2006年12月03日

吉野家

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12月01日、吉野家の牛丼復活。午前11時から午後3時までの時間限定だが、一昨日の新聞広告で見つけた「牛丼復活」の広告が、早速今日の僕を牛丼に運ぶ。

そう言えば「牛丼やさんなんて行った事ない」って女性をたくさん知っている.何故だろう、あんなに美味しいのにな。

今日は汐留のホテルから新橋駅前の吉野家に行く。勿論11時丁度だ。地球を半周して来たのに、お店に入って「売り切れです!」は寂しいからね。香港、シドニー、ニューヨーク、フィリピンでも食った。吉野家は僕にとっての基本食。

新橋駅前の銀座側の吉野家は、本来は2階部分も使っているのだが、今は2階部分はお休みのようだ。

1階部分は蹄鉄型のカウンターに座れるのが13人。僕がお店に入った11:01の時点で、空席は二つのみ。残りの11人全員が、勿論牛丼を注文してた。

並牛丼380円に生卵をつけてもらい、お茶を飲みながら丼を待つ。この値段だが、豚丼や朝定食に比べて高い。吉野家の社長は「自分一人の決断です」と言ってた。

それにしても、客は全員男。おまけにそのうちの5人は、茶髪頭にタオルを巻いて、たった今工事現場から来ましたって感じ。これじゃあ女性は入りにくいな。

それ以外のお客も、まともに日本語を発音出来ない状態のおっちゃんとか、焦った口調で店員さんを「すみませんすみません」と呼びながら、目の前に店員が来ると「え〜と、え〜と」って口の中で呟いている高校生、それに、丼を食いながらも口を閉じる事が出来ないままぶつぶつと呟くおやじ。

日本語が怪しいおっちゃんなんか、カウンターの反対側の兄ちゃんが注文したメニューを見て、眼だけ飛ばして「がれにしてあ」って、そんな注文じゃアルバイトの中国人お姉ちゃんは分らんぞ。

案の定、並牛丼生卵と味噌汁付きだった「兄ちゃん」の注文を求めている事を理解出来ないアルバイトお嬢さんは、「な〜みいっちょう!」とやった。

舌の回らない(酔ってるみたい)オヤジは、「おいおいねえじゃゃん、づゆがね〜よ〜」と、アルバイトのお姉ちゃんに言ってる。僕が隣にいて聞いてても、君?理解難しい。づゆって、何よ?と思う。

中島みゆきの「狼になりたい」という歌「夜明け前の吉野家では化粧の薄れ掛けた〜」と言う、何となく悲哀の漂う歌詞を思い出しながら、でも吉野家の復活を喜ぶ。

まあ、そんな久しさの吉野家ストーリーを楽しみながら、薄切りにされた牛肉に生卵を絡めて牛丼を口一杯にほうばり、数年ぶりの感激・・・・あれ、味は変わらない・・・そっか、期待し過ぎてもっとおいしいものと思ってしまったのか。

12時過ぎた頃には、新橋周辺の吉野家は、長くはないけど全部行列が出来てた。吉野家には、頑張って欲しいな。協力しまっせ!

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tom_eastwind at 00:41│Comments(0)TrackBack(0) 世界と日本 味めぐり 

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