわ、ついに戦後の終わりが来たかって感じの記事である。この意味は何もBPOが政府に逆らってすごーいとかではない。これが政府に対するメディアの最後の打ち上げ花火になるんだろうなって意味である。

 

日本は戦前に言論弾圧をやったがその対象は共産党とか一部知識層であり大手新聞はむしろ政府を煽るような論調だった。例えば日露戦争でぎりぎりの勝利をおさめた日本軍に「何で停戦するのだ!もっと戦え!」と講和条約に反対したのは市民であり彼らを煽ったのは大手新聞である。

 

日中戦争でも従軍記者は日本陸軍少尉2名の「中国人の百人斬り」などで国民を鼓舞した。この記事は捏造である。いかにも敵陣に乗り込み日本刀を振るいなどの書き方だが現実問題として現代戦では日本刀よりも南部拳銃の方が効果がある。

 

南京攻略に向かうほんの数日の内に白兵戦が何度も起こることも考えられないし部隊配置からしてこの少尉が最前線で戦ったとは思えない。

 

それなのに記者が「何かネタくださいよ」と言って面白がった少尉たちが冗談で100人斬りを思いつき、その後冗談が記事になりついに日本国内で大人気となり、引くに引けない少尉たちが日本国内で講演会を開いたりするようになったのが真相だろう。

 

戦後の南京戦時裁判で二人の少尉は死刑を言い渡され即日執行。

 

戦後日本の新聞は一気に左翼化した。それまで弾圧されていた共産党が甦り、更にソ連や中国に抑留されていた日本軍兵士が抑留期間中に共産主義思想を埋め込まれ舞鶴港に戻ってからは日共と合流して日本社会の各階層に入り込んだのだ。

 

戦前の新聞は政府を煽り戦後は日本政府が何をやっても「ハンターイ!」と書きだして国民を喜ばせたのだ。とにかく反対何でも反対、電信柱が高いのも、隣のミケが孕んだのも、みーんな政府が悪いって記事だ(笑)。

 

ところが歴戦の勇士が次々と定年退職する中で中年層はサラリーマンとして生き残りを考える。今までは政府の悪口を書けば良かったのだが、あれ、今回のBPO,どうも風向きが変わったぞ。政府が本気で介入してくるようになったぞ。

 

特に第二次安倍政権になってからはその影響は強く、大手新聞やテレビ局幹部が安倍首相と「意見交換」や「食事会」で会合し「おれに逆らった記事書いた記者ってどうなるのかな?」とか脅してみたりテレビ局の場合は「免許取り消しだぞ」とかちらつかせる。「けどあんたが大人しく政府の言いたいことだけ書いてりゃ今の給料も社会的立場も守れるよね、どー?」

 

マスコミも所詮はサラリーマンの集まりである。政府が本気でかかってきたら勝てない事など分かりきった事で、そうなると如何に政府に阿った記事を書くかの「100本記事競争」になる。事実かどうか、そんなもんはどうでもよい、だって政府が言ってるのが事実なのだから。

 

今回のクローズアップ現代でやらせ問題がありNHKを叩いたBPOであるが、こうやって政府に楯突いて表では名を取った格好だが歴史的に見ればこういう事件から言論統制が始まっていく。政府が本腰を入れる立派な理由になるのだ。

 

てか、ここから先は政府が何か強制する必要はない。政府が本気になったと分かったらメディアは皆政府の顔色を「忖度(そんたく)」して関係省庁の記者会見に参加して「広報担当官殿、どのように書きましょうか?」という話になる。

 

長い戦後の終わりと新しい過去が戻ってくる。



tom_eastwind at 12:49|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2015年11月12日

本を読もうよ

多くの日本人はニュージーランドに移住すると心が自由になる。これは一つの真理である。家族や親戚や知り合いから一切開放されるからだ。

 

そうなると必ず起こるのが本人の本性が表れるという事だ。つまり日本にいる時は周囲に合わせて気を使っていたのがNZに来ると誰も干渉しないから自分の本性のやりたいことが出来る。

 

この、本性のやりたいことが良いことであればその人はぐんぐん成長する。中村天風の言うような積極人生で自分が自ら道を作り周りに影響されず自分の望む事を一生懸命出来るから、例えばそれがスポーツでも仕事でも勉強でも、自分で時間をコントロール出来てどんどん幸せになれる。

 

ところが移住して来た人々の中には、どうも「ニュージーランドに行きさえすれば幸せになれる」と思ってる人もいる。NZに行くだけではどうにもならないのだけど、こういう人たちは日本で抑圧されて来たからそんな事は考えない、とにかくNZに来ると開放的になる。

 

ただその開放の方向性が違う。本性のやりたいことが悪いことである場合だ。悪いとは抽象的だが積極人生の正反対である。

 

他人頼り、自己責任を認めない、お茶しない?と他人の悪口や誹謗中傷で日がな一日時間を潰して何かあれば「あたしは悪く無い、悪いのは他人だ、あたしの話を全然聴いてくれない」となる。徹底的なマイナス思考に陥る。

 

そして困ったことにこういった輩は日本では両親や親戚や学校時代の友達が諌めるものだが周りにそういう人がいないので一気におかしくなってしまう。もう一つ困った点は彼らには生活出来る資金があるという事だ。就職して他人と接する機会があれば上司や同僚から声をかけてもらえるがそういう機会もない。

 

これはもう、発狂とはこういうものかと思うが一人の人間がたった3ヶ月で完全に「本性の自分」に変身する。NZに移住して20年以上になるがいつの時代も必ずこういう人間がいた。

 

おっかしいな、先月まではまともだったのに今月になると何かと他人の発言にからみ「あたしの事言ってんの?」とか「あんまり他人をバカにしないほうがいいわよ」みたいなおかしな事を言いだして周りに引かれる。

 

周囲に何もなく止めるものもない状態では朝から晩までおかしな事を考えてしまうからそのうち自分でも何を言ってるか意味不明になるのだが、その時になって周囲に注意されても「あんたが何言うのよ!」と逆切れする。

 

こういう時はあまり他人と接触せずに自宅で読書をお勧めする。特に時代の洗礼を受けて残った西洋古典や日本の歴史小説も良い。良い本は読む人に素直に語りかけてくれる「あなたが今日した事って他人から見たらどうなんだろうね?」と。

 

そもそも人間には理性と感情がある。

 

人はまず感情で行動する。そして何故こうしたんだろうと後になって理性で考える。そしてその行動が正しかったのか、自分に与える影響と周囲に与える影響を考えて自分がどうすべきだったかを考える。

 

ところがこの理性の部分が未発達の状態なものだから感情制御が出来ない。人に言われてもプライドがあるから絶対に話を聴かない。

 

けれど本なら別である。自分の部屋で一人本を開いていると本が語りかけてくれるし、それならある程度素直に聴ける。幸いニュージーランドは時間だけはたくさんある。図書館もあちこちにある。

 

自分が最近周りとぶつかるようになったなとか怒りっぽくなったなと思ったら読書をお勧めする。僕が好きなのは山本周五郎である。あの本を読むと人間の可能性を信じることが出来るからだ。



tom_eastwind at 12:03|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2015年11月11日

市民権返上

ちょっと長くなるけど記事

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2015 10 31 Wall Street Journal

 米国の市民権以上の特権は世界にそうあるわけではない。それなのに、なぜ米国人による市民権の返上が過去最高に達しているのだろう。米財務省は今週、今年7月から9月までの3カ月間に四半期として過去最高の1426人がパスポートを返上したと発表した。このペースでいけば、年間の返上数は過去最高だった昨年の3415人を大幅に上回る。

 ジョージ・W・ブッシュ氏が大統領だった時代までは、パスポートを返上する人は年間でも480人程度にすぎなかった。ところが2010年に、連邦議会とオバマ大統領が外国口座税務コンプライアンス法(FATCA)を成立させた。この法律は脱税取り締まりを目的としたものだが、法律を守りながら海外で暮らす約800万人の米国人に無理難題を強いている。

 FATCAは外国の銀行、証券会社、保険会社などの金融機関に対し、米国人が保有する口座の資産や取引の詳細な記録を米国内国歳入庁(IRS)に報告するよう義務付けている。米国人従業員が管理する法人口座も対象だ。金融機関が応じなければ、IRSは米国で発生した取引に30%の源泉徴収を課すことができる。多くの外国企業が、こうしたリスクや順法コストを突き付けられ、米国人顧客との取引をやめる選択をしている。

 その結果、銀行を利用できない在外米国人が増えているのだ。もちろん、富裕層、つまり民主党が非難している脱税しかねない金持ちのことではない。富裕層よりはるかに影響を受けやすいのは在外米国人の大多数を占めるビジネスマンや英語教師、弁護士、退職者である。FATCAに対応するためのコストがかさむため、ささやかな資金しかもたない彼らは金融機関にとって魅力のない顧客なのである。

 FATCA導入以降、在外米国人は社員やビジネスパートナーとしても以前ほど魅力的ではなくなった。米国人が利用する口座が政府の監視下に置かれるからだ。監視するのは米国政府だけではない。米国政府とFATCA関連の情報共有に関する合意を調印した100を超える国の政府も口座を監視する可能性がある。

 ブラジルやシンガポール、スイスなど世界各地の重役ポストの候補に挙がった米国人は経営トップから、米国の市民権を放棄するよう求められ、それに応じられなければ昇進を諦めろと言われている。

 そういうことなら市民権の放棄が増えても当然だ。英ケント大学が今年実施した調査によると、在外米国人の約31%が市民権の放棄を検討したことがあると回答した。その理由として、報告義務の増加、極めて厳しい罰則への不安、銀行口座を持てなくなる可能性が挙げられた。市民権の返上に2350ドル(約28万円)の手数料が伴わず、国外転出時に保有資産に課せられる税金がなければ、間違いなくさらに多くの人が返上を検討しているだろう(市民権の返上手数料は昨年、450ドルから引き上げられた)。

 この数千人の元米国人は政治的な理由で市民権を放棄したわけではない。しかし、彼らを見れば、租税政策や規制政策がいかに米国経済全体を害しているかが分かる。市民権を放棄する米国人1人ひとりの後ろに、米国人の企業家とビジネスをしたり米国企業に投資したりすることを拒否する多くの外国人がいるのだ。これは全ての米国人が考えなければならない問題である。

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ここ数年米国からの移住者が増えている。プライベートジェット機でAucklandに飛んできて弁護士事務所で「おい、10億円で永住権取れるんだろ、ビザくれ」である。何が起こっているのか?それは富裕層にとって米国が住みにくい国になっているという事だ。

 

米国籍を持っていれば米国政府が守ってくれた20世紀はもう終わった。今は海外旅行に行ってもビーチにいると米国籍だからとテロリストに狙われる。ニューヨークのど真ん中に高級アパートを持っててもいつ自爆テロに襲われるか分からない。

 

そんな時の逃げ場所として北半球の大都市から最も距離的にも政治的にも経済的にも離れているニュージーランドが選ばれてきた。

 

しかしここ1年ほどは戦争やテロだけでなく米国民であるだけで重税を課せられる仕組みから逃れるためにニュージーランドの永住権を取得する人が増えている。増えていると言っても年間100人程度であるがこの数はこれから確実に増えていく。

 

ニュージーランドという国の位置付けは独特である。英連邦の構成国であり米国が主導したエシュロンという世界的電磁的スパイ基地を持ちながら(独仏露中も入れない)米国に対しては毅然と接し1980年代には米国の核搭載軍艦の入港を停止させて米国との外交を実質的に6年ほど叩ききった国である。

 

その後もヘレン・クラーク首相が公約で新機種入れ替え時期にあったNZ空軍の迎撃戦闘機部隊を撤廃するってやって選挙で勝ってほんとに迎撃部隊を廃止した。パイロットはオーストラリア空軍に転勤、機体は鉄骨工場、戦闘機を買ってもらえる予定だった米会社は激怒、在NZ米国大使が更に激怒したが、それでもNZはやってのける。

 

1988年、僕が偶然移り住んだ国であるが、この国はほんとに面白い国である。英連邦の一員であり更に最も人口が少なく経済も小さいのに自立自存して米国に平気で反発している。

 

僕はアジア人=日本人傍観者としてこの国を観ているが、そっか、英連邦からしても逃げ場所になってるんだなって実感する。

 

英連邦内部ならばどこも英語が通じるし法律も読める。だったらNZで牧場でも買って家族を住まわせて自分は自家用ジェットでロサンジェルスで仕事すりゃいいやって話である。

 

実際にジェームズキャメロンはウェリントンの南部に牧場を買って家族を住まわせ自分はウェリントンのウェタ撮影所とロサンジェルスを往復している。

 

21世紀はますます国境が低くなっていく。目の前に大型トラックが暴走してくる。前を観ている人は避けるがトラックという世界の激動に気づかないのは足元の毎日の生活だけに視野狭窄になっている人々だ。



tom_eastwind at 17:44|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2015年11月10日

猟犬降下

今朝は関連スタッフ全員を集めた出張報告会。出張者が作成した報告書、その前にお客様から届いたメール、両方を比較して全員参加で議論する。

 

お客様と直接お会いした担当者からすれば「見えてる」ものでもお会いしてないスタッフからは「このメールの文章とこの報告のずれはどこから?」と突っ込みが入るので感覚ではなく理屈で説明する必要がある。

 

こうやって一人ひとりのお客様のビザ取得動機や背景などを皆で認識共有してから担当者を決める。一人のお客様に対して一人の担当者が最後まで対応する。だからこの全員参加での議論と担当者決定までが重要である。ここでずれなければ後は問題なく仕事が進むのは今までの経験則で理解している。

 

うちの移住チームはある意味猟犬みたいなところがありお客様の話をお伺いしたらすぐに仕事を徹底的に追っかけて移民局や弁護士や会計士との交渉を詰めていく。

 

なのでお客様からしたら「おお、そっか、じゃあこの書類も出さなきゃ」と追われる(苦笑)感じだけど、その速度感が結局ビザ取得に繋がる。その意味でほんとに腕の良い猟犬たちである。

 

おそらく今のニュージーランドでビザに関する知識は下手な弁護士よりも当社の方が厚くまた依頼するプロの移民弁護士とやり取りする時も猟犬が移民局のマニュアルを引っ張りだして「ほら、ここにこう書いてるでしょ、何言ってんのよ!ちゃんと移民局にこの項目で伝えてよ!」と押し返す。

 

何せこちらの方が日本人限定なので調査しやすいのもあるだろうがプロの移民弁護士が「それは良い質問だね」などとはぐらかしつつ降参するのはしょっちゅうである。

 

スタッフは報告会議と各顧客の進行方針と担当者が決まれば後はすぐに会議室を出て自分の机に戻り約2時間くらい黙々とパソコンの前に座って仕事をする。この時の静けさは東京都心の大手ビルのフロアの静けさのようである。

 

僕はこの後に面談と外出があり戻ってきたのは午後1時前。腹が減ってはという事で最近買い込んで机の一番下の引き出しに入れてある非常食のプロテインバーをガブっと噛んだ瞬間にあるスタッフが「tomさん、この件の打合せ、やりますか?」と言われて、指で3を示す。

 

「あなたとの打合せは13時からだ、まだ後3分ある」というジェスチャーだったが彼女はにこっと笑って「あなたとの約束は1230分ですよ」ばさっと切り捨てられる(苦笑)。

 

仕方ないのでプロテインバーを水で飲み込み打合せに入る。彼らも抱えている仕事が多いので社長の融通など聴いてられないのだ(笑)。

 

年末まで後一ヶ月ちょいである。ニュージーランドは主だった公共団体や政府関連施設、民間でも弁護士や会計士はすべて1215日頃から115日頃までお休みに入る。なのでそれまでに出来るだけの事をする必要がある。

 

さあ猟犬降下、いくぞ。



tom_eastwind at 20:26|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2015年11月09日

10日ぶりの出社

土曜日に帰宅して飯食って19時に就寝して翌日12時に目が覚めた。17時間?よく眠れるものだ。久しぶりの自宅のベッドなので体がほっとしたのかもしれない。

 

月曜日、Aucklandオフィスに戻ると何も変わってない。僕だけが長くて深いトンネルから頭を出したような感じだ。窓の外の景色も変わってない、、、あれ?ちょと違う。

 

隣のビルの角っこにかっこいいロッククライミング兄ちゃんが二人、ロープから下りながら支柱を打ち付けているぞ。あ、そっか、今日からクリスマスのサンタクロース作りなんだ、また1年経ったんだなー。

 

僕が初めて見た19年前の最初の頃のサンタクロースは突き出した右手の人差し指が「こいこい」をして、まるで万引き坊主のようで笑えた。

 

あまりに笑いが多かったのか、そのうち普通の動かない指になった。

 

2000年後半になってから今度はトナカイさんが出場。景気の良さを感じますな。それから数年すると今度はトナカイさんが持つクリスマスプレゼントが追加されて益々賑やかな壁面になっていく。

 

今年度は2008年度以来リーマン・ショックやクライストチャーチ地震の為に赤字になっていたが元々のプライマリ・バランスは黒字の国である。今年の黒字は約4億ドルである。来年はもっと黒字化してトナカイもう一頭追加!なんてことになるのか(笑)。

 

この景色、19年間ここで見てきたんだよなー。時代に合わせてオフィスを拡張したり縮小したりしてきたが僕の座るこの場所と椅子は変えずにスカイタワーとクイーンストリートを見ていた。

 

それにしても企業というのは面白い。会社名は同じでも時代が変わればやることも変わる。うちは元々旅行業が原点で今もその発想は全く変わらないが扱う内容が徐々に変化して現在ではビザ、不動産、医療、教育、生活サポート、ファイナンスと大きく変化してきたがどれも旅行業の延長にある。

 

サンタクロースだって原型は変わらないけど時代に合わせてあちこち変化してきた。うちも何とか信頼という原型は守りつつ変化に対応してこれたから今の会社があるわけで、だからこそ信頼に繋がっているのは有難いものだ。

 

けれど今回の日本出張ではオフィスごと数年単位で引っ越して企業規模を拡大していく会社のオーナー経営者とお話をしていて、やはりAucklandの「のびー」を痛感した。甘い!

 

もっと頑張らないとダメだな、何を甘えているんだ、そういう刺激を受けた日本出張。来年に向けた営業計画はほぼ出来上がっているので後はいつ何をするか日付を入れるだけだが、今回の刺激でスピードが上がりそうだ。さ、今日からいろんな企画を立ち上げるぞ。



tom_eastwind at 18:21|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2015年11月08日

高度12000メートルのどん兵衛

今日はひまネタです、真面目な話を期待している人は無視して下さい。

 

日本航空ではJALでスカイなどの機内麺類があるけど、キャセイ航空にはカップヌードル又はワンタンメンである。すべての機内麺類に共通するのは「葱が入ってること」だ。

 

気にしない人には気にならない話だがぼくのようにナマの葱や玉ねぎをがりってやるとその場で口から吐き出してついでに胃袋からも吐くという2段構えのトラブルになる。

 

今回の出張は毎晩の豪華な食事で胃袋が流石に疲れたので羽田から戻る時にファミマの豚汁とどん兵衛きつねうどんを持ち込む。

 

ファミマの豚汁は玉ねぎが入ってるのでは?という指摘に対しては「ファミマの玉ねぎは煮込むことによって苦味が消えて他の野菜との甘みになる」のでOK。なので僕はホテルに泊まる時は近くのコンビニで豚汁を買うことにしている。

 

ただしこれも豚汁と言ってもレストランで出てくると煮こまれてないゴロンとしたナマの玉ねぎが出てきて、こりゃOUTです。コンビニの豚汁だからこそ出せる味(笑?)です。

 

今回夜の9時過ぎに飛行機に乗り込むが疲れていたので普通の料理は食べずに夜食のビーフバーガーを注文する。これなら好きな部分だけバラしてとっとと食えるから便利だ。残骸は出来るだけ綺麗に処理する。そして豚汁を食べる。

 

食ったら後はとっとと寝るだけ。毛布をかぶってアイマスク付けて約5時間ほど寝る。乗客が寝ている間にトイレで着替えて洗面して座席に戻るとおもむろにどん兵衛をバッグから出す。麺を一旦外の大きな紙の上に出す。そしてお箸に付いてる爪楊枝で麺の間にある葱を掻き出す。

 

これはスープがめんつゆになってる関東製どん兵衛だから出来る芸当で、粉スープの関西どん兵衛にこの技は通用しない。その際は茶こしを使うのだけど今回は不要だ。

 

「そんな面倒な事をいちいち〜」とか「味しないでしょ」とか皆さんご意見おありだろうが、他人の自由を認めることと他人の食べ方の自由を認めるのは僕にとっては同意義である。

 

じゃそういう人はピーナツアレルギーの人に「ピーナツって美味しいでしょ」と言ってみれば良い。

 

5分で殆どの葱を取り除けたら朝食の準備に入ったキャビンアテンダントにお願いして「ここまでお湯を入れてもらえますか?」彼女は「これ、私の好物なんですよ」さすが香港人、お湯のことを理解してもらえる。

 

こうして運ばれて5分後に液体スープと七味を入れて僕の空飛ぶどん兵衛が完成、おいしく頂きました。

 

やはり長旅で胃が疲れている時はこういうB級が良い。うどん、ラーメン、焼きそば、豚汁、しじみ汁などはどれもコンビニで買える非常食であるが何せおいしくて手軽。まさに便利店である。

 

高度12,000メートルの空の上でどん兵衛、こういう食べ方もあるってことでした。



tom_eastwind at 14:04|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2015年11月07日

香港空港にて Homeward Bound

今回の香港は乗り継ぎのみである。通常は羽田から香港の飛行時間が約4時間なんだけど予定より50分も早く到着した。追い風に乗ったのだろうが、すごいすごい。

 

香港に着くといつものように下品な大陸中国人が何が下品かを理解せず大声で喋りケータイで喋り道を塞ぐように歩きレストランのテーブルや椅子を汚している。

 

多くの日本人にはあまり理解されてないが現在皆さんや外国で嫌われている中国人は、あれは大陸中国人である。

 

大陸中国では1949年に共産党が国民党から武力革命で政権を奪い、その後は社会主義経済として発展する予定だったのが、実際にはその後の毛沢東の計画経済である大躍進で大失敗して数千万人が餓死した。

 

人を騙したり食料を強奪して生き残った人々は何が起こったかを子どもたちに家庭内で伝えて自分の身を守る事を教えて、そして決して外で話さないようにした。

 

その後劉少奇が政権を取って周恩来も協力することで次第に経済は発展していった。ところがこれに対して権力を失った毛沢東が反発心を抱く事で起こったのが文化大革命である。結果的に、毛沢東の手に負えなくなり数千万人の死者を出した。

 

すべての反動的文化を破壊するために知識層や学生は下放と言って農村に追いやられた。習近平もこの時に下放されている。

 

下放だけなら良かったが若い紅衛兵という今のISのようなテロリスト集団が出てきて、彼らが裁判官として自分の父親くらいの知識人を裁いた。

 

ある時付近の密告を元に何の証拠もなくその場の狂気に舞い上がり知識人を捕まえ頭に円錐帽子をかぶせて市内を引き回して近くの学校の校庭に近所の人々を集めると吊るしあげられた知識人に「石を投げろ!投げなければお前も反動分子だ!」とやった。

 

つい昨日までご近所のおじさんだった人に石をぶつけることで自分の命だけを守った。

 

中には紅衛兵が反動分子の両親が下放でいなくなった家に残っていた5歳位の子どもを連れ出して首にひもをかけて学校に連れて行く。紐をかけて引っ張る役は隣のおじさんだ。「ねえおじさん、何してるの?何かの遊び?」

 

子どもは村人の見ている前で運動場で吊るされて死んだ。

 

そして中国4千年の歴史や文化の礼節などの良い部分はすべて否定され共産主義の教えのみがすべてとなり数千万人が殺され下放され文化大革命を過ごした人々は礼節を否定して人を騙して下品で汚くないと生きていけない生活が体に染み付いてしまった。

 

だから彼らにどれだけ中国大陸内で注意をしようと無駄である。それが大陸標準なのだから。しかし大陸標準を外国でもそのまま押し通そうとするから世界中で反発を食らう。

 

ニュージーランドでもすでに大陸中国人追い出し計画は進んでいる。去年から一気にビザが厳しくなった。

 

但し、ここで語られている「汚い」のはあくまでも大陸中国人の話である。中国人としては北からまず台湾がある。彼らは常に「私は中国人じゃない、台湾人だ、大陸人と一緒にしないでくれ」と言ってる。

 

それから香港。ここは100年前に英国に割譲されてから英国文化と古くからの中国文化を融合させて金融センターを作った。彼らも常に「私は香港人、大陸中国人ではない」と言ってる。

 

シンガポールあたりの華僑からすればこれはもう数世代にわたって中国と切り離された文化であり一時期中国からの投資移民を受け入れたが、彼らの生活態度があまりにひどくて怒っていた。

 

そんな時に中国学生がシンガポールの町中を真夜中にスーパーカーを吹っ飛ばして赤信号の交差点に突っ込んでタクシーと乗客を殺した。これでシンガポール市民の怒りが頂点になり「もう大陸中国人は絶対いれない!」となった。

 

つまり日本から見たら中国人を一括りに見ているが実質的には4カ国、台湾、香港、シンガポール、そして件の大陸中国人と分かれているのだ。

 

そして最初の3カ国国民が最も嫌うのは大陸中国人と一緒にされることである。

 

大陸中国人は文盲が多かったし学歴はないにも等しい。だから彼らでも読み書き出来るように作られたのが簡体字である。簡体字は例えば繁体字である慶応大学をKO大学と書くようなもので原本となる繁体字を知らなければ一生KO大学で記憶するしかない。

 

台湾と香港は今でも中国語の原本である繁体字である。だからKOと言われても説明すれば「慶応」が原本となる繁体字が理解出来る。

 

大陸中国人は殆ど英語が出来ない。大きい声は出すがそれは北京語である。香港は英国統治国家であり普通にビジネスをしている人は皆英語が出来る。シンガポールも同様である。

 

そして何よりも中華民族としては自分たち正統派中国人としてのプライドが高い。だから文化大革命以来の4千年の文化を失った共産党と大陸中国人に対して腹が立つ。

 

だから大陸中国人の恥ずかしい行動を見ると異様に反発するのだ。ビジネスとして来るなら良い、けどここには住むな、である。

 

ところがその事実を多くの大陸中国人は無視、又は認識出来てない。だから自分の本国でやってるような店のものをかっぱらうとか置いてあるものを平気で持って行くとかホテルの朝食レストランで卵やなんやら持って帰れるものを平気でポケットに入れていく。

 

つまり彼らには私有権という観念が薄い、またはおそらく、ないのだ。強いものがすべてを取る。それは大躍進から文化大革命という凄まじい戦いの中を生き抜いたからこそ、生き残るのに大事なのは道徳観や倫理観や正義じゃないことと知っているからだ。

 

けれどその結果として一人ひとりが強くなったが決して国家として団結出来ない世の中になった。今の中国ではとにかくお互いの家族と軍閥と地方閥などが複雑に入り組んで常に政争が行われている。

 

とにかく大きい声を出して主張する者がリーダーとなるが、その力が弱まった、または弱まったと思われた瞬間にすぐ習近平暗殺、南シナ海交戦などの選択肢を持った未来のライバルが出てくる。

 

中華民族の人口が多くても一枚岩ではないのは事実だ。最低でも他に3枚の、これはホントの一枚岩がある事は理解しておこう。

 



tom_eastwind at 13:02|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2015年11月06日

会食

今回は2件の面談を外で行う。東京の現役社長の迫力というか、Aucklandのような「のびーっとしたビジネスマン」とは全く違うオーラがある。

 

常に世の中の変化を見つめて対応して実行している。だからこそ今まで生き残れて来たのだ。

 

一件目の面談では感性で仕事をする成功している経営者、二件目では理詰めできちんと端っこまで目が届く成功している経営者、どちらも自分たちが「ゲームはまだ終わってない」事をしっかり理解している事が素晴らしい。

 

最初の案件は投資家ビザで次の案件は現地投資であるが、どちらも現役経営者は話が早くて良い。細かい事は別にして大きな絵図をざっと掴んで判断出来る。

 

こういう人たちはもたもたした説明が嫌である。だから最初から事務的な細かい説明をいきなり聴くのも嫌であるから全体図とそれによる利益と不利益を説明する。

 

その代わりこちらのプレッシャーはきつい。全体図で約束したことは全部守らねばならないからだ。二件目のお客様との仕事が終わりご招待の会食。やはり東京はすごいな、何でもある。
最後まで気を張ったまま素晴らしい料理を頂く。 

 

その後ホテルに戻ると夜の9時過ぎだ。エレベーターを待っていると横に立ってる背の高いとても若い白人が一人でお洒落なスーツのネクタイを緩めている。

 

「仕事が終わったのかい?」と聴くと彼は日本人が英語を話すことをびっくりしたような顔で、けどぼくの英語を聴き取れたので「今日はきつかったー」。

 

お互いに知らないのにガイジン同士の会話が成立する。彼は現場要員として日本に出張しているのだろう、息を吹き返したいようなネクタイのゆるめ方でよく分かる。

 

「けどあなたは日本人ですよね?」と聴かれて「いや、僕は日系キーウィです」って説明すると急に親密、エレベーターを出る時に「じゃあまた世界のどこかで!」



tom_eastwind at 17:57|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2015年11月05日

顔相

「お疲れなんじゃないですか?」

 

昭和の日本を駆け抜けて現場で頑張ってきた女性経営者と話をすると楽しい。「何かあれば相手に責任をかぶせるだけじゃあなくて、自分の側でどうにか出来ないかを考えるのが大事ですよ。」

 

この考えにはまさに同調である。平成のサラリーマンの多くは自分の事ばかり考えて相手を見てない。何かあれば相手を責めて自分だけ目先を逃げようとする。しかしそれでは何時まで経っても仲間が出来ず本当の助け合い人脈が広がらない。

 

人は同じ苦労を抱えて仲間を作る。学校の同級生がまさにその例である。社会人になってしまうとすぐ利害関係を考えてしまうからだ。しかしそんな時こそ利他、つまり相手の立場を考える事が必要だ。そうやってお互いの共助関係と利他が成立して今後の人脈にもつながる。

 

小話がある。仏教でもキリスト教でも法話として使われる話だ。地獄の食堂では10名が座っている。皆が持っているスプーンは2メートルほどの長さで、料理を取っても自分の口に入れることが出来ない。

 

だから地獄の食堂ではお互いに相手の邪魔をしたり毎日争いだが皆が腹を空かせたままである。

 

天国の食堂では同じく10名が座って長いスプーンを持っているが、皆落ち着いて楽しそうに食事をしている。それはお互いが自分ですくった料理を向かいに座る人に食べさせてるからだ。天国の食堂では皆が腹いっぱいの食事が出来る。

 

この女性経営者からすればまさに利他が生み出す長期的利益が身にしみて分かっている。だから格好つけでも何でもなく「そうしないと世の中は良くならないし自分もよくなれない」事を知っているからだ。

 

普通の人から見ればいつもの僕がいるわけで何の変化も見えない。けれど見る人が見れば僕のオーラが疲れているのに気づかれる。

 

今回は10日の出張で説明会と個人面談と企業訪問とが続いて、流石に最終日の今日は顔相を読まれたようだ。

 

さあ今日で仕事が終了。後は明朝の飛行機で香港経由Aucklandに向かう。



tom_eastwind at 17:46|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2015年11月04日

現役社長でもNZの無制限永住権が取れる理由

ずいぶん長いタイトルになったが実は今年になって現役社長からの問い合わせを頂くようになった。

 

東京は日本で一番情報の集まる街であり自分で会社を起こして頑張って成功してきた社長は非常に勘が良い。オリンピックを前にした日本であるが2020 年以降の日本がどうなるか?

 

現場の叩き上げ経営者は常に情報を仕入れて自分なりに分析して、5年後、ちょっと待て、こりゃやばいぞと気づく。そしてその結果として外国の永住権を視野に入れる。二カ国に住む選択肢だ。

 

通常は永住権と言っても例えばその国を一定期間不在にした場合、永住資格は喪失する。例えば米国のグリーンカード(条件付き永住権)などがそうだ。

 

一定期間不在の規定はないが半年くらい外国に出てると(つまり日本にいると)「お前ほんとに米国に永住する気持ちあんの?」と再入国の際の審査が厳しくなる。2年も不在にしたら確実にOUTなようだ。

 

これじゃあ港区に住民票置いて現役で社長やって銀行に個人保証している現役社長には無理な話である。

 

ところがニュージーランドの投資家プラスビザで取得した永住権は条件付き永住権を外れて無制限永住権になるのには永住権資格を得て3年のうち後の2年間、毎年44日だけ滞在してその後申請すれば無制限永住権に切り替わるのだ。

 

無制限永住権とは正確には「旅行条件なし」永住権である。この44日は切れ切れで構わない。例えばお正月休みを利用して21日、GW10日、シルバーウィークで10日、後は時間のある時に34日のトンボ返り。

 

確かに現役社長がこれだけ席を開けるのは起業したばかりの会社では無理だろう。けれど会社設立して10年、安定した業績の会社であれば出来る。

 

僕が扱った一番面白かった案件は東京在住の工場オーナー経営者で随分速度超過で起業家ビザで手続きして企業経営しながら何とか滞在日数も確保して今年永住権を取得した。

 

これから2年間の滞在も必要であるが番頭と若頭がいるこの会社ではそれも問題ない。移民局内規で滞在日数要件も調整出来る。

 

これなど東京の経営者からすれば美味しい話である。東京に住みながらNZの無制限永住権を取得出来るのだから。

 

これで日本で何かあった時にはすぐに家族を連れてNZに移住しようとするだろう。しかしほんとに何かあった時は皆同じように行動する。つまり外国に移住しようとするが、そういう時はすでに永住権の門は閉ざされている。

 

投資家プラスビザに必要な投資額は1千万ドル(約85千万円)で英語力、年齢、職歴など不要である。条件によれば銀行からの借り入れもOK

 

東京在住のオーナー工場経営者の方が「あのさ、皆が動いた時はもう遅いんだよ、世の中の5年後を見て今動くことが出来るかどうか、それが生き残れるかどうかの分かれ道だよ」

 

ちなみに去年度(20147月から20156月まで)はこのビザ枠で申請した件数が37でそのうち26件が永住権を取得した。11件が却下されている。

 

投資家ビザは申請すれば誰でも自動的に取れるビザではない。ビザ取得に必要なのは3年間の戦略とその戦略を時系列に落としこむ戦術、そしてやる事リストを一つ一つ実行していくのが戦闘である。どれ一つ欠けても永住権にはつながらない。

 



tom_eastwind at 16:40|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2015年11月03日

代々木と移住

今回は東京滞在が6日間と長い。僕は東京ではいつも恵比寿にずーっと滞在していて基本的に他の街に行かない。なので羽田と恵比寿しか知らない。ところが今回の相棒はちょっと変わった奴で自然がないと生きていけないとのこと。なので宿泊は公園近くにするとのこと。ふーん、テント生活ですか(冗談)。

 

その理由が代々木公園でジョギング出来るから。カラスが多くてびっくりしたそうだ。けどその話を聴いてあれ?と思った。だって僕のイメージしている「あの代々木公園」は皆がジョギングしてて綺麗だったのに、そっかー、カラスが増えたのか。

 

しかし代々木公園の周りのホテルって八重洲あたりのホテルにしたのか?などと思いつつ昨日は明治神宮に散策に行ったとのこと。ふ〜ん、明治神宮は八重洲に近いのか。

 

そして今朝NHKの明治神宮の特集番組をやっててあれ?と思った。明治神宮って東京の西側、渋谷とか原宿じゃんか、じゃあ彼女はわざわざ八重洲あたりから原宿まで電車で移動して散策してたのか?

 

ところがその1分後の画面では明治神宮の上隣が代々木公園と書いているではないか?何?では僕が今まで代々木公園と思ってたのは、ありゃなんだ???

 

僕が思っていたのは皇居の横にある広々とした公園ですぜ、あれが代々木公園と思い込んでいたのだ。じゃあ皇居の横の公園は何て名前だ?

 

全く地理に疎いのは困ったものである、苦笑いしかない、はは。特に東京などは羽田空港とホテルの往復しかしないので僕の脳みそは日常生活で知る必要がないと判断して情報遮断しているのだろう。

 

数年前まで僕の頭の中の西東京の地図は渋谷、新宿、その西はいきなり富士山だった。途中が何もない。これも情報遮断か(笑)?

 

野球チームも僕には同様で、今もセリーグとパ・リーグの区別が出来ないし、別に興味がないのでそのままで放置している(笑)。

 

その代わり興味のあることはきちんと調べて自分で納得出来て検証して自分の言葉にして他人に説明する。自分で納得して自分の言葉にしているので説明会や個人面談の際はややこしい内容の話を簡単な言葉で説明出来る。

 

地図が読めなくても住所が分からなくても自分の担当する移住という仕事は出来るので良しとしよう(苦笑)。

 

今日はホテルで2組の個人面談を行う。一組はすでに仮永住権を取得しており、この方とも長いお付き合いだ。もう一組はこれから移住のプランニングをするため当社が何が出来るかを説明する。

 

特に子どもがいて移住のプランニングをする場合は学校の問題が大事である。だから相手の話を聴きつつ「この人はどこに重点を置いているのか」を読み取り限られた時間で情報提供をする。

 

実際に移住にかかる費用も項目ごとに説明する。最初は皆さん費用の比較対象がないのでこれはどうなのかと思うが実際に去年度の投資家2ビザで日本人が7名申請して5名がビザ取得、2名が却下された。5名は全員エージェントを使っており2名はエージェントを使っていなかった。これは移民局の統計データで明確に出てる。

 

よく聴かれるのが「他社との違い」であるが、当社にとって同業他社が存在しないので何とも答えようがない。当社のようなワンストップサービスで移住計画を作っている会社は他にないからだ。

 

当社は移住の司令塔として移住に関連する移民弁護士、投資会社、会計士事務所、学校、不動産会社、医療機関などすべての現地企業をお客様の要望に応じて組み合わせをして移住計画を約2年にわたって実行する。

 

移住はビザ取得だけではない。子どもの学校選び、賃貸住宅、銀行口座、医療、投資先選定など移住先でのすべての生活構築が必要となる。しかし何が最適なのか試金石がない状態で現地事情を何も知らずに自分で行うとそのすべての手間と無駄な費用は結果的に大きな負担となる。

 

投資家ビザの場合、移住にかかる初期費用は弁護士、会計士、翻訳、移民局などが中心となるがすべての費用は投資1年目で得られる利益と大体同額である。現在は投資利益が平均で5%でこの1年目に得られる利益が投資家の支払う経費となる。

 

しかしこれは一回払いであり2年目以降からは投資利益はご自分で受け取ることが出来る。要するに利益の最大化は出来ないが元金を減らさず投資利益の中で永住権取得が出来るという事だ。日本に置いてある塩漬けのお金をNZに送って年利5%程度で運用すれば資産は増えるのだ。

 

そしてこういうお金の話をすると嫌がる人も多いけど、現実の世の中はお金と共に動いているのだ。僕は現実主義であり目の前の現実を「危機に遭遇すると砂に顔を突っ込んで見えないふり」をするオストリッチではない。

 

移住とは深くて暗い森を抜けた先にある青い大海原である。長くて暗い森の中にいる時は不安だらけだ。何を信じていいか分からない。いざ手続きを開始してみると何故こんな書類が必要なのかとか試金石がない中で疑問に思ったりする。

 

けれど試金石はある。それはすでに移住して永住権を取得して現地で生活をされている当社会員様との直接面談だ。彼らから直接話を聴いて頂ければすべての事が納得出来る。当社は現在まで約300組の移住を成功させている。特に投資家ビザは100%の成功率である。

 

野球のチーム編成は分からないけど自分の領域である移住には絶対の自信がある。



tom_eastwind at 11:38|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2015年11月02日

説明会無事終了

昨日の説明会参加者は男性現役社長が殆どで、またも時の流れを感じる。移住説明会を始めた当初の時期は技能移民で専門学校に行き就職先を見つけて永住権に繋げるパターンが殆どであった。

 

以前なら日本で多忙を極める現役社長が移住なんて考えるのはあり得なかった。

 

この説明会は基本全国から募集しており業種や年齢に制限はない。なのに常に同じような客層が同じ時期の説明会に集まってくる。数年前は起業家ビザが中心であった。最近は投資家が増えていて、今回は現役ビジネスマンである。

 

つまり日本全国に散らばっていて全く横の連携のない人々が全く同じ感覚を持って説明会にやってくるのだ。不思議なものである。

 

昨日は話の途中からクーラーのせいか突然鼻づまりになって発声が悪くなり参加された方にはちょっとご迷惑をおかけした。説明会終了後次回の個人面談予定やポイント計算を行うためのデータをお送りする。

 

2時間の説明会、その後2時間の個人面談、場所を移してお客様と合流。東京は寒いなー、僕はコートもマフラーも持ってないので外を歩くと結構きつい。Aucklandはそろそろ春から夏になるがこの時期の気温は東京の方が寒いくらいだ。

 

昨日ホテルに戻ったのが夜の9時過ぎで部屋でゆっくりしながら説明会に集まった皆さんの顔や経歴を思い出しつつ彼らの今後の移住プランをいろいろと考える。注意する点が人によって違うため一人ひとり自分でブレインストーミングをする。

 

僕のブレインストーミングは基本的に何の制限もしない。最初から商習慣などを頭に入れてしまうと斬新なアイデアは出て来ない。

 

それにしてもニュージーランドがどんどん豊かな国になっていくのを感じる。20年前は日本の方がお金を持ってて楽しい店やイベントがあってNZは何もなかった。ところが今ではAucklandの街では様々な新しいサービスが出てきており最低時給も東京よりAucklandの方が上。1時間約1200円である。交通費支給はない。

 

昔のAucklandはお金はないけど心が豊かだった。今はある程度賃金も上がり楽しめる場所も増えて金銭的にも豊かになった人が増えている。

 

世界は平準化する。経済的国境がなくなりすべての国の労働者が他国の同業者労働者と比較される時代になった。賃金は平準化する。つまり一時期世界で一番高い賃金だった日本の賃金が下がり続けて同程度の仕事をする中国人の賃金が上がり続けて二つの賃金が平準化するまでこの現象は続く。

 

この現象の中で発生しているのが2:8の原則である。つまり格差だ。日本では今格差が固定化し始めている。それもセーフティネットなしで。

それはAucklandでも確実に始まっている。この現実は止められない。ニュージーランド政府は消費税15%で再配分出来る仕組みを作っているから世界の先進国の中では格差の少ないほうだが、それでも格差が始まっているのを感じる。これからこの層はどうなるんだろうな、そんな事を考えながらの一人ブレインストーミングな夜だった。



tom_eastwind at 22:44|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2015年11月01日

変化

昨日香港から羽田に移動、ホテルに着いたのは夜の10時過ぎ。荷物を置いて近くのコンビニで水と非常食料(カップ麺)を買い込む。

 

今朝早速非常食料を食いつつ説明会の準備をすると同時に個人面談の準備をする。今回は東京で4日間の面談予定が入っており5日目は大阪に日帰り出張だ。

 

何だか皆さんの背中がチリチリと焼け始めているのではないか?判断の早い人がどんどん動き始めている感じがする。日本人は動く時には一気に動くがその時ではすでに手遅れだ。

 

ニュージーランドの永住権も今なら門戸が開かれているが国家経済が黒字化したら移民を必要としなくなる。2020年になってニュージーランドに移住しようと思ったら既に申請出来るビザがなかったという話になる。

 

ビザは取れる時に取る。これは大原則である。これから日本と中国がきな臭くなる。いざ限定戦争が始まってから移住と言っても遅い。

 

そういう事を感じ始めている人々が当社の説明会や個人面談にご参加頂いている。背中チリチリ組とでも言うか。

 

2020年に向けて日本は一気に変わる。「そんなことあるかよ」と思ってる人に聴きたい、南シナ海で米海軍と中国解放軍が直接対決なんて去年まで誰が予想した?「砲艦サンパブロ」、「ニクソン訪中」、世の中は水の流れのように高きから低きに流れる。歴史は繰り返すのだ。

 

敗戦後の日本で新札切り替えで財産を失った人は決して政府を信用しない。政府は国民を騙して食い殺すものと肌で理解している。彼らの子どもが今の日本から出ようとしている。

 

当然だろう、人間には生きる権利がある。少なくとも戦う権利が。苦労した親が子どもに対して「生き残れよ」というのも当然だ。

 

但しこれは世の中の95%の人には関係ない世界の話である。僕のやってる仕事は世の中のとても限られた市場であり世間の95%からしたら意味不明の仕事である。

 

だから福岡の屋台で私服で飲んでる時は結構面倒だ。どこから来たのかと聴かれニュージーランドと答えるとそれだけでスーパー食いつきネタになるのでいつも「東京の方から」と言うようにしている。

 

それで仕事聴かれて「移住」なんて言うと飛び上がられるから「留学」と言うことにしている。それでさえも食い付きがすごいが。

 

珍しい仕事ではあろうが需要がある。世の中が変化している証拠だ。



tom_eastwind at 22:36|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌