2007年01月24日

移住カウンセリング

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今日も朝から日本の開業歯科医ご家族の個人面談。ご家族4名で先週下見に来て、そのままオークランドに数日滞在している。

 

先週金曜日に当社オークランドオフィスに飛び込みでやってきたのだが、僕に他の用事があり、今朝に時間変更をしてもらった。

 

40代のご夫婦と、ちっちゃなお子様が二人。開業してすでに10数年、資産もあるし、日本にいる限り悠悠自適でやっていける方たちだ。

 

そりゃそうだろう、地元できっちりとお客を抱えて、きちんと仕事をしていれば周囲の尊敬も受けられるし、安定した生活は確保されている。

 

でも、そんな普通のご夫婦でも、今の日本に疑問を感じ始めている。

 

「いや、勿論このままでも問題ないんですよ。でもね、子供の教育とか将来の事を考えたら、一体どうなんだろうって思いますよ。それに政府は間違いなく富裕層に対して課税してきます。そうなったら、僕がどれだけ財産を作ったとしても政府に持っていかれますからね」

 

柔和そうなふっくらとした顔の歯科医は、そんな話をする時だけ眼鏡の奥が光っている。隣の奥さんも、ちっちゃな子供の頭をなでながら、ご主人の方を少し心配そうに上目で見つめている。

 

誰もが自分の子供には幸せになってもらいたい。でも、個人がどう頑張っても、日本にいる限り政府と戦っても勝ち目はない。

 

これからの日本は二極化と言われているし、実際に二極化している。

 

政府が富裕層から税金を取ろうとすればどうするか?

 

答は簡単だ。富裕層は常に少数だし、低所得層の数は圧倒的に多い。

 

だからマスコミをうまく利用して、低所得層の人々に対して「消費税なんて、お金が無い人からも取るのはおかしい!それよりも、皆をこき使ってお金を稼いで来た富裕層に、今こそ高い税金を掛けるべきだ!」と言うキャンペーンを打てばよい。

 

そりゃそうだ、低所得層の人々は毎日の生活に困窮している。貯金を切り崩しながら何とか生活をしている人々からすれば、ブランド物を買ったり高級住宅に住んでいる人々は、とても簡単に批判の対象としてあげつらいやすい。

 

そこへ政府が「悪いのは政府じゃない、一部のお金持ちが皆さんの給料をいつまで経っても上げないから、皆さんが苦労しているんですよ〜」とやれば、燎原の火(りょうげんのひ)のように、金持ちに対する批判活動は広まるだろう。

 

戦前の米騒動のような無法地帯にはならないだろうが、政府が「国民の大多数の意見を背景に」富裕層に対して税金を掛ける事が出来る。何せ徴税権は政府の宝刀だ。法律は政府が作る。国民の納得さえ得れば、それでいつでも課税出来る。

 

ある程度先が見える人は、そのような状況が見えているから、本当に家族や生活を考えた時に、果たして日本でこれから生活をする事が正解なのか?と言う疑問を持つ。そして飛び込みでニュージーランドにやってきて、当社を訪問する方も増えている。

 

今回の、1月28日の移住説明会でも、すでに20名のお申込を頂いている。今時、移住をテーマにしてウェブサイトだけで募集して、ましてや有料で開催しているのにお集まり頂いてる説明会は、あまりたくさんないだろう。

 

それだけ危機感が日本全体に広がっていると言う事だと思う。説明会に参加する方が大体同じ事を言う。

 

「え、こんなにたくさんの方が毎回集まっているんですか・・・私だけじゃないんですね」

 

お正月明け、第21回目の移住説明会を1月28日に東京汐留で開催する。

 

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tom_eastwind at 00:23│Comments(1)TrackBack(1) 移住相談 

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1. 50万円が3000万円になったらあなたはどうしますか?  [ ▲▲増え続けるお金の使い道に困ってしまいまって▲▲ ]   2007年01月24日 10:39
「どうやってお金を稼ぐか?」よりも、「どうやってお金を使うか?」に悩むことになりました。

この記事へのコメント

1. Posted by tim   2007年01月24日 21:34
今の日本の政府や自治体のあり方では、私のモチベーションが上がらない。
日本では頼らない生き方ができるよう努力をしたほうがいいようだ。

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