2005年10月23日

銀行

今日で最後の仕事も終わり、後は明日の飛行機に乗るだけだ。オークランドに戻ればカメラもあるので、今まで掲載出来なかった写真をしっかり撮っていこう。

などと思いながら今回の面談で一件。

実は僕は1991年から1996年まで香港で生活をしていた。それこそ全く飛び込み状態で始めた生活だが、幸運な事に日系旅行会社で営業マネージャーの仕事をもらえた。

香港では当時、日本の地方銀行が続々と支店や現地法人を設立していたが、これも幸運な事に、日銀の取扱を始めとして多くの地銀がお客様になってくれた。

その中でも特に思い出深いのは、東京の都民を相手に営業している地銀だ。

地銀でも外国駐在はエリートコースであり、その上、香港勤務は殆ど残業がないので、日本にいる時よりも家族との時間が取れると言って銀行マンには人気の街だった。

既に銀行を退職しており、NZへの移住を検討中のご夫婦、家族と一緒の時間を大事にしたいと考えているお客様と面談した。聞いて見れば香港支店は既に多くの地銀と同じように撤退しており、国内での営業は益々大変なものになっており、毎日が残業残業の繰り返しらしい。

その上、昔と違って、銀行だからと言って一生の生活が安泰している訳ではなく、給料も決して魅力的といえない。何とか今のうちに人間らしい生活を取り戻したいと考えたのだろう。

最近はロハスという言葉が流行しているようだ。

Lifestyles Of Health And Sustainability

健康で持続可能な生活様式、とでも訳せば良いのかな。じゃあ反対の意味は「持続不可能で不健康な生活様式」になる。

確かに今の銀行等の仕事を見れば、あんな残業を定年まで続けるのは持続不可能だろうし、ストレスを抱えて働くのは不健康だろう。

日本人がロハスを考え始めたら、行き着く所はニュージーランドになるのだろうね。この国なら、少なくとも自分の為に働く事が出来る。

 

 

 



tom_eastwind at 18:00│Comments(4)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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この記事へのコメント

1. Posted by NORIKO   2005年10月25日 19:47
「自分の為に働く」。日本では難しいでしょうね。確かに、生きていくために働くのは当たり前ですが、まだ「他人の為、会社の為」という意識がどうしても根底にある人は、表情や言動に歪みがある。そしてだらだらと会社に残っている例が多い。帰ろうとする同僚にプレッシャーをかける。「自分の為」の人は仕事も速い、退社時間になったら自分の時間に切り替えができる。「これは明日でもできるから。じゃ、僕はプール行ってくる。」が決まり文句の元上司との仕事は本当に楽しかった。
2. Posted by tom   2005年10月26日 11:46
ポルトガルは皆、自分の為に働いているんでしょうね。

他人の為に働くって部分で最近不安なのが日本。家族の絆より会社の絆を大事にして「家族に飯を食わせる為」という理屈付けで突っ走ってきた日本ですが、バブル以降は終身雇用制もなくなり、会社への帰属感が薄まり、消滅した。

でも家族を大事にするという気持ちも同時に失せている為、自分という言葉に家族が含まれないんですね。本当に自分だけ。だから家族を殺す事が出来るようになる。

国破れて山河あり、国家は破滅しても家族と故郷は残る。

大事にすべきは何なのか?そう言うことが分り始めた家族が増える=移民が増えると言うことだと思います。
3. Posted by NORIKO   2005年10月26日 18:20
本来なら、家族というものは自然にリラックスできる場であるはずなのに、逆ですね。
「家族サービス」という言葉、気に入らないのです。「明日は休日だから、家族サービスしなくちゃいけないよ〜」しなくちゃ???自分の意思で家族を持ったくせに。
あと、夫の帰宅を遅くする原因として、奥さんの態度が当てはまらないだろうか?結局、互いの意識レベルの低さが、家族というものはおかしくするのかな。

国破れて山河あり、国家は破滅しても家族と故郷は残る。

本日の名文句。故郷の群馬の山と緑が懐かしくなりました。
4. Posted by tom   2005年10月26日 20:54
そうなんですよね、結婚って、お互いに頑張って造るものなのに、いつから義務になったのか?

幸いなことに、NZを選ぶ人は家庭を大事にする人みたい?ですが、
離婚率50%のこの国ですから、NZ離婚しているご家庭も見かけますね〜。

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