2006年04月29日

英国式経営と好況の継続

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最近の建築規制記事を読んで感じたこと。

日本人に限らず、キーウィにしても役人のいう事を良く信じる。役人が好景気と言えばそう思うし、不景気と言われれば、やはりそう思う。

でも、自分の目で実態を見れば、答えは手元にいつもある。

NZの経済はまだ好調であり、好調の遠因である北半球の不安定、原因である外国からの投資が続き、シドニーとオークランドが実質的に連動していると考えられている限り、シドニーが浮揚すればオークランドも浮上するのだ。

こういう肌感覚は、実は民衆の方が優れているのだが、その事に民衆は気付いてない。政治家が経済を語る時は「こうなって欲しい」という「感情」を「既成事実」にしたいから一般大衆に話すのだ。

NZの経済、というか国家の仕組は英国の本場仕込みであり、その民族的経済問題解決方法は、エリザベスの時代から変わっていない。

「放任せよ。踊らせろ。稼がせろ。そして奪え。但し死ぬほどは奪うな」である。

政府は、国家と英国的伝統を守る事がすべての優先義務であり、彼らの「貴族の義務」であると考えている。つまり彼らのやっている「政治家の発表」は「公務」なのだから、どれだけそれが実態と食い違っていても恥かしくない。

目的は手段を正当化する。海賊行為で稼いだ金でも、それで英国が強大になるならOKだ。

同じようにニュージーランドでも、最終的に素人個人投資家が損をするように、そして低失業率と安定した社会を作る原資を集める為に、最近の市内アパートへの建築規制が始まりそうだ。

こうなると、年利10%等と宣伝しているシティアパートの価格が値崩れする。今が最後の売り尽くしセールであり、これを逃すと逃げ場はない。実際に銀行でも、50sm以下のアパートに関しては、60%程度しか貸し付けしない。同時期に一軒家に対しては90%程度の貸付をするにも関わらず、である。

売れなくなったアパートを安く買い叩き、新たな学生向けレント市場ができるだろうし、その時こそが、地元でてぐすねを引いて待っていたプロ投資家が登場する事になるだろう。

出来るだけ好景気を続け、これが本物になるようにして、高い通貨と、昔のような「ちっちゃいけど豊かで幸せな国」を作るのが、キーウィ貴族の「紳士の義務」である事を理解しておけば、この国で起こる様々な現象も、よりよく理解出来るだろう。

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tom_eastwind at 12:38│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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