2007年04月08日
ナビ
日本で車を運転する人にはもう常識になったナビゲーター(車のハンドルの左横に付いてる、自分の今いる位置が分かる電気地図)だが、ニュージーランドでは殆どと言って良いほど、てゆ〜か、全く普及していない。
昔から車を運転している人なら、道を間違えることのないような単調な一本道だし、何せオークランドから300km近く離れたロトルアに行くのに、途中に信号が一つもないような国なのだから、ナビなんて不要ってのが一般論だった。
ところが昨日、りょうまくんを連れてボタニーダウンショッピングセンターに行くと、何とナビ発見!
さいしょの目的は、イースター旅行に出かけた奥さんとみゆきの送りの為に空港に行き、その帰りにボタニーダウンのゲームショップでりょうまくんが欲しがってたガンタイプのコントローラーを買う事だったのだが、EBゲームという行きつけのお店で聞くと、在庫切れ。
ガンタイプのコントローラーはTMヴィールスに効果的で、バイオハザードにはなくてはならないし、レジデントエビルのように動きの早い敵相手には、通常のコントローラーでは戦いにくい。
だもんで、日頃はあまり行かない電気専門店のディック&スミスにないかな〜と思ってのぞいたのだが、案の定、ここでもPS3は売ってるが、ガンタイプはなし。
仕方なく店内をうろうろしていたら、NZVMANという会社のナビゲータが販売されていたのだ。
安いモデルだと700ドル、高いのは1600ドルくらいだが、日本のような最初から搭載されているタイプではないため、ハンドル横の送風口に貼り付けるようなタイプとか、ダッシュボードの上に置くタイプばかりだ。
手のひらに乗っかる計算機みたいなサイズだが、見る限りまともそう。3D画面で地図は2006年のものを使っているようだ。重さ200gで、勿論カラー表示。
でもな〜。必要なのか?面白いから一個買ってみようって値段じゃないしな〜。
そんな考え事をしてたら、りょうまくんが聞いてきた。
「お父さん、何見てるの?」
「これはさ、運転する時の地図だよ」
「ふ〜ん、お父さん、道を知らないの?」
だよな、これが普通のキーウィ会話だよな。
誰もいないそのコーナーを、僕はりょうまくんと肩組んでゲームコーナーに行った。
いつかこの国もGPSが使われるようになるんだろうな。でもそれって、いつだろう?時間と人の親切がたっぷりなこの国、人口が500万人くらいにならないと、まだまだ必要にはならないんだろうな。
そう思いながら、地図も見ずにボタニーダウンから適当にシティに戻った。途中で道に迷ってもよい、時間だけはたっぷりあるし、思いがけないものを見ることも出来るしな。
写真は、僕のオフィスから見えるクイーンストリート。歩道の工事中で随分と混んでる。
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この記事へのコメント
ナビ見ながら走ってる人見ると、イライラします・・。
だって、狭い範囲しか見えずに、全体像がつかめず、いわばデジタルの時計より、アナログの時計を好むようなものです。