2007年06月27日

就労ビザ取得プログラム

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全く、資源を持たざる国家の知恵というか、今、あちこちの英語学校が開発している、就労ビザ取得プログラムという商品が人気を集めている。

 

国家自体が持つデメリット、つまり地球の端っこの田舎で地政学の影響が少ないから国際治安が良いという点を利用して、安全な国家というイメージを付けている。更に田舎を工業化出来ずに(Think Big Projectの失敗)自然が残ったことと、非核三原則を守ることでクリーンなイメージを持たせる。

 

メリットは、西洋諸国の一員であり、英語圏である。差別が他の英語圏よりも比較的少なく外国人歓迎。

 

等の諸事情を生かして、世界の優秀な人々をおびき寄せようとしているんだ。

 

日本から永住権を取得するとなると、どうしても英語能力(IELTS)6.5とか、現地でビザサポートがないとポイント不足で取得出来ないという人が殆どだろう。

 

しかし、日本にいながら6.5を取るのはかなりの難関だし、ましてや仕事の合間の勉強となれば、NOVAに行っても何年かかるか分からない。

 

ましてや、仕事探しをすると言っても現地に何のコネもないままジョブオファーをくれる会社などあり得ない。

 

忙しい合間をぬって年休を取ってやってきても、こちらの雇用システムは「今日面接したら明日から来てね」の随時採用である。

 

スタッフに欠員が出たらその都度補給する仕組みなので、「じゃあ3ヵ月後に来ます」と言ったら、「じゃあまたその時に人手不足なら面接するね」となる。

 

だから、どう転んでも観光ビザで入ってきても仕事を確定させる事は、ほぼ不可能に近い。

 

とは言っても、会社を辞めていきなり現地に飛び込んでも、本当に仕事があるのか?万が一でも仕事がなければ、日本に戻っての再就職は大変だ。

 

等と、様々な問題がぐるぐる巡り巡って、さあどうしよう、夫婦でふ〜ってため息をつくしかない。

 

ところが最近、移民局が大きな方針変換をした。

 

これが、「ニュージーランドに本当に役立つ優秀な移住者にとって有利な条件を提供する」って事だ。

 

これがどのような法案に出てますかなど、日本的な質問はしないで欲しい。というのも、移民局の判断や方針などは、殆ど表に出ない。裏でじわじわと流れてきて、それが当局者の間でじわじわと浸透していくのだ。

 

だから、どこにも書いてるわけではないが、毎日その動きを見ていれば、よく分かるという性質のものだ。

 

具体的には、「本当に役立つ」とは、NZに不足している技能を持っていることであり、「優秀な」とは、英語が出来て現地に溶け込み、現地でキーウィの補助として働ける人の事だ。「優秀」には、キーウィの放つジョークをすかさず返せる技術も含んでいると、僕は個人的に思ってる。

 

そして、このような不足業種での採用需要を吸収する仕組みとして考えられたのが、ニュージーランドで1〜2年かけて学生生活をする中で、キーウィジョークを覚え、現地に役立つ仕事を学び、社会に出て即戦力となる若い人材の養成である。

 

このプログラムのメリットは

1・不況(苦境)に喘ぐ英語学校を政策で救済して雇用およびビジネスの安定を狙う。

2・学生生活の期間は、その生活費でNZ経済に貢献してくれる。

3・現地生活に馴染む事で、卒業後の就職が、いきなり永住権組よりも円滑である。

4・採用する側からしてもトレーニング不要であり、即戦力として使える。

 

これは、今までの「いきなり永住権組」が祖国の資格で永住権を取得しても、NZでは仕事に結びつかず、それが失業に繋がったり、永住権を取れたらそのまま大学に行くと、その学費が国民扱いとなり、政府の負担が増えたからだ。

 

このプログラムだと、実際に就職できる資格を取るための学費や生活費は、自分で負担してねという事になる。

 

なので、英語学校はそれぞれ様々なプログラムを開発して政府に申請、認可を貰って、プログラムとして販売している。

 

ニュージーランドに移住したい日本人からしても、英語能力5.0程度で参加できるし、コースによってはアルバイトも週20時間可能、パートナーはオープンワークビザが取れるといったメリットがあるコースもある。

 

日本人がオープンワークパーミットを取れれば、職種を選ばなければ、大体仕事は見つかる。そして日本人独特の真面目さと会社に対する忠誠心があれば、ワークビザを雇用先から再度発行してもらう事も可能だ。

 

そのうち、プログラムに参加したパートナーも卒業してワークビザ取得、就職と繋げることで、二人での収入が確保される。

 

そうすれば、生活も安定するし、現地企業で長期に働く事で英語テスト免除、職歴ポイント取得などで、永住権への道は、一気に近くなる。

 

こうやって、NZ移民局は今も、若くて健康で会話能力もジョークも飛ばせる、優秀な人材を受け入れますよと、世界に向けてアナウンスを開始した。

 

ただ、その反面、いつもの事で、「上に政策あれば下に対策あり」の中華思想の英語学校が、何だかまたやばい事をやって、プログラムそのものが取り消しになり、それが他の、真面目にやってる英語学校のプログラムにも波及しているようだ。

 

このあたり、撒いた種を一生懸命育てて大きく、たくさん収穫しようとする日本人と、目の前にあるものは種籾も合わせて全部掻っ攫え、来年の収穫なんて知った事か、後はやとなれ山となれ的な中国人とでは、かなりやり方が違う。

 

ただ、今NZ政府が求めているのは、間違いなく日本人的な発想である。嘘をつかない、真面目に取り組む、その結果が、現在の移民局の、日本人に対する高評価に繋がっている。

 

観光ビザの延長、永住権申請の際の学歴や職歴のポイントの加算、申請書類に対する調査の軽さ、等など、長い目で見れば、結局日本人の方が得をしているのだ。

 

今回のプログラム、ちょいと自社の宣伝になるが、当社でも取り扱っている。すでにたくさんの問い合わせを頂き、すでにプログラムを終了して、スタンフォードプラザホテルやその他一流ホテルで働いている人もいる。

 

興味がある方は、一度問い合わせをしてみてください。思いもよらない永住権取得の道が見えるかもしれません。

 

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tom_eastwind at 00:13│Comments(3)TrackBack(1) 諸行無常のビジネス日誌 

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1. Stamford Plaza Adelaide  [ 馬鹿と煙 ]   2009年06月13日 12:10
今回お世話になるホテルはStamford Plaza Adelaideホテルです。 今回はこのホテルのお話。

この記事へのコメント

1. Posted by Kitty   2007年06月27日 11:24
今日のブログを読んで、私達は間違ってはいない、正しい方向に進んでいると確信しました。NZは私達を待っている、そんな気がしました。
2. Posted by とある素浪人   2007年06月27日 12:30
先日、アメリカの下院で従軍慰安婦非難決議が採択されたようですが、大変残念に思います。この問題は明らかに嘘を多大に含んでおり、日本民族の歴史を冒涜するものだと思います。
私は将来が不安だから日本を脱出するというのが主目的で移住を考えているわけではありません。幸いにして独身でありますし、身軽ですから、自分のスキルアップのための挑戦と位置づけております。趣味である居合を通して、日本の伝統文化や習慣などをNZの方々に伝えたいと思います。日本に好意的なNZ人が増えれば、次世代の日本人も好意的に受け入れられる環境が生まれるかと思います。
3. Posted by May   2007年06月27日 23:40
As you say all your planning are right.

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