2016年03月

2016年03月31日

ニュージーランド国旗変更せず。

今朝起きると空気が冷たくて夜明けがいつもより後ろにずれこんでて、そうかもうすぐ冬の始まりだなと肌で感じる。

 

自宅を出てハーバーブリッジを渡る時ニュージーランドの既存の国旗が二つはためいてた。

 

そっか、国旗変更ないんだな。

 

先日行われた国民投票では既存の国旗を支持する人が過半数を占めた事で国旗変更を巡る一連の行動はこれにて終了である。

 

僕としては変更に投票したが旗に対する思い入れの深さの違いが投票結果に出てくるのだろう。

 

さて出社初日はいつもの事だがカバンの中の出張時の荷物を取り出して整理して机の上を片付けて930分からの朝ミーティングやってそのまま仕事に入る。

 

一週間いなかったのが何もなかったかのように普通に一日が始まる。今日で3月も終わりだ。早いなー、四半期終了ですぜ。一日一日を積み重ねて90日過ごしたわけだ。特に今年はクリスマスと正月をAucklandで過ごしたので90日が濃い。

 

出勤初日であるが次回の日本出張の予定が入り始めている。次回は日本のゴールデンウィークの前に大阪、東京を周る予定。ただ個人面談の入り方次第では他の街にも行くことになる。

 

日本がこれから変化をしていく中で自己責任で自分や家族の生活を防衛する、その為の手段の一つとして「二つの国に住むことが出来る」永住権が必要となっていく。

 

今は日本国籍保持者でもNZの永住権が取れるけど、これが法律変更されて日本国籍保持者は外国の永住権を取ることを禁止する、なんてなったら本当にもう逃げ場がなくなる。

 

ビザは取れる時に取る。まず取っておいて、その後滞在日数をクリアーすれば良い。もし滞在日数がダメでも他に手段はある。

 

ビザは何度でも申請出来る。人生は一回しかない。



tom_eastwind at 20:28|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年03月30日

見えてくるもの

日本で出張の仕事をすべて終わらせて羽田空港に向かう。ぼくはいつもキャセイ航空なので羽田が利用出来て便利だ。

 

国際線でも旅行客向けの簡単で美味しい朝食からうどん、蕎麦、ラーメン、寿司など日本らしいお店が並んでいる。

 

羽田空港国際線ターミナルだけ観ていると日本は安全で賑やかで豊かな国と思い込んでしまう。

 

平日の朝の品川駅港南口からオフィスに向かって一列に並んで歩くビジネスマンを見ると日本人は勤勉だなと思う。

 

金曜日の夜の新宿で酔っ払うサラリーマンを見ると日本人は二重人格かと思う。

 

トランプ氏の「日本核武装発言」を聴くと、おお、日米はいよいよ新時代に入ったなって感じる。

 

米国が世界警察を辞めると言い出してから時間が経っているがその基本方針は変わらない。いずれ米軍は日本から出て行く、友好国として。しかし中国、北朝鮮、ロシアという核武装国を目の前にして日本が行くべき方向は次第に見え始めている。

 

自主独立して自前で武装してASEAN諸国と安全保障条約を締結して中国の海洋進出を抑えこむ「アジアの真珠」となるのが一番現実的だろう。

 

日本からフィリピン、マレーシア、シンガポール、ベトナム、タイ、インドとアジアの東の海を真珠のネックレスのように包み込むのだ。

 

この時には必ず中国と限定戦争が起きる。その際にネックレスが一体となって押さえ込めば良い。

 

けれどこれが北朝鮮からのゲリラ攻撃であったらどうするか?また中国がついに北朝鮮にしびれを切らしてクーデターを起こしたら相当数の難民が日本に流れ込んでくる、これをどう食い止めるか。

 

トランプ氏の話を聴いて日本がメディア抑止をして武装論の議論が出てくる現状を観ると日本の戦前を思い出す。一つ一つが次第に一つの大きな波を作る。経済徴兵が出てくるだろう。大手マスコミがいつの間にか仮想敵国の悪口を書くようになるとその検証は出来るのか?

 

国民が知らぬ間に舞台は次々と移り変わっていく。気づいた時には逃げられない茹で蛙になり始めているのを感じる。



tom_eastwind at 16:11|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年03月29日

逃げろ!

ニュージーランドは小さな国であり社会福祉も整っている。整いすぎているとも言えるが20世紀前半の社会主義時代に作られた「すべての国民の健全な生活を維持する」考えから、子供が生まれる際の費用の全額国負担、医療保険は国家管理で基本は国家負担、学校を出て仕事がなければ国家が職業訓練をやってくれる、65歳まで仕事がなければ失業手当が払われ、65歳から年金が支給される。死ぬまで国民を守る仕組みがある。

 

勿論良いことばかりではない。コンビニはないし路線バスは道を間違えるし銀行では誤入金がよくある。Aucklandは物価高なので給料が上がらないときつい。

 

ただ一つ言えるのは、お金がないから親子心中したという記事を見かけない事だ。人々は幸せそうな顔で年を取り毎日笑顔で楽しく生きていってる。

 

日本で「食っていけず親子心中」のニュースを観るとほんとに胸が痛くなる。何で死ぬまで追い詰められたのか?親子に逃げ場所はなかったのだろうか。

 

それだけでない、学校でのイジメが原因で自殺する子供たちもいる。ある日自宅に帰ると首吊り自殺をした子供がいる。彼らに逃げ場所はなかったのだろうか?彼らを守る方法はなかったのだろうか?

 

イジメは社会で成長していく上で耐えるべきところもあるが、それが行き過ぎて自殺してしまってはどうしようもない。

 

日本では何かにつけて「頑張ります」であり一所懸命同じ場所で頑張ろうとする。ここに無理がある。元々一所懸命とは同じ場所で懸命に頑張ろうとすることだ。村社会の中にしか頑張る場所はないのであるからその場所が合わない人にはどうしようもない。

 

そして今の日本で同じ場所で一所懸命頑張ってもどうしようもないと気づくと自殺するしかなくなる。子供が同じ教室で毎日通学する必要があるのか?逃げろ!圧倒的な敵に対して避難するのは当然だ。逃げる場所はあったはずだ。転校させてもクラス替えしても良い。

 

もっと言えば本当は学校がいじめてる側の子供を特定してクラスから追い出して特殊学級(いじめをする連中だけのタコ部屋)に入れれば良いのだ。卒業するまで一般の子供たちと触れ合うことはない。自分のやった事を肌の痛みで理解しろって話である。

 

お金がなくて自殺する親子心中でも、その前にやれる事はなかったのか?逃げ場所はなかったのだろうか?親、親戚、兄弟、他の街、そして役所。役所の仕事は憲法で決まってるし憲法では国民の生命と財産は保障されなければいけないと明記されている。その為の予算として労働者は高い納税を行っているのだ。

 

つまり役所が最後の「国民を守る壁」なのである。予算は国民から吸い上げた税金である。基本は自助であるが状況によっては公助が必要な場合がある。ところがいつの間にか国民を守る筈の壁が国民を追い出すための壁になっている。

 

そして善い国民は「社会に迷惑をかけちゃいけない」とひっそりと自殺する。納税はひたすら高く社会福祉は水際作戦で止める。これで正しい税金の再配分と言えるか?

 

まずは逃げろ。どのような形でも良い、命が何より大事だ。生活の目処が立たないなら子供を連れてコンビニに行き果物ナイフを見せて「すみませーん、お願いしまーす、強盗でーす」と言えば良い。

 

そうすれば親子はバラバラになるけど少なくとも子供は飯が食える。親は臭い飯でも食える。いつかは会える。生き残るとはそこまでやることだ。死ぬよりはマシである。

 

そして最後に提案したい。どうせ死ぬ覚悟をしたのなら社会に仕返しをしろ、である。

 

どうせ死ぬなら、橋の上から乳飲み子を抱えて黙って川に飛び込むくらいなら厚生労働省の前で「日本死ね!」と叫んでガソリンかぶって親子で焼死すれば良い。

 

官僚には逃げ場のない人達など視野に入ってない。ああ今日も人が死んだな、匂いも写真もない無味無臭な新聞ネタでしかない。

 

ならばよい。焼死体がどんなに臭くて醜いものか、役所の前で焼身自殺して官僚たちに見てもらえば良い。それが不公平な社会に対する逃げ場のない国民の最後の抗議である。



tom_eastwind at 12:47|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年03月28日

ソイレント・グリーン

昨晩の大阪ではお客様と会食。様々なテーマで話が盛り上がり楽しい。日本の進む方向は国民に甘くなく、これからも「民は生かさず殺さず」の政策が続く。

 

その政策に従うことはまず学校教育で右向け右を学び社会に出たら健康な体でいるうちは働くしかなく給与からは年金と健康保険料を支払い更に税金が引かれて政府に持って行かれて貯金も満足に出来ない状態が続く事を意味する。

 

年を取って働けなくなれば「家族で助けあってくださいね」で終わり。じゃあ今まで払ってきた年金って何だという話である。

 

贈与税、相続税に次いで財産税導入、とにかく政府は個人が銀行に入れてあるお金を出させようとしている。

 

そのお金の向かう先は消費や投資であるが未来が不透明なまま、つまり自分がいくらの年金をいつから何年くらいもらえるのかが不明なままでお金は使いたくない。

 

一番不透明なのは、自分がいつ死ぬか分からないという事である。こうなるとチャールトン・ヘストン主演の映画「ソイレント・グリーン」がSFではなくなるぞ。

 

政府が2%物価上昇と言っても実体経済が冷え込んだままだから上昇しない。けどほんとに上昇して良いのか?原油が歴史的安さだから今は良いが1バレル100ドルに戻れば一気に物価上昇は進み賃金が追いつかない不況になる。これが一番まずい。

 

そして消費税増税はまさにこの「賃金上昇しないまま消費税だけ上がって手取りが減る」状態を生み出す装置であり増税しても税収増えずという事態になりかねない。

 

安倍首相の消費税先送りは衆参同日選挙を狙った客寄せパンダである。財務省と官邸が何か握って(例えば消費税15%への道程とか)いるのだろう。

 

アベノミクスで株価上昇したものの、年明けから一気に下落。15,000円あたりだが企業に投資意欲がないので実体経済はなかなか上向かない。

 

今の日本は全体を俯瞰して冷静に各種事実を当てはめれば大きなパズルが完成するのだしそれを観れば誰でも状況が分かるのだけど安倍首相の「戦える国」になるまで政府はそういうことは一切言わない。マスコミも書かない。

 

50歳以上は今だ新聞テレビ中心なので政府の宣伝がそのままアタマに刷り込まれてしまい目の前で起こっている現実が見えなくなる。

 

やはり今の日本で生き残るのは自己責任です。約4時間近く話をしてますますそう感じた。

 

人々は毎日朝から晩まで走り回り目先の仕事に集中して夜遅く自宅に帰る頃には腹減ったー眠い−である。なかには朝から空港で寝ているビジネスマンもいる。

 

日本人みんなくたくただなって思いつつ伊丹空港で羽田行きのチェックインをする。

 

けど登場待合口で朝からスポーツ新聞広げてニタニタしているサラリーマンを見ると、まだ余裕あるじゃん、その新聞を引っ込めて自分の役に立つ勉強でもすればと思うが、これも要らん世話である。

 

さて羽田行きで興味あるのが、飛行機が羽田に到着したら大阪のビジネスマンはエスカレーターで右に立つのか?である。

 

答は殆どのビジネスマンが左に立って左を走る、でした。



tom_eastwind at 15:15|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年03月27日

伊丹空港と711

今日は早朝のフライトで羽田空港から伊丹空港に移動である。いつも書くことだけどこの二つの空港は使い勝手が良い。シティから30分程度で空港に着くし特に羽田空港のレストランはよく出来てる。

 

寿司屋はまさにカウンターだけの立ち食い寿司屋もある。勿論周囲にテーブルがあるので座って食べても良い。蕎麦屋もある。その横には一般的な食事としてのカレーやスープなどがテイクアウェイ方式で提供されている。

 

これなら朝食抜きで空港に来ても大丈夫だ、好きなモノを立ち食い感覚で食える。忙しいビジネスマンには有難い。

 

930分に羽田を出て伊丹到着は約1時間後の朝1035分。

 

到着後ビジネスマンは次々と機内から出てきてざざっとエスカレーターの左側に立った。明らかに大阪人に対する東京人の挑戦であるかのように見事に全員が左側だ。

 

ここに大阪のビジネスマンがいたらどうなるのだろう、一人だけ右に立って後続を全部止めさせる挑戦をするだろうか。

 

伊丹空港には蕎麦屋もあるしカレー屋もあるしATMもある。ここで朝ごはん代わりに蕎麦屋でそばを食べる。

 

けど考えてみたらうどん文化の大阪、伊丹空港で蕎麦専門店とは良い度胸をしているな、これまた挑戦であろうか。

 

伊丹空港に着くといつも頭のなかで松田聖子のスイートメモリーズが流れる。“懐かしい伊丹だわ ずっと前に忘れていた”この空港は使い勝手の良い空港であるが関西国際空港の開港と共に閉鎖される予定だった。

 

伊丹空港は戦時中に作られ戦闘機が飛んでたのを戦後米軍が接収して1959年に日本に返還されると国際空港として大活躍するようになった。大阪万博では世界中から乗客を集めた。

 

この空港は元々田んぼの中にあり地主の権利が複雑であったが騒音問題はなかった。そこに空港があると分かってあえて家を建てた地域住民が「空港騒音がうるさい!」と騒ぎ閉鎖出来ないならカネ寄越せとなった。ちょっと待ってよ、空港があること分かって引っ越してきたんでしょって話であるが。

 

そこで国交省が「じゃあいいよ関空に移して伊丹は閉鎖するよ」と言うことで本当は閉鎖されて忘れられた存在になるところだった。

 

ところがいざ本気で伊丹の閉鎖となると地元民が賠償金を取れない。それじゃあ困るってんで再開ブルースとなった。

 

それから橋下さんが伊丹閉鎖を主張したりこの空港は政治的に振り回された。しかしその場所の良さ、あと戦前に作られた空港なので風の流れに合わせた滑走路になっており、だからこそ定時運航率が世界でもトップクラスであることで最近はますます人気である。

 

そのうち国際線飛ばすだろうな、羽田が国際化したように。

 

考えてみれば成田空港なんて政治の醜態で空港計画が作られ地元農民の反対に遭うと強制収用という国家暴力を振るって農民追い出しを機動隊が行ってしまった。挙句の果てに千葉県失業対策として空港ゲートを作って警備員雇ってみたり地元民対策として到着ターミナルで地元野菜売ってみたり。

 

都内から遠いし離発着時間制限もあるし滑走路の先には反対派の住民の住宅があるし、一体何の為の成田空港だったのか。

 

それに比べて羽田は長いこと国内線に甘んじていたが新たに滑走路を作り少しずつ国際線を発着し始めると、あっと言う間に乗客の人気空港になった。

 

伊丹にとっての成田が関空である。遠くて使いにくくて発着料が高くて、だから航空会社も敬遠する。現在伊丹空港は関空と一体化して民営化されており運用の自由度は高い。

 

伊丹は大阪国際空港としてまた国際線を機能させて関空は格安航空会社専門にさせればどうだ。または関空をそのまま歴史博物館にして「昔ここに空港がありました」とか、いっそ空港を閉鎖して低所得者層公営住宅団地にすればどうだろう。

 

あれだけ広いのだから何か空港以外の利用方法もあるはずだ。例えばイベントホールとして滑走路を開放して恵方巻きの時に市民が滑走路にずらーっと並んで「今年はあっちやで」とやればギネスにも載るだろう。

 

いずれにしても成田と関空のできの悪さに比べたら戦前から空港を作ってた羽田と伊丹は定時発着率も高くこれからビジネスマンの利用は更に増えるだろう。

 

そんな事を考えながら蕎麦を食い終わりタクシーでホテルに向かう。タクシーは現金のみであり気付かずに乗ったぼくの間違いであった。大阪ではよく間違う。

 

ホテル前にあるコンビニの711に行き非常食を仕入れようとして棚を観ると、売れ筋の日清カップヌードル標準サイズがなくてBIGかミニヌードルだけ。標準サイズは711の自社商品だけを置いてあり、なるほど大阪のコンビニ棚取り戦闘は大変ですね。

 

Lの水もサントリーが94円でその隣に自社ブランドの91円の水を置いてる。やるなー、やはりコンビニ業界で日販が最も多いだけあるぞ。これに比べると恵比寿のファミマなんてのはお上品なものだ。

 

レジには肉まん、唐揚げ、おでん、コーヒーと並んでるけど売れ筋順なんだろうか。とりあえず揚げ鶏一個買って部屋で食べると、これは旨い。Aucklandでこれ出したらKFCやばしである。全く日本のコンビニ文化は大したものである。これから伊丹と711の利用回数が増えそうだ。



tom_eastwind at 16:56|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年03月26日

面談

東京で仕事開始。僕の仕事の主なものの一つがほぼ毎月行っている日本での個人面談である。予約制であるが東京、名古屋、大阪、福岡が主な出張先である。

 

僕の日本出張は社長と微妙に距離を置きたいスタッフからすれば「やったー!」であり日本でお会いするお客様からすれば「えー!そんなビザを取る方法があったのかー!」であり両方に喜んで頂いている。

 

人を幸せにすることが僕の仕事なので皆さんが喜んで頂けるのは有難いがその度に僕は南太平洋を越えて9千キロの旅をすることになる。

 

個人面談では一人ひとりの状況に応じたビザ取得方法を一緒に検討する。お客様がいくら英語が出来ても移民局のウェブサイトの裏の意味は分からないし、逆に自分で調べて「私のポイントはこれくらいありますね」と聴いてきたら大体ポイント不足である。

 

まずは職歴などの経歴に関する認定が日本人は日本人の論理で考えるから計算が合わなくなるのだ。

 

ニュージーランド移民局からすれば世界中から舞い込む職歴があるわけで、ハンガリーからの申請書に書かれてある職歴は殆ど証明不能であり中国から来る職歴など一顧だにされない。

 

特に中国からの職歴申請はAuckland大学の近くにある中国人の印刷屋で北京大学の卒業証明書から上海の医師免許まで何でも印刷できる事は移民局の間では公然の秘密である。

 

インドからの証明書はインドでインドパスポートを偽造したパキスタン人ではないかという視点から審査を開始する。

 

このように多彩な履歴がある中で日本人は比較的優遇されている。「日本人、嘘つかない」そうは言っても審査は審査であるので日本的論理で提出すると証拠不十分で却下されたりする。

 

何せ移民局の質問は夫婦関係まで立ち入って来る。二人の結婚を証明する書類を出せと言われて戸籍謄本を提出するとNZには戸籍制度がないので「これじゃ満足出来ない。結婚式の写真を持ってこい、お互いにやり取りをしてた手紙を提出しろ、二人の結婚を証明する友人からの手紙を書いて送ってこい」となる。

 

ここまで来ると普通の日本人なら「ざけんな!表出ろ!」であるが移民局からしたら貴方が結婚詐欺をしているかどうかを合理的に疑うことで平等な審査を行っているのだ、悪気はないのだ。

 

他にも様々な要素があり表面的な英語だけで日本人の論理として理解しても移民局には通じない。

 

中には結婚詐欺を取り締まるためにNZ国内で夫婦で申請したら移民局に呼ばれて二人同時に別室で同じ質問をされる。「あなたはベッドのどちら側で寝ているか?」

 

これは職務経歴だけではなく資金証明の場合は更に大変である。

 

例えば退職者ビザの資金証明。昭和の時代に頑張って働き退職金を受け取り年金生活をする普通の日本人はそれなりの資金がある。

 

ところがそれを証明しろって、毎月毎年給料を受け取ってるだけで古い明細はないし通帳もどこに置いたやらである。

 

「いや、日本で普通にサラリーマンやってたらこれくらいの資産は出来るんです」と説明したって移民局からすれば信じられない。信じたくない気持ちがあるのではなくNZの田舎で生まれ育った審査官からすれば単純に信じられないのである。

 

なのでこれは僕らがお客様から聞きこみを行い弁護士と相談しつつ移民局に提出する資料として1970年代における日本のサラリーマンの平均賃金や東京の不動産価格がバブル崩壊前まではこんなに高かったのだとか。

 

こうやって弁護士とお客様と3人でチームを作って移住の可能性をポイント計算したり書類申請を行う。幸い当社は様々な案件を扱っており移住やビザに関する知識が累積されている。今まで申請したビザは100%近い確率で取れている。

 

さあ、今回も気合入れてやるぞ。



tom_eastwind at 14:07|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年03月25日

しゃべる電化製品

前回奥さんが日本で電化製品を見に行った時のこと。

「ねえ、日本の家庭の主婦ってよほど話し相手がいないのね。子供は学校から塾へ、旦那は夜遅くまで帰ってこない。そんな時奥さんに話しかけるのが冷蔵庫なのね」

 

笑うしかない。皮肉としてうつろに笑うか大笑いするかは別にして、笑うしかない。外人から見た日本は実に素晴らしい部分もあるが実にガラパゴス的発展をしている部分もある。

 

冷蔵庫にキャベツ棚を決めておいてキャベツの重さが50gになるとセンサーが読み取ってAmazonに自動注文する。なんてのも近い未来でありそうだ。

 

日本に滞在していると面白いサインを見かけることがある。ホテルや空港ラウンジで使われているお湯ポットだが解除ボタンを押して給湯となる。

 

しかしホテルも空港も日本語を分からない外人さんが使うわけで日本語で詳しく説明があっても日本人にしか通用しない。

 

実は空港のポットは日本語表示であるが解除ボタンの後の給湯ボタンの位置がずれすぎてて僕も迷って立ち尽くしてたら係員が利用方法を案内してくれたが、このボタンが給湯ボタンか、やられたって感じだ。

 

ホテルの部屋で食べる非常食の買い出しに恵比寿三越食料品売場に行き、水や果物、カップラーメンなどを買って両手が塞がった状態であなごとか牡蠣をその場で蒸し焼きにして直売している売り場が美味しそうなので見てたら店員さんに「こちらご試食出来ますよー、如何ですかー」と声をかけられるが彼女は僕の両手が塞がってるのを見て爪楊枝に刺さったあなごを「あーん」状態で食べさせようとしてくれた。

 

流石に恥ずかしいので荷物を置いて試食して穴子と牡蠣を注文したが、うーん、大の大人があーんして食べるかねー。良いサービスではあるが。

 

日本にいるともう一つ珍しいのが、ゴミが散らかっていない事だ。これは日本人からすれば当然であるが、外人から見たら凄い話である。特に中国から来た旅行客は確実にびっくりする。良い意味で。

 

そんなこんなで日本に滞在している。外人が日本に来てびっくりする10個の事実。ネットで検索すると面白いですよ。



tom_eastwind at 14:05|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年03月24日

日本へ

今日から日本出張。昨晩の大風は随分おさまり飛行機は予定通り飛びそうだ。自宅を出て空港に向かうとなんでか南行きの道路が交通渋滞だ。いつもの渋滞ではなく、何だか車の量が2倍になったような渋滞だ。

 

空港に着くと車を預けて出発ターミナルに入る。なるほどテロ防止対策は行われてない、誰でもトロリーで大きな荷物をターミナルに入れられる。

 

こりゃソフトターゲットにはぴったりだ。人の移動の自由を認めて国境の壁を低くしてしまえばテロリストにとっても「やったね!」である。

 

テロリストとの戦いは、てかISの主張しているのはイスラム国の成立である。イスラムにあらずば異教徒でありそれは死に値する罪である。だから殺す。

 

同じイスラム教でもスンニでなければ異教徒とやるのだから思いっきり受け入れ幅が狭い。理屈で言えば米国人の殆どが皆殺しにされるまでISの戦いは続くだろう。

 

ところが面白いことにISや古くはアルカーイダを作ったのは米国である。昨日書いたが裏社会の軍産複合体は世界中で戦争やってもらうのがカネになるからあちこちで火種を作っている。

 

911などは明確な「戦争やるぜ!」であり一気にアフガニスタンに侵攻した。あの時の侵攻の速さ、ビル崩壊の場面、誰も疑問に思わなかったのだろうか?疑問に思う人は公言出来ず疑問に思わない人は「いやっほー!騎兵隊Go!」だろう。

 

この世の中からISを無くす方法はまず米国の二重基準をやめることだ。軍産複合体によるISの裏支援をやめればISの資金封鎖が出来るしロシアに任せていればシリア正規軍がISを潰せる。

 

ISがダラダラと続いているのはそれが軍産複合体の利益になるからであり彼らが粛々と殺している人々は軍産複合体の利益になるからなのだ。

 

その、軍産複合体の利益構造をどう崩すか?崩せない、何故ならそれが米国の一部支配層の人々の利権であるからだ。

 

かくして欧州の空港やソフトターゲットでは自爆テロが続くだろう。



tom_eastwind at 16:54|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年03月23日

米国の二重基準

[ハバナ 21日 ロイター] - オバマ米大統領は21日、訪問しているキューバに対して人権問題の改善を求めた。一方、同国のラウル・カストロ国家評議会議長は米国の姿勢が「ダブル・スタンダード(二重基準)」だと批判した。

http://www.asahi.com/international/reuters/CRWKCN0WN2BE.html

 

カストロ議長の批判に対してオバマ大統領は「二重基準は国策です。外国に攻め込む時に人権問題を掲げるから米国は外国に侵略も出来るし戦争起こす時のネタにも出来る。その代わりグアンタナモでは米国の国家的利益の為に人権は無視する」

 

「それともカストロさん、貴方は長いこと米国と外交が切れてたので頭が正常化してしまい、わたしが今ここで戦争ネタでなくまじがち本気で人の権利を考えて人権問題って言ってるとでも思ってるのですか?」

 

カストロ議長は「オバマ大統領は正直でよろしい。つまり何かあった時に我が国に侵攻するための手段は残しておきたいという事ですな」

 

「いえいえそんな事やりませんよ、これからハバナにカジノも作り豪華ホテルを建設して一大リゾートにしようと思ってるのに、そんな冷戦時代のようなことするもんですか、でも一応米国大衆向けに人権を言っておくと高評価が出るのでね、いえいえ決して侵攻などとは口が裂けても言えません」

 

お互い駆け引きの真っ最中のキューバであるが、ひとまず平和な方に向って良かったである。

 

キューバは元々米国の友好国であった。キューバをスペインから独立させることに協力して独立後のキューバに米国農業会社を送り込んで経済支配を行った。

 

その後米国はキューバのハバナで豪華なホテルとカジノと開発することで利益を得たが、何とカストロがクーデーターを起こしてしまった。当初は米国と仲良くしようとしてたカストロだが米国による厳しいいじめにより共産国家に転向した。

 

その後キューバ危機などが起こりキューバは米国の裏庭の共産国家となった。長い時間を経過した後オバマ政権の時代に秘密裏の交渉を続けて国交回復に漕ぎ着けた。

 

軍産複合体からすればオバマにしてやられた感があるだろう。米国の二重基準は人権だけではない。国家を支配する勢力も二重基準であり、表向きはオバマが権限を持っているように見えるが軍産複合体は裏の権力を持ち時には政府の意向を無視して戦争する。

 

軍産複合体はお互いの共通利益のために戦争で軍費を使い平和時には新兵器開発にお金を使う。オバマは理想を語るが軍産複合体は利益という現実を語る。

 

オバマは戦う相手が誰か分かっているから常に慎重で、イラク撤退も軍産複合体の利益の源なのであまり過激な行動は取らず、国民的厭戦気分を広がらせてから国民の意向として撤退をする。

 

キューバにしても今回の国交回復で米国からの観光客を期待出来る。しかし現時点では米国と利害関係がゼロなので「人権の二重基準!」と平気で言いたいことが言える。

 

カストロもこれくらい言っておかないと国民に対して格好が付かないし自分でも今までの米国の対応に怒りがあるので飛び出した発言だと思う。

 

今晩は風が強い。明日はもっと強くなるとのこと。飛行機、飛ぶだろうか。



tom_eastwind at 15:45|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年03月22日

中国の不良債権

最近僕はお昼ごはんを無理してでも食べるようにしている。

 

あるお客様に「飯を食べんとはどういう事か?」と真面目に言われて、勿論燃料補給のために食べる必要があるわけだが今まではついつい忙しくて放置してたのを、ここで心機一転時間を作って富士の金太郎で昼食を食べる事にした。

 

プレートランチは基本16ドル90セント。サイドとして野菜サラダにきんぴらごぼうに鶏のから揚げとたこ焼き一個、メインを焼き肉にすると3ドル値上がりして19ドル90セントなのだが、これを全部食ったら二食分になるくらいの量だ。

 

そしてこれが払った分の満足度がある、何度も食べて飽きない料理になっている。ここの焼き肉はまさに日本の焼肉定食である。旨い。

 

グループで来る地元のお客様もリピーターが多く「今日は唐揚げの代わりに何か野菜頂戴」とか言ってる。良いことだ。

 

富士の金太郎で日経ビジネスを読んでたら中国の柳州銀行が総資産のうち4割近くが不良債権化しているとの事。数千億円単位の話である。他の銀行も似たような状況だろうから最後は政府保証で輪転機ガラガラするしかないだろう。

 

不良債権化した経緯はいくつかあるが、まず地元政府系企業が例えば銀行の支店長に1億円の賄賂を渡して100億円の投資を受ける。勿論返済しない。支店長が転勤して初めて分かるというやつだ。

 

日本でもバブルの頃の融資はひどかった。銀行は金余りで貸したいわけで銀行担当者が担当企業を訪問するとビル建設とか景気の良い話をしている。

 

そこで支店長決済で融資をするのだが、その後担当者や支店長クラスが接待に呼び出され豪華なヨコメシについで飲み屋街に繰り出して顧客の知っている店で知り合った女の子と速攻でラブホに行く。

 

ところがこれは全部記録に取られておりラブホの中の写真もすべて揃っている。これがバブル崩壊後の立て続けの銀行員行方不明事件になった。今もフィリピンの山の中には発見されてない死体が寝ている。

 

ラブホ写真がなければ直接脅迫だ、ある銀行員が射殺された事件もあった。全くバブルとはとんでもない大嵐でありその裏には妖怪が潜んでいたのだ。

 

今は中国でも銀行融資をうまく引っ張ってきた来た人々は手元にカネを持ちその一部が今ニュージーランドに来ている。そして今その人たちがまさに僕の目の前でランチ食べてる。

 

大声はちょっと控えて大きな態度はそのままで、ある予約してた5人組は座るなりいきなり一人25ドルの「弁当ランチボックス」を注文する。これはこの店で最も高い、寿司も刺し身も揚げ物も入った豪華な内容である。

 

んーと、、、おれはまあ19ドル90セントでいいやと思うのは心の何かであろうか。

 

ところが他のテーブルではランチメニューにないすき焼きが出ている。あれー。聴いてみるとランチメニューでは物足りないから追加料金を払うのですき焼きを食わせろとの事。前菜に刺身盛り合わせや寿司食ってるから一人50ドルだ。

 

一週間ほど前には寿司カウンターにシンガポールから来た女性3人組が2日続けて座って昼間から日本酒を飲み刺身と寿司を摘んでいた。高いぞ−。

 

NZの不動産市場では去年前半までのような爆買いは落ち着いてきてる。中国政府の本気度を中国人も理解しているのだろう。

 

しかし今こうやって現場で彼らを見てて感じるのは次の波だ。富士の金太郎に客を連れてくるのはシティの賢そうな中国人エージェントである。客も最近はスマートであり中途半端な中華よりも「あらもうこんな時間、近くに良い和食ある?」と言うことで富士金に来るのだろう。

 

何せ彼らのステータスは「日本人が経営してる日本食レストランで日本人シェフが料理して日本人スタッフがサーブする」店で食事をすることで決まる。

 

この、次の波がどのようなビジネスモデルに発展するのか分からないが不動産ではないな。

 

それでも中国の銀行が融資したお金がAucklandの日本食レストランに出現してお店の売上にそのまま繋がる。ほんとに中国のお金は世界を回っているんだな、そんなのを感じた。



tom_eastwind at 21:14|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年03月21日

黄金炒飯

日本の普通の家庭で炒飯を作るとなれば、まずは油が煮立った中華鍋に溶き卵を入れてそこにご飯、という方法だと思う。

 

けどわが家では香港式なので炒飯を作る時は温かいご飯に最初に溶き卵をかける。そして卵でコーティングされたご飯を中華鍋に放り込む。陳さん家もこの方法のようである。

 

どん兵衛きつねうどんは5分が一番美味しいのではなく10分でも更に美味しくなる。僕も試したが、うん、5分より長いほうが麺がつるつるして美味しい。

 

世の中こんなように今まで自分が信じてた「ぼくのちっちゃな常識」が覆される日が来ることはよくある。ブラック・スワンも有名な話であるが、それが世の中の常識の幅を広げて成長を促すわけだから一般的には良いことなのだ。

 

だが、昭和の時代に歴史を勉強して「いいくにつくろう鎌倉幕府」で1192年が成立年度、試験でも1192年と書かないと間違いとなっていたのに今では1185年が成立年度と言われて「いいはこつくろう鎌倉幕府」だそうだ。

 

ではいまは試験ではどう書くのが正解なのか?てか、歴史ってそんないい加減であれば年表で日付だけ覚える無意味乾燥な暗記教育よりも、当時の歴史の中で生きた人々の話をすればよっぽど楽しいし勉強になる。

 

「おい、知ってるか、源義経は頼朝に追いつめられて自殺したんじゃなくて、自殺したふりをして他の仲間の首を渡して、自分は北海道からモンゴルに渡ったんだ。そして言った“狭い日本にゃ住み飽きた!僕も行くから君も来い、赤い大地の満州へ”」

 

彼はその後ジンギスカンと呼ばれるようになり騎馬軍団を率いて一大領土を作った。

 

実はそんな傍証もある。当時は北海道からロシアまでの通商航路が出来上がっており北で採れた商材を沖縄経由広州まで送っていた。義経の移動には全く問題はなかったのだ。

 

モンゴル人の使っている弓矢は小型なのにジンギスカンだけは大型の日本弓を使っていた。ジンギスカンの使う紋章は源義経の家紋とよく似ている。

 

正確な年代が合わないじゃないですか?そういう質問には「正確な年代って何だ?今でも歴史的事実が次々に訂正されているのに、昭和の教科書にしがみついてどうする?それより彼らがその時代をどう生きたか、歴史を学ぶとは彼らの生き方から自分がどうすべきか考える方が、よほど人生の役に立つではないか」。

 

大草原に真っ赤な太陽が沈む、そこを義経が馬に乗り大きな弓を抱えてモンゴル人騎馬部隊を従えて進む。夢物語だけど「絶対ない」とは言えないし、歴史の正史として試験には役立たなくても子供たちの心に夢は与えられるのではないか。

 

あ、そっか、今の学校教育はところてん式で疑問を持たせず正しい答は一つって方針なんだよな。昭和の試験では1192年、平成の試験では1185年、子供は何の疑問も持たず黙って数字だけ覚えるのだ。

 

こういうエポックメイキングの最たるものが第二次世界大戦の敗戦である。子供たちは昨日まで鬼畜英米と言って憎んでいたのが先生から「おい、今日から民主主義だ」と言われると今度は喜んで米軍のジープの後をついていってチョコやガムをもらった。鬼畜英米はどうなったのだ?

 

要するに何が真実かなんてどうでも良い、先生が言った事を聴いて実行する、11921185に変わる、そこに歴史的疑問を感じることもなく数字だけすり替えて終わり。考えちゃいけない。それが良い子なのだ。

 

しかし個人として生きていくのにそれでいいのか?生きていけるのか?自分で自分の人生を判断しなくて良いのか?どん兵衛ってもしかしたら世間の常識である5分よりも10分の方が美味しいのではないかと健全に疑問を持つのは悪いことではないと思う。



tom_eastwind at 21:29|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年03月20日

バターチキンカレーとナンと

来週から日本なので週末にかけてやること整理。

 

来週から日本に行くのに何を持っていくか、やることリストに加えておいて思いつくままに加筆訂正する。やることリストでは週末の買い物も必要だ。出張までに読了すべき本、観ておくべき映画などもリストに書いておく。

 

細々とした、けど放置しておくと忘れてしまいそうなものを備忘録としてまとめてリストにするわけだから映画から食料品まで随分ヘンテコなリストになるのも仕方ない。アルスラーン戦記読むこととか冷蔵庫の期限切れチェックとか銀の匙とか週末はバターチキンカレーを食べるとか。

 

でもって旅先で読む本を「寒い国から返ってきたスパイ」にするのか石川達三の「生きている兵隊」にするのか?どっちも旅先で読むには重いな。クライブ・カッスラーの軽い小説にするか、等など実に大したことのない事柄が続く。

 

それでも日本に行く前にやっておかないと今は緊急度Dでも日本出張時に緊急度がAに上がるようなものもある。

 

そこでヘンテコなリストを週末に一つ一つ潰していくのだけど、頭のなかの他の部分ではいつもお客様の永住権進捗状況やこれから日本でお会いするお客様の情報整理とか今後の移民局の動きを予想しつつ戦略と戦術を回転させている。

 

そう言えば戦略ってのを「戦略爆撃機」みたいに戦って勝つ方法と誤解している人がいるようだけど、これは勝つための案ではあるけど同時に戦わずに勝つことの大事さもある。だから戦を略するのだ。

 

日本では最近ブルーオーシャン戦略という言い方が浸透しているけど、それって2千年前から存在する考え方である。何も英語で言わなくても日本語で十分に通じる。

 

ぼくは20年前から常に「今ここにない市場」を創造して来た。目の前の世の中を観て変化を感じて対応を決めて実行してきた。他社がやらないビジネスである。

 

2000年当時は無料ワーキングホリデイセンター、無料携帯電話、無料学校紹介、保険会社と提携した医療通訳、円建て送金など、誰も提供していないビジネスを続けて立ち上げた。まさにニュージーランドがワーホリで賑わっていた時期であった。

 

当初無料ワーホリセンターを作った時は僕とスタッフ一人だけで始めたがそこから新しいビジネスを立ち上げては増員して当時のワーホリ需要に対応した。

 

この時も他社から相当に攻撃を受けた。ネットでの中傷などはごく普通、有料ワーホリセンターからは「無料なんて信用出来ませんよ」と顧客に直接話をする人もいた。

 

こちらからすれば「あなたたちがやってないビジネスをやってるだけですよ」って感じだけど、とにかく彼らは頭に来るのだろう、非難中傷は続いた。

 

それでもお客様からすればどこのサービスが良いかはひと目で分かる。けれどこれが駄目なんだよな、という事に気づいたのは最近だ。

 

ワーホリが賑やかだった当時、僕の頭の中では次の市場、つまり移住が見えていた。日本の将来を考えれば一部の人にとっては悪い方向に向かう。その為の避難場所としてのNZである。

 

スタッフからすれば「何を言ってるんですか?今目の前にたくさんのお客様がいるじゃないですか」

 

僕からすれば当時のワーホリは風前のともしびであった。日本が二極化して非正規社員が増えて給料が下がれば海外ワーホリなんて言ってる余裕はなくなりNZに来るワーホリは減少する。ましてやその余裕のない市場を他社と競争するか?

 

他社との競争で起こるのは値段競争でありそれは誰も助からないレッドオーシャンである。値段競争になれば社員の給料だって上げられない。それでAucklandで生活出来るか?

 

そう考えた僕は10年ほど前から移住に本格的に取り組み始めた。それまでも永住権取得ビジネスはやってたが主たる業務ではなかったのを、永住権取得を主たる業務に持ってきた。

 

今は永住権取得に向けた取り組みで様々なビジネス展開をしているが、これも後5年で終わりである。2020年になれば日本政府が作った「壁」がすべての日本人を支配してしまいNZ移住が無意味になる。

 

2020年以降のビジネスモデルはこれも地元日本人や日系他社とぶつからない場所での展開である。出来るだけ頭を低くして行動しよう。

 

グレンフィールドショッピングセンターのフードコートでインド人の作ってくれるバターチキンカレーとナンを一緒に食べて「旨い!」と感激しつつ脳内ではビジネスモデル構築が続く。



tom_eastwind at 22:28|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年03月19日

サントリー角瓶

土曜日に行きつけの酒屋でサントリー角瓶を見つける。そっかー、サントリー頑張ってるよね、こういうのはうれしくなる。

 

ハイボールの作り方を説明書を付けて売ってる。今はキャンペーンでハイボール用のジョッキが付いてくる。

 

早速一本買う。お店の人もレジで計算しながら「あ、これさ、ジョッキが付いてくるよ」と見つけ出してくれた。

 

酒屋の隣のカウントダウンでレモンとスパークリングウォーターを買って家に帰って早速ハイボールを作る。うん、旨い。

 

サントリーは英国のアイラ島のシングルモルト工場を買収してその販売ルートにサントリーの山崎などを載せている。

 

日系企業が海外に出る風潮が強まっている。これは良いことである。ただ今までは進出した後の戦略に乏しく撤退する案件も多かった。

 

ニュージーランドではすでにキリン、アサヒなどが進出している。サントリーも、ぜひとも頑張ってもらいたいものだ。って、酒を飲まない人には関係ないか。



tom_eastwind at 18:27|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年03月18日

近接遭遇戦

金曜日は近接遭遇戦であった。午前中に外部会議をやってオフィスに戻るとメールが続けて送り込まれており、これがまた外部会議でやった事のそのままの返信である。

 

何だかビルの中でショットガン抱えての近接遭遇戦だから曲がり角一つ先に何があるのかを考えて行動する必要がある。

 

ビジネスも戦闘も理論は全く同じである。取り敢えず放り込まれた手榴弾を直感で蹴り返してメール対応して「なんじゃこのごちゃごちゃは?」と思う。

 

けれど午後には煙幕も晴れて状況が分かり、全く日本のヤクザもキーウィのビジネスマンもやってることはたいして変わらんなと思ったり。

 

日本からAmazonで菅原文太の「仁義無き戦い」を購入してAucklandの自宅で観てるのだけど、その場面で感じるのは、ほんとにビジネスもヤクザの戦争も似たようなものだということ。

 

戦いの根幹は外交の延長である。自分の欲しいものを取るためにまずは話し合いを行うがそれで了解出来なければ次は戦いである。

 

菅原文太の仁義無き戦いを観ながら昭和20年代の日本も今のニュージーランドも、やってることは大して変わらない。ただNZの戦闘レベルがむちゃくちゃこどもっぽいという点は笑える。

 

やはり平和な国で生まれ育った人々のやることは、やってる本人は一生懸命なのだろうが、うーん、もう一息と言ったところだ。



tom_eastwind at 18:26|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年03月17日

ビザは、取れる時に取る。

立て続けに2件永住権が取れた。これから書類手続きに入るけど、申し込みから2週間もかからず記録更新中である。とは言ってもこれは移民局が受付方式を変更したようで日本人には有利になっている。

 

永住権はタイミングである。重い物ではない。パスポートにシールが貼られるだけである。ビザは取れる時に取るのが基本。取ってからどうするか考えれば良い。

 

取ってもその後の状況変化で不要になれば取り消しをすれば良い。それで今後NZ入国が難しくなるとかはない。

 

それよりも多くの人が勘違いするのは、日本側、つまり自分の側の整理がついてからビザに取り組む、みたいな意識があることだ。これは違う。

 

移民法は本当にしょっちゅう変わっている。毎年大きく変化しているし細かい規定はほぼ3ヶ月単位で見直されていく。

 

しかしビザは申請時の規定で審査されるのでその後の規定変更の影響は受けない。

 

日本人は失敗を嫌い準備に時間をかけるが時間をかけているうちに橋はなくなっている。一つ一つも大事だけど時間を優先させて、出来るものは同時進行でいくべきだ。



tom_eastwind at 06:45|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年03月16日

なぞなぞ

難しいなぞなぞだ。

これから上がるものなーんだ?

答:税金。

これから下がるものなーんだ?

答:年金。

なんだ、全然難しくねーな。

 

政府は今年の閣僚会議で予め役所が作った年金削減案を導入する予定。百姓は生かさず殺さず、ぎりぎりで生活してねって事だ。

 

最近はさらに民法を取り出して親の養育義務は一義的に家族同士で行うものだとも言ってる。要するに政府は今まで長い間年金だけ取っておいて払う時になって養育費用も含めてお前らが面倒見ろと言ってるのだ。じゃあ今まで払った年金って一体何だったんだ?という話である。

 

日本は戦前は三世代家族がごく普通で家族同士が助けあって生きてきた。高度成長時代には日本中に散らばる工業地帯に田舎の次男三男が働きに出かけてそのままそこで家族を作り日本人の核家族化が始まった。

 

この核家族化は政府の狙い通りであった。工業地帯に若者を集団列車で送り込み日本を加工貿易国家として経済成長させて世界に冠たる国家を作り上げた。

 

けれど都会に住む親と切り離された子供は子育てを知らず旦那は仕事に明け暮れ奥さんは誰にも相談出来ず道徳心のないこどもが増えた。残った親は年寄りだけで生活をして田舎で野菜を作り時々都会の子供に送っていた。

 

つまり日本の経済発展のために日本人の原点である三世代家族をぶち壊して核家族化させた。政府の都合である。

 

今政府は年老いた人々は子供たちが世話をしろ、政府に頼るなと言う。年金だけは受け取りながら。これも政府の都合である。

 

要するに日本国民はいつの時代も政府の都合で政府の捨て駒としていいように使われていたのである。

 

何故多くの日本人は何の疑問も持たず「右向け右!」が出来るのか?それが何も考えずに命令に従う日本式ところてん教育の結果だからである。

 

今回もいつの間にか政府の指導により「親子間の助け合い」が強調されて親の面倒を見ない子供は非国民となるだろう。何故か?だって政府が本気でそういうキャンペーンを張れば多くの日本人は何の疑問も持たず「政府向け政府!」となるからだ。

 

もらう年金は減り続ける。払う年金はずっと払い続ける。そして国民は黙り続ける。日本はなぞなぞではなく謎の国である。

 

ちなみに日本の年金は外国から来て滞在する短期居住者も支払い義務がある。外国企業から派遣された外人役員などは最初に請求書を受け取ると全員が怒る。

 

当然だ。日本に派遣された人々は数年すれば自分の国に戻るわけで、何で日本で年金を払う必要があるのだ?こんなバカな話があるか!すると日本人秘書が慣れた様子ですかさず言う「これは年金ではなく住民税です」。



tom_eastwind at 14:41|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年03月15日

いつか来た道

去年後半から「経済徴兵」という言葉が出てきている。国民を貧しくさせておいてその子供達が通う学校に自衛隊地方連絡本部が訪問して説明会をする。

 

「大学に行ってもカネがかかるばかりで今の世の中じゃ卒業してもコンビニくらいしか仕事ないよ。」

 

「自衛隊なら3食寝るとこ付きで大型車やいろんな免許も取れるよ、貯金も出来るし退役した後も官費で取った免許で飯が食えるよ」と売り込む。

 

去年の安保法制改定は米国からの強力な依頼でありこれによって米軍が背負っていた軍備や従軍の負担を日本自衛隊に肩代わりさせられる。てか本来は日本が普通の国であれば普通に負担していた部分だから、いよいよ戦える軍隊にする必要がある。

 

現在の自衛隊で兵員の充足率は士官クラスで8割、兵隊クラスで6割程度だそうだ。正確な数は防衛機密だろうがそれでも常に募集している組織である。なのでこれから募集が盛んになるだろう。

 

「戦争が始まっても部隊全員が銃を持って戦場に行くわけではない。戦場に行くのは戦闘部隊であり兵隊のうち約半分程度である」のも事実であるが、自分たちの部隊が取り囲まれたらそんな事は言ってられない、当然武器を持って戦うようになる。

 

それでも今の世の中で親に迷惑かけて三流大学卒業してコンビニで働くかブラック企業で営業担当かを考えれば現実的には自衛隊も選択肢に入るのではないか。

 

何せ給料は国が払ってくれるから取り漏れはないし各種免許は取れるし全国から募集された新兵で友達いっぱい、LINE仲間が一気に広がる。

 

自衛隊に入隊したからって確実に死ぬわけでもない、むしろ今の日本のビジネス社会の方がよほどきついぞ。若者はそういう風に考えていくだろう。

 

国民国家が成立して国家間戦争が起こるようになると兵隊は市民から徴兵することになる。当初は愛国心で誰もが武器を取ったようだが時代は変わり今では戦争に行くのは貧しい家庭の子供だ。

 

ちょっと話はそれるが米国の兵隊を見れば分かるが、ベトナム戦争時代は米国に住んでいるけど永住権がない、けど3年間戦争に行けば永住権が取れるなんてのが普通にあった。ビザの為に戦争に行った若者も多いのだ。

 

勿論貧しいという意味では黒人の子供たちも同様である。最初から人種差別されて学校を出ても仕事が無いのに何で学校に行くんだ?子供の頃から友達同士でつるんでストリート・ギャングに入ったりする。

 

そして彼らは安定した給料と食い物がある軍隊に入隊する。こういう、ガタイはいいけど軍隊の存在意義とか駐留軍のあり方とかあんまり理解しないまま、今目の前にいる可愛いねーちゃんを襲うのだ。

 

沖縄駐留米軍が基地の外で日本人相手に酒場で暴れたり道端で暴行するしそれが止まらないのはある意味当然である。その程度の倫理の持ち主を兵隊として最前線に派遣しているのだから。

 

去年安保法案が成立した時に首相が「徴兵なんてありえない」と言ってた。反対する国民も同様の意味で徴兵反対!と言ってた。その時彼らの頭にあったのは戦前の赤紙であろう。

 

けど現実には全く違う形で徴兵は行われており経済面を考えて自分の意志で自衛隊に入隊する若者が増えていくだろう。



tom_eastwind at 13:11|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年03月14日

駐車場

会社で利用している駐車場はAuckland市役所の経営だ。駐車場から会社まで1ブロック歩いて3分で途中はビルからひさしが出ている部分が多いので雨の時でも困らない便利な駐車場である。会社からは僕の車が見えるほど近い。

 

で、日頃から社会主義的行動の多い市役所であるが今年は4月1日から毎月410ドルだった月極駐車料金を490ドルに値上げするとあっさり通告された。

 

いきなり20%の値上げであるが昨今のAucklandの事情からすればあれだけ広い駐車場を商業ビルにされないだけましと言うべきか。

 

この駐車場も僕らが利用し始めた2003年頃は時間駐車でも余裕で駐められていたが今はもう朝10時を過ぎると駐車場所を探して8階建てのビルの屋上の炎天下まで上がらないと駐められない。

 

去年前半まではアーリーバードという9時前に駐車すると1日割引固定料金ってのがあったがそれもすでに廃止されて何時に入ろうが1時間ごとに課金されるようになった。

 

要するに今は役所が強気なのだ。

 

大して広くもない駐車スペースの一ヶ月の駐車料金が490ドルと言えば日本の感覚で5万円だろう。山の手線内の駐車場は月極でいくらだ?うちでは4台分の場所をまとめて確保しているのでわりかしスペースに融通が効くが1台だけ駐めてる人の隣にフォードのでかいのがあるとドア開かないぞ。

 

人口1千万人の東京の更に山の手線内の駐車場と人口150万人の街の駐車場の値段が同じってのはどういう事よって感じだがそれが今のAucklandであるのも事実だ。

 

今のAucklandは不動産は高くなりすぎているが下がるにしても中国バブル崩壊で20%程度だ。そしてNZの経済の基礎は農業、観光、教育であり3つの分野はそれなりにうまく回っており今年から国家収支も黒字化されており来年以降も黒字を予定している。要するに景気が良いから人が集まるのだ。

 

市役所は潰れることのない商売であるから良いが2008年のリーマン・ショックの時はすごかった。それまで月極ぎっしりだったのがリーマン・ショックの後に次々とむしくい状態のように駐車スペースが空いて一番多い時は車半分くらいになってた記憶がある。

 

その後景気の戻りと共に駐車場はまた賑わうようになり今度はまた別の問題が出てきた。他の街から来た車だろうが月極と書いているのに平気で留めていく。

 

僕も数ヶ月に一回はレッカー車を呼んで違法駐車の車を引っ張りだしてもらってた。

 

社会主義者も最近はさすがに利用者の声に押されたのか、月極と時間の区別が分かるように表示を明確にするようになった。今年になって天井にはライトを付けている。

 

お金をかけて改造して使いやすいようにするんだけどその費用は利用者持ち。はは、分かりやすい。



tom_eastwind at 08:20|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年03月13日

国旗

出張が終わり自宅に帰ると国旗の国民投票用紙が届いていた。

 

翌日早速会社で投票用紙の入った封筒を開けて投票用紙を取り出し新しい国旗の欄にチェックをして返信用封筒に入れて郵便受けに入れる。

 

去年から始まった国旗変更議論であるが、僕は国旗変更の良いタイミングだと思っている。今ニュージーランドは経済も良くちっちゃな国であるが世界から旅行に行きたいきれいな国として認められている。

 

それならば今のうちにばさっと新しい旗にして、今までの他の国と紛らわしい国旗はお休み頂ければどうだろう。

 

近いうちに国民投票の結果が出る。国民投票で国旗が決まる。楽しい国である。

 

国旗変更。日本では、、、あり得んな。日本では国旗の重みが良くも悪くも全く違うからだ。

 

君が代を歌い天皇がいて靖国神社を抱える日本で「国旗、変更する?」なんて言ったら「お前、あたまおかしい?」と本気で言われそうだ。

 

僕も日本人が持つその感覚はとてもよく分かる。しかし今、ニュージーランドではわりかし気軽に「じゃ、ちょっと変えてみっか」みたいな国旗変更の手続きを見ながら、これはこれでこんな国ならありだなと違和感を持たないのも事実である。

 

やって駄目ならやり直せばいい、失敗してこそ成功を覚える。かと言って大人になってまで失敗し続ける人もいますが。



tom_eastwind at 08:14|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年03月12日

鎖国

世界はグローバル化しているしそれは事実だが後戻りの出来ない一方通行ではなくあと10年くらいで世界が三極化されて大きな括りの鎖国が出来る頃にはグローバル化の良い面が残り悪い面は排除されると思う。

 

悪い面とは1950年代の米国軍事援助のもとで農業会社カーギル、モンサントやドールあたりが経済と軍事革命を通じて中南米を支配しようとすることであった。

 

相手国に法律や条約を無理やり押し付けて妥協を要求するのはその背景に必ず軍事力が要求される。

 

しかし今回のグローバリズムにはその背景に米国の軍事力が付いてないのでいずれ各国は自国の国境の中で法律と暴力装置を持ってグローバル企業に対して「公正」な処置を取るだろう。

 

2年後が目処ではないか。各国の税制が取りまとめられる頃だ。

 

今回のグローバリズムの良い点は世界中の取引用語と法律の共通化と技術的進展という意味では世界に貢献することである。もちろん各国政府がバカでグローバリズムに仕込まれた毒針(汚染農薬、不平等貿易等)までも受け入れてしまえば、そりゃもう「知らん」である。

 

ただ簡単に言えば企業が武力を背景に国家を支配することは当面出来ないという事である。

 

近代社会が世界的興隆、言葉を変えれば植民地支配とか大航海時代とか言われたのは1600年代以降である。これが近代最初のグローバリズムである。

 

そして東南アジアは日本など数か国を除いてグローバル化=植民地化された。その地域国家がまとまってなかったからである。

 

しかしその後世界は沈静化した。グローバリズムは一定の新しい環境を創りだしたからだ。これで世界貿易は発展した。

 

その後1800年代後半まで世界はそれなりに落ち着いていた。そこに現れたのが植民地主義に乗り遅れた米国である。ここで新しい「グローバリズム」が再現した。誰もが利権を奪うために外国で暴力を使うようになったのだ。

 

結果は誰もがご存知の通り日本開国から日清日露戦争、そして1945年の敗戦である。こんなのまさに仁義無き戦いであるがそれが世界常識である以上どうしようもない。

 

「そんなのおかしいでしょうー、人が人を殺すなんてー、私たちは他人を襲うなんて考えてないですし、だから私達武装もしてません」。

 

現実を知らない社会主義者の発想である。

 

「無防備都市」なんてバカ観念を持ってる連中は北極に行って希少な動物であるホッキョクグマに喰われるか自分の体すべてを献体にしてこの世を去ることをお勧めする。

 

「無防備都市夢想」なんてないのだ。僕も20代は真剣に考えた。けれどこれだけは戦う相手のあることであり自分一人で決めることは出来ない。無防備ですって言って相手に「じゃ全部頂きます」と言われたら終わりだ。生きるという事を軽々しく考えないで欲しい。

 

結局世界は10年以内に大雑把三極化されて日本はアジアチームの一員となる。大きな意味でアジア域内の統一が行われ日本を含めて法律の整備された国はアジア域内での鎖国を行うことになるだろう。



tom_eastwind at 16:39|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年03月11日

国の借金

何とも明るい音楽付きのウェブサイトが財務省から出ている。

 

http://www.mof.go.jp/gallery/201407.htm

 

日本国の借金が刻々と増加している様子をグラフにして、他国に比べて如何に状況が悪いかを明るく説明している。

 

普通の国民であれば「何でこんなものを国はわざわざ説明するんだ?」であるが、財務省の目的は増税である。

 

一般の普通の人が見ても分かりやすく色を付けて音楽付けてほら、「日本国の借金はますます増えておりますよ。国民の皆さん消費税や健康保険、年金、しっかり払って増税にご理解下さいよ〜」である。

 

よくもまあこんなのを思いついたものだ。実に良く出来てる。しかし殆どの国民はこんなウェブサイトを何度も見せられたらそのうち「そうかー、仕方ないなー、老人に死ねとも言えないもんねー」と思うようになる。諦めの境地に追い込むのだ。

 

そりゃ一回目に観れば「そんなもん、政府の借金だろ!」と思うだろうが現実として日本各地に税金で作った厚生年金会館がありそこで美空ひばりや杉良太郎が歌ってて、喜んでた市民もいるわけだ。

 

過去の生活では治安が守られて平和な日本では水と安全がタダだった。そう考えれば日本政府だってやることやってるよなー。

 

2回め以降に観る時は次第に「そっかー、増税も仕方ないかー、夕ごはんのビール一本減らすかな」という気持ちにさせていく。現実を見ようよと財務省が語るのだ。

 

そして財務省の狙いの本丸である個人資産約1千兆円を取りに行く。財務省は「ある所から取る」が基本であり子供たちには「親のお金は親のもの。日本政府が守ったから作られたのだ。なので相続財産は政府へお返しなさい、私達がきちんと再配分しますよ」となる。

 

グラフや表は今後少しづつ形を変えていくだろう。相続税の部分には今後子供たちが親のお金をあてにしないように社会道徳授業の場にするだろう。

 

何せ日本人は右向け右、である。次第に相続税に理解が出来る雰囲気が醸成される。もちろん税控除はあるわけで子供だって少しは手元に残るだろ、それで納得しろ、財産の多い人に限って負担してもらう税金だ。

 

相続税増税にどれだけ反対する親がいてもその親が亡くなることで発生する税金であり子供はそこまで反対しないように洗脳していく。反対するなら税務署職員が自宅の周囲を回って「あの人の家、最近何かありませんでしたかー?」とやる。

 

法律から逃げても家族、家庭、近所付き合い、学校、会社からは逃げようがない。

 

日本の相続税率は1950年には90%であった。一部の個人に富の集中を防ぐためだ。2003年に50%に下がったがその後55%に上がった。今後も上がることはあれ下がることはない。基礎控除も減らされるだろう。

 

それにしても財務省、さすが東大法学部卒業のエリート集団ですね。国民の一切の逃げ道を塞いで一歩一歩追い込んでいく姿がよく分かる。



tom_eastwind at 12:41|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年03月10日

気は長く

昨日昼過ぎにAuckland空港に到着、車を引っ張りだして途中でニューワールドに寄って買い物して自宅に戻ったら普段の通勤時刻と同じだった。

 

そして今朝は普通に出勤すると普通におはようで、そのまま弁護士事務所でいつもの戦略会議だ。来週には外部との会議があるのでしっかりと打ち合わせ。

 

出てきた宿題が多くてこの週末は英語漬けになりそうだ。何てことなく昨日まで出張だった気分がしない。

 

オフィスに戻ると机には書類、パソコンにはメールが溜まってて昼飯抜きで一気に処理する。気づくともう午後3時、帰宅の時間である。僕はほんとに昨日まで出張してたのか?

 

自宅に戻り日本のテレビ番組のDVDを一本観る。「ガイアの夜明け」だが、DVDを観るのも今月で最後だ。

 

当社はスタッフ向けDVDテレビ番組を用意しているが、番組を作って配送してくれるこの会社とは15年の付き合い。ところが最近のネット配信に押されて遂に今月でDVDサービスは終了というメールが届いた。

 

まさに感慨深い。

 

今回の出張中に連絡があったのだけど、15年の付き合いの中では実に色んな事件があった。特に記憶に残っているのが13年くらい前に起こったビデオ著作権問題である。

 

当時は東京に民放などが参加する放送番組協会があり海外のビデオレンタル著作権の管理を行っていた。当社は当時レンタルビデオを貸出しておりビデオには著作権用のシールをちゃんと貼っている。

 

その放番協からある日連絡があった。当社が貸し出しているビデオについての問い合わせだ。何のことだと思って聴いてみると何とビデオの著作権の話であった。

 

うちのビデオは全部シドニーの会社から仕入れており手続きもすべてこの会社に依頼していたので突然電話がかかってきたのだからびっくりして詳しく話を聴いた。

 

相手側も電話ではちょっともごもごしていて要領を得ない。そこで東京で放送番組協会のオフィスを直接訪問することにした。

 

相手のオフィスで話を聴いてみるとどうやらこれは当時世界中の日本レンタルビデオショップで問題になってたことである。当社はワーホリ向けにテレビ番組を貸し出していたが他の国ではアダルトビデオの貸出など随分と問題な事をやっていた。

 

けどそれ、うちと関係ないよね、うちでは協会のシールを貼ったビデオを貸し出しているよね。相手からしてもニュージーランドのようなちっちゃな国の事などほんとはどうでも良いわけだからもごもごしていたのだ。

 

こちらの態度はきちんとして相手の話も聴いて良い印象を持ってくれたのだろう「それなのに何で?」と聴くと言い辛そうに「実はチクリがあったんですよ、xxさんという方から。」

 

その人のことは僕は全く知らなかった。取引もない個人である。何で僕のことを?腹が立った。ものすごく腹が立った。

 

一体あなたは何なんだ?何故そんな薄汚い「チクリ」なんて事をするんだ?恥ずかしくないのか?自分の妬みを正義の味方になったつもりでもいるのか?

 

結局ビデオレンタルはその後も継続したが今度はビジネス自体が先細りになりレンタルビジネスをやめてスタッフ向け貸出に特化した。

 

それからもう13年、あの頃の事を知っているのは殆どいないだろうな。その後ぼくが覚えた言葉が「気は長く心は丸く腹立てず」だ。

 

言葉は覚えたが今もなかなか身に付かない。



tom_eastwind at 23:01|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年03月09日

名古屋の夜

名古屋での仕事も終わり最後の晩は久しぶりにホテルのバーカウンターで飲む。このホテルはトヨタ詣での外人客が多いのも特徴だ。駅を挟んで反対側がトヨタ本社だからだ。

 

彼らは世界の部品メーカーなどから集まり英語のグループが三々五々集まってホテルのバーで飲みながら情報交換している。

 

日本のビジネスマングループもいるのだけど、これはどっちかと言うと宴会である。外人が不思議がる事の一つに「日本人サラリーマンは昼間は勤勉で真面目なのに夜になると何で酔っ払うのだろう?」である。

 

皆で大声で仲間を褒め合い上司を立てて他の部門の文句を言い、日本人同士のいつもの呑み会が繰り広げられていた。賑やかです。

 

今回の出張でお会いした方の顔を思い出しつつ夜を過ごす。



tom_eastwind at 18:55|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年03月08日

フォン

あるお客様家族との面談の際にドイツ貴族(フォン)の話になった。例えばギムナジウムを卒業した優秀な男性がトルコ出身三世の女性と結婚することの社会的評価は現代ではどうなのかのような話の最中に「でも、フォンは全く別ですね、彼らの視界には一般市民は入ってないですね」。

 

同席していたうちのスタッフがフォンの意味が分からず「あの、フォンって何ですか?」と聴いた。

 

そこで僕は普段なら確実に「フォンって言うのはドイツの一番出汁のことだよ。二番だしはヘイミンという」というおちょくりを入れるのだが今日はお客様の前なので遠慮しておいた。

 

欧州貴族は国家を超えて繋がっている。今の英国にもたくさんの貴族がいるがそれぞれに国を越えた血筋が繋がっている。彼らは彼らだけの世界で生きており欧州政治の多くもここで決まる。このあたりヘイミンには全く見えない世界である。

 

東京で仕事をしていると、スラっとしたしょうゆ顔のハンサム男性と美人女性カップルを見かける事がよくある。あれなども血筋であろう。

 

江戸時代から続く歌舞伎役者と美しく賢い女性の結婚で優性遺伝子が連綿と続き、いつの間にか美男美女の生産地になっているのもある。

 

松たか子は良い家庭に生まれたなーとか中村獅童の気合の入った顔はかっこいいなとか思うが、けど勿論彼らもヘイミンと同じような、時にはそれ以上の苦労をしているのだから「隣の庭は青い」程度の話であるが。

 

そう言えば慶応幼稚舎から連綿と続く学閥閨閥もやっぱりすっきりハンサム男性と可憐でおしとやかな美人が目立つ。あれなど日本経済の中心地のど真ん中で彼らなりの義務と責任を負って次代に繋げようとしているのだろう。

 

どのような生き方も良い点もあれば不合理に悪い点もある。特に天皇陛下など、あれは大変なまでに不合理だ、天皇家に生まれたというだけで一生天皇家という重しを持って言いたいことも言えずに生きていくわけだから。

 

そう考えるとフォンを一番出汁とからかってる自分が随分お気軽に思えてきた。

 

名古屋空港ではココイチのキーマカレーを食べた。いつも通りのヘイミンの味、美味かった。カレーと牛丼とラーメン、ヘイミンはこれでいいや。



tom_eastwind at 14:05|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年03月07日

名古屋 蛤

東京を出る時は大雨で冷たい風が吹いていたが名古屋に近づくにつれて雨雲が消えて少しづつ晴れ間が出てきた。

 

新幹線はとても便利な乗り物だ。けどちょっと不思議なのが、自動車は時速10kmでもシートベルト着用義務があるのに時速300kmの新幹線は何故シートベルトしなくて良いのだろうか?

 

そしていつも思うことが、いつの間にかビジネスパーソンの東海道新幹線の乗車拠点が名古屋になったという事だ。これは毎回新幹線に乗って感じることだ。

 

文明や文化の興隆は数十年単位で起こる。例えば明治時代に炭鉱で栄えた北九州市若松、小倉などは日本で有数の賑やかな街であったがエネルギー政策の変更で過去の遺物になってしまい今では日本の田舎のどこでもある単なる人口減少している地方都市である。

 

東海道新幹線が出来た当時は東京と大阪を繋ぐ乗り物だった。そしてストロー効果として新幹線が利用されたために多くの大阪人が東京に働きに行った。

 

仕事は大きくなればなるほど政治に近くなる。日本中から集まる政治家や霞が関の官僚と仕事をするためには東京本社を作り決定機能を移動した方が良い。

 

こうして東京一極集中が始まった。怖いのはこういう事を予め予想していた官僚たちがいる事でありやばいのは何も考えてなかった地方人や地方都市である。

 

1980年代の好景気、バブルと崩壊、その後の失われた20年を通じて人々は東京に集中した。一旦東京に出た人々は大阪に戻ることはなかった。

 

結局大阪から東京に出た人々は昔地方から大阪に出てきただけの他所者であり、大阪に来た時と同様に景気の良い街に移住したのだ。

 

その間名古屋は大きく動かなかった。乾いたタオルを絞ると言われたトヨタはその本拠地を名古屋に置き意思決定も名古屋で行った。名古屋は古くから続く「家」を持ち東京に流れることはなかった。

 

ノリタケ、日本ガイシなどの地方企業は名古屋を動かず長い間浮きも沈みもせず地道に我道を歩いて行った。その結果としていつの間にか人が名古屋に集まるようになり新幹線の乗車拠点が名古屋になった。

 

名古屋に着くとキャリーバッグ一つで賑やかな駅に降り立ちホテルにチェックインしてから駅ナカのきしめん屋さんに行く。

 

ここは作りはまさに立ち食い並の速さの座って食える店だけど小奇麗で店員の気が利いてて美味しいきしめんが食えて、短い時間で美味しく名古屋名物きしめんを楽しめる。

 

その後お客様のオフィスにお伺いする。このあたりの繁華街がリニア新幹線の基地になるとのこと。名古屋は時代に乗っているのを感じる。

 

今日の仕事の1つは相続である。代替わり、親から子供への資産や人脈移動は当代が意識して行う必要がある。

 

日本ではマイナンバーが始まり資産の名寄せが行われる。今はまだシステム化出来てないが2020年までにはすべての仕組みが出来上がり、当局はボタン1つ押すだけで特定個人の生まれ育ちから家族構成、資産の明細が把握される。

 

政府が推進する国家社会主義のために多くの人々は平等になるが、問題はそれが下向きの平等になることと政府とその関連する支配者だけは「下向きの平等」からは外れて、庶民が母屋でお粥をすすっている時にも「離れですき焼きを食っている事」だ。

 

しかし殆どの日本国民はそんなことを感じもしない。毎日生きることが精一杯で余計なことを考える時間がないからだ。

 

午後に仕事を終わらせて、その後は蛤の夕食を同席して、これから来るであろう世の中の話などしながら夜は更けていった。



tom_eastwind at 17:59|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年03月06日

人間交差点

今回の東京では久しぶりに山手線に乗った。午後早く恵比寿を出発して五反田駅に着いた時車内放送があり「神田駅で人身事故がありました。運転を見合わせます」との事。

 

一体この国は何なんだ?弱い者が生きていけないのか、酔っぱらいが線路に落ちたのか、誰かに突き落とされたのか?気になったがその日のニュースではやってなかったのでおそらく自殺、誰かが山手線に飛び込んだのだろう。

 

今の東京では人身事故など犬が人間を噛むような話でニュースにもならないのだろうか。いや、最近では犬が人間を噛んでもニュースになるから人身事故は犬以下の日常ネタということなのか?

 

「人間交差点」という連載漫画がある。弘兼まさのり作品でもう20年以上前になる。そこで取り上げたテーマの一つが人身事故である。

 

遮断機をくぐってちっちゃな女の子が自転車できこきこと前だけ見て走っている。そこに通勤電車が突っ込む。当然のように車内放送が行われ「踏切で人身事故がありました」

 

そのうち女の子が踏切で撥ねられたのが伝わってくる。すると電車に乗り合わせたサラリーマン達が真っ先に言ったのは「ふざけんな、こっちは仕事があるんだぞ!」

 

誰も女の子の事を気にしない。自分の目の前の仕事しか見ていない。電車に乗り合わせた主人公はそのあまりの冷たさにぞっとする。彼も仕事があるのだが、おいおいちっちゃな子供がたった今死んだんだぞ、そのことを少しくらい気にかける奴はいないのか?

 

このテーマが描かれてから20数年経つのに東京の人は何も変わっていない。自分が生き残るのに一生懸命なのだ、他人の命など自分には関係ないのだ。

 

そしてターミナル駅から約40分、座れる電車で移動していたら、10人のうち3人は居眠りをしている。僕の前の和服を着た中年女性は携帯電話を取り出して「50分に着くからね」と言って膝の上の荷物を押さえたままこくこくと寝始めた。

 

他の座席でもスーツを着た男性が完璧に寝入っている。他にも大きな荷物を抱えたビジネスマン風の男性が、両足をガーッと広げて熟睡している。

 

他に寝るところはないのだろうか?それほど毎日が大変なのだろうか?多分大変なのだろう、疲れているのだろう、それぞれに家庭や仕事やいろんなストレスを抱えて生きているのだろう、下だけを見ながら眠れる時に眠って生きていくしかない。

 

そんな彼らにとっては日米関係や日中韓問題、アベノミクスの失速など自分に直接関係ないことはどうでもよいのだろう。

 

ビジネスマンの場合は一応新聞に書いてある程度の事は受け売りでお客と話をするのだろうが、それが何を意味するのかを長期的な視点で考えることはないのだろう。

 

彼らの問題は電車が予定通りに動かない事であり迷惑なのは人身事故であろう、もしかしたらある日自分が電車に飛び込む可能性があるなど考えもおよばないのだろう。

 

けれど僕から観ると今の東京のビジネスマンの異様さはバブル期より激しいストレス社会になり誰もがピリピリして、これが普通の人間の生き方か?人間として生まれ育ち社会に出るとそこは誰もが競争で他人を追い抜き他人への興味や関心はゼロになってしまう、それが生まれてきた目的、人生なのか?

 

ターミナル駅に夜戻り西へ向かう切符を買うために並んでたら二つある窓口の一つがずっと一人の客で塞がっている。

 

窓口の女性担当者は「あなたの切符はここでは払い戻し出来ない」と懇切丁寧に説明するのだが男は何も聞いてない、「とにかくどうにかしろ!会社に提出しなくちゃいけないんだ」とか「払い戻しが出来ない理由なんて聞いてない、とにかく払い戻せ!」と怒鳴るばかりである。

 

窓口の女性はそれでも懇切丁寧に対応している。そのうちもう一つの窓口が空いたので僕は切符を買ってそこを離れたがその時も男は怒鳴り続けていた。

 

彼も会社の規則があってストレスを抱えて誰かを怒鳴るしかないのだろう。

 

窓口の女性はこの勤務が終わったらおそらく同僚と居酒屋に行ってビールを飲んで焼き鳥を食いながら店員に「ほら!あたしの料理まだなの!何してんのよ、全く!」と怒鳴るのだろう。怒りの連鎖である。負の連鎖である。

 

西へ。



tom_eastwind at 23:01|PermalinkComments(0)TrackBack(0)NZの不動産および起業 

2016年03月05日

東京個人面談

昨日から東京で仕事開始。個人面談では初対面のお客様の話す内容を僕の頭の中でパズルのように当てはめて整理してお客様個人個人の具体的な移住への道のりを考える。

 

お客様は本当に千差万別であり様々な人生を聴かせてくれるがこちらからすればその一瞬ごとに相手の言ってることではなく言いたい事を聴き取るようにしている。

 

何せ誰にとっても初めての移住である、何を聴いてよいか分からないしどう説明して良いかも分からない、どこまで踏み込んで説明して良いかも分からない。

 

僕の場合は予め相手の雰囲気や言葉の選び方を見つつ聴きつつそれぞれをパズルのピースのようにはめ込んでいく。その作業ではパズルのピースが不足する場合もよくある。それはお客様が初対面では話をしたくない場合だ。

 

この場合ぼくはそのピースが重要かどうか、つまり移住工程表作成にあたり「絶対に必要なピース」なのか、後で聴いても間に合うものなのかを考える。

 

どうしても必要なピースであれば無理に直接は聴かず質問の方法を変えてピースがどのような形なのかを推測する。

 

それ以外にも「今は聴けないな」とか「今は聴く必要がないな」とかであれば距離感を持ちつつパズルをつくり上げるのだが、中には最初の問い合わせと面談中にお伺いする話とのズレが出てきて「さあどっち?」という時もある。

 

多くの方は優先事項がたくさんあるのだが意外と自分で「再優先」を整理出来てない場合が多い。親を含めた家族、経済生活、仕事、子供の教育、それを一つづつお伺いしつつ再優先が何なのかを把握していくことになる。

 

その結果においては「日本で生活すべき」という答も当然出てくる。僕らの仕事は移住及び持続出来る生活を確保出来るかまで考えてお伺いするので持続性のない移住はお勧めしないし申し込まれても受けない。逆に言えばだからこそ当社の移住成功率はほぼ100%なのである。

 

色んな業界の方がいらっしゃる。医療、不動産、複数の会社経営、金融関係者、建設業、ほんとに業界横断なのだが彼らに共通しているのは現在の日本に対する不満と将来の日本に対する不安である。

 

ただ彼らもこちらが相手の業界のことを全く知らないと「どうなん?」と感じる事もある。なので僕は日本の様々な業界の基本情報だけは常に頭に入れておくことにしている。これがあるだけで親密感が出てくる。

 

今回は4日間、そして3月末は3日間の個人面談を予定。毎月2万キロ近い移動をして疲れないのか?答は昨日と同様、これが土方の生きる道である。

 

ところで話は変わるがNHK朝のニュースのアナウンサーのしゃべる時のすかすかの下の歯が気になった。乱ぐい歯というよりも一種「あれ」な歯と歯茎の弱り方である。大丈夫かNHK、国民が観ている番組なのだから。



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2016年03月04日

リスクのないビジネス

ゴミは自分をゴミと認識しない。大学を出て何とか役所に就職出来たら退職後に年金まで付いて一生楽勝である。

 

何故なら自分の仕事は税金で賄われており潰れることがない。民間企業?そんな下っ端の事は知らん、であろう。

 

世の中ってのは江戸時代の米作りの自給自足社会から江戸期中盤からリスクを取って商品作物を作り商人と売買して新しい機械(せんばこき等)を作り次第に人々を豊かにさせた人々がいた。

 

日本海を使った貿易船は商人がリスクを取って北はロシアから南は香港までビジネスを広げていった。そこにのみのようにたかっていたのが役人だ。

 

民間の個人がリスクを取って自分の力で勝ち取った資産。それをのみが何のリスクもなくごそっと半分持っていく。おかしくないか?そんな事したら誰もやる気なくすぞ。それで良いのか日本政府?

 

多分良いのだろうな、だって日本で一番アタマが良いのは東大法学部であり彼らがリスクを取らずに政策として日本の未来を作っていくのだから。政策は税金で賄われ役人は失敗責任は取らないのだから。

 

役人の大失敗でカネを払うのは税金を払う一般市民である。

 

そうやって無責任神話を脳に抱きつつ日本はまた50年毎の大きな波に飲み込まれようとしている。2020年。表面は東京オリンピックで盛り上がり実態は国家社会主義が実現する瞬間だ。

 

第二次世界大戦前の1936年、ベルリンでオリンピックが開催された。その後世界は戦争に巻き込まれた。

 

今回は銃を持った戦争ではなく派手な経済戦争、そしてその波に気づかずにいて生き残れなかった人々は下層階級に追い込まれるだろう。役人はそれでも自分の生活に影響は出ない。

 

河川敷が濡れてない事を祈る。



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2016年03月03日

トランプ

米国共和党が大変な騒ぎになっている。泡沫候補であった彼は下品な言い回しと人種差別というネタを使って中産階級から落ちこぼれた米国白人下層階級に訴求しており、これがまた今の世相にぴったり合っているからだ。

 

けれどほんとにこんなのに共和党候補になられたら末代までの恥だ、そこで共和党の重鎮が味方陣営であるはずのトランプを何とか叩き落とそうとしている。

 

問題はトランプの方が元々テレビ番組を持つような喋り屋であり彼の主張が政治的に実行不可能と分かってても多くの白人はそんな事どうでもよい、集会で楽しまさせてくれるトランプが良いのだ。

 

米国は戦後日本の憧れであった。戦後の米国映画で白人が住むプール付きの豪邸やジョン・ウェイン、アメリカングラフティを見せつけられた日本人は米国人崇拝になった。

 

ところがその後の米国は黒人の公民権問題、ベトナム戦争での北爆、ニクソンの辞任などで暗い70年代を過ごした。

 

その後ITと金融を融合させた技術で米国は復活したが今度はその技術の進化の為に多くの失業者を生むようになったのだ。

 

何せ機械は24時間文句を言わずに働く。金融市場ではコンピューターが高頻度取引を行うので人間は不要だ。

 

ITは世界を結びつけ国境をなくしすべての国家の労働者が平等に競争に晒され、それは中国のような低賃金の国にとっては幸運、米国にとっては仕事が中国に流れることで失業者が増加した。

 

2008年のリーマン・ショックで米国は道徳を失った。他人のカネで博打をやってすってんてんになって銀行から高額の退職金を受け取る人物が出てくる一方、仕事をなくした人は大事なお金まで失ってホームレスなど家庭離散するケースが出た。

 

これが平等な国か?アメリカンドリームはどこに行った?20世紀の古き好き米国で中産階級の白人は家族で教会に行き子供に道徳を教えた、21世紀も同じ世相だろうと考えつつ。

 

その結果として21世紀に世の中の変化に巻き込まれ下層階級に追い込まれた元中産階級は怒りを感じている、それも激しい怒りを。

 

その怒りを受け止めるようにトランプというにわか政治家が現れ政治的な能力に関係なく白人下層階級の支持を受けて今日に至る。

 

最初は冗談な候補だと思われていたトランプ。彼が大統領になる可能性は非常に低いし、僕はむしろ彼がある一線で自発的に候補争いから撤退するのではないかと考えている。

 

それはトランプが共和党に対して自分なりに米国白人の事をもっと考えろ、その主張が通ったと考えた時ではないか。トランプは忙しいのだ。大統領などやってる暇はない。

 

それにしてもトランプ、大阪の橋下さんのようなタイプではないが喧嘩に強い。大したものである。



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2016年03月02日

今日から日本だ。

先週は日本出張の準備と訳わからんアクシデントで随分と時間調整に手間取ったので週末から今日までバタバタしてた。

 

僕の場合予め予定を立てて予定通りに動くと問題ないのだけど、その途中にちょっとでも違う要素(アクシデント)が入ると頭がこんがらがるのだ。

 

さて、ばたばたしながらも今日から日本出張だ。花粉が飛び始めているようだが僕は花粉症がないので影響は出ない。てか昔日本に住んでいた時は花粉症なんて病気あったか?

 

どうも日本の空気がどんどん悪くなっているのではないかと思う。

 

今回は東京と名古屋を回る。年が開けてから新規のお客様が増えている。2020年に向けた日本政府の舵取り具合がいよいよ速度を上げてきている。

 

国外財産調書罰則付き、去年から始まった出国税、今後は収入に対する課税だけでなく資産に対する課税が間違いなく発生する。

 

資産税は、銀行などに置いてある預金などに毎年3%課税する、みたいな仕組みである。現状安倍政権が安定している間に一気に法制化しようとしている。

 

俺は資産ないからいいやと思っている人からすれば富裕層の資産税で悩むのは対岸の火事であるが、財務省は富裕層狙い撃ちの次は一般市民対象の消費税増税、相続税強化であり自分の足元の火事になる。誰からも個人資産を取り上げて政府が効率的に運用するのだ。

 

戦前の日本に北一輝という思想家がいた。国家社会主義者であり個人の資産や収入の制限を導入して誰もが平等、貧乏人もいないけど金持ちもいない、けれど共産主義ではない国作りをしようとした。

 

彼は226事件に関連して軍事裁判で死刑になった。しかしその教えは多くの優秀な人々の考え方に影響を与えた。

 

影響を受けたそのうちの一人が戦前の財務省トップクラスであった岸信介であり戦前は満州国家を運営して戦後は自民党を率いて国家社会主義を導入した。

 

安倍首相は自分のおじいちゃんの目指した道を進めたいわけで財務省も同意見、だから安倍首相が安定政権である間にやってしまえという事である。これから大変な時代になる。

 

ところで周囲には「よくも体が保ちますね」と言われるが、土方が毎日現場で穴を掘るのに疲れないようなものである。



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2016年03月01日

最低時給2016

2月は天候記録で観るとNZはすんごい熱かった。Aucklandでも朝起きると18度なのが昼になると28度とかぐんぐん上昇する、いつもの夏では思いもよらない暑さだった。

 

ところがNZの賃金も天気に合わせたわけではないが毎年どんどん上昇している。ニュージーランドでは毎年最低賃金(時給)が上昇する。今年は50セント上がって15ドル25セントだ。

 

最近のレートで計算したら最低賃金が1,200円である。サービス残業は一切なしでこれだ。実際には肌感覚で1ドルが100円なのでもらう方からすれば1,500円の時給である。

 

年間労働時間が約2千時間なので年収は3万ドル、つまり高校出たてのマックのカウンターに立ってる女の子の年収が300万円なのだ。

 

国家経済も黒字で経済も活性化して投資が盛ん、公共物価も上昇しそれに合わせて賃金も上昇、アベノミクスのやりたいトリクルダウンをまさに今ジョン・キー首相がやっているのだが、日本では報道されることもない南太平洋の小島の話である



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