2016年07月

2016年07月31日

7月終了

今日の冬のオークランドは気温18度、成層圏まで突き抜けるような青空が広がる。これなら智恵子さんも満足でしょう。それと1時間に1回の猛烈な土砂降り。これは南洋のスコールを想像してもらえば良いと思う。

 

昼過ぎに車のガソリンを入れて近くのモールで買い物する。フードコートにはいつものようにたくさんの老人や身障者がいる。

 

相模原市で起きたような事件はこの国では想像もつかない。社会の最底辺にいる人間を殺すなんて繰り返したらいずれ自分が殺される、それで良いのかである。

 

ただ技術的に疑問なのが報道によると午前2時頃に殺人を開始して午前3時頃には警察に出頭となる。約1時間で45人もの人々を殺傷する事の難しさがある。途中で管理人を縛ったりしているわけでそうなると移動も含めて1人に1分も使えない。

 

場所勘があって入居者は全員縛られていたのか?それにしても利き腕一本でこれだけやるのは相当に疲れる。ナイフが3本にハンマーというがそれだけで45人をやれるのか。不可能に近い感じがする。

 

日本は変なニュースが多いな。だから誰もアベノミクスも日銀も気にならないのかな。

 

無税国家の事はすでに多くの方が俎上に上げている。どうやら政府、以前から何度も書いてきたがいよいよ本気でインフレ起こして国家の借金ゼロにする積りかと思われる。

 

とにかくこういう時民間は自分たちの思考で官僚が動くと思っている。しかし現実は違う。民は知らしむべからず。超頭の良い官僚たちがお互いの主義主張をぶつけて政策を作るのだけどそこには国民目線はない。

 

さらに言えば第二次世界大戦も戦って負けることが分かってても「戦うしかなかった」空気が今でも官僚の中にある。

 

2020年に向けて日本は激動の年が続くぞ。そして激動の先にあるものは何か?自分の立場に引き直してよくよく考えたほうが良い。



tom_eastwind at 17:34|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年07月30日

無税国家

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日銀29日の金融政策決定会合で追加金融緩和を決めた。英国の欧州連合(EU)離脱決定で世界経済の不透明感が強まり、企業や家計にも悪影響が及びかねないためだ。現在は年3.3兆円の上場投資信託(ETF)の買い入れ額を6兆円に増やすことが柱で、金融機関のドル資金調達の支援策も強化した。政府が打ち出した28兆円規模の経済対策と連携し、国内景気の底上げに向けた相乗効果を狙う。

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安倍首相としてはなんとしても経済政策の成功を公表したい。円安株高。ところが世界の渦の中で円高となり株は案の定2万円からずるずると15千円まで下がっている。

 

ここで日銀黒田総裁が上場投資信託の買い入れを表明したことで株価は日銀が支えると日本及び世界に表明した事になる。

 

面白いな、株式市場ってのは自由市場で市場参加者の判断で株価が決まるんですよね?それなのに株価が下がる度に日本銀行が出て来てカンフル剤打ってるってのは自由市場ですかね?

 

円安株高を守りたいのはよく分かるけど実態経済はいつの間にか自由市場経済からアベノミクス経済、つまりお隣の中国共産党のように「政府が企業を守る」側に移行している。

 

日銀はすでに日本政府が発行する国債の引き受けを受け入れている。借り換えも含めれば年間数十兆円の国家の借金であるが、日本政府にバランスシートという考え方はないから「無期限借りっぱなし」となる。

 

一方日銀からすれば国債は日本政府の徴税権を担保とした優良証券とも言えるのでバランスシートに堂々と載せることが出来る。

 

要するにアベノミクスを成功していると見せるためのあらゆる手段がここに含まれているのだ。低所得者には15千円を直接支給、株価維持で日銀マネー。

 

そこでふと思った。どうせ日銀がここまでやるなら現在の国民企業からの納税額である約50兆円、これも政府が国債発行して日銀が受けてしまえば無税国家が成り立つ。

 

無税となれば国民だって会社だって安心してカネを遣える。これで消費が増える。すると生産も増える。良いではないかアベノミクス、次は是非無税国家を検討してもらいたい。



tom_eastwind at 19:46|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2016年07月29日

トリプルダウン

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総務省が29日発表した6月の家計調査によると、2人以上世帯の消費支出は1世帯あたり261452円で、物価変動を除いた実質で前年同月に比べて2.2%減少した。減少は4カ月連続。QUICKが事前にまとめた市場予想は0.3%減だった。総務省は消費支出について「弱い動きがみられる」との基調判断を据え置いた。季節調整して前月と比べると1.1%減だった。

 消費支出の内訳(実質)をみると、リフォームなど「住居」が22.2%減少した。昨年に省エネ住宅ポイント制度で増加した反動が出た。授業料など「教育」も14.6%減となった。品目別では、相次ぐテロの影響で外国パック旅行費が減少。軽自動車の燃費データ不正問題を背景に自動車購入を控える動きも出た。

 勤労者(サラリーマン)世帯の1世帯あたり消費支出は276602円と、実質で5.1%減少した。2カ月連続で前年同月を下回った。

 高額でぶれが大きい住居と自動車を除いた実質支出は前年同月に比べて0.3%減少した。季節調整済の前月比では0.4%増加した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

http://www.nikkei.com/article/DGXLASFL29HHX_Z20C16A7000000/

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同日の日経記事で「雇用増加!」とやってるが実際には東京オリンピック景気で建設業や賃金の安い宿泊飲食サービス産業に流れているだけだ。TOYOTA自動車で正規雇用が一名増えるのも1,女性がバーテンダーとして雇われるのも1である。

 

安倍首相としては経済ブレーンに言われたとおりに偽薬であるアベノミクスをやってるけどもうすでに現場では効果なし、またもデフレである。

 

安倍首相の気持ちも分かる。

 

円安株高でトヨタやキャノンがどーんと利益を出してもらいこれを原資として従業員の給料上げたり工場で新規雇用を作ってくれれば低賃金労働者は減る。

 

さらに労働者の将来が見えてくればお金が消費に回り労働者が消費者として少しは贅沢をしたいと思って「今日はサイゼリアじゃなくて焼き肉トラジ」に行き、これでやっと全体の歯車が回る。安倍首相の頭の中では食物連鎖の一番下まで効果が届くと思っていた。

 

だけど何故か歯車が回らない。それはアベノミクスの基本がトリクルダウン効果、つまり人々の一番上にお金を入れたらそれがシャンパンタワーのように一番下で待っている地方の人にまで流れ込んでみなが潤うはずという発想だからだ。

 

現実は甘くない、政府がばらまいたシャンパンタワーマネーは東京の一部に留まりごっつい時計を買うような一部の金持ちを産んだが地方には全然届いていない。ましてや全体としては賃金が上がらず日本全体としては消費減少となったのだ。

 

今の東京では昼間はオリンピック建設景気や羽田空港拡張工事でビジネスマンが東京都議連に集まり賑やかにあちこちで会議をしている。これは業界用語で談合と言う。

 

かと思えばJRがリニアを開始する。名古屋から大阪も8年前倒しで実行だから鉄道関係者も大忙しである。これから品川の地下から名古屋まで大きなトンネルを掘るわけで、その結果品川は夜も事務所の電気が消えず賑やかになる。

 

こうやって東京が賑やかになればサラリーパーソンも東京では仕事が安定しているので夜になれば「俺たちいけてるー!」とサラリーパーソンが居酒屋で楽しく過ごせる。そして飲食サービス業の利益が出るようになり雇用が生まれる。

 

つまりトリクルダウンは東京では成功しているのだ。

 

ところが一歩東京を出るとそこは違った景色が広がる。それは誰もが肌で感じるところであろう。

 

安倍首相の狙ったトリクルダウン効果が生み出したのものは結果的に消費減少、デフレ復活、地方の疲弊というトリプルダウンを生み出した。



tom_eastwind at 11:08|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年07月28日

パンとサーカス

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政府は来週まとめる新たな経済対策として、低所得者に対し、一人当たり15000円を給付する方針を決めました。

 

 消費税増税に対する低所得者対策を巡っては、8%になったおととし4月から「簡素な給付措置」として一人当たり年間6000円が給付されています。政府は消費の落ち込みを防ぐため、消費税10%に引き上げる201910月までの2年半分の15000円を一括して給付する方針を固めました。

 

給付対象者は住民税が課税されていない約2200万人となります。また、年金を受け取る資格について、これまで25年間、必要だった加入期間を10年間に短縮することなども盛り込まれました。

 

一方、自民党税制調査会は、10年間で最大500万円を減税する「住宅ローン減税」について、2年半、延長する方針を決定しました。202112月末までに入居した人が対象です。これは、消費税の増税が2年半、先送りされたことに伴う措置で、自民党税調は近く、政府に対して要請する方針を確認しました。

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「国民にパンを与えサーカス見学をさせれば政治は上手くいく」と古代の政治家が言った。

 

この場合のサーカスとはローマ時代に競技場でやってたような激しい競技であるが、現代で言えばまずオリンピックがある。それから野球にサッカー、携帯電話に潜り込むのもサーカスに当たるだろう。

 

安倍首相の運の好さは本当に大したものだと思う。2020年のオリンピック開催、

毎日起こる様々な事件、こういう事があるとアベノミクスがどうなってるかなんて一般国民には関係ない。

 

LINEがちゃんと繋がって仲間と一緒で政府が今回のようにパンとして15千円をくれるなら文句ない、よっしゃ政治は安倍首相に任せたとなる。つまり国民は食えて娯楽があれば政治に文句を言わないと言ってるのだ。

 

GPIF(年金機構)が5兆円損失しても自分の財布から現金が出たわけではないから痛みがない。なんとなく「あーそう、あ、友達からメッセージ来た、早く返信しなくちゃ」となる。

 

その資金は国民から強制的に年金として徴収して税金として好き勝手に遣い大赤字になって事務的に「年金削減します」と言ってるが「あんまり意味よく分からないし、あ、サッカーの試合始まる!」となる。

 

日本の政権運営が上手いのはほんと、このパンとサーカスを上手く使っているからだろう。安倍首相の運がよいというのは食わせるパンも見せるべきサーカスもあることだ。

 

但しそれは毎日の運営の話であり、では国家財政として見たらどうかとなれば国民への給付は本来あるべきよりも低いものしか提供出来ずそのことに国民は気づかない。

 

日本がまた不況に陥り始めても国民は慣れたものである。だってサイゼリアにランチに行けばゆっくりと座れて500円でハンバーグランチが食える。110円追加すればドリンクも付く。

 

安倍首相が声を大にして「2%経済成長!」とか「2020年までに財政基礎収支黒字化!」と言ってるが国民からすれば今日のパンとサーカスがあればそれで良いのだ。



tom_eastwind at 10:53|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年07月27日

大年増

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「職場で言ったら間違いなくセクハラ」 石原慎太郎の「小池は大年増の厚化粧」にネット大批判

http://blogos.com/article/184909/forum/

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これ観てほんとに笑った。ほんとに昭和な人ですね。そろそろ引退された方が良いのでは。

 

けどその発言の背景を考えているうちに「あれ?これってもしかして自失で小池擁護発言か?」と思ったりする。

 

自民党の正式候補者を応援するのは分かるけどその理由が自分の息子が自民都連会長だしここでわざとポカやって小池さんを勝たせて後で「何かちょうだい」といくのではないか。

 

けどまあうちの会社でこれやったら速攻で「社長出社無用」命令が出るだろうな。いやほんと、口から出た言葉は言霊となりどこで何を起こすか分からない。



tom_eastwind at 08:47|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年07月26日

八つ墓村 津山事件より

TVONEの夜6時のニュースで久しぶりに日本がトップ記事になったと思ったら神奈川県相模原市での大量殺人事件だ・・・・。なんじゃそりゃ。

 

ニュースでは「日本は平和な国で知られ大量殺人など長い間発生しなかったのに」とコメントされている。

 

最近のドイツの田舎の爆弾テロで犯人死亡10人怪我、フランスの教会立てこもりでは2人程度の死傷者と犯人射殺であるから相模原事件は数的には多い。今日のニュースの一番に来るのは「なるほど」である。

 

今回は一晩で約40名が死傷したわけで歴史的に思い出せば津山事件が匹敵する。1938年戦時中の日本で地元の若者が武装して地元田舎の村を襲い2時間で30名を殺して2名負傷、その後本人遺書を書いて自殺。

 

これなどまさに昔の日本の田舎の村構造がそのまま出て来て今読むとある意味新鮮でさえある。えー!戦前の村ってこうだったんだ。この事件は八つ墓村の元ネタである。

 

今回の事件も知り合いの大量殺人事件と言える。こうなると現代日本の田舎社会でも簡単に「胸襟」を開くわけにはいかんなと思う。

 

ただ殺人の質からすればやはりフランス教会襲撃の方が影響が大きい。イスラム教徒がキリスト教徒をはっきりと否定したわけだから信教の自由がどうなるのかって話である。

 

元々はイスラム過激派と欧州の軍隊同士の戦いだったのが宗教戦争に持ち込まれれば終わらない戦争になる。宗教は国家よりも強い。だれも止めようがない。これからは欧州対ISではなくキリスト教対イスラム教に変質していくのではないか。

 

そしてそうなることでISが生き残りの道を作っている事になる。ISだけなら欧州に負けだが対象をイスラム全体に広げれば宗教戦争に持ち込める。

 

負けそうなISの新しい戦略であろうが、フランスもドイツもヘンテコな人権主義で大きな問題を抱えたものである。

 

そう考えれば八つ墓村の元ネタになった津山事件などはまさに日本的であるなと思う。



tom_eastwind at 15:51|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年07月25日

銀行口座

さあ週明けだ。先週まで日本出張で本格的開始は今日からとなる。今週から8月末にかけて日本からのお客様が続けて不動産視察や下見に来られる。

 

訪問されるお客様はそれぞれ目的が違うけど銀行口座が開設できればと依頼を受ける。

 

ただこの口座開設は日に日に難しくなっている。個人を確定する作業が非常に厳密になっているためだ。冗談抜きに先週銀行で確認した書類を今週提出すると「それは古い。もう使えない」と言われたりする。

 

そこでまた書類の作りなおしをするのだけど、やはりNZ非居住者がNZに口座を持つというのは銀行側からすれば危険も多いのだ。パナマ文書以来どんどん厳しくなっているのを実感する。

 

それから今NZに銀行口座を持っているけど全然使ってないという人、銀行に確認して口座が凍結してないか調べてもらったほうが良い。送金の必要が出て来た時点で本人確認が出来ないので凍結してますなんて言われたら洒落にもならない話である。



tom_eastwind at 11:56|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年07月24日

空の色

今日は朝から家の前では大雨が降りつつ向こうの空には虹がくっきりと半円を広げ手前の雲の合間から太陽が日を注している。面白い天気である。まったく南半球は空の青さと天気まで独特だ。

 

ほんとに北半球の生活に比べるとオークランドの生活速度は30%くらい遅い。そして仕事は不正確な事が多い。それでも社会全体がその速度や不正確さを前提として回っているのだから面白い。

 

ここで北半球のビジネスマンが「こんなの北半球じゃ通用しないぞ」って言えば「あ、そ、で、何が問題?ここオークランド」としかならない。

 

なのでどれほど能力があろうと周囲とバランスが取れなければ浮いてしまうし不正確であることを指摘すればそれは社会全体に散りばめられているから社会全体を批判する必要がある。

 

そしていくら批判してもキーウィの国民性が変化することはあまり考えられないので結局本人は批判に疲れて北半球に帰るかこの国のやり方に慣れるか、しかない。

 

日本人同士で仕事をする時は日本の時間感覚でやるのでお客様はあまり抵抗がない。その代わり最初に説明する時に「周囲には仕事の遅さと不正確さがあるので」と付け加えておく。

 

これは仕事が遅いことの言い訳ではなく予めこの社会速度を理解してもらう為だ。もし僕らが最初にこれを言わず日本人がいきなりこの壁にぶつかると怒り出す。けれど予め聴いておけば「あ、これか」と理解してくれるのだ。

 

不正確さについても銀行の入金ミスなどよくあることである。「よくあること」で「私がやったんじゃない」から謝ることはしないけど口座の訂正はしてくれてにこっとして「ほら、良かったな」で終わりである。

 

ここで日本人感覚で「銀行は何やっとるんじゃ!」と怒っても周囲に不思議な顔をされるだけである。そこで誰かを問い詰めようものなら誰も知らんふりをするし第一手続きをしたのは他の人であるから最後は非常に不愉快な顔をされて終わりである。

 

銀行からすれば要するにちゃんと「現状復帰」したからそれで終わりでしょなわけで何でそれ以上にどうこう言うの?確実に「嫌な客」として記憶される。

 

あなたにとっての唯一の日本的正しさや日本的正義を貫き通す事はイスラムテロリストのISと実は同様なのだ。相手の考える正しさや正義がこちらとずれることがあるのだ。その“ずれ”を理解して対応していかねばならない。



tom_eastwind at 15:53|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年07月23日

アベノミクスの到着点

日本、今回は特に東京に集中して定点観測だったが実に興味深かったのはやはりアベノミクスというどでかい豪華な天ぷらに日本人外人関係なく皆が一気にのしかかって食っている状況である。

 

カネの出所や理由など関係ない、1円でも多く自社に引きこむのだ、そういう顔のビジネスマンが暑い東京で汗をかきホテル内でひんやりとして空調とアイスコーヒー飲みながら取引している姿があちこちで見かけられる。

 

あれじゃクーラー病で体壊すぞとか思いつつも彼らはそれなりに一生懸命でありこの後暑い道を恵比寿駅まで戻り電車で会社に戻り夜遅くまで働くことを考えると、やはり日本人の真面目さは世界でトップクラスだろうと感じる。

 

隣のビルに入ってる外資系金融会社の出張者はホテルで朝ごはんと内部ミーティングしてそのまま隣のオフィスで日本スタッフと組んで仕事を取りに行く、予め手配された車で。

 

ただ問題はこのアベノミクスという豪華な天ぷら、お金の出処が国民の税金でありすでに株価上昇の為にGPIF(国民年金基金)が株式運用で5兆円を突っ込んで確定損失を出している。損失が出れば相方に利益が出るわけでこういう5兆円を奪っているのが外資金融のハゲタカである。

 

アベノミクスは基本的にヘリコプターマネーに変質し始めている。政府が持つあらゆる資産を使って物価上昇を実施しようとしている。

 

***

そのバーナンキ氏が主張していたヘリマネは、見方を変えると物価浮揚効果はある。ただし、それは円や国債の信認を叩き壊した上で、国債とともに円が急落して発生する、劇薬というか国民犠牲の上に成り立つ物価の急騰となる。

http://blogos.com/article/183716/

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今は東京の景気が良い。都内ではビジネスマンが上を向いて歩きまわって大田区あたりではコンテナを積んだトラックがバンバン走ってて物流があるのが分かる。

 

しかしこれはあくまでもアベノミクス蘇生器が動いている間だけで経済そのものが良くなっているのではないことは、政府がいくらお金をつぎ込んでも物価は上昇どころか下落を始めているという現実である。

 

今回のつかみ取り、誰が一番得をするかは終わってみないと分からないが確実なのは一般国民にすべての損失が移転されるという事だ。

 

この移転は何も国民から現金を取ることではない。各種税金を増税していけば知らないうちに一般国民の可処分所得が減少し始める、これが移転である。

 

もちろん国民だって肌感覚で「あれ?可処分所得減ってる」と気づくだろう。給料から税金払ってた手取りだけはしっかり覚えているから「あれ?」となる。

 

するとここでアベノミクスは「国民の皆さん、一部に格差が発生しています。格差を解消しましょう、今こそ富裕層税を導入するのです!」とやる。

 

これで一般国民は何故か納得する。次に叩かれるのは自分だと分かっていながら。

 

アベノミクスは実態を伴わないチキンレースとなっている。外資金融からすれば早めに手を出して崖から落ちる前にさっさと逃げ出すことになる。

 

東京で仕事が増えて賑やかになったビジネスマンもほんとに引き時を考えたほうが良い。2020年オリンピックが安倍首相の晴れの舞台になるだろうからそれまでは経済疲弊させない方針でいくだろうがそうなると経済数値はますます悪くなる。

 

これから2年、2018年くらいで激震が来る。この激震はどこから来るかわからない黄金バット状態である。国債?しかしそれから2年後の2020年オリンピックが日本が最も変化して賑やかになり皆が上を向いて歩いてる間に足元の財布を持っていかれる事になる。

 

アベノミクスの到着点。と言うよりも最初から実体経済は離陸していないと考えた方が良さそうである。飛んだ気分になっているのは東京やその他地方都市のみである。そしてその利益を奪うのはいつもの如く外資、国内金融機関である。

 

最終的に東京オリンピック前にあえて円安に追い込み外人旅行客を増加させる。安倍首相のブレーンならこんな事も考えてるかもしれない。



tom_eastwind at 14:54|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年07月22日

愛の証明

そう言えば日本で30代前半のご夫婦との個人面談を行った時の話で申請者の配偶者証明の話になった。

 

永住権申請の際のパートナー、つまり配偶者について証明せよとあるのだがそりゃ日本人なら普通に戸籍謄本と住民票で十分であると思うだろう。

 

ところがNZには戸籍がないし移民局審査官と言えど日本のルールを知っているわけではない。

 

NZでは出生証明、結婚証明、死亡証明があるが戸籍制度がない。またNZでは結婚について破綻主義という考え方をとっている。NZでは愛がなくなれば別れるのが普通であるから有責主義を採っている日本では愛がなくても別れない日本人社会の事は分からない。

 

また同時に結婚してなくても同居をしている場合デファクトと呼ばれて一定年数を経過したら結婚と同じ意味を持つ。内縁の妻という発想がないのだ。

 

日本の戸籍抄本を見せられてもそれが3ヶ月以内に発行された最新のものかとまるで健康診断のようなバカな質問をしてくるわけだ。

 

そこでまず結婚した時の写真、家族旅行の写真、手紙のやり取りを提出することになる。要するに本当に今も結婚が継続しているのか?を確認するわけだ。

 

結婚って一緒に住んでれば継続してるよね普通。共同名義の書類を出せとか何だか煩いより前にあほっぽく思えてしまう移民局の子供っぽさである。それでもとにかく彼らの言い分もわかるので用意出来るものは用意する。

 

しかしなー。おいおい子供君、愛は証明出来ないんだよ。大人になればわかるよ、日本では好きじゃなくても同居している家族がごまんとあるんだから。

 

ところがこの審査が今年から更に厳しくなっている。というのが去年から今年にかけて中国から行われた申請が半分くらい落ちたのは数日前に書いた通りだが、彼らがまたまたやらかしたのである。

 

自分の申請の際に他人を紛れ込ませて「こいつは家族だ」とやる。証明しろと言うと結婚時の写真から現在の写真まで全部フォトショップで加工したものを提出する。メールもチャットもすべて日付調整して作る。

 

戸籍も偽造。何せ何でも印刷出来るオークランド印刷所があるのだ。こうなると何を信用してよいか分からん審査官。要するに調べるほうが社会経験がないわけでそこからまず勉強不足である。

 

そこで例えば自称夫婦を移民局に呼び出して別々の部屋でインタビューをする。

「あなたはベッドのどちら側に寝ていますか?」

「歯磨きの時のコップは共有ですか?どんな色と形ですか?」

 

もう完全に相手を否定するところから入ってる取り調べであるがそんなもん中国人の間ではすでに知れ渡った話であるからここに振付師が出て来て生活の実態を作る。

 

そこで今度は「相手の体のどこにほくろがあるか?」「相手の好きな食べ物は?」などと愚にもつかない質問をしてくる始末である。

 

しかし悪いのは移民局ではなく虚偽申請ということに何の道徳的疑問も感じない連中である。こういうのがいるから審査に時間がかかり更にチェック項目が増えていく。



tom_eastwind at 15:32|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年07月21日

出社初日

オークランドの冬の天気は変わりやすい。天気予報も「雨のち曇その後晴れ」であるからこれなら誰でも天気予報士が出来る。

 

朝観たネット天気予報で雨と出てたのに会社に着いて青空を観てもう一度確認するとネット天気予報も書き換えて晴れ後雨とかやってる。予報であるから外れることもあるわけでその程度の認識でいれば良い。

 

オークランドはどうやら冬型の天気に入ったようで、昼間は太陽とその向こうに雨雲があり雨雲の向こうは青空が広がっている。なので足元で晴れていても次の雲が来たらスコールのような一過性の雨が降る。

 

けどこの雨雲もすぐ抜けて次に青空が広がる。こういう天気をこちらではパッチーレインと呼ぶ。パッチワークのような空だからだ。

 

シティに戻るとあいも変わらずあちこちが工事中であるがあちこち大工事中の東京から戻ったばかりなのでこちらの工事は感じとしてはやはり南半球の小島の速度だ。

 

そして道端でタバコを吸う人の多さはあいも変わらずである。シティは殆どの公共施設が禁煙で、吸える場所が道路しかないからなのだが語学学校の生徒が授業終わってどーっと出て来てバカバカタバコ吸い始めると冗談抜き道路の反対側に行く。

 

笑えたのが信号待ちの僕のすぐ後ろにガタイの良いお兄ちゃん二人が立っててすんごい楽しそうに「おい、おれポケモン見つけたよ!」「え?いくだ?」「2つだよー!わははははは!」

 

ポケモンが世界で広がっているのを実感した瞬間だった。



tom_eastwind at 10:21|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年07月20日

温度差19度

昨日羽田空港を午後遅く出発して香港で1時間の乗継後オークランドへ。

 

東京の温度32度、オークランドの昼間の温度13度。空港に到着すると晴れているけど風が強くサマージャケットだけなので流石に寒い。

 

乗り継ぎは面倒ではないかとよく聴かれるが僕は乗り継ぎ時間でその街(空港)の空気に触れて学べてるので楽しい。

 

香港発時間は夜の9時。搭乗口に集まるのは10年前は香港人だけだったが今は中国人が3分の1くらいか。

 

それにしても香港からオークランドはいつも満席である。中国の投資先としてNZも選択肢の一つに選ばれているのだろうし移住先としても目をつけているのだろう。

 

2015年1月〜2016年5月までの投家プラス:

70 うち41件永住取得
うち中国人申者:  35申 うち 18件永住取得  

家2:   

602 340件永住取得
うち中国人申者:   488申  272件永住取得

 

投資家として入れてしまったものは仕方ないけど大陸中国人は社会習慣が違うし彼らはむしろ「俺の常識が世界の常識!」くらいな勢いであるから、入国と同時に道徳教育を施すべきであろう。

 

例えば入国して半年くらいは24時間収容の矯正施設で外に出さず道で唾を吐かないとかバスの列を守るとかニュージーランドの礼儀を教えるのも良いと思う。

 

それにしても東京は蒸し暑かった。32度なんて香港の夏と同じ温度である。これからは東京熱帯特別区に指定すべきであろう。

 

そして特区内で衝動的犯罪を起こした時は軽度であれば「太陽が暑かったからだ」と言えば罪一等減ずるとかすれば本場欧州もびっくりだろう。

 

そしてトルコのクーデーター未遂、フランスのテロ、米国で白人警官射殺事件、北半球は毎日大忙しである。

 

そんな中オークランドに帰着。ゆっくりしてるな。温度差だな、ここはいつものようにのんびりとしている。まさに19度の温度差である。

 

帰宅途中に市内のスーパーに寄り食料補給をしつつのんびりした周囲を観てると、何だか自分だけ北半球にタイムスリップして現在のこのスーパーに戻ってきた感覚だ。

 

自宅に着いてパソコン立ち上げると「大橋巨泉亡くなる」の記事。黙祷。OKギフトショップは大橋巨泉が立ち上げたカナダ、豪州、そしてNZで展開している日本人向けお土産店である。OKというのはおおはしきょせんの「お」と「け」を取ったもの。何でもOKという意味ではない。

 

また巨泉さん自身が自身の番組でニュージーランドの魚釣りを案内していたものだ。ニュージーランドを日本に紹介してくれた魁(さきがけ)である。

 

そっかー、じゃあ今後店の名前はどうするんだろうとかついつい考えてしまった。

 

さあ明日から仕事再開。



tom_eastwind at 10:35|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年07月19日

「日本人だ、撃たないで!」

昨日の夜で今回の日本での仕事はすべて終了、後は飛行機に乗ってオークランドに戻るのみ。

 

それにしても最近は欧州や西アジアでのISテロやホームグロウンテロが激化している。

 

日本人でも撃たれる。これでは夏場の欧州旅行売れないぞ。ISは旅行会社潰しか。

 

それほどにイスラム教の人々は欧州のあちこちの都市に根を張って生活をしているから欧州のどの都市に行こうといつどこでテロが起こるか分からないのでテロに遭う可能性はどこの都市も同様である。

 

ドイツに住むトルコ人は安い労働力として輸入されて自分たちの街を作った。他の国でもイスラム圏出身の人々が地域共同体を作っている。

 

彼らの中にISが浸透して白人社会差別や貧困などを訴えて若者をISに引き釣りこむのだろうが、そもそも論で言えば彼らは移民一世または一世の子供である。欧州生活が嫌なら自国に帰れば良いだけだ。

 

自分が選んだ土地で一生懸命生きていても地元民とは肌の色も宗教も違う一世や二世に差別があるのは当然だ。

 

その差別を乗り越えて自分が選んだ土地で自分がその社会で役に立つようになる。そうやって初めて地元民は移民に対して「お、こいつは大丈夫だ、俺達の側にいるぞ」となる。

 

ところが若者は努力して乗り越えるべき壁を越えようとせずまず自分の生まれ育ちに文句を言いそれが人殺しの理由になる。まず自分が移民であることを理解することが先だろう。まさに無責任な話である。

 

イスラムは欧州で差別されているというがお前らイスラムと言うだけで収容所に放り込まれたか?一生懸命働いたか?イスラムであると言うだけで殺されたか?わがままもいい加減にしろと言いたい。

 

日本人だって戦前のハワイやカリフォルニアに移民して一生懸命働いてそれでも差別されて戦争が始まると日本人であると言うだけで財産を奪われて捕虜収容所に叩きこまれた。

 

二世の子供たちはそんな両親の名誉を守り母国である米国への忠誠を誓う為に442部隊に参加して欧州戦線でドイツ軍と激しい戦闘を繰り返した。

 

イタリア半島上陸から始まり米白人軍が攻め落とせなかった基地を次々と潰して北上する。途中ではドイツ軍に囲まれたテキサス部隊を救出するために不可能と思われた特攻を行い彼らテキサス部隊を救い出した。

 

その後もフランス侵攻、ドイツが降伏するその日まで442日系二世部隊は休むこと無く戦った。

 

第二次世界大戦中最も多くの勲章を受けたのは白人部隊ではなく最も多くの血を流した442部隊であった。

 

戦後も日系移民はハワイやロサンジェルスでは移民社会が差別社会であることを承知の上でそれでも日本で生きるより機会がある、そう考えて一生懸命働き子供に教育を与えた。

 

ハワイ州出身のダニエル・イノウエは442部隊に参加して欧州での激戦をくぐり抜け遂には片手をふっ飛ばされたがそれでも手榴弾を投げて戦った。

 

復員後彼は一生懸命勉強して学位を取りハワイ州出身の上院議員となり日本と米国の架け橋ともなった。彼は自分の命を賭けて日本人の為に戦ったのである。

 

ISの主張は「俺だけ正しい俺だけ正義!」であるが、欧州のイスラム移住者はこれをどう思うのだろうか。

 

もしイスラムの教えが正しくてISが間違いと言うだけなら誰にでもできる。

 

しかし今の欧州のテロは誰が止めるのか?イスラム教徒は「ああ、あれね、けどあいつら違うし、イスラムじゃないし」って他人事で終わって良いのか?世界に通じないよ。

 

あなた達イスラム教徒が自分たちイスラム教徒としての尊厳と生命と地域社会を護るために出来る事はないのか?

 

日系二世は差別を受けながらも命を賭けて家族と母国のために戦った。

 

僕には良いイスラムと悪いイスラムの違いは分からない。けどあなた達イスラム欧州移民に何か出来ることはないのか?



tom_eastwind at 20:15|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年07月18日

東京都知事選

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鳥越俊太郎東京都知事候補17日、東京都町田市を訪れ、民進党の蓮舫代表代行と街頭演説を行った。共産党の吉良よしこ参院議員も応援演説した。 「強い者は嫌い。弱い者の味方でありたい」と述べる鳥越候補は「高齢者の問題は将来心配。東京都の介護の問題は解決していない。さまざまな老人ホームがあるが数が足りない」と東京都の実態を指摘。

http://blogos.com/outline/183811/

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今回の東京都知事選挙はまさに「何のための選挙か?」という感じである。舛添氏を追い出してまでやる価値があるのか疑問である。

 

特に民進党の主張がひどい。「強い者は嫌い。弱い者の味方でありたい」如何にも響きは良いが全く意見を成してない。

 

「強い者」とは誰だ?定義がない。「弱い者」も同様に定義がない。鳥越氏はニュースキャスターで人気があって選挙に出る力があるのだから「強い者」ではないか?そうなると自分で自分を嫌いと言ってることになる。

 

民進党自体も議席は減ったが今でも国会で議論出来る身分。これも強い者ではないのか?そしてその強い者が自己嫌悪しつつ「味方でありたい」のが誰なのか?

 

もし弱い者が多摩川でブルーシート敷いて寝てる人を指すなら鳥越さん選挙期間中でも彼らの横で眠ってみればどうだろうか。

 

このあたりの理論整理をせずにいきなり街頭で感情論で大声を出したからと言って都民が付いてくると思ってるのか?

 

まるで「参院選で惨敗した恨みでそのまま知事選に出ました、なのであまり主張とかありません」って話じゃないだろうな。

 

今回も共産党が相乗りしている。前回の参院選で案の定共産党は伸びた。今回の相乗りも共産党の狙いは民進党組織に食いこむ事である。選挙後に共産党の若くて可愛いオルグが民進党のおバカ組織の青年部長あたりを狙って「勉強会しませんか?」

 

争点のない選挙、政治で騒ぎ経済で騒ぎ熱射病にやられ、全く東京は忙しい街である。



tom_eastwind at 15:19|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年07月17日

魔都

東京の猛暑と湿気はすごい。まだ7月だってのに今日も外気は32度でホテル内はガンガン冷房効いてるから体内温度が上がったり下がったり、頭も体もおかしくなる。

 

オークランドで生活していれば夏は自然の爽やかな風で過ごせるので、天気環境で言えばオークランドの方が良い。

 

東京の生活環境って、夏は猛暑で冬は極寒、春は花粉で中国の黄砂とかなりきついものがある。

 

それでも東京に住むってのはやはり東京には経済的文化的魅力があるからだ。

 

そして日本語の通じない国に行って知らない人々と付き合うよりも、今すでにいる子供の頃からの友達と過ごすほうが当然気持ち良い。

 

東京の住環境が体に与える影響はじわじわと出てくるから「言葉が通じない!」のような即席の問題ではない。

 

東京に住んでみればブルーシートであっても食べるものはあるし売る本もある。今の東京はアベノミクスのばら撒きで数千億円の資金が政府から民間に出て東京の街の景気に火を付けているから街が賑やかだ。

 

そう言えば空港からホテルに向かう夜9時過ぎの都内では幹線道路沿いのレストランの前ににタクシーを待つ客があちこちで数組もいた。なんだこりゃ何十年ぶりの景色、である。そのうち誰か1万円札を指に挟んでタクシーを停めるようになるのだろうか。

 

日経ビジネスの広告ではあいも変わらず高級時計の宣伝が賑やかである。リーマン・ショック後は全く出稿なかったのが、ここ2年で急激に増えた。

 

東京の魅力。これはもしかしたら強い人間にとっては麻薬のようなものなのかもしれない。魔都なのかもしれない、この暑さに耐えて仕事をしている人々を観ながらふとそう思った。



tom_eastwind at 17:27|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年07月16日

日本の少子化

東京の電車にベビーカーを載せて良いかどうかの議論がある。ニュージーランドでは考えられない話である。子供は社会の宝であり産んだ親だけでなく周囲が助け合うべき事である。

 

東京の雑踏の交差点でベビーカーを使わざるを得ない状況の母親が周囲から冷たい視線をぶつけられたら「ち、もう産まん」だろう。

 

いくら政府が少子化対策として片方では「産め」と言いつつ片方では「産めない」状況を変更する気が見えてこない。

 

要するに社会全体が子供に対して冷酷になっているのだからその原因を解決せねばならない。

 

ところがこれは一つの原因はサラリーマンのストレスであるから仕事の進め方を人に優しくしていくしかない、つまり社会構造を変えるしかないのだがそんなことが今の日本で出来るはずもない。

 

また待機児童問題も取り上げられたが施設を作ろうとしたら周辺住民が反対した。自分たちだけの静けさが欲しいのだろうが地域社会の大人としての義務としては如何であるか。

 

第一それ以前に現代の若者の賃金体系は「食って生きていくこと」だけが実現出来るようになっており若者の中にはそれ以上の層にあたる「結婚」などが実現性の薄いものになっている。だから子供など望むべくもない。

 

政府もそんな事はとうに分かっている。少子化問題に取り組みますというが昔から問題点は分かっており解決策はあるけどそれは今の日本社会では実現しないってことも分かっている。

 

少子化問題は早い時期から認識されていたのにそれが全部後回しになっているのは何故だろう?東大法学部卒の連中が分からないわけがない。では?

 

ここからはちょっと穿った見方になるが実は誰もがいたずらに子供を産んでも育てることの出来ない世の中になることを官僚が予測していたのではないか。

 

現在の若者の出産による貧困層へのおちいりで子供に対して政府が給付をしても低学歴のままその子が社会に出る頃にはインターネットとパソコンの普及によりもう日本にはそれほどたくさんの仕事は残ってない。

 

なので社会人になっても今度は失業保険に頼られる。ならばこの時代、彼らの層の子供は不要とすべきだと。

 

そう言えば恵比寿ガーデンプレイスはいつも小奇麗に飾った若い奥さんたちが赤ちゃんの乗ったベビーカーと歩ける子供と三人で仲良く一緒に歩いている。その笑顔は屈託がなく未来に不安もない。

 

つまり資産もありご主人も頑張って働く家庭では2人産むことに問題がない。てか産んで欲しい、であろう。日本政府としてもこういう層は自分たちに近いのだからそのうち慶応で会いましょうみたいな話かもしれない。

 

しかしそうでない層な人々は政府からすれば「お前で打止め」なのかもしれない。

 

こんなことを考えたのは官僚たちは少子化問題の原因も解決策も分かっているけどそもそも少子化の何が悪いのかという議論が官僚内にもあるのだろうと考えたからだ。いくら人口減と言っても所得が高い層の日本の8千万人は十分な経済大国である。

 

移住などでムリに人口を確保するかそれともいっそ少子化を受け入れて正しく少子化しようとするか。この問題を解決することは政治的に難しく、それならば当面はいっそ日本社会を層で切り分けて子供を産む層とそうでない層を作り上手いこと少子化にするって方法ではないか。

 

穿った見方であればと思う。



tom_eastwind at 19:52|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年07月15日

ゲリラ豪雨

昨日今日と関東では豪雨が半端ない。ホテルで現物を見た時は本当にもう銀色の焼夷弾が叩きつけるように落ちてきて銀の爆弾であると思った。普通に傘を差してても叩きつける雨に耐えられず足元はすでに冠水して靴はびしょ濡れ。

 

こんな時に品川駅の「低いトンネル」を車で走ってるとあっと言う間に冠水して本当に生き死にの問題である。

 

夏は30度超す猛暑でゲリラ豪雨で東京って何時からヒートアイランドになったのだろう。クーラー使えば体に悪く使わなければ命に悪い、困った街になったものである。

 

1990年代に住んでいた香港ではオフィスビルなどクーラーがないとやってけないわけで女性スタッフは真夏でも必ず会社にセーターを置いてクーラーに負けない体作りをしていたものだ。暑さに対する慣れの違いだろう。

 

そんな中今日は起業家の個人面談である。日本の法律に慣れて英語が出来る人は自分で移民局のウェブサイトにアクセスして「自己採点」をする。

 

けれどそれは蘇州の刺繍を反対側から観るようなもので相手(移民局)の視点に立ってないからポイントがずれる。

 

「その文章の意味はこうですよ、だからあなたの点数は実はこうですよ」と説明すると日本の法律文章に慣れている人々からすると「え?」である。

 

日本の法律は大陸法で条項ごとに細かく作られているがニュージーランドの法律は英国式のコモンローであり実体法に慣れてないと誤解しやすい。

 

ハイグロース(High Growth)をどう理解するか。日本から観れば素晴らしいビジネスモデルであってもそれがニュージーランドから観た時にどうなのか、ここが大事である。

 

NZの人口規模、NZから観た輸出か輸入か、現地で雇用を生むのか、そういう移民局の視点は日本のような超巨大市場に慣れている人々にはなかなか理解し難い。

 

他にもポイント計算の説明をしながらであるが、僕がいつも説明するのは「あなたはニュージーランドに貢献出来ますか?」である。

 

人によっては自分でポイントが足りてるからいけると思い、それはそれで良いのだけど、それって要するにテストに通っただけだよね、法の精神理解していますかと思う。

 

仕事が終わってたまたま同行スタッフとLINEの話になる。「日本の友達からしょっちゅう「LINEに入ってよ、常識でしょって言われてるんですよー」って話。

 

確かに日本では常識かな、それは分かる。

 

けれど英語圏で生活してて世界のSNSを観てみるとLINEはすごくマイナーである。例えば日本ではメジャーではないインスタグラムは英語圏ではメジャーである。

 

他にも興味のある方は世界のSNS比較をして頂ければ分かるが実はLINEって日本では今回上場して大はしゃぎしているが世界から観れば総資産価値、利用者数でマイナーなガラパゴスなのである。おまけに問題はこの会社、まだ安定した継続利益を出してないのだ。

 

世界にはLINEがなくても生活出来る人々がいる。

 

それでもLINEを好きならば是非ともニューヨークの5番街に行って「LINE最高!つながろうぜ!」と言ってみればどうだろう。



tom_eastwind at 19:47|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年07月14日

ハゲタカ

昨夕の羽田行きの飛行機群が香港国際空港の滑走路に行列状態で40分遅れて出発。

 

香港国際空港の最近の遅延はよくあるようでシートベルトサインが付いた状態で「パソコン使っていいですよ」「映画も観られますよ」とアナウンス。香港経済圏の経済の行きおいは凄い。羽田に着いて結局東京のホテルにチェックインしたのはほぼ真夜中であった。

 

今朝は6時起床。ホテルのバフェットで朝食をとる。ここ1年くらいこの時間は外人ビジネスマンのパワーブレックファーストをよく見かける。景気良いんだなって実感する。

 

今日は朝9時にスーツに革靴でホテルを出発して都内でお客様と合流して国際税務や相続対応が出来る税理士事務所で第一回ミーティングなので朝食をしっかり食わねば頭も働かない。

 

10時からの会議では先方3名当方4名で全体像を把握してどのような方法が可能かを検討して発言。少しづつ全体像が見えてきたところで一旦持ち帰りにしてお互いの見えている全体像をすり合わせていく作業を行う。

 

抽象的な書き方だが要するに両国での相続納税を早いうちに行い親の収益資産を子供に移すことである。相続のポイントの一つに「親の収益資産を出来るだけ早く子供に渡す」がある。これを実行しているわけだ。

 

打ち合わせが終わりお客様と別れてホテルに戻りスーツと革靴のまま今度は自分の部屋で仕事だ。僕の場合朝履いた革靴を仕事途中で脱ぐと次に履けなくなるのだ。

 

メールチェックして急ぎで必要な部分はNZとチャットでやり取りして片付けてるともう次のお客様の個人面談である。さっさとパソコンを閉じて打ち合わせ場所に降りる。

 

今日のホテルは何時もより賑やかである。あちこちで日本人や外人ビジネスマンが打ち合わせをしている。これだけ観るとアベノミクスは上手くいってるように観えるだろう。

 

つまり蘇生装置に税金という空気を流し続けている間は心臓が死なないように、アベノミクスで市場にじゃぶじゃぶと流し込んだ資金がある限り東京も賑やかである。

 

そのじゃぶじゃぶカネを奪いに外国からハゲタカが日本に飛んできているのがよく分かる。

 

これならアベノミクスが正しいかどうかなんかの議論よりも今目の前にあるカネを掴めって事が正論になる。そのカネが国民の税金から来ているってのはどうでも良い事である。

その結果東京は街に活気がありそれが実態はどうなのかも関係ない話である。

 

地方の疲弊や月給20万円の人々の生活はハゲタカには関係ない。東京で奪うものを奪って自国の空に舞い戻るだけだ。



tom_eastwind at 17:38|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年07月13日

南シナ海 2

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香港=粟井康夫】南シナ海をめぐる中国の主張を否定したハーグの仲裁裁判所の判決について、香港の英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは13日付の1面トップで「北京政府の主張に巨大な打撃」と報じた。同記事は「中国にとっては、ほぼすべての論点で敗れた屈辱的な敗北だ」と指摘。「(天安門事件が起きた)1989年以来最大の外交的打撃だ」とする専門家のコメントも紹介した。

 民主派寄りの有力紙、蘋果日報(アップル・デイリー)も「中国の南シナ海での主権が否決された」と伝え、「中国が仲裁の順守を拒絶すれば、国際的なイメージを損なう可能性がある」との解説記事を掲載した。

 一方、親中国派の各紙は「中国は仲裁を受け入れない」(大公報)、「仲裁は茶番劇。中国は拒否する」(文匯報)など中国政府の主張を中心に報じた。

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今日は香港で地元弁護士と飲茶ランチ。彼とは10年以上の付き合いで気安く話せる相手の一人だ。最近のお互いの様子を話す。

 

80年代の香港の都市伝説の一つに「香港のデパートの衣料品売り場」がある。あるハネムーナーが旅行会社のツアーで夫婦連れだって参加したが買い物は自由にしたいというのでガイドは十分注意して旺角あたりのデパートで下ろした。

 

お店には素敵な洋服が並んでおり値段も安い。店員も日本語で「この洋服も奥さんにお似合いですよー」と勧める。奥さん喜んで旦那にかばん持たせて早速ドアの鍵がしっかりかかる試着室へ。

 

ところが5分経っても彼女は出てこない。試着室で声をかけても返事がない。

おかしい、そう思って試着室を開けてみても誰もいない。先ほどの店員に聴くと「日本語わからない」。他の店員に聴いても「そんな人見たことない」

 

ふざけんな、たった今までここで買い物してたじゃないか!けれどだれに何を言っても通用しない。

 

そこで香港領事館に駆け込むが「あの、民間のことは民間でどうぞ」である。今度は香港警察に行く。ここは日本語が分からなくても英語はある程度通じるし地元の状況に慣れている。

 

警察官と一緒にデパートに行き警察官が「こんな日本人見たか?」当然「知らん」という返事だけ。警察署に戻った男性は警察官から「おそらくあなたの奥さんは試着室の二重ドアの反対側に誘拐されました、これは店も合意の上です。大きなマフィアが絡んでいるのでだれも手を出せません、諦めて下さい」

 

その数カ月後の南洋のある場所。地元民向けの見世物ショーで「日本人のだるまショー」が始まった・・・。

 

最近中国に反発的な本を扱う香港の書籍店関係者5人が次々に行方不明になり香港では「お、都市伝説復活か?」と騒がれたが数カ月後に彼らが中国大陸側に「滞在」しており「中国当局と話し合い」をしている事が分かったとか。よく言うわ、単なる国境をまたいだ中国公安による誘拐ではないか。

 

こんな話をしていると今の香港の政治が「1997年中国返還後50年の一国二制度堅持」など無視してまさに中国に吸い込まれていく雰囲気が身近に分かる。

 

経済としては過熱化している。特に小平の経済特区として発展した深セン、東グアン、広州、珠海、マカオなどの都市が鉄道や高速道路で結ばれ中国南部の数千万人が生活する一大経済地域となっている。

 

不動産価格の高さはAucklandを抜いている。香港でも普通のサラリーマンが結婚してアパートを買おうと思ってもムリ、すでに高嶺の花である。持つものに優しく持たざるものに厳しい現実がここにもある。

 

香港の生活環境は劣悪である。空気が汚い水が汚い(普通の水道水が茶色い水を出してもニュースにもならない街だ)道路にはゴミが散らばり人々は他人への思いやりなど全くない。そりゃそうだ、生き馬の目を射抜く香港で他人を思いやっていればこっちまで沈んでしまうからだ。

 

香港の教育もレベルが高いわけだがそこに行くための道が長く遠いわけで香港とNZという選択肢を持つ人からすれば考えるところだ。

 

また最近は香港のテレビ番組が従来の広東語ではなく次々と北京語で放映されるようになった。これも言論の中国化である。

 

彼は両国で住むことが出来るので子育てを考えればやはりニュージーランドか、その前に香港で弁護士として訴訟を担当して稼がなきゃと言ってた。

 

でもって冒頭の戦争ネタである。これって自分の周り3メートルの民主主義者からすればはるか遠くの国で起こった事件であり自分の住む3メートルからは遥か彼方の話であるが、これは21世紀の東南アジア地政学に大きな影響を与える。必ず3メートル以内にやってくる。

 

普通人々って必ず隣り合う人と利害関係が発生するから問題を仲裁するために法律を作る。国同士でも同じだ。領土問題はまさにだから常に第三者の視点が入った仲裁がくだされる。

 

けれどこの仲裁判決が出る前から「そんなもん絶対認めん」の一本槍で主張する中国。そりゃそうだ、争点を一つ一つ取り上げれば中国の言い分に何の合理性もないからだ。

 

地球にある国家が参加して皆で客観的な話し合いをしようとした。中国だってそこに参加すべきである。なのに参加しない。

 

都合の良い時は「法の精神に基づき」と言い都合の悪い時は「そんな法律は間違ってる!」となる。要するに何であれ自分の意見を通すことが全てなのだ。

 

そして国家間の話し合いでは片付かない段階に上がれば領土侵略された方は黙って眼をつぶるか実力行使しかないのである。つまり連合軍の派遣と南シナ海での海戦である。

 

これってよく考えればイラク侵攻と同じである。国連で安保理で議論してもそこには中国がいるから否決される。なので領海を護るためには国際義勇軍として関係各国が軍隊を出すことになる。

 

ここで日本が尻込みすればまたも「旗を見せろ!」となる。日本は自国の軍隊を出すしかない。香港も大変だが日本も大変である。

 

飲茶ランチを終わらせて彼はセントラルのオフィスに戻る。今日は裁判所に出廷だそうだ。僕はこれから夕方の飛行機で羽田に飛ぶ。



tom_eastwind at 00:22|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年07月12日

青い空

今日から日本出張である。週中で都内を周り週末で個人面談。

 

東京は猛暑と言われてるけど暑いから行かないというビジネス理論はあり得ない。これが何とか宗教だと「神が許せば」とかの理論も成り立つのだろうが。

 

そう言えばインドの観光ガイドの話がある。「じゃあ明日9時にホテルで」と言うと「神が許せばその時間にお伺いします」

 

「人間同士のビジネスにも神が存在すると考えるのは貴方の自由だけどそれは私の信じる義務にはあたらない。なので神が許そうと許すまいと私達の契約通りに9時に来てほしい。」

 

こう言うと彼は真面目な顔で「はい分かりましたその時間に契約通り必ずお伺いします、神が許せば」こうなるとビジネスが成立するんだろうか。暑さと神様の比較もどうかと思うがどっちも大変なインドで頑張っている日本人の皆さんはお疲れ様です。

 

さてAucklandの今朝10時の天気は真っ青な青空で気温10度。晴れた冬空の方が夏空よりも空気が透き通り「キレ」が良いと思う。

 

自宅を出て混みあう高速を抜けて空港に近づく。

 

それにしても空港周辺のこの10年の変化は急激である。15年前には空港を出るとすぐに牧草地が広がり右手に馬や羊が駆けまわってる、何とものんびりとした国際空港であった。

 

それが今は空港を出るといきなり大型ショッピングセンターとか運送会社の倉庫とかホテルとか、まさに隔世の感がある。

 

空港自体も次々と拡張されて何だかいつもどこかで工事して出来上がったら新しい搭乗ゲートだったりしている。それだけ世界中からのフライトが増加したという事であろう。

 

街の景色が次々と変わっていく。

 

Aucklandに住む異邦人としてずっとこの変化を観てきた。僕でさえ隔世の感なのだから50年前からAucklandに住む人にとっては驚くべき社会の変化であろう。

 

僕が初めて観た1970年代後半のAucklandは例えば週末のクイーンストリートがKロードからカスタムストリートまでスケートボードでノンストップで駆け下りられるような時代だった。

 

当時のNZの人件費は高く大企業は土日完全休日。クイーンストリートのお店はどこも入り口を鉄鎖などで閉めていた。

 

人々は手作りのサンドイッチとポットに入れたコーヒーを持って公園に行き子供たちを公園で遊ばせながら自然な生活を楽しんだ。

 

ところが1990年代後半からAucklandに変化が始まった。都市化である。シティの建物規制が緩和されてアパートが建つようになりアメリカズカップが勢いを付けた。僕が移住したのも丁度このあたりである。

 

そこから街の都市化は少しづつ進み始めた。新しい労働規制緩和、これで経営者は動きやすくなった。大きな米国資本スターバックスが出来て新しいコーヒー文化が始まった。ビジネスに勢いが出て来た。

 

途中リーマン・ショックで影響も受けたがすぐ立ち直りAucklandの都市化は次々と進み南太平洋の小島でありながら他の南太平洋の小島よりも発達して逆に交通もハブ化されるようになった。

 

そしてこの20年の社会の急激な変化にうまく適合した人々は成長して新しく出来たカフェで友人とコーヒーやディナーを楽しんでいる。

古い考えのままでいた人は今でも自宅でサンドイッチとポットに入れたコーヒーを作って近くの公園で食べながら周囲を観つつ「何て時代になったのかしらねー」とつぶやいているのだろう。

 

すべては変化である。変化に対応するかしないか。ただこれだけなのである。

 

それでもニュージーランドの良いところは誰にも変わらない明るい太陽と涼しい空気を与えてくれることだ。さ、出発。



tom_eastwind at 02:48|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年07月11日

2016年参院選終了

予想通り自公政権の大勝だった。そして共産党は予想通り伸びた。自民党幹部の嬉しそうな顔。ただ安倍首相が「アベノミクスが信任を得た!」と繰り返すのは如何なものか。

 

多くの選挙民はアベノミクスに信任を出したのではない、自分の足元3メートルで生きてる選挙民にはそんな難しい事を考える時間はない。ただ安倍首相が調子良さそうだってことで「私はこれで」勝ち馬に乗っただけだ。

 

世間ではあいも変わらず物価が下がっている。今年7月の日銀会合では

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7月「物価面をみると、消費者物価(除く生鮮食品)の前年比は、小幅のマイナスとなっている。先行きについては、エネルギー価格下落の影響から、当面小幅のマイナスないし0%程度で推移するとみられるが、物価の基調は着実に高まり、2%に向けて上昇率を高めていくと考えられる。」

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つまり物価は「現在は確実にマイナスであり当面はマイナスかゼロである」とのこと。

 

この数字を観れば今までアベノミクスでやったことの効果が出ていないことがよく分かる。更に考えればこれはこの2年で大量の資金導入をしたにも関わらず、であるから実態は更にきつい。

 

世間に偽薬効果としてアベノミクス効果が通じるのは「効果があった信任を得た」と言い続ける限り続くであろう。騙されても幸せなら文句はない。

 

それとも世間の多くの選挙民はそんな事気にしちゃいない、自分の足元3メートル社会の中だけで生きているのかもしれない。

 

うーん、1930年代の日本がこんな空気だったのだろうか。



tom_eastwind at 18:46|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年07月10日

西成と暴走族

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9日午後11時ごろ、大阪市西成区花園北1丁目の居酒屋前で、客の男性4〜5人と、付近の国道26号で暴走行為をしていた約100人のグループがトラブルになり、殴り合いの騒ぎとなった。3人が頭などにけがを負ったが、命に別条はない。


 西成署によると、バイクや車で走っていたグループに、居酒屋の客が「うるさい。カラオケが聞こえへん」と怒り、路上にあった自転車やごみを投げ付けたのが発端。グループの一部が反発し、数十人がもみ合う騒ぎになった。双方とも30〜40代が中心とみられる。

 現場にはパトカー20台ほどが駆け付け、一時交通規制をして騒然となった。西成署は双方から事情を聴き、傷害や暴行事件として捜査している。(共同)

http://www.nikkansports.com/general/news/1676161.html


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この記事を読んだら思わず笑ってしまった。どっちもあいも変わらず元気いいなー。


大阪の西成と言えば昭和の時代は西成暴動として有名な全国一の喧嘩賑やかな地域だった。日本全国から集まった日雇い労働者が宿と飯を求めて集まり朝のトラックでやってくる仕事師の日雇い仕事を奪い合った。


彼らは古い言葉で言えば無宿人だろう。前歴も住所も名前も必要のない人間が約1万人集まり大阪の最底辺の仕事を請け負っていたわけである。


ただし彼らは強い。失うものがないから強い。普段は大人しくしていても何か問題があれば団結して戦う。


昭和の時代は焼き討ちなど西成暴動が凄いことになり新聞を賑わした。


その彼らに対して今では死語となったような暴走族が出てくるとこれはもう大阪の漫才ですかという感じである。


但しこの地域は普通の人が普通に歩ける場所ではない。隣には飛田がある。なので現地感覚のない人が一人で踏み込むことは危険である。




tom_eastwind at 20:51|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年07月09日

2016参議院選挙

さあ明日が投票日だ。今年から選挙権の年齢が広がった。人間として生きていれば誰にも一票あるのだ。素晴らしい。

 

けどそれってどうなのだろう?国政に協力して多額納税した人と高校出たばかりや生活保護を受けている人が同じ一票の重さか?納税額に応じた票数を提供すべきではないか。

 

日本のような中途半端に米国に押し付けられた民主主義では本来の民主主義の効果が発揮出来ていない。



tom_eastwind at 17:42|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年07月08日

南シナ海

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中国の胡錦濤前政権下で外交トップを務めた戴秉国元国務委員(副首相級)は5日、米ワシントンで講演し、南シナ海の領有権問題をめぐってオランダ・ハーグの仲裁裁判所が12日に示す裁定について「なにも重大なことではない。ただの紙くずだ」と述べた。中国外務省が講演内容を公開した。

 戴氏は「いかなる国家も中国に対し、裁定に従うよう強制してはならない」とくぎを刺し、「とりわけ(仲裁裁に提訴した)フィリピンが挑発的な行動を取れば中国は決して座視しない」と強調した。さらに「たとえ10の空母戦闘群すべてを南シナ海に派遣しても、中国人を脅かすことはできない」と米国の介入を牽制した。

http://www.sankei.com/world/news/160708/wor1607080007-n1.html

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中国の国策は1970年代に小平が早い時期から海洋進出を狙っていたがその時期については本来もう少し遅く2020年以降にするべきと言ってた。

 

それが習近平の国内事情で早まってしまい海洋進出をやってしまい結果的に周辺国と問題を起こしている。小平の考えていたのは地域を完璧に圧倒する武器を持って周辺国も「逆らわないほうがいいか」と思わせる事だった。

 

ところが現在の中国海軍は日米と戦えるだけの兵器を持っていない。何より指揮系統にいる軍人が、職をカネで買って得ているわけだから戦上手というわけではない。だから兵器を揃えるのが先だったのだ。

 

そのことを一番分かっているのが習近平であるからあえて周囲を恫喝するのだ。けれどこの恫喝はまさに中国の恐怖の裏返しである。もし本気で戦争になったら?中国は確実に負ける。

 

そうなると今まで実効支配してた南シナ海の島からまで追い出されて大陸に戻ることになる。こうなると次に海洋進出って何年後に出来るのだ、大体出来るのかという話になる。

 

海戦で作られた新しい国境はお互いに権利は主張しながらも支配した側が決める。チキンレースだけど中国側がびびっていて日本側は危機意識なさすぎだ。



tom_eastwind at 18:53|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年07月07日

七夕

今日は朝から弁護士とのミーティングだ。1時間で用件まとめてすぐオフィスに戻り今度は海外相続の資料の作りこみを行う。

 

日本の相続税は高いけどこれから2020年に向けて段階的に増税される。それは基礎控除の廃止とかも含まれるだろうしその他様々な名目で増税される。

 

税率が上がってから対策を打っても遅いわけで常に国税庁や税務大学のウェブサイトをチェックして傾向と対策を考える必要がある。

 

元々すでに親が納税したカネに更に課税するってのはおかしな話だ。それなら相続税廃止して公平感を出した上で消費税20%の方がよほど筋が良い。

 

実際にNZには相続税はなく消費税が15%である。そして国家財政は黒字である。消費税は泥棒からでも取れる税金であるから公平感がある。

 

だって一生懸命親が働いて残したお金を政府が持って行くってのを納得しろと言われても納得出来ない。じゃあもういい!働かん!となる。これで勤労意欲増しますか?という気持ちである。

 

今はまだ55%の相続税であるがこれが実質80%まで上がると予測している。何故ならバブル前は相続税が70%だった。あの時は景気よくても高税率。今は二極化を防ぐために更に高率にする理由が作られる。

 

それから次は富裕層に対する資産税である。日本は家族であっても個人単位で資産把握をして父親の資産に対して銀行残高の5%を毎年頂きますとかになる。

 

親は一生懸命働いて毎年きちんと所得税を払い、これからは資産税を払い続け、死んだら80%が政府に持っていかれる。これって世界標準では何と表現するのか?

 

いずれにしても必要なのは政府の政策に対する国民の対策である。出来る範囲内で合法的に節税をすることになる。

 

それにしても日本政府の税法って読めば読むほど実によく出来てる。本当に緻密である。作った人の頭脳レベルの高さが分かる。

 

ただ面白いことにすべての穴が塞がれているようでありながら法律の文面にわからないように常に時限立法的な節税方法を作っていることがある。これは高級公務員用に用意されているのだろう。

 

この節税方法は合法なので庶民もこれを使っていけばよい。時限立法とNZとセットにしていけば節税可能である。

 

全くこんな事、七夕の日に考えることかと自分なりに苦笑しつつ、けどNZには七夕ないからまあいいやである。



tom_eastwind at 15:53|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年07月06日

ニュージーランド居住者

NZ居住者の日本人のご夫婦から相談を頂いた。海外相続についてだ。日本に住む親もいつかは「行ってきまーす」になるわけで、残された人々は財産の整理と相続税申告を行う必要がある。

 

ところが普通の家庭では土地や建物があっても現金がない。だから売るしかないけど今の不動産価格を観るともうがっかりである。

 

そこで日本に住む両親が何か良い方法がないか聴いて来いとなったようである。NZの永住権を持ちNZで居住しているわけだからこれは色んな方法がある。

 

そこで色々と提案したのだけどその時感じたのはこれからこういう人たち増えるだろうなって印象である。

 

僕は毎日こんな事をやってるので普通になってしまった税務単語も彼らからすれば「英語ですか?」と思われるような認識である。

 

そう、普通の人にとって相続とは一生に何回もなくましてや税法の勉強なんてしているわけがないのだから当然だ。

 

しかし時は川から大海に向かってまっすぐ進む。絶対に後戻りはしない。「行ってきまーす」は止められないのだ。最近の傾向としては親が子供に相続対策を考えさせる案件が目立つ。

 

やはり子供からは言い出しにくい話であるから、しっかりした親は自分の身辺整理を考える年になれば親から子供に話していく。

 

こういうことをきちんと整理せずに親が死んだらまさに争族である。



tom_eastwind at 15:51|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年07月05日

オバマドクトリン

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オバマ氏は先月、クリントン氏への支持を表明したが、遊説参加は初めて。気温34度の炎天下で、会場の外ではクリントン氏の支持者数千人が開始の4、5時間前から長い列を作った。

 オバマ氏は演説で、「勇ましい大言壮語だけでは外交は成り立たず、安全は守れない」「大統領の仕事は娯楽でもリアリティー番組でもない」と、トランプ氏を意識した発言を繰り返し、聴衆から喝采を浴びた。

http://www.yomiuri.co.jp/world/20160706-OYT1T50036.html?from=ytop_top

***

 

これは僕の個人的認識だけどオバマ大統領とトランプ氏の主張は近いものがあり裏でつながっているのではないかと思う。

 

オバマはイランの経済制裁を解いて彼らに自由を与えた。そして自分たちはイランに背中を撃たれることなく米国に戻れる。

 

トランプ氏はモンロー主義を展開して米国は米国のことだけやろうと言ってる。

 

オバマは弁護士時代から社会派で民衆の貧困と常に立ち向かってきた。今もその姿勢は変わらないがホワイトハウスで格差是正を大声で本気で叫ぶことは出来ない。あくまでもリップサービスの範囲内でしか出来ない。

 

トランプ氏は格差の是正を大声で主張している。

 

オバマは「トランプ氏は外交が分からない」という。けどオバマだって始めた頃は素人でありながら何とか今までやり遂げた。

 

特に再選がないと決まった時からはかなりうまく軍産複合体を騙して外交を進めてきた、米国と関連する世界の平和のために。

 

トランプ氏は外交経験はないが彼の直感やビジネスモデルはそのまま外交で通用する。曰く「それは米国の利益になるのか?」である。利益にならなければ日本駐留部隊も米国に戻すと言ってる。

 

ちょっと話はそれるがこれは彼の選挙ブレーンの調べが甘いのかわざとなのか、米国の奥の院ではすでに撤退先はグアムと決まっている。辺野古はそれまでの単なる沖縄利権でしかない。

 

ましてや辺野古のジュゴンを護るとか本気で言ってる連中はゴキブリを生かす為にスーパーマーケットの魚売り場に放つような連中である。何が優先順位なのか全く理解しないままバカやってる。

 

困っているのが韓国で、この国は韓国駐留米軍が統合作戦時の司令部であるが、米軍がいざ韓国から抜けてしまうと自国軍隊だけでは統合能力がなく、すでに2013年頃だったか米国が司令能力の引き継ぎをしようとしたら「ちょっと待ってくれ、あと数年」と延期になった経緯がある。

 

他にもオバマとトランプ氏の共通項が見つかるのはオバマが草の根出身でありトランプ氏の支援者が草の根な人々であるからだろう。

 

トランプ氏が支援者に従うほどオバマの考え方に近くなり必然的に二人の意見は似たような主張になる。

 

そこで僕が考えたのはオバマの最後の仕事としてクリントン候補を落選させることではないかという事だ。それも表立ってクリントン批判をするのではなくいわゆる褒め殺しである。

 

オバマが党是や公約を強く主張する度に二極化の下八割はトランプ氏になびく。

 

「大統領の仕事は娯楽でもリアリティー番組でもない」そう、大統領の仕事は多くの人々に夢を与えることだ。それが娯楽と呼ばれるかリアリティー番組と呼ばれるかはどうでも良い。



tom_eastwind at 16:42|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年07月04日

人質テロ根絶に向けて?

日本とイタリアが電話越しに何を言ってるんだろうか?中東問題は日本とイタリアが話しても解決する問題ではない。ましてや両国では絶対に根絶することは出来ない。日本とイタリアは被害者であっても当事者ではないのだ。

 

本当に根絶したいなら英仏が中東において作ったサイクス・ピコ協定で中東の民族を分断させて掻き回していた過去、それから1950年代に産油国となった中東に殴りこみをかけて支配した米国の過去をまず修正する必要がある。

 

それが米英仏にできるか?米英仏が今から国境線修正して中東式の国家運営を承認してすべての利権から手を引いて中東から出て行くか?あり得ない。第一それで中東の人々の気持ちが收まるか?收まるわけがない。

 

どれだけの人々が英米によって殺されたか?数だけ考えれば完全に不公平であり「もっと戦争しようぜ、こっちは死ぬのが喜びだ、死体の数合わせしようぜ」となる。

 

ということはこの戦争はこれからも続くということだ。人質テロと呼ぶことで如何にも相手に「卑怯感」を増そうとしているが、戦ってる戦士たちはこれを世界に向けた戦争、それも聖戦と考えているのだからテロではないのだ。

 

西側では彼らをテロリストというが彼らはイスラムに忠誠を誓う軍隊の兵士であり近代世界が決めた戦争法なんて元々そんな会議に参加していないのだから関係ない。彼らは行きたい場所に行きやりたい戦争をする。

 

この戦争の撲滅はもぐら叩きのようなものである。

 

世界の中で次にどこの穴から飛び出してくるか分からないもぐら。欧州では国境を自由化させたバカがジンケーン!とか喜んでその一方でテロリストの侵入を許した。

 

けれどそのもぐらを産んだのは間違いなく欧米だ。

 

1800年代まで中東はそれなりに安定したイスラム支配地域であった。民主国家は存在せず国境も明確でなく自分たちが部族ごとに大家族主義のような生活を行っていた。

 

その中でインドを支配した英国は隣国アフガニスタンに侵入するが次から次への敗戦、結局英国はアフガニスタンから撤退した。

 

その後中東は昔通りの生活に戻った。1970年代に多くの日本人バックパッカーが北回りはシベリア鉄道で吹き荒ぶシベリアの森林地帯を走り抜けて欧州へ度に出た。

 

南回りはシルクロード、まさにインドからアフガニスタン、イラン、イラク、そして中東のパリであるベイルートまで周り、まさに「何でも観てやろう」の時代だった。

 

この頃の日本人旅行者の記録を観ると誰もが「彼ら中東の人々は私に対してとても優しかった」と書かれている。

 

中東の人々からすれば俺達の地域をずたずたにしやがった許しがたき英仏であるが日本人は歴史的に関係ないし元々旅人に優しくする中東の人々である。

 

英仏からすれば第一次大戦後の中東撤退の置き土産が国境であり、ここで宗教戦争や人種差別が起こるように組み合わさった現代中東地図を策定した。要するに「お前ら内戦ばかりしてろ、こっち来るな」戦略である。

 

まずこれで中東は掻き回され内戦が続いた。

 

ところが1950年代からサウジアラビアなど中東で石油が採掘されるようになりここに中東の大変換が起きた。そっち行くぞ戦略だ。欧米石油メジャーが中東に進出して来たのだ。

 

今度はこの内戦を利用して各国が石油利権を奪い合うようになった。

 

米国は英仏よりも直裁的に中東を狙った。今までの王様で米国の言うことを聴く者には武器を与えよう。聴かぬならクーデターで滅ぼすぞ、米国の言うことを聴く傀儡政権をあちこちに作った。

 

サダム・フセインは元々米国の仲間である。それが途中から米国の傀儡から外され敵視戦略に変わったこともイスラムが欧米を憎む大きな理由である。

 

1990年の湾岸戦争はフセインがクエートに侵略したからだというが元々クエートという国はなく石油産出国イラクの港を塞ぐために英米が画策して湾岸に出る港に国を作ってキャップをかぶせた。

 

これに不自由を感じていたサダムはある時米国に「クエート軍事行動」を問うと「米国は関知しない」との返事。これが実はさよならサダム・フセイン作戦だった。

 

これを米国からの緑信号と受け取って侵攻したのが第一次湾岸戦争の始まりだ。戦争仕掛られて米国に騙された事に気付いたサダムフ・セインは勝ち目がないと思ってとっとと白旗を掲げた、米国への怒りの中で。

 

そして米国は今度はイラクそのものの解体を狙い世界に向けてありもしない「イラクには大量破壊兵器があるぞー!」て嘘言って第二次湾岸戦争を起こした。こうやって生まれた憎しみをどう拭い去ることが出来るか。自分の身内に起こったと想像して欲しい。

 

隣国イランは元々米国の傀儡政権であった。日本も安心して米国傀儡政権の元で日本イランジャパン石油開発が政府の後押しで進められていた。

 

ところがここでも米国が全く予期せぬイスラム原理主義者によるイスラム革命が起こり日本と米国は追い出された。

 

この時米国大使館で米国人が長期間にわたって人質に取られたのはCIAにとっっては一生の恥であっただろう。それから長期にわたり経済制裁を行いそれがオバマによって今年やっと解除になったのは当時恥をかかされた連中が引退したからだろう。

 

これ以外にもイスラムの過激化は様々な原因がある。そしてその殆どどれもが欧米による利益剥奪なのである。100年にわたり騙し続けられ利益を奪われ続けて家族を殺された者が考えることは何だろう。

 

少なくとも今日本やイタリアがどうこう言って根絶出来る問題では、全く無い。そしてこの問題は根絶どころかISの陰に軍産複合体がいるのだから解決の方向性にさえ進まない。

 

今のイスラム地域はまさに世界の火薬庫で、何時どこで爆発するか分からない状態がこれからも続く。



tom_eastwind at 11:09|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年07月03日

生活の質 ロングステイ

花粉に猛暑、日本本土にはこの2つの問題がある。ならば3月前後に3ヶ月程度花粉対策でAucklandで生活をしてはどうだろうか。また7月から9月までの3ヶ月も熱暑対策で冷や冷やしたAucklandで過ごすのも一案である。

 

今朝のAucklandは霜が降りるくらい冷えてて摂氏2度であった。お昼は太陽が出ると暖かくなるがそれでも9度から15度くらいだ。

 

何でこんな事を思いついたかと言うとこれから増えていく現役引退世代は時間が豊富にありモノではなくコトにお金を使うという調査を観たからだ。

 

今までは家を買い車を買い冷蔵庫やテレビを買ってきたが耐久品は一通り揃っている。何だか下手につましい生活しても相続税をどーんとくらう、それならば終の棲家の費用のみ確保して自分の生活の質を上げるって発想が出てくると思う。

 

それが現役世代では出来なかった海外長期滞在である。これで花粉や猛暑に悩まされる事もなくなる。

 

観光ビザは一回につき3ヶ月発行される。(細かく言うとvisa waver)花粉が飛び散る街を飛び出てニュージーランドに滞在すると爽やかな空気に囲まれる。

 

空気がどれだけ綺麗かってのは来てみれば分かる。水も同様。問題は日本からAucklandが離れすぎている事だけだが、一年に二回くらいは10時間の旅を楽しみましょう。

 

日本で旅程を作り航空券を買って海外旅行傷害保険に加入すれば後は空港に行くだけ。Aucklandの宿泊は多様でもし英語が出来るならフラットメイトなんてのもよいと思う。シティのアパートの一部屋で一週間200ドル前後で借りられる。

 

食事はシティにスーパーマーケットが2店あるので買い物には困らない。基本自炊で生活すれば家賃800ドル+食費一週間で200ドル前後+携帯電話(Aucklandで格安SIMとプリペイを買う)くらいだ。

 

こちらに滞在中に家族とはいつでもスカイプやLINEで常に日本と繋がっているのを感じる事が出来る。実際に夕食時間になると料理を並べて日本の親のスカイプ入れて家族で食事するのが何の抵抗もない。

 

とにかく空気が綺麗だから、まずはAuckland周辺の公園散策がよいだろう。どこも緑に覆われて遊ぶのは芝生の上である。

 

野菜も本当の野菜の味がするから料理も楽しくなる。中には生で人参齧る人もいる。

 

朝、通勤用フェリーで到着してシティに向かって忙しく歩くビジネスマンを観ながら海辺のオープンカフェでコーヒーを楽しむ。これなんて現役時代に忙しかったご主人には楽しく見慣れた景色だろう。

 

品川駅の港南口から通勤時間に出来る長い行列を観ると外人は本当にびっくりするが日本人はそうやって仕事をしているのだ。

 

ロングステイと言えばマレーシアってのが常道であるがニュージーランドも良い国である。生活の質を高めるためのニュージーランドロングステイ、体の動く内に是非ともお勧めする。



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2016年07月02日

土曜日

小池氏“思いが先走った、ハラは固まった”というブロゴスの記事を観て「お、共産党の小池氏が爆弾発言でもして役職辞任か?」と思って読んだら、何と小池ゆりこ氏の都知事選挙の記事であった。

 

同じ小池でも随分違うぞ。

 

昨日の英国移民の話で問い合わせを頂いた。「英国からの移住者が増えれば日本や他国からの申請を減らすことはあるか?」

 

技能移民の数は国別制限はない。しかし総数制限があり年間約5万人。つまり世界中から技能移民テストを受ける人が10万人いるとすると5万人しか合格しない。

 

その中で英語に堪能で英国環境で生活してNZに馴染むのも早い英国移民は当然高い得点で合格する。そうなると日本など英国圏でない人が不利になるだろう。その意味では日本からの申請は難しくなる、である。

 

しかし同時に技能移民で140ポイントあれば基本的に永住権が発給される。現時点では技能移民で55千人が取得したという話もあり、今年前半は移民局は技能移民の申請数合計の調整はしてなかったのではと思う。

 

実際に投資家2ビザは年間300件しか発給しないと言ってたのに既に300件以上発給している。調整してない。

 

ただそこはNZらしく、状況変わればすぐにルールを変える。なので影響があると考えた方がよい。

 

今月は715日(金)から17日(日)までが東京での移住個人面談である。そろそろ準備開始。
 

 真冬の南半球から真夏の北半球なので気温差20度、飛行時間は香港経由なので15時間くらいあるので「体は大丈夫か?」とよく言われるが実際これが疲れない。到着したその日から仕事しているのが普通である。

 

今日は週一回の車のガソリン補給でBirkenhead(バークンヘッド)に行くが、何だかこの街、以前より良くなってるぞ。何か面白い現象が起こっている気がする。これは明日考えよう。



tom_eastwind at 17:47|PermalinkComments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

2016年07月01日

英国移民

北半球の情勢は繋がっておりどこで何が起こるか分からない状態が続いているがこれから早速ニュージーランドに影響が出てくるのが英国からの移民である。

 

空が青くて空気が澄んでて水も美味しくて人々がフレンドリー、おまけに英語が通じる!

 

英国は天気が悪くていつも傘持って歩き空気は工場地帯のばい煙で汚れ、水は1800年代後半までロンドンで黒死病が発生するほど汚い、人々は目を合わせても挨拶しようともしない。英語は通じるけど明確な階級社会。

 

そして今回のEU問題で英国が混乱することは明白である。「こんなバカな話はない、あいつらが何も考えずに投票した結果がこれだよ!民主主義だから結果に従うけどこんな国には住めないぞ」

 

「じゃあ行こう、こんなイギリスにゃ住み飽きた、僕が行くから君も来い、大きな自然が待ってるぞ!」

 

すでに英国からカナダへの移住申請も増加しており英国から出るだけの力がある人は海外移住を目指す。

 

英国を出るけど英国籍は保持出来る。何故ならニュージーランドは重国籍保持が認められてるからだ。

 

ロンドンからAucklandまで片道約24時間の移動距離はきついけど毎月往復するわけではない。1800年代だったら船で80日とかだったのを考えればずっと楽だ。

 

そしてこれから飛行機が進歩すれば直行便が飛ぶかもしれない。ちなみに現在はAucklandからロンドンへの直行便はない。東南アジア経由が一般的である。

 

南半球の小島でありロンドンのような活気はないがテロはなさそうだし給料は安いけどその分ロンドンに比べれば物価も安い(今の日本からすればAucklandの物価は高い)。

 

元々ニュージーランドは英国からの集団移民で出来上がった島国であり英国自体が世界進出してそれぞれの国で支配層を築いてきた。

 

これが日本への移住だと「ガイジン」となりニューヨークに行けば「Legal Alien in New York 」となる。

 

そう考えれば英国民にとってのNZ移住はそれほど抵抗感がない。

 

これが日本人だとまず移住出来るかどうかの問題があるけど移住ってのがどうしても意識として片道切符みたいな印象がある。それに比べれば英国民は選択肢が広い。



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