2016年06月

2016年06月30日

北半球旅行

あ、こりゃ駄目だ、雪がない。クイーンズタウンのコロネットピークの写真を観て残念。

 

クイーンズタウン在住のお客様から「今年のコロネットはスキー場ではなく牧場です」と連絡があり早速NZSKIにアクセスすると雪がかろうじて付いてる斜面を見せてるけどそれでも「あれ?ここもう草出てる」である。

 

クイーンズタウンには毎年7月後半に休暇も含めてスキーに行き去年はお客様と一緒にヘリスキーも楽しめた。それが今年はどこ滑るんだってくらい殆ど雪がない。

 

日本でいつも行くスキー場の今年2月の様子が面白かった。最初のリフトに乗って降りて次のリフトまで30メートル程度あるのだけど板を外していくしかない。雪がないのだ。

 

7月後半まであと一ヶ月あるのでその間に降ってくれると良いがさてどうなるのやらと思ってふと気付いた。

 

あれ?今年も半分終わったぞ。時の経つのは早いなー、あいも変わらず。今年前半てか英国のEU離脱まで北半球は次々と事件が起こり岡目八目の南半球から観ていると事件対応に忙しいのがよく分かる。

 

北半球世界はすべて何かでつながっている。それは政治だったり経済だったり人種問題、宗教等など。

 

南半球の太平洋の小島から観ていると色んな変換要素があるのが分かる。順番にいけば英国のEU離脱、スコットランドのEU残留、メルケル率いる欧州連合が今後米国のようにヨーロッパ合衆国になる可能性が高い。

 

もうちょっと東に行くとトルコとIS問題。これ、最初の仕掛け人が米国だけに始末が悪い。てかいつものように掻き回しておいて「じゃあーねー」である。

 

そしてロシア。プーチンは盤石のように見えるが西側からの経済制裁や石油価格下落で苦労している。日本とは北方領土で何とか話を付けてサハリン開発が進めばと思っているのだろう。

 

中東は欧米の制裁が解かれいよいよイラン王国の再興かと思わせる。この動きは国境を越えてイラクから地中海までシーア派支配の大領土になる。これはでかい。

 

そうなると困るのがイスラエルで彼らが自国防衛のために米国軍産複合体を動かして中東を叩いたが結果は大失敗。イスラエルにとっての味方は今後誰になるのか。サウジアラビアも最近の米国の動きを観て「こりゃやばい」と思い始めて石油価格の下落政策を取っている。

 

中国はもう訳分からん状態だ。習近平はいつ暗殺されてもおかしくない。鬼城ゴーストタウンはすでに土地崩壊しており李克強はどう解決するのか?輪転機グルグルだろうな、日本もぐるぐるやってるからそのうちでっかいスタグフレーションが来るぞ。

 

中国軍部は常に自分が正しく日本が悪いという伝統をもっており海洋進出にも熱心だ。ここでは近いうちに確実に日中海戦が起こるぞ。だって中国が日本領海に押し込んで座り込むんだから押し返すしか無いがそうなると偶発的な戦争が始まる。

 

日本は安倍首相の努力にも関わらずアベノミクスは失敗してデフレに入っている。それを国民に知られないようにサミットで時間稼ぎオバマの広島訪問で点稼ぎ、そして参院選に入るわけだ。

 

人々は自分の足元ばかり観ているけど今の日本は天井に穴が開いている状態だ。下を見てる場合じゃないぞ。隣の中国や北朝鮮問題など「起こらない」と思っているのだろうか。政治家の旅費でわーわー言うけど真面目に国防考えているのか?

 

太平洋を渡った米国。ここも狐と狸と狼と、とにかくいろんな連中の騙し合いがすごい。

 

米国というと普通の日本人はオバマが一つの国として一つの政策で動いてると思うが実際はイスラエルと組んだ軍産複合体などが常に横槍を入れて外国で戦争を仕掛けて政策を分裂させる。

 

オバマはその攻撃を読み取り今年11月までの任期になって急に動き出した、世界平和に向かって。それがイラン制裁解除であり広島訪問でありサウジと距離を置くことだ。これで軍産複合体がやっていることを少しでも方向変換させようとしている。

 

米国にとっての爆弾は常に米金融業界である。彼らはまさに金融マフィアであり為替がどうなろうとシェール危機になろうと自分のボーナスが増えれば良い、道徳ゼロの世界である。

 

この動きは当然ロンドンのシティ金融市場にも影響を与え、そしてぐるぐるである。北半球はほんとにすべての要素がくっついている。

 

こうやって北半球はグルグルと回る。彼らの起こすことの影響が南半球の小島に出てくるのは半年後か一年後か。

 

何かネビル・シュートの「渚にて」を思い出した。



tom_eastwind at 17:49|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年06月29日

今日も頭の体操 会計士

先週から今週にかけてAucklandは冬型天候の土砂降り強風。こうなると問題なのがクイーンストリート、それも丁度当社オフィス前の交差点あたりだ。

 

というのもクイーンストリートは西はアルバートストリートと東はハイストリートという高い位置の道路に挟まれたU字の底の部分にあたるから、両方の道路の水もすべてクイーンストリートに流れ込む。道路3本分の水である。

 

さらにクイーンストリートは南のKロードから一直線に下りになっておりここからの雨も流れこむ。

 

こうなると交差点は排水が追いつかずあっという間に水浸し状態になる。そして交差点そのものも水の中を歩いている状態になる。

 

こんな天気のAucklandで今日は午前と午後で別々の会計士とミーティング。午前中のは新しいお客様をお連れして日本とニュージーランドの租税協定に関する話。

 

これは日本人にとっては結構大事な協定でありながら内容が複雑なため未だ手続きが齟齬になっている案件が目立つ。

 

例えばニュージーランド居住者になればNZで納税をする必要がある。この時点で例えば日本から家賃や年金などを受け取っていればこれもNZで申告する必要がある。

 

しかしこれは非労働型収入なのでNZでは最初の4年は課税されないという特例がある。もし収入が労働(サービス)であればNZで申告して納税する必要がある。

 

但しその収入を得た際に日本ですでに課税されていればその分税金は免除される。この手続を正確に理解して行わないと税金の二重取られになる。

 

今回のお客様はまだお若いのに初めてのミーティングにも動ぜず、会計士の話を聴いて「分かることは分かる、分からない事は分からない」をきっちりと発言して頂いたので会計士の評価が上がったと思う。良かった。

 

その後クイーンストリートを歩いてオフィスに戻り用意しておいた次の仕事の書類を持って今度はハイストリート側にある駐車場まで行く。

 

この時点でハイストリート側から増水が始まっておりビクトリアストリートのどこを渡っても確実に靴が濡れる。

 

飛び越すなんて危険な真似はやめたほうがよい。ここは普段でも道路がつるつるでおまけに坂道だから滑りやすい。大の大人が転倒する事が普通にある。

 

そこで増水の流れの細いところを狙ってゆっくりと移動する。明日は靴磨きしなくちゃと思いながら。

 

駐車場にたどり着いて次の事務所に行くのだが目的地は車を降りて歩く必要がある。雨がザーザー降るわけでそしたらこっちも対抗策と車内に置いた傘を開くのだがそういう時に強い横風が吹くとヤバイ。

 

靴磨き、明日のやることリストの一番だな、そう思いつつ午後のミーティングに入る。

 

ここでは所長とのミーティング。今うちで扱ってる案件が間に何人も担当者を入れているのでこんがらがって「お前が来い」という話になった。

 

全体像を説明して今までやった事の説明をしていくと次第に分かってもらい「よっしゃ、じゃあこれとこれは俺がやる、お前はあれをやれ」と役割分担する事になる。無事終了。

 

ミーティング終了後、また雨の中を車に戻り傘を放り込み会社の駐車場に戻る。ここから会社まで1ブロックの下り道。滑らないように気をつけつつ歩く。まるで中華レストランの油っぽいキッチンを歩いているようだ。

 

今日はこれで無事終了、後は2件の話を整理して次に繋げるだけだ。



tom_eastwind at 10:47|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年06月28日

頭の体操

今日は弁護士事務所で午前中かけて各種ビザ、特に起業家ビザのミーティング。移民法は常に変化しているから2年前のルールは今は通じない。なので常にアップデートする必要があるのだ。

 

果たしてニュージーランドは起業移民を欲しがっているのか?欲しがっている、それがNZ経済と雇用に貢献する移民であれば。

 

「経済と雇用に貢献」、実はここが今まで曖昧だった。経済貢献って売上、利益、輸出ビジネス、雇用は何名なのか、何年なのか、そういったものが新しい起業家ビザではある程度明確になった。

 

それでもやはり細部になると不明な点が出てくる。何故なら移民局も新しい法律を作る時は細部を曖昧にして発表する。でもって現場の弁護士たちの意見を聴きつつ法律の解釈を改定していくのだ。今日はその改定の内容打ち合わせだった。

 

ニュージーランドの法律は面白い。まずは大づかみで法律公布しておいてその後に国民の意見を聴きつつ細部の手直しをしていく。

 

実際完璧な法律なんてありゃしない、正義を求めるのが法律ではない、法律とは人々の問題の調整である、こう考えるのがキーウィ式である。

 

だから大学法学部の入門書「ゴールデンブック」を読むと一番最初に書いているのが「法律は正義を追求するためではない」と書いている。

 

日本人は何かあるとすぐ正義正義というが、100人いれば100の正義がある。法律はその利害関係を調節するものである。この点をしっかり理解しておかないと現地で自分だけが苦しむ目に遭う。

 

さて新しい起業家ビザ。実は日本人にとっては以前より取りやすくなったと感じている。申請条件がかなり明快でポイント制度で日本できちんと働いている人々には良い感じがする。

 

これはあくまで僕の個人的感想だけど職歴不明学歴不明資金源不明納税不明な人々を排除して真面目に働いてその国ですべての公的書類を用意出来る人であれば受けますよ、そんな感じである。

 

今日も問い合わせで「ダンスのバレーだけど起業出来るか」と二件問い合わせが来た。日本でそれで立派にビジネスとして成立してたのなら文芸後進国のニュージーランドであれば可能性があるかもとふと思った。

 

何故ならこの国に来るアジアからの移民は子供の教育に熱心であり子供向けダンススクールがある。そこに日本式のバレーを持ってくれば?

 

他にもNZのはちみつを日本向けに売るってのもありだ。新しい起業家ビザでは輸出ビジネスに高い評価をしてくれるからだ。

 

このような状況であるが法律は常に変化する、こまめに弁護士と詰めておかないとお客様への説明が出来ない。案件ごとにお互いに問題点を見つけて指摘していく、このミーティングは一種のブレインストーミング、頭の体操でもある。



tom_eastwind at 11:56|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年06月27日

何でもドア

今日は朝からランドバンキングに関する会議。最近入ってきた新しいチームと今後どんな事が出来るかお互いに知恵を出し合う。

 

新しいチームはニュージーランドで不動産とそれに伴うファイナンスを得意としており業界内では知られた連中だ。

 

ほんとにこの業界は狭いのであまり突っ込む前にまず当社のAucklandでの立ち位置を説明して相手側の立ち位置を確認する。そうでないと後で人間関係で突っかかることがあるからだ。

 

誰もが一応皆ビジネスライクに仕事はするが人間関係で突っかかると街が狭いだけに余計な手間がかかる。とんでもないところでとばっちりがかかったりする。

 

と言うのもAucklandの街はほんとに狭い。特に業界内転職は普通であり昨日までANZ不動産部門で働いてた人が今日からBNZ不動産部門で働いてるなんてのも普通だ。

 

そうやって皆が若い頃から腕を鍛えて仲間を作り会社の壁を越えてお互いを信頼して仕事をして来てそれが今の彼らの財産になっている。

 

つまり「何でもドア」をお互いに持っているのだ。だから市場に出ない案件をどんどん取りにいける。

 

ただそれでも彼らも時には誰かを敵に回して戦っているわけだから、彼らの敵は誰かを予め聴いておく事が必要になる。

 

キーウィの場合わりとさっぱりしているけど、こういう配慮は僕らがAucklandで長いビジネスをしていく上で必要なのだ。今誰と組んでるのかで敵の味方は敵になるので注意が必要なのだ。

 

何故なら僕らの場合は「後から来た日系企業」であり白人キーウィではないからそこは常に一歩下がっておく必要がある。

 

僕らの立場は扇の要でありそれぞれのプロを繋げて仕事をしている。

 

それが外から観れば地元弁護士、会計士、不動産デベロッパー、銀行、証券会社等のチームであり彼らが大きく広がった扇になり風を吹かせてもらう。これで何かがあれば常にその業界のプロが対応してくれるわけだ。

 

そしてこのチームは個人的にも「何でもドア」がある。学校の同級生とか親戚とか様々な地元のコネがある。

 

個人的に困った時に相談すると「俺に任せとけ」と言って誰かに電話をする。そして問題は解決している。このあたり今まで何度も経験したけど、本当に狭い白人社会の横の繋がりを実感する。



tom_eastwind at 11:49|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年06月26日

変化対応

日曜日は自宅で今までの仕事を絵に描いて整理して並べてこれからどう進めるかを考える。とは言ってもいくつかすでに方向性の見えてるものはその速度を考える。

 

僕は仕事は勿論殆どパソコンであるが全体戦略や方向性を考える時はA4サイズの紙にいろんな要素を書き込んでそれぞれの位置に間違いないか、一つの荒野に見立てて考えてみる。

 

これから広がるもの、これから縮小するもの、現状維持のもの等、そして自分の次の立ち位置をどちらに移動させるか。

 

そしてそれぞれの要素の速度も大事だ。早すぎず遅すぎずであるが僕にはこれが苦手である。思いついたら我慢出来ずにとっとと開始するのでこれはもうかなり意識的に抑えこんで我慢することにしている。

 

週末はこうやって自己制御も含めて各種案件を見直す事にしている。こうやって紙に書いた書類に日付を入れてるが古くても大事な書類は2014年までクリアフォルダーの中に残っている。今までの変化を観て次を予測する、これが僕の変化への対応である。

 

常に自分は動いている。地球も動いている。人も動いている。一切変化せずなんてあり得ないわけでその意味で常に先を観て障害物がないか確認することが必須である。

 

但し読めない要素は常にある。例えば英国のEU離脱などはこちらがいくら考えてもどうしようもないので不確定要素として凝視しておき影響を最小限にするように手配しておく。

 

Aucklandのような小さくて変化の激しい街ではこれから成長するビジネス、安定期に入ったビジネス、停滞期に入ったビジネス、衰退するビジネスを常に見張っておく必要がある。

 

ビジネスモデルは大体5年で入れ替わる。ビジネスモデルの盛者必衰のタイミングを読むことが重要なわけでビジネスモデルのポートフォリオの入れ替え、次に何を入れるかを考えるのが大事である。

 

誰しも変化は嫌がる。面倒だし先が読めないからだ。けれど一生同じなんてのはない。どうせ変化する人生なら自分の力を付けて変化対応していくしかない。

 

外は豪雨と時折の晴れ間が広がり雷が鳴るかと思えば虹が出る。自然も変化が激しい。



tom_eastwind at 10:40|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年06月25日

英国のEU離脱

今週はほぼ毎日来客があり特に金曜日は長い面談が2件あり、準備と面談後の必要事項手配などで一日が終了した。

 

どちらも今後どう広がっていくか分からない案件である。だからお互いの最初の立ち位置の確認とかをしっかりやっておく必要がある。

 

今週は自分の印象ではどちらかと言うと「待ち」の一週間であった。今週は英国のEU離脱問題もありこれがどんな影響をニュージーランドや日本に与えてくるのか見当がつかない。

 

だから今いろいろ考えてもあまり意味がない。為替がどれだけ動くかはまさに選挙結果による。

 

そしてこれがいよいよ世界三極に分かれ世界全体が孤立主義に移っていく事象の始まりとなれば米国は日本から撤退し日本は独自武装、つまり核武装をする必要がある。

 

道徳的に良い悪いではなく隣国に核を持つ国がありそこがいつでも核を発射するぞと脅している限りこちらも武装するしかない。

 

そして隣国が崩壊して難民がやって来た時の対応をどうするのかも考えておく必要がある。てか、基本戻ってもらうしかないのだが欧州のように目先の人道主義とかで結果的に自国をむちゃくちゃにする選択肢はあり得ん。

 

それにしてもどうなるやらとこのブログを週末に書いてたら英国のEU離脱選挙結果、出ました。さあ、新しい混沌が始まることになりますね。



tom_eastwind at 14:41|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年06月24日

一般的な国外強制退去について

数日前の記事でNZ移民局が中国人永住権保持者の国外強制退去が可能かどうか検討するって言ってた。

 

政治的にはどうか分からないが技術的には答はおそらくYESである。

 

何故なら永住権は権利であるだけで規則違反をすれば権利は剥奪される。また永住権保持者であればNZ以外のどこかの国籍があるわけだからAuckland空港で自分の国に戻る航空券を手配して刑務所から専用車で空港まで送られて移民局担当官と警察が座席まで見送ればそれで終わりだからだ。

 

塀の中で航空券が買えるかって話だけど塀の中にはヒソヒソ電話もあるしNZに住んでる親戚にお願いすることも出来るだろう。でなけりゃそのままずーっと塀の中だ、冬は寒いぞ。

 

たとえニュジーランドの永住権が取れたからって2年以内にNZで犯罪を犯せば無制限永住権は取れない。永住権剥奪である。

 

そして2年経って無制限永住権に切り替わったって、上記のようにNZ国内で何か問題を起こしたり、永住権取得時に違法書類が見つかればこれもやはり永住権は剥奪される可能性があるのだ。

 

永住権剥奪の場合通常は「一生入ってくるな」であり、その記録はパスポートに残る。次に豪州などに行くと入国審査で即刻入国拒否である。

 

またある国の入国カードに「あなたは他国で強制退去の記録がありますか」との質問に「ない」と書けば虚偽申告、「ある」と書けば次の飛行機で日本に帰れとなる。

 

そしてそれも入国拒否の記録に残る。そうなるとつるべ落としのように次々と入国出来ない国が増えていく。

 

これ、ほんとに普段は人の良さそうなキーウィの空港審査官だけど、相手がおかしいと思ったら徹底的に調べる。「BOARDER」という豪州のテレビ番組で放映されている通りである。

 

僕がAuckland空港からキャセイ航空に乗って座席に座って出発を待ってると、時々移民局と警察が同行して数名の若い人々が乗り込んだりしているが、あれは入国審査の時点で疑いを持たれて入国拒否をくらったのだ。

 

航空会社からすればエレー迷惑であるが移民局からしても強制送還食らうような客を何で飛行機に載せたのかって話である。突然追加で人が増えると乗客名簿の変更手続きが出て来て、場合によっては飛行機の遅延に繋がる。

 

日本人でもNZ入国審査の時点で入国拒否に遭う人はいる。これは意外と知られてない、だって本人も入国拒否食らっていちいち公にするようなことをしないから目立たないが、事実ある。僕も何度も駆け込み寺やったからよく分かる。

 

ニュージーランドで一生住んでいこう、国外退去喰らいたくないと思うならやはりNZの市民権とパスポートを持つべきだろう。

 

そして日本の国籍離脱。離脱と言っても戸籍謄本の中のお父さんだけ離脱も出来る。子供は日本国籍のままだ。

 

国籍剥奪って例えば行いのよろしくないNZ生まれのマオリを国外追放出来るか?であるが、行く先のない人々を追い出すわけにもいかない。これは国民を守る政府としても出来ないと分かる。なので彼らには塀の中で生活をしてもらうことになる。

 

日本人の場合で言えばNZは重国籍を認めているが日本は認めていない。しかし現時点では罰則がない。そこでジャパカナ(カナダ生まれの日本人二世)などはばりばり重国籍であったのを覚えている。

 

国籍剥奪がほぼ不可能の「ほぼ」は他国の国籍を持っている場合「あっちいけ」と理論的には可能だからである。

 

いくらNZが重国籍を認めていても日本の国籍を離脱してしまえば国籍はニュージーランドにしかない。つまり国外追放する先がないのであるから必然的にNZ国内に留まることになる。

 

ちなみに現在の日本の規則では日本に帰国したいと思った時は日本で帰化申請または永住権申請をすることになる。永住権は日本に10年以上住んでいて働けるビザを5年以上持つことが必要なのでどちらかというと面倒だけどNZの国籍を保持できるメリットがある。



tom_eastwind at 12:35|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年06月23日

2016年参院選開始

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首相は福島県郡山市の街頭演説で「アベノミクスは失敗していない。道半ばだ。やるべきことは、この道を力強く、前に進んでいくことだ」と強調し、アベノミクス継続への決意を示した。

http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2016/news2/20160622-OYT1T50075.html

***

 

「俺はまだ本気出してないだけだ!」とか「俺はまだ負けてない!」と言ってるアベノミクスであるが、確かに日銀がカネを流し込み続ける限り負けることはない。

 

そしてアベノミクスで道半ば、まだやってないことがある。それは政府の構造改革だ。「そこ」をやってないから今はまるで底の抜けたバケツに水を流し込んでいる状態になっているのだ。

 

問題はその実態を把握している海外ファンドあたりが時期を見て日本市場に何か仕掛けてきたらとんでもない騒ぎになるだけだ。

 

しかしそうなれば今度は「悪質な外資ファンドが成長中のアベノミクスを潰した」と言えば良い。

 

要するにどっちに転んでも絶対負けを認めない、俺はまだ本気出してないだけとなる。

 

そしてテレビと新聞が情報のすべての世代からすれば自国の首相が何度も何度も失敗ではありませんと言うと「おー、そうなのか」という気分で選挙に行くことになる。

 

野党統一候補が乱立しても「おいおい、そりゃ選挙対策だろ、ずるいな」って話になる。選挙の争点で「野党ではなく野合!」と主張されると何と答えるのだ?「勝つためには仕方ないんだ!」とでも?じゃあ、勝った後は?

 

全くどっちもどっちの選挙戦である、笑うしかない。

 

その中で日露交渉が進んでおりこっちのほうが面白い。交渉の裏には鈴木宗男の顔もちらちら出て来てる。北海道では国会議員でもないのに国会議員より強い力を持ち娘を自民党に入れなおしさせるなど、次第に実力を取り戻し始めている。

 

北方領土は日本がロシアと仲良くならない為の障壁であった。冷戦が始まり太平洋でロシアと中国を正面に迎える日本を不沈空母として西側に引き止めておく為の手段でもあった。

 

冷戦後も北方領土交渉は続いたが日本側もロシア側もその時のお国事情でまとまらなかった。

 

今年後半、安倍首相はモスクワを訪問する。鈴木宗男が力を取り戻して日本は何時迄も米国の傘の下ではいられないことがトランプ氏の主張で見えてきた。

 

政治にはタイミングがある。今度は何か進展があるような気がする。



tom_eastwind at 14:29|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年06月22日

インド人学生ビザ国外退去

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ニュージーランド移民局は、数多くのインド人学生に対して国外退去を求める通知を発行している。ビザ申請の提出書類に不正な点が見られたからだ。

 

学生は、ニュージーランドで勉強をしてる間、生活してゆける資金があることを証明する必要があるが、この証明書類が偽造されているケースがあるとのこと。

 

移民弁護士のアリスター・マクライモン氏によると、この疑惑の対象となる学生は、数多くに上るという。何人もの学生がこの嫌疑をかけられているが、基本的な状況は皆同じであると説明する。

 

「彼らは留学エージェントを信頼し、学生ビザの取得代行を頼んでいる。学生たちは、エージェントが移民局に提出している書類については何一つ知らない」とマクライモン氏。彼らは移民局が、提出書類に偽造文書が含まれていると通知すると、一様に驚くと言う。

 

エージェントは、銀行を使わない家族のために口座残高証明の書類を手配するよりも、偽造した方がはるかに簡単であるため、偽りの書類を提出してしまうのだ。

 

このような不正を防ぐため、移民アドバイザーのように、エージェントにも認定資格を設けるなどの工夫を求める声があがっている。

 

しかし一方では、認定資格を設けるなどして、留学手続きを困難にしてしまうと、留学生が減少する結果にもなりうると懸念されてもいる。

http://nzdaisuki.com/news/general/1575-2016-06-21-2

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インド人学生ビザについては以前統計と共に書いたが、つまり何とかビザが取れた学生でも移民局は追跡調査をやってるってことだ。移民局は必要に応じて私立探偵も雇う。

 

実態としてはインド国内で「お金がなくても学生ビザ取れますよ」と宣伝しているわけでそれを観た学生が申し込みをしているのだから、最初から出来レースである。

 

このマクライモン氏という人がどのような立場で発言したのか不明だけど

「彼らは移民局が、提出書類に偽造文書が含まれていると通知すると、一様に驚くと言う」じゃなくて、彼らは「一様に驚くふりをする」と言うのが正解だ。

 

日本から学生ビザを申請するとまず問題なく通るがそれだって日本が豊かな国で不法労働しないと移民局が判断しているからだ。

 

だけどこんな風に中国人やインド人問題でビザのステイタスに厳格さを要求されるようになったことは日本人としてもこれから「今自分が持っているビザは正しいビザか?」と留意すべき点だろう。



tom_eastwind at 14:08|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年06月21日

家族移民

最近は30代前半の家族移住希望者が増えている。10年前ならどうして?だし20年前なら「あり得ん」である。そこで少し考えてみた。

 

まずこれから10年後の日本を考えてみよう。2026年、オリンピック景気は終わり残されたものは莫大な社会保障費や医療費、非正規労働、学校教育の皇民化。

 

増える老人、減少する若者。ここを東大卒の連中がどう仕組んでいくか?当然だけど増税である。

 

財源としてはまず消費税。この時財務省は必ず海外を持ち出して「どこそこでは15%!」とかやる。また消費財源は社会保障に限定しますって言うだろうがそんなの誰が信じるか。

 

それから国民年金とかも支払いが激増する。

 

もともと国民年金始めた時もお金を払っている本人は自分の年金だと思ってた。ところがこれが違ってた。政府からすれば団塊の世代から受け取ったお金は最初の数十年は誰も年金貰わないから毎年の支払いは必要ない。

 

なのでその期間お金は政府に全部吸い取られて年金会館とかグリーンなんとかとか、建設会社と役人が自由に使えるお金となった。

 

そしていまになって年金財源不足だと?年金受給者が増えるこれからも労働者全体で支えるだと?じゃあお金使った政府責任はどうなるのだ?何で現役世代の若者に増税するのだ?

 

これから急速に増える老人ばかりの街でが税金をう?老人の年金は若者の給料から払われるが労働者人口が減少して年金受給者が増えればとんでもない話になるのは目に見えてる。

 

けど政府からすれば「あなたは日本に居住しているのだから納税は義務です」とやる。

 

話はちょっとそれるが日本では外国からの短期駐在員に対してでさえ厚生年金を払わせている。払う方からすればあり得ん。おれは任期終わったらすぐ自国に戻るのだ、日本の年金の世話になど物理的にあり得ん。けれど強制徴収される。一体どんな不公平国家じゃ?

 

こうやっていつの時代も日本政府は国民を生かさず殺さず考えさせずに国家に忠実に納税する機械(奴隷)として扱った。今回は違うとどう言えようか。

 

これに更にインフレーションを起こして国家負債を減らす方法もある。それは給料が上がれば良いがそうでなければスタグフレーション、給料が上がらないまま物価上昇で実質的な賃下げとなる。

 

国民にとってはどの札を取っても政府の勝ち、自分の負けであることが分かる。そういう時政府がはぐらかして言うのはこうだ。「いいか、ここにコインがある。表が出れば俺の勝ち、裏が出ればお前の負け」

 

自分の子供がそんな世の中で育つ事を考えると今出られるうちに無理しても出よう、もちろん自分たちは大変だけど日本でこれから起こる「確定した奴隷状態」とニュージーランドのように「まだ全然確定してない未来」を比べれば、出て行く選択肢もある。

 

子供のために未来のある国へ家族で移住する。こういったところだろうか。



tom_eastwind at 10:47|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年06月20日

偽装結婚

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2016617

ニュージーランドに住むために、偽のパスポートを使用した中国人女性が、26ヵ月の懲役の判決を受けた。

 

Yunjuan Liは、偽りの情報で移民局のオフィサーをだまし、偽のパスポートを手に入れ身分を騙ったなど、6つの罪状により、実刑判決を申し渡された。

 

ニュージーランドのビザを却下された後、Liはある旅行エージェンシーの助けで、彼女と18歳の息子の身元を偽装した。

 

新たな身分で、彼女はあるニュージーランド人と結婚し、2011年には永住権を取得した。

 

その後のニュージーランド移民局の調査で事態が露呈し、現在移民局は、彼女を国外追放できるかどうかを探っている。

http://nzdaisuki.com/news/general/1568-2016-06-17-2

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NZのウェブサイト「NZ大好き」は色んなネタを提供してくれるが、こういうのは如何にも「僕らって外国にいるんだよね」と思わせる。

 

もちろん普通に日本で生まれ日本で育ち日本で生きていく人には思いもつかないような話であるがここ移民の国ニュージーランドで中国人となれば「あー、あれね」で終わり、数ある多くの例の一つにしか過ぎない。

 

僕もクイーンズタウン、Aucklandで中国人社会を観てきたが彼らのやることは本当に大胆である。というか、今の大陸中国ではそうやらないと生きていけない状況がある。

 

「バスに乗り遅れるな」どころか、このバスを逃したら最後だと腹を括ってバスに飛び込んでくる時、中国人は後先考えない。

 

中国共産党とニュージーランド移民局、どっちが厳しいかって考えなくても分かる。共産党だと殺される、NZ移民局はせいぜい刑務所入りだ、それも滅多にバレないし滅多に逮捕されないし更に滅多に刑務所に行くこともなく更に更に刑務所で殺されることもない。

 

そこで蛇の道は蛇である。何でも印刷する中国印刷所、何でも手配する会社、腹をくくった親子が揃えば舞台は出来上がり。あふぉキーウィにカネ掴ませて結婚詐欺。

 

2011年頃はまさにそういう年であった。中国人手配師が街の浮浪者キーウィに声をかける。「おい、一週間で5千ドルの仕事をしないかい?北京旅行付きだぜ」

 

男にパスポートを取らせて風呂に入れて綺麗にしてカッコいい服を着せて男は北京行きの飛行機に乗る。

 

つまり北京で結婚相手を探している女性に浮浪者キーウィを紹介して結婚して女性がNZ永住権を取得する方法だ。

 

これなどAucklandで問題になった時手配師がテレビの取材に対して「何が問題だ?皆が幸せじゃねーか!」と言い返してたのを覚えている。

 

当然だがその後結婚詐欺ビザに対しては非常に厳しい審査が行われるようになった。審査官が偽装結婚だと疑えば二人を移民局に呼び出して別々の部屋に入れておなじ質問をする。「あなたはベッドのどっち側に寝ていますか?」

 

羽田空港国際線の外国人用入国審査窓口には「かがんでくぐらないでください」と書いている。窓口に近づき審査官が目をそらしてる間に親子で逃げ切ってしまう人たちがいるのだ。

 

日本にいると見えない世界である。



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2016年06月19日

多忙なり

何だか今週は気ぜわしい週だった。いろんな案件が舞い込んだ。会社売却、不動産売却と日本へ資金移動、レストラン視察、不動産開発視察、それだけこの街が忙しいって証拠だろう。

 

もう冬に入ったのでNZに来る観光客の数は減るがAucklandは観光客よりも通常のビジネス市場が圧倒的に大きいのでシーズンオフがない。

 

北半球では現在どこの国でも生産性危機とか消費の収縮が起こっている。そしてそれが先進国においては二極化を固定化させている。

 

けれどAucklandのシティで仕事をしていると「それってどこの話?」と思うくらい皆よく走り回っている。あ、走り回ってるのは日本も皆同じか。

 

二極化は始まった当初の1990年頃はそれほど意識されていなかった。しかしその後の生産性向上で真ん中の仕事は人間不要になり真ん中で働いてた人は下に行くしかなかった。

 

これを当初は多くの人が「そんなのおかしい!」とか言ってたけど企業の論理は明確だ、中国に外注すれば1万ドルで出来る作業を、何で日本の企業に3万ドル払うか?

 

日本人の賃金がその日本人と同様の労働能力を持つ中国人と同じになるまで収斂される。一物二価はいずれ一物一価になる。これは世界的な生産性の向上であり逆戻りすることはない。

 

もう潮目が変わったのだ。自分がどれだけ自分だけの正義を訴えても意味はない。自分が労働力として力を付けるしかない。



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2016年06月18日

3ヶ月工場でほぼリストアしてた車が整備終了、週末にあちこち走って確認する。この車は1997年製作なのでもうすぐ18歳だけど、外見は良い。ほぼクラシックカーでもある。

 

なので内部の修理や補修をやってもらい時間かかったけど、やっとこれでエンジンかかる。

 

さあ明日から乗り回す。



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2016年06月17日

駆け込み寺

Aucklandは狭い街である。そして他人を妬む事しか知らない連中が多い。誰かが成功すれば素直に喜べば良いものを、どうしても自分のちっちゃさと比較するのだろうか?

 

突然に古い知り合いから会社売却の話があり、昼飯食いながら聴くよって事にした。売却価格や資産査定の話をすると「え?そうなんですか?」

 

彼はAucklandで長くビジネスをしているが法律とか会計面は詳しくないので不思議な事ばかりらしい。

 

これって駆け込み寺だな、そう思いつつ話を聴くと、何でも占いの先生に「今年売れ」と言われたとの事。そうは言ってもこのビジネスモデルはこのままでは売れない。

 

何故このままでは売れないかを説明して、だったらどうするかを説明する。約1時間の昼食会議で説明終了。

 

こんな駆け込み寺もありだ。



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2016年06月16日

レミュエラ レストラン視察

この街に来るのは数年ぶりだろう、古くて良いものがそのまま残っている。今日はレストラン出店視察でこの街にどんな日本食が合うのかを考える。

 

現場レベルでは「いいですねー」と言われているがこの国は契約社会であり雰囲気だけで決めることは出来ない。なので現物を観て話を聴いて一旦持ち帰る。

 

まずは何よりも空っぽの箱である店舗をレストランに作りなおすことが出来るのか?営業許可を取得するまでの時間は?

 

レストランで何より難しいのは営業許可であり、半年待ちなんてのも平気でありだ。その間空家賃を払うことになる。

 

場所は良いんだけどな−、いつ開店出来るんだ?



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2016年06月15日

親の都合で

今日は15年来の久しぶりの来客がある。北京に行ったりキャンベラに行ったりと忙しい生活をしているがあいも変わらず元気そうで何よりである。

 

それと面白いのはこの家族はいつもいろんな国でそれぞれに生活をしておりあまり国境のこだわりはない。英語はネイティブだし日本語の読み書きは親から仕込まれているので日本での生活も不自由しない。

 

これでご本人たちは日本国籍を保持したまま皆さんいろんな国で自分の好きなことが出来る。

 

しかしそれはあくまでも親が子供に言語も含めてきちんとした教育を施した場合の話である。子供が世界のどこでも生きていける能力を付けた場合は自由を楽しめる。

 

あなたの国はどこ?文字が書けるの?話せるの?

 

根無し草という言葉は一時期ニュージーランドでも流行った。親が自分の仕事が忙しくて反抗期の子供が面倒だからとニュージーランドや豪州に「留学」の名目で島流しをする。

 

現地の留学サポート会社は学校の手続きや病気、ホームステイ等の手続きはやってくれるが心のサポートはしてくれない。ましてや日本語を教えることもない。

 

中学生でAucklandに留学に来た女の子がいた。彼女にはガタイの良いマオリのボーイフレンドがいて一緒に住んでた。

 

するとある朝、すごい音で玄関を破られて警察が入ってきて彼氏を連れて行った。何と彼は強盗犯人だったのだ。

 

彼女は英語を話すことは出来る。けれどNZの裁判制度や警察のしくみが分からないから何をどこに聴けば良いか分からない。

 

日本語で話を聴くと中学生低学年のままである。敬語などもよく分からない。裁判制度を日本語で説明すると、日本の裁判制度自体わかってない。

 

つまり英語だろうが日本語だろうが「裁判」の概念自体が理解出来ないのだ。

 

つるむ仲間も似たような環境で親に捨てられたようなものである。こういう彼らの特徴は自分の根っこが無いという事である。

 

国籍は日本人だけど日本の事が分からない。けれど勿論キーウィでもない、根無し草なのだ。どちらにもルーツがなくその日を流して生きるだけ。カネは親が送ってくるから生活には困らない。けれどどちらの国の文化も理解出来ないまま年だけ取っていく。

 

勉強は適当にやるから成績はごく普通、日本語の読み書きは中学生で止まっている。そして何よりも親が側にいない。中学生の子供は自分の進路なんて分からないし親も適当に放置しているからますます先が見えない。

 

そのうち仲間同士で「ね、ちょっとあれ、やってみない?」となる。麻薬だ。

 

昔豪州を舞台にした留学生のドラマがあった。これも親から送り込まれた子供が現地で不良化して次第に麻薬に染まっていく筋書きとその悲劇的な後日談だ。

 

日本に戻ると何となく日本人じゃない、もちろんキーウィでもない。どちらの言葉も文化背景など根っこがないからおしゃべり言葉しか出来ずきちんと話せない。

 

こうなると子供が自分のアイデンティティを失ってしまう。

 

留学生だけの話ではない。「好きになった人がキーウィだったの」と勘違い結婚して現実観て離婚して母親はシングルマザーとしてニュージーランドで働くことになり忙しい、そうなると子供は自分のアイデンティティを失う場合もある。

 

親の都合でも子供に2つの国を行き来出来る自由が与えられるのならば良いことだ、人生の選択肢が増える。けれどそうでなければどっちつかずで根無し草になったりアイデンティティ失うことになる。



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2016年06月14日

東芝

最近は三菱自動車と日産の話が人気だけど東芝の話は終わってない。すでに経産省の下部団体として支配されてこれから原発建設に進むのだ。

 

1950年代において資源のない国の夢の資源、それが原発だった。経済産業省は国策として進めてウランの再利用施設まで作った。

 

ところが再利用施設は稼働せず夢は崩れだしている。また原発が一つ吹っ飛ぶと一つの地域が吹っ飛んでしまい何年も人が住めなくなる事はやっと普通の人にも分かる時代になった。

 

それでもなお経産省が東芝を助けてウエスチングハウスを守るのは外国で原発を作り技術を国内に残すためだろう。日本国内ではもう作らないからいいでしょ、みたいなところか。

 

けれどこれから中国やインドは原発を作る。特に中国の場合、日本の西側にいて風が西から吹いている。

 

中国人はその性格上管理に向いてない。だから新幹線事故とかが起こる。その、管理向きでない中国人が原発を管理したらどうなるか?

 

彼らは管理を始めるとまず手抜き(合理化)を考える。お、これ無駄な工程だよね、省いてしまえ、となる。

 

そうやって原発に求められる二重三重の安全弁を次々と取り外していく。最後は稼働スイッチと管理者のみ。管理者が椅子にあぐらをかいて昼寝してて思わず何か余計なボタンを押したらどうなるか?

 

風が西から吹いてくる。それでも経産相は自分たちの国策を変えようとしない。彼ら東大法学部卒のエリート先輩が40年前に作ったルールに間違いはないのだ、決定的に外圧で変化させられるまで。



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2016年06月13日

また永住権取れた

何だか日本人向けキャンペーンでもやってるのかと思うくらいだが、最近よく取れる。

 

今日の案件も時間はかかったが周囲をがちがちに固め弁護士と徹底的に細部まで詰めて出したので勝算はあった。質問が来ても全部潰せるね、そう弁護士と話して提出した。

 

そう思ってるうちに永住権が取れた。お客様も取れるまでは不安だったろうがこれで周囲に報告出来るだろう。

 

最近の移民局の流れとしては申請数が多い「中国人からの申請」と「中国以外のアジア」と括り中国人には専任の担当者を置き対応しているようだ。

 

中国人向け特別サービスというか実質的な人種差別と言うか判断は分かれるだろうが現場からすればありがたい話である。これで日本人向け担当者の決定や審査で待たされることもなくなる。

 

以前は移民局としては申請が来た順番に受け付けてたので、ややこしい中国人の申請が山程積まれているとそこが優先となっていたから他国の申請が後回しにされることがあった。

 

7月からは日本からNZ移民局への申請先も変更になる。ちっちゃい国なのでビザのルールはしょっちゅう変わる。もう、3ヶ月単位で変わる。なので今のルールで2年後の申請などをがちがちに考えてもあまり意味はない。



tom_eastwind at 10:43|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年06月12日

フッ素神話

丁度何気ない理由からフッ素を調べてたらこんなウェブサイトを見つけた。歯医者さんのサイトである。

 

***

歯磨き粉などに添加されているフッ素は残念ながら毒物です。ではなぜそんな毒物が、虫歯予防に使われるようになったのでしょうか?

http://www.friends-dc.jp/フッ素の危険性/

***

 

うーん、これはどうだろう。確かにフッ素という名前には毒性を感じるが世間一般では予防に使っているところがある。もし毒であればそれを歯に直接塗りつければ病気になるでしょ。

 

ということでこのサイトの方は具体的にどのような危険性があるか書いてます。まずフッ素を使うと能に直接影響が出て知能指数が下がる。フッ素を使ってない地域と使っている地域で比較調査をしたとの事。

 

色んなデータが出てくる。こういうのってどうなんだろう、今までは安全と言われてたものが実はそうではなかったというのは我々の日常生活で身にしみているわけだ。

 

この件については素人の僕が調査結果を観ても分からないが、この結果に従えば子供の虫歯予防にフッ素を塗る理由も出てくる。ちょっと怖い話だが筋は通っている。

 

一体何が本当か素人のぼくらには分からないが、ちょっと怖い話である。



tom_eastwind at 20:05|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年06月11日

Auckland不動産市況

一年前の今頃不動産予測の記事を書いた。あれからまだバブルは吹っ飛んでない。それでもやはり今年になって中国人の爆買いが控え局面に入った。

http://tom.livedoor.biz/archives/52191059.html

 

去年はバブル崩壊で510%の価格下落と書いたが、今の認識では20%までいく可能性もある。それは不動産価格上昇が去年20%近かったからだ。

 

但しそれはあくまでも中国人による「売って現金化するしかない」ファイアーバーゲンが起こったらであり、人口上昇は続いているので彼ら中国人物件をインド人や自分が売ったキーウィが安く買い戻すなどがある。二度売りする為だ。グリコのようなものだ。

 

また価格が下がればキーウィは売らない。何故なら彼らは仕事はあるしローンは払えるし価格を下げてまで売る理由がないからだ。価格下落状況では誰もが売らないので物件が不動産市場に出てこない。

 

一般市場で言えば不動産が適正価格に戻るだけだが、だからと言って安売りはしない。従って個人不動産市場では半年ほど冷えるだろうが、その後また物価上昇に合わせて物件が出てくるようになり成長していく。

 

不動産会社が定期に行うアパートオークションは去年は出れば何でもいくらでも買う中国人がいたが、例えば先週のオークションは10件のアパートに対して3件が売れたのみ。売る方も価格下げて売る事はないのでオークションは短時間で終了した。

 

中国人参加者は二組のみで、それも「見てるだけ」である。他のオークション参加者からすればやはり設備に比べて高すぎ、利回りよくても本体価格いずれ落ちるでしょって感覚であろう。

 

このあたり、アパートはそろそろ人々に「高すぎでしょー」と本気で思われ始めているのが分かる。

 

一軒家なら自分の土地があるからまだしも、アパートは土地は按分所有だしアパート管理組合の法的仕組みも人々の頭の中ではまだしっかり理解が出来上がっていない。

 

なのでアパート所有者同士でもめるとどうしようもない。それがまた周りに気を使う中国人や自分の意見を言わないインド人ならよいのだが現実はそうではないから困ったものである。

 

なにせ彼らは自分の意見を押し通すだけで世間一般的な話し合いの常識を持ちあわせてないから議論にならない。

 

例えば駐車中の車にぶつけると「こんな場所に停まってたお前が悪い、ぶつけた俺が被害者だ」となる。会話が成立しないのである。

 

ちょっと話はそれたがAucklandの不動産、調整局面は来るものの、それが何時かってのは習近平でさえ知らぬことである。習近平が自分の命日を予測出来ないのと同様だ。



tom_eastwind at 17:46|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年06月10日

つるまない

数日前の「移住の風景」では渡航したら実生活が始まるわけでそうなると真剣勝負、常に頭を使って今何が出来るかを考えて実行することが大事だと書いた。

 

実際に永住権が取れてから2年経過して無制限永住権になった時点で先が見えず日本に帰る家族もよくある話だ。

 

けど2年あれば何か出来ただろう、誰かに頼らずに自分の腕だけでニュージーランド生活を維持するためにやれることはなかったのか。

 

続いて似たような時事ネタになるのだけど今度は自分自身の問題ではなく生活環境の問題である。

 

日本人の悪い癖として移住先でもすぐ日本人同士で「つるむ」というのがある。「子供の学校が同じで〜」とかだけですぐつるむ。

 

とにかく相手の背景も知らないままに仲間内でベタベタとひっついてお互いに自分の良い面だけを見せて仲良くなり「今度お茶でもー」で集まってお互いを褒め合うおしゃべりが始まりお互いどっぷりと「あたし、いけてるー」と自己満足に浸る。

 

何度か自己満足茶した後に今度は自宅パーティだ。ここでもお互いの料理を「素晴らしい!」とか「美味し過ぎー!」と褒め合う。ちなみにぼくはこの「〜過ぎー!」という単語を見かけた瞬間その使用者の国語力に疑問を持つ。

 

さて本題だ。お互い何時迄も良いことばかり言ってはいられない。現実の生活があるわけでそうなると今度はお互いに相手が自分に何か出来ることはないかと考える。

 

俺たち仲良いよね、だったら相手と自分のこれを組み合わせたらうまくいくぞと思ってビジネスをやろうぜって提案する。この時点ではお互いに了解している。

 

ところがこれはお互いが「自分の利益のため」にやっている。ビジネスが上手く行けば俺の頑張り、悪くなればあいつの責任だとなる。だから何か問題が起こると互いに「あいつが悪い」となる。

 

細部も詰めないままだから問題は当然解決しない。そのうち相手の悪い面が出てきていつの間にか大きなトラブルになる。

 

こんな狭い街であるからそうなるともう理屈ではなく感情論になってしまう。

 

日本のベタベタした人間関係が嫌だと思ってAucklandに来たのに更に同じようなトラブルに巻き込まれる。

 

それまでは良い友だちでありべたべた仲間だったのが突然敵になり戦いが始まる。そしてこの戦いはどっちが勝とうと関係ない、一旦壊れた人間関係は二度と元に戻らない。

 

ちょっときついようだが、ニュージーランドには遊びに来たのではないだろう。

 

日本人だからとつるむ前に自分が今の状況を進めるために、自分の身を守るためにもあえて日本人同士ではつるまないという選択肢も必要だと思う。



tom_eastwind at 16:31|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年06月09日

住環境

Aucklandに到着すると真っ先に感じるのが空気の違いだ。空が綺麗である。

 

人間は空気なしでは5分と生きていられない。それほど大事な空気なのに普段人は空気の質を気にしない。吸えればいいやくらいだろう。

 

けれど空気は誰もが毎秒ごとに吸ってるわけでそこに悪いものがあって体に吸い込めばいずれ体に堆積されて病気になる。

 

人は本来危険を察知する能力がある。自動車が正面から突っ込んでくる→危険だ→左に避けろ、みたいなのだ。

 

ところがこれがじわじわ来るやつでおまけに空気など眼に見えないから「ま、いいや」で吸ってしまう。

 

特に抵抗力のない子供が悪い空気を吸い続ければ大人になるにつれて病気を発症するようになる。今福島で起こっている甲状腺がんと同様である。

 

日本で公害が酷かった時代は光化学スモッグというのがあった。今の中国の大気汚染のようなものだ。

 

空気、水、食料、自然エネルギー、やはり住むならニュージーランドである。これは毎回感じる。

 

空気がきれいなのは吸えば分かる。

 

水。僕がクイーンズタウンで生活を始めた頃、ワカティプ湖の水は普通に飲んでた。

 

食料、特に野菜。僕は日本にいる時野菜の味が酷くて不味くて食わなかったが、NZの野菜が甘くて美味しい事がわかりそれから野菜を食べるようになった。

 

住環境で言えば日本の将来リスクは中国の原発リスクだ。彼らはリスクを恐れずに原発を作るが、原発吹っ飛んだらそのまま黄砂に乗って日本に放射能上陸である。

 

リスクをゼロにすることは出来ないがリスクを低減することは出来る。家族でニュージーランドに住んでお父さんは日本に出張して仕事をする、この選択肢はありだ。



tom_eastwind at 16:30|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年06月08日

出張終了

今日で東京の仕事はすべて終了、羽田に向かう。恵比寿から羽田まで30分なのだから本当に楽である。

 

10年前は時代遅れの過激派向けゲートがある成田空港に飛んでそこからリムジンバスでラブホテル街道を下って東京に入ってた。

 

途中では白人の子供がお父さんに「ね、お父さん、何でこんな山の中にホテルがいっぱいあるの〜?」と素直に聴いていたものだ。

 

羽田は最新の設備と動線が出来ており有り難い。飯も美味い。成田のラーメン屋のように湯気の上がる店もない。ついでに言えば成田到着ターミナルの千葉産野菜売り場もない。そう言えばあの野菜売り場、今でも到着ターミナルにあるのかな。

 

別に羽田を手放しでべた褒めにしているわけではない、今までの成田がひどすぎたから何でもよく見えるだけだ。

 

元々羽田拡張でいけば良かったものを技術的問題とかで無理やり千葉の山の中に空港を作ることを決めてそこに住む農民から土地を取り上げた。ここからボタンの掛け違いが始まる。

 

国家が個人の財産を取り上げる場合はよほどの理由が必要であるが、利権以外のたいした理由もないのに自民党の偉いのがここに空港作ると言って話が固定化したところからこの空港は様々な問題を抱えることになったのだ。

 

地元との話し合いもまとまらないまま「空港を作ることありき」で現地住民と土地争いが始まった。そこに安保に負けた過激派がやって来て共同戦線を張った。

 

成田空港の開港経緯の杜撰さはウィキでもAmazonでもすぐ見つかる。興味のある方は是非ご覧頂きたい。

 

僕はテレビで成田闘争を観ながら「なんちゅーこっちゃ」と思った。インターネットのない時代でも普通に考えればどっちが悪いか分かる。

 

土地の強制収用が行われ空港工事が開始され、それでもいつ過激派に攻撃されるか分からないので警官と警備員で空港を守った。

 

それが開港後も車で入る時の検査ゲートであり、地元千葉の人々を失業対策として雇用しているのか真夏も真冬も外に立って仕事していたが、これなどは空港建設の最初のボタンの掛け違いが30年間も全く無駄な作業に費やされたというわけだ。

 

当時一番危険なのは航空機用燃料を成田空港まで運ぶパイプラインであった。長いラインのどこを狙われても効果は同じであり、どっかーん!パイプライン沿いの千葉の街は大変な騒ぎになると言われていた。

 

テロ対策がある為に利用する側からは利用しづらくテロ対策というにはお粗末な状況が長く続いた。テロ対策をしなくても良いように最初の準備をしておけばこのような問題は起こらなかったのだ。

 

「北ウィング」という歌も流行ったがそのウイングの店はすでに昭和の歴史館である。

 

さあ、これから約24時間で香港経由Auckland到着。成田のようなムリをせず羽田のように変化をしつつ確実にやっていこう。



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2016年06月07日

移住の風景

移住には成功も失敗もない。移住、それは目の前に広がる単なる風景である。それなのに何か勘違いして永住権取れたらゴールなんて思っている人が目立つがそれは通過点でしかない。

 

通過出来るかどうかは状況次第であるが移住そのものはニュージーランドに足を付けた時から始まっているのである。

 

なのにまるで永住権待ってます、その間花を育てます野菜を作りますってのを観てると正直納得出来ない。今は仕事が出来ないのなら独学でも良いからこの国で役立つ知識を学ぼうとしないのか?

 

この国が必要とする技術は移民局のサイト観れば分かるわけで自分の時間をどう使うかまで移民局に制限されていない。

 

つまりどのような状況であれ学ぶのは自由なのである。そしてそれこそが通過地点を過ぎた後に経済生活の役に立つ。

 

通過地点の風景を観てどちらに進めるかでその後のあなた達の生活が良くなるか悪くなるかが決まる。つまり何であれ今出来ることを精一杯やることが大事なのだ。それを後回しにして蝶よ花よでは将来が危ぶまれる。

 

永住権を取得することだけを目的にやって来てもその後どうするのか?経済生活をどう構築するのか?ワークビザが取れたとしても子供の学費免除は何時まで続くのか?

 

物価高のAucklandで高い給料を得ることが出来るのか?何時まで賃貸住宅なのだ?先を観れば永住権よりも現実の生活の方がずっと大事であり今後のAuckland経済の成長がどっちに向かうのか不透明である現状、出来る時に出来ることをする、そうやって努力した人に神様は微笑んでくれる。



tom_eastwind at 11:20|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年06月06日

二人の老練なるビジネスマン

今回は東京で2回お客様と夕食である。最初の方はお付き合いが30年近くになる。香港時代に非常にお世話になったお客様(繊維関係)でありその彼が香港を引き上げて東京に出てきて今度はレストランビジネスを始めた。

 

これがまた大成功して日本国内に次々と出店中なのだが、この方からAucklandの会社に電話をもらったのが一ヶ月ほど前。「よー、どうしてますかー、飯食いましょうよ」とお呼ばれを頂き今回は恵比寿のざっけない小料理屋のカウンターでいろいろと話をする。

 

この方は1980年代から90年代にかけて香港で成功したビジネスマンで当時はお世話になったが、それがまた日本に戻ってまで繋がるとは本当に世の中は面白い。

 

彼が凄い点は自社の売上を話す時も堂々としており全く嫌味がないところだ。そして現在のビジネスモデルに転換する際も、なんてか“さら”っとやるのだ。

 

威張ることもなく堂々と自慢するのに、まるで子供がおもちゃを組み立てて「ほら出来たよ!」というような感じである。

 

僕がニュージーランド移住するので退職の挨拶にお伺いした1996年、彼のオフィスは香港の九龍側、クントンの工業地帯にあった。

 

「え?ニュージーランドでっか!すごいですな!」と、すごいびっくりされた。この時彼は自分の方が海外で数千倍凄いことをやっていることを意識していないのが彼らしい。

 

彼にとってニュージーランドは想像もつかない国でありそこで知り合いがビジネスを20年もやっていると聴いて興味を持ってくれるのだろう。僕のビジネスモデル、とくに医療通訳に興味を持った。そして一旦興味をもつと一気に話を核心へとぐいぐいと食い込んでくる。

 

医療通訳のビジネスモデルは、日本の保険会社と当社が契約して日本から来た旅行客に旅先での医療通訳を提供するものであった。

 

旅行客からすれば現地で無料で診察、通訳、薬がもらえるわけで有り難い。保険会社からすれば途中に介在する会社(アジャスター)を通さないので安く収まる。

 

ご本人は「ほー、それで月に何人ですか?」と普通に聴く。僕は普通に「年間で約1,000人です」とお答するとびっくりされるがすぐに理解してもらえる。実に頭が柔らかいのもこの方の特徴である。

 

その後彼が最近福岡に出店したお店の様子などお伺いしながら美味しい食事と会話を楽しむ。

 

次はいつですか日本出張、715日頃ですと答えると、じゃまた飯食いましょう、予定決まったら電話下さい、絶対ですよ、はい分かりました。

 

お二人目はAucklandで長い付き合いで新橋の飲み屋街で夕食。この方は目から鼻にぬけるスマートさがありむちゃくちゃに計算が早く回転が早く精神力が強い、もうどんどん押しこむ話をするんだけどそれが当たっている。

 

言われてみて「あ、そうか」と気付きがあり、やはり先達の言葉には学びが多い。彼は20代で起業して成功してバブル崩壊も生き残った本当に数少ない経営者である。

 

そんな人の言葉だから内容は半端なくきついけど彼が僕を東京で夕食に呼んでこんな話をするのも何も彼に話し相手がいないからではない。有り難いことである。

 

今回は特にAucklandの郊外不動産について長期投資の視点で話をする。郊外に土地だけ買っておいていずれ開発の波が来た時に売り抜ける、5年単位のビジネスだ。

 

このお二人はいつもお供なしで自分一人で行動する。大名行列は不要である。自分で会社を作って自分で判断して行動する。人を侍らかすことを喜ぶことの無意味さをよく理解しているからだ。

 

それにしても東京最後の夜は烏森神社のふもとのお寿司屋さんという何とも奥深い新橋でした。



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2016年06月05日

若い起業家たち

今日は投資家ビザのまだお若いお客様を二組面談する。

 

一組はすでに永住権が取得出来て今後の投資をどうするかの状態である。もう一組は今回が初対面で投資家ビザ取得可能性について話をする。

 

偶然だったのは両方とも投資用資金を自社株で確保していること。

 

若い頃から仲間と会社を興して朝から晩まで働き会社を成長させ上場させていってる。

 

凄いものだ、実に賢く自分の話していることをきちっと把握しているしこちらの話を見事に整理して理解してくれる。それぞれ業界は違うが頭の良さは同様に素晴らしい。

 

そっかー、日本で起業する人たちってこういう人たちなんだな、感心しながら話のすりあわせを行う。

 

お子様がまだ幼児なので現地の学校に行っても英語が出来ないか心配というが、ここはいつものように「子供の心配より親の心配をしろ」である。

 

子供は英語環境に馴染む。馴染めないのは親の方である。ここになると優秀な彼らも単なる人の親である事がよく分かる。

 

今日の東京は梅雨入り前か、暑くも寒くもなく過ごしやすい天気である。



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2016年06月04日

金正恩

中国と北朝鮮が会談を行った。核技術開発継続、並進して経済成長を狙う北朝鮮がその方向性を習近平に直接説明しての発表となった。

 

その後北朝鮮は食料100万ドル分を要求、50万ドルなら出すとの、まあ訳の分からないせこい話をしている。

 

中国はそんなに甘くない。朝鮮戦争で中国と北朝鮮は組み米軍と戦い何とか食い止めて、その後お互いに義理兄弟となった。しかしその時の「一世」はもう殆ど死んでいる。

 

新しい中国軍部からすれば北朝鮮からそんな古文書を持ちだされても「いい加減にしろ」である。

 

金正恩が取る国際的挑発行為は中国も含めてだれもを信じることが出来ない恐怖状態であることが分かる。

 

しかしなー、命なんてどうせ一つなのに金正恩が子供の頃に帝王学を学ばなかったのかと思う。兄貴がやってくれると思って遊び歩いてたのか。

 

主席就任時の体重は70kg程度、ところが今では130kg、これはもう俺が殺されるんじゃないかってストレスでバカ食いをやった結果だろう。

 

金正恩が直接部下に命令して首脳部を次々と粛清しても心のなかの恐怖は消えない。側女を侍らせて酒池肉林、ちょっとでも逆らう家臣はその場で処刑。まさに古代中国の悪王だ。

 

もともと朝鮮は「小中華」を長い間国策としていた。この国策は中華帝国を常に兄貴分として敬い中国式の国家経営を持ち込むものだった。

 

それがうまくいかず朝鮮経済が何度も飛散な状態に陥ったのは歴史の裏に隠されている。

 

金日成が抗日戦争の英雄であり白頭山の虎であると言われたのも嘘である。まず白頭山の虎とは当時では単なる馬賊であり農村を襲撃して食料を奪う存在であった。

 

その馬賊を逮捕するために派遣されたのが日本国警察、及び日本国陸軍であるが、そんなの抗日でも何でもない単なる治安活動である。

 

ところが戦後朝鮮はまるで自分たちがレジスタンスであったように唱え白頭山の虎をリーダーとして送り出すようになったが肝心のリーダーはお若い兄ちゃんである。あれ?虎は50歳以上の白髪なのにどうしてこの兄ちゃんが?

 

全員が集まる議会でもざわざわしたが余計な事を言って自分がロシアのエージェントに殺されたくないので皆頷いた、「首領さま!」

 

ここから金さん一家の三世代の物語が始まる。このあたり元共産党赤旗の記者が秀悦な本を出しているので読むと面白い。

 

一体この金家族って遺伝的に問題があるのか、何十年にも渡って国民を幸せにするってことが出来ない。おまけに日本から日本人を拉致しておいてそれが犯罪なのかも理解出来ていないようだ。

 

それだけではなくいよいよ核開発を行い周囲国を不機嫌にさせるわけで、今回の習近平との会談は北朝鮮に残された数少ない助かる機会であったが、さあどうであろうか。

 

何せ習近平は忙しい。海洋領土進出で米国をはじめとする各国と緊張関係にある。そんな時に金正恩が人のズボンの足を引っ張るようなバカな事をするなってのが本音であろう。いざとなったらざっくり斬るぞ、そんな空気が伝わってきた。

 

朝鮮半島も火種、南シナ海も火種、日中も火種、全く忙しい話である。



tom_eastwind at 16:57|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年06月03日

小児の子供無事に保護される

これは気になっていた。正直、3日目くらいからどうなんだろうっても思った。それが何と奇跡の保護。こんな爽やかで大きな記事はない。

 

ただここでやはり考えるべきは子供に対する親の権限の限界であろう。

 

親がしつけの為に放置したというが子供は親の所有物ではない。このことを日本社会は理解出来ていない。放置した時点で犯罪である。

 

子供は社会共通の宝であり社会全体で守るべきものである。親が好き勝手に殴り叩き放置する「おもちゃ」ではないのだ。

 

ニュージーランドでは子供が社会の宝という考え方が徹底しているから一応親に子供の面倒を観させるがもしちょっとでも虐待などがあればすぐに警察が出てきて親は刑務所子供は児童相談所行きである。

 

それにしてもこの子供、ぼくは保護された時の写真を観て「あ!」と思った。そっか、だから生き残ったのか。うちの奥さんもニュースを気にしていたが保護された子供の写真を観た瞬間に僕と同じように「あ!」って笑ってた。

 

これから親の躾問題が議論されるだろうがとにかく強調しておきたいのは子供は親の所有物ではないという事だ。そこから議論を開始しないと何時まで経っても的外れの話になる。



tom_eastwind at 16:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年06月02日

二重課税

今日は公認会計士とミーティング。海外在住顧客向け相続対策。

 

日本で仕事をしていると日本国内の手続きは分かるが海外の法律や実務が分からない。そこで僕らのような国外で作業をしている会社と実務の打ち合わせとなる。

 

相続税は国際税法が禁止する二重課税である。

 

例えばあなたがある社会に所属して社会共通の経費である外交、内務などの処理に必要経費を所得税として払う。所得税を払った後のお金は自分の財産である。

 

納税後の財産に対して相続が発生したからとさらに課税するのは二重課税である。

 

日本国憲法は政府が国民の財産を守る義務があると明示している。ところがその政府が守るべき個人の納税後の財産に政府自らが課税するのは暴力であり憲法違反でもある。

 

すでに多くの国では相続税が廃止されている現状で日本が相続税に固執するのは60歳以上の個人資産を徴収するためである。政府の負債約1200兆円は個人資産の1200兆円と差し引きさせる。

 

すでに国民の個人資産移動は始まっている。個人向け国債を売っているのは戦時国債を思い浮かぶ。

 

これで近いうちにインフレ、大増税が来たらOUTだ。会計士の方も真面目に心配してた。



tom_eastwind at 15:56|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年06月01日

アベノミクス選挙の表と裏

安倍首相の公開記者会見を観る。「アベノミクスを更に加速させます。必要な手段は全部取ります。アベノミクスにブースターを付けていきます」

 

「消費税増税延期は以前の私の皆さんへの約束を違えました」と正直に認める。けど増税延期は多くの日本国民にとってうれしい話である。

 

むしろこれを選挙の争点にすれば野党は「消費税の予定通り実施!」となる。これじゃ国民に受けが悪い。

 

だから叩くのはアベノミクスであるが、普通の人にアベノミクスが失敗と言っても一般の人々からすれば株価は上がったし安倍首相は現役首相としてGPIFや財務省、日銀を使って経済景気の上昇を実施しているからアベノミクスの失敗は目に入らない。

 

そうなると現在の状況では自民党一強であり、安倍首相が今回の参議院改選の半数獲得と言うのも理解出来る。

 

それにしても今回は共産党を除く野党のだらしなさが酷い。今年1月の志位共産党書記長が民主党など各野党に「一緒にやろう!」と呼びかけて以来各野党は振り回されまくりで挙句に今回は野党統一候補という事で参議院選挙を戦うとのこと。

 

これでは野党ではなく野合である。

 

民進党にしても基本的に民主主義を標榜しており他の党も近いが共産党だけは今でも党の綱領に共産主義を掲げている。民主主義と共産主義は全く相反する関係にある。

 

根本的に政策、てか国家の在り方を問う大きな基礎の部分で全く相容れない共産と他野党が合流する。これは共産党以外の野党の矛盾であり自己否定である。

 

それでも選挙協力を行うことでこれから何が起こるか。答は簡単で他の野党は共産党に食いつぶされることになる。

 

共産党は今回の選挙で大勝しようなんて思ってない。それよりもう一つの隠れた目的として選挙協力を行う事で自己資金の節約、選挙を通じて相手側野党選挙関係者と良い関係を作る事がある。これはスパイ行為であるし共産党が得意とする方法だ。

 

民進党の背後には労働組合がありそこの青年部などは共産党にとって柔らかい腹の肉である。

 

オルグという言葉がある。若者が何となく未来が見えないとか不安が多いとかそういう状態になった時に、同じ組織の仲間のようにして「そうだよね〜、けど世の中、変えなくちゃね〜」と若者の心を掴んでいく。

 

これは宗教の洗脳とは少し違う。共産党に神はおらず、社会はどうあるべきか、そして君は本来どうあるべきかを理論的に説明する。その際に世の中で毎日起こっていることをテレビやメディア視点ではなく共産党視点で説明することで若者をびっくりさせる事が出来る。

 

共産党は宗教の洗脳と違い目の前の社会的事実を若者に見せつけながら「俺たちと一緒にやらないか、仲間がたくさんいるんだ」

 

今回の参議院選挙では表は与党と野党の決戦であるが裏では野党内乱闘、共産党による各党へのオルグが凄まじいことになりそうだ。



tom_eastwind at 16:17|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌