2007年01月31日

豊橋から大阪へ

「いっや〜、年取ったからと言って年寄りとばかり付き合ってたら、こっちまで暗くなるわね〜、やっぱ元気の良い若い人としゃべってる方が、頭も若返るだぎゃ〜」

もうすぐ80歳のおばあちゃんの言葉。実はこの人、とっても元気だ。何よりも、頭が良い。今も毎日現役で生きてる。

雲ひとつ無い青空、真冬なのに15度と言う、涼しい朝だった。名古屋から新幹線で30分で豊橋だ。

おばあちゃんが移住するわけではないが、仕事の関係でお会いした。これで2回目だが、実に元気なだけではなく、ちゃんと自分を知ってる。

「ニュージーランドもね〜、もっと行きたいんだぎゃ、でもさ、1人で行く途中にね、もし体が調子悪くなったら、人様に迷惑かけるだぎゃ、そんな事は嫌なもんでな〜」

自分の体調よりも、人様に迷惑をかけるという方が気になる、典型的な「良い日本人」である。

喫茶店で話をしている最中に、先程カバンの中に入れたちっちゃい紙を、どこに入れたのか見つからず、「全くもう、今入れたばかりなのにな〜」と、自分で自分を叱っている。

私は、体は少し弱っていても、頭はまだしっかりしてるんだ、なのに、何で紙が見つからないのか。自分で自分に鞭打っている。

だらしなく道端やコンビ二の前に座り込んで、無気力な顔を空に向けてる若者に、しっかり見てもらいたいものだ。これが日本人でしょって。

昨日の名古屋でも感じた事だが、他人を思い遣る事の出来る日本人が、この国にはまだたくさん残っている。

ただ、戦後からバブル、そして失われた10年を通じて、日本人がその良さを捨てている。他人を思い遣る事が出来なくなっている。

ふと思った。今政府で政策を決める官僚と呼ばれる連中は、子供の頃は鍵っ子で、学生時代は他人を蹴落とす競争、日本の一流大学に入る為に多くのものを捨てて来たのだろう。

そんな人間が、本当に人の痛みを知っていて、他人を思い遣る気持ちを持っている、そんな人間の気持ちが理解出来るのだろうか?

たぶん出来ないだろうね。だからこそ平気で社会福祉の切捨てを行い、貧乏人は死んでしまえみたいな行動を取れるんだろうな。

希望のない社会で、若者の間には閉塞感(へいそくかん)と諦念(ていねん)が広がっている。

今年は司馬遼太郎の「坂の上の雲」がテレビ化されるそうだ。やって欲しい。日本人がまだ元気だという事を、しっかり伝えて欲しい。

人気ブログランキングへ

 



tom_eastwind at 16:30│Comments(1)TrackBack(1) 移住相談 

トラックバックURL

この記事へのトラックバック

1. 学生のみなさん。明日までです!  [ 新鮮!情報特急便 ]   2007年02月03日 00:11
幸せとは相対的なものです。平凡な日常にちょっとしたプラスの出来事・・・。幸せですよね。ちっちゃな幸せ見つけてみませんか?

この記事へのコメント

1. Posted by tim   2007年02月01日 13:15
へぇ〜豊橋なら近い!
NZへ行く道中を共にしたい。
動けるうちに行きたいところにいって、刺激うけて、長生きしてもらいたい。自己管理することができて、楽しみもって長生きしてもらえるなんて、
家族としては嬉しいもの。
家のばあちゃんはもう少し年上。94歳。
物忘れもなく健康管理のために毎日山の上にある畑にいってます。

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔