2007年03月22日

個人面談

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日本から戻って、今週は面談や会議続きだ。

 

火曜日は7件面談、水曜は4件、それに通常の書類が机の上に乗っかってて、メールを開くと、待ってましたとばかりにど〜んと来る。

 

今週は日本の連休のせいもあるのだろう、お客様の訪問が多く、非常に充実した一週間となった。

 

 

とは言ってもまだ木曜だが、月曜日の昼過ぎにオークランドに到着してからずっと働いているので、木曜日の午後になって、やっと何とかオークランドに戻ってひと段落という感じだ。

 

去年大阪からやってきたご家族は、実にさらりと技能移民枠で永住権を取得した。あとは、今後の生活をどう構築するか、その打ち合わせ。

 

「全然簡単じゃなかったし、スムーズにもいかなかたですよ〜、一つタイミングを間違えれば、どうなってたか分からなかったですよ〜」と、今は安堵の顔で笑いながら語る彼女も、確かに申請の最中は、毎日いろんな事を考えていて、苦労をした。

 

今後は日本で学んだ知識を生かして起業を目指し、そのために必要な資格を取る事にした。勿論最初は仕事をしながらある程度生活を安定させる必要があるから、大体2年程度の長期計画になる。

 

でも、普通の若者が大学に通うのは4年だし、そう考えれば、30代の2年なんてあっという間だ。40歳になって振り返ってみれば「あ〜、あの頃はよく働いて勉強したな〜」って思うだろう。

 

静岡から家族で下見に来られたお客様は、日本で自営業をしており、その仕事はそのままニュージーランドに持ってきてやれるので(さすがインターネットは世界を小さくする)、ニュージーランドで会社を設立して、そこで日本からの仕事を貰い、自宅兼事務所で仕事をするという事になる。

 

このやり方はとても有効だ。日本の受注価格は、ニュージーランドで同じ事をして受注するよりも高い。そしてニュージーランドの生活費は日本より2割は安い。何よりも、残業やストレスがない環境で仕事出来るってが良い。

 

すでに去年、そういうお客様もニュージーランドに来ている。あるウェブサイトで日本在住の日本人向けに商品を販売しているのだが、販売している本人はすでにニュージーランドにいるにも関わらず、商品の購入と販売、代金回収、物流はすべてインターネットで管理している。

 

日本にいた頃には思いも付かなかったような早い時間に仕事を終わらせて、家族とゆっくり食事が出来る。

 

「こんな生活がしたかったんですよ」そう語る彼は、ほんとにほっとした顔を見せてくれる。

 

忙しい一週間だったが、明日の金曜日は面談予定がないので、たまった書類を片付けよう。

 

そして週末は、映画三昧だ。ジョニ黒(ジョニーウォーカーブラックラベル)片手に、日本から買ってきた「独立プロ名画特集」をがんがん観る予定。1950年〜60年代に作られた、山本薩夫や今井正の作品集9巻だ。見ごたえありそう。

 

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tom_eastwind at 16:48│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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