2005年08月27日

これでもジャーナリスト????

ガイド銀行の経理など、書類ばかり見つめて仕事をしてきた人が、空港などで颯爽と働く女性添乗員やガイドを見ると、当然かっこいい!と思う。そんな仕事に就いて見たいと思う。

でも、現地の旅行会社に何の知識もないまま就職出来るはずがない。そして現地の旅行会社からすれば、使えるか使えないか分らない、全く知識のない人をゼロから教育して、やっと使えるようになった時に退職されたら、それまでの教育経費は無駄になる。

そんな両者の要望を満たすのが、ツアーガイド養成講座である。ガイドという仕事をしたい人と、即戦力となるガイドを欲しい旅行会社とを繋げる為に、旅行会社が要求する知識を事前に教え、就職を保証するものである。

ところが、そんな実態を知らないままに、誰に聞いたか知らないが、自称フリージャーナリストと言う人が、何の取材もしないままに勝手な事を書く。笑止千万である。仕事がない?無給?どこの会社の話だ?

当社の講座は就職保証である。月給も、少ない時期でも手取800ドル程度はもらえる。そして、何よりもお金だけでなく、外国で働いたという満足感が得られる。

好きな事をやりたい、それでいくらかでもお金を貰いたい、そんな人が自分の未来を広げたいと思って参加する講座であり、終了後は就職して仕事をするのだ。空港やホテルで、お客様にアテンドして仕事をするのだ。夢が叶うのだ。

勿論大変な仕事だ。若くないと務まらない。一生出来る事でもない。何故なら、その収入は、他の仕事に比べて安いからだ。でも、その経験は、将来の永住権だけでなく、他の仕事に就いた時も大きなプラスになるのが事実だ。

そのような面を全く無視して、いたずらに「資本主義の商売はまちがってま〜す」みたいな、心地よい、しかし全く無意味な意見を書く輩がいる。

では聞きたい。批判している君に、夢はあるのか?ガイドをしたいという人に、何を提供出来るのだ?旅行会社は、素人は要らないのだ。君に、仕事を紹介出来るのか?人を幸せに出来るのか?否定するのは簡単だが、では対案を頂きたいものだ。

僕はこの商品をゼロから創ってきた。会社だから利益も必要だ。でもそれ以上に、お客様の満足がなければ継続は出来ない。お客様が満足を得て、取引先が利益を得て、そして最後に、当社が利益を得て商売を継続出来る、これが僕のポリシーだ。夢を与える仕事だと思っている。本気で思っている。そしてもう5年、この講座を運営している。

それなのに、何も知らない素人が偉そうに口をだしている。それで君は何をしたいのか?君の意見を突き詰めたら、何が生まれるのか?

批判をしたいのは分った。では対案を出して欲しい。君の意見を突き詰めていけば、結局何も出来ない社会になってしまう事を、君は知っているのか?僕の講座に参加して欲しい。話を聞いて欲しい。実際に就職して欲しい。それからゆっくり批判をして欲しいものだ。

少なくとも、講座を終了して就職した人は、同じ時にNZにやって来た人たちとは、顔が違う。たくさんのNZ知識を持って卒業していく。たくさんの友達を得ていく。そんな彼らに拍手したい。そんな夢を否定する人に、再考を促したい。

ツアーガイド養成商法
オーストラリアやニュージーランドなどで、悪評なのが「ツアーガイドの有料講習。ツアーガイド会社が行っている場合は、高い授業料をとれるばかりか、無給の研修就労も行えてをまさに一石二鳥。終了後に仕事をもらえることも無く、他のツアーガイド会社で働きたくても、「講習参加の軽薄さと無知ぶり」が指摘されるだけ。採用されることはあまりありません。養成商法は、経営が苦しいツアーガイド会社が、高い利益を得るための「苦肉の策」として考え出したのが、そもそもの始まり。



tom_eastwind at 14:24│Comments(2)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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この記事へのコメント

1. Posted by 同感   2005年08月27日 18:05
長年(と言っても10年くらい)接客という仕事に携わっているが、どの業種であっても、お客様あっての仕事である限り、お互いハッピーでなければ商売は成立しない。少なくとも、私は常に、お客様をハッピーにできるよう努力している。
例えば今回話題として上がっているインターンシップやツアーガイド養成講座にしてもそうだが、お客様は「経験」を欲しがっている。派遣先は「人材」を欲しがっている。会社はその間に立ち「仲介」をする。3者がともになんらかの形で利益を得ている。これこそ理想的な「ハッピートライアングル」ではなかろうか。
その商品が高いか安いかはお客様の判断である。
値段に見合った商品だとお客様が判断した時点で、「ハッピートライアングル」が成立するのだ。
世の中には他人の批判をして儲けている人がたくさんいるが、他人をハッピーにする仕事をしてから批判して欲しいものだ。
2. Posted by tom   2005年08月29日 04:09
読んでもらって、有難う御座います。

そうなんですよね、人の足を引っ張る事で自分が格好つけようとしているけど、でも自分では何も生み出さない人たち。自民党の抵抗勢力みたいなもんですね。

特に昨日のNHK討論では、元自民党の綿貫氏が「自民党の力の理論はおかしい」等といかにも正義という顔で言うけれど、それって彼が自民党にいる頃は率先して衆院議長としてやってた事だし。整合性のなさは、見てれば分りますよね。

そしてメディア。自分の創造力や生活力の欠如をメディアの仕事という甘い言葉に隠して、きちんとした取材もせずに自分の思い込みで書くのは、今の日刊メディアに通じるものがありますね。視聴率、購買を増やす為の売文行為ですね。

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