2006年04月08日

帝国主義について?

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一ヶ月ぶりくらいに、Viedoeasyでレンタルビデオした。一週間5本で12ドルのプラン。何だか仕事ばかりしていると、どうしても頭が固くなるので、少しほぐす積りで観る。

 

ところが、5本を何の気なしに選んで、家に帰って最初に2本観ると、両方とも帝国主義絡みの映画。

 

 

 

The Beast 」は、ソ連によるアフガン侵攻がテーマである。俳優も監督も大した事はないが、テーマが面白い。特にRPGという対戦車兵器が象徴的に出てくるが、その後米国はアフガンゲリラにスティンガーという対戦車使い捨てミサイルを提供し、シルベスター・スタローンの「ランボー3」でも舞台になった国である。

 

ところがその国が遂にソ連を追い出して独立、その後タリバンゲリラが主権を握り、米国に対抗するようになる。その後は皆さんもご存知の通り、2001年の911テロに繋がるのである。ソ連に攻められ米国に攻められ、全く歴史に振り回されているアフガンだ。

 

ZULUは1879年の南アフリカで、先住民族であるズールー族が反乱を起こし英国部隊陣地に攻め込むが、英国兵士が勇敢にも敵を退けたという話である。前述のアフガン侵攻を最初にやったのが英国だし、その後もイスラエル問題を創った軍隊だが、この映画では英雄的に描かれている。おいおい、殺されたZULUの兵士は、放置プレーですか?

 

偶然とは言いながら、少し考える。そして今読んでいる本は1937年当時のファシスト対コミュニストの戦い=スペイン内乱だし、よくよく見ると、どんな戦争も、その理由の低俗さと、その処理の低廉さに、あきれ返る想いだ。

 

西洋に、たった一人の西郷隆盛、勝海舟、稲盛、中村天風などの人物がいれば、戦争は半分以下になっていただろうと感じた。

 

でも、振り返ってみると、自分の会社でも偉そうな事は言えない。何も出来てない。結局何の為に時間を使って何の組織を創り上げたのか?一人で最初から全てやった方が良いのではないか?

 

映画を観ながら、疑問に思う週末になってしまった。

 

 

 



tom_eastwind at 19:43│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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