2006年07月18日

テポドンてんどん、ノドンにうどん

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僕の頭の中には言語自動変換装置が付いてるようで、人の話す言葉を聞くと、ついつい同音意義語を他国の言葉で理解してしまう癖がある。

 

以前も書いたが、マイランギベイは舞乱妓湾となる。

 

酷い事故や事件に巻き込まれた後の「トラウマ」という現象を聞くと、どうしても頭の中は虎馬=タイガーホースになってしまう。

 

 

 

その流れで、テポドンとくればテンドンとなるかと思うと、こればっかりは、ドンのアクセントがテポドンとテンドンでは違うので、むしろ「おとこおいどん」くらいの感じがぴったり合う。

 

でも、テポドンのやってる事は日本人の基準からして、どうも「おいどん」のような素敵な愚直さもないし、潔さもないので、これも違うな。

 

やっぱりテポドンはテポドンで、その言葉自体に、嫌らしい響きを感じるのみだ。大体どこに飛ぶのか、どこに落ちるかも分らないようなふらふら野郎は、どうも好きになれない。

 

その点ノドンは、空跳ぶ怪獣「ラドン」に近いものがあり、何となくイメージが合う。空を飛んでくる事、ちゃんと最初から「日本を狙ってますよ」と明確に訴えているところなんか、これは日本人好みか?

 

少なくとも「うどん」ではないな。腰がなくてふぬけという感じはしない。

 

そんな事を考えながら昨日の「日曜討論」を見た。するとまた石破元防衛庁長官が出演してた。合いも変わらず切れ味のすっきりした議論で、相手を追い詰めてる。てゆ〜か、今の状態で彼の意見に反論出来る人はいないでしょうね。

 

自民党は「もし目の前で相手が銃を構えて撃とうとしたら、抵抗しますかしませんか、それを国民にしっかり議論して、その答えを出して欲しい。その答えを政府が実行するのです」と言ってる。

 

つまり、もし本当に反戦平和と言うなら、敵にミサイルを突きつけられても武装しません、あくまでも、撃たれても撃ち返しませんと、国民がそれだけの気持ちを持っているなら、政府も武装はしません。それで良いのですね?という根源的な質問だ。

 

それに対して社民党や共産党は「撃とうとしているかどうか、分らないじゃないか」と、話をそらしている。自民党の質問に対して「そんな、ゲームみたいな事を言ってても駄目ですよ」とかだけど・・・。

 

おいおい、小池君に辻元君、論点をそらしてはいけないよね。撃とうとしているのが明確ならどうするかという前提で議論をしようとしているのに、その前提自体を認めなければ議論は成立しない。だったら討論に来るなっつうの。

 

妙に頭の良い人は、机上の空論で問題をそらそうとするけど、あのね、今、頭の上にミサイルが飛んでこようとしている時に、机上の空論では問題解決しないってのは、普通の国民であれば誰でもわかってる事ですよ。

 

てゆ〜か、社民党も共産党も、まともに議論したら負けるのが分ってるから問題そらしているんだろうね。ゲームをやってるのは社民党でしょ。

 

民主党はミサイル防衛計画を前倒しで配置すべきだと訴えていた。という事は、北朝鮮という危機を目前にして、日本のある程度の意見はまとまった、つまり防衛の為の武装を認めるというターニングポイントになったという事だな。

 

全く皮肉な話だけど、北朝鮮は日本を武装化する為の火付け役になった。戦いっつうのはそんなもので、中途半端に喧嘩を仕掛けると、相手は逆に強くなるのは、分かりきっている事。

 

てんどんでもうどんでも良いが、ミサイルが目の前に来て平和ボケは通じない、それがやっと現実になった昨日の討論でした。

 

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tom_eastwind at 00:31│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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