2007年10月15日
新移住者パーティ
先週の土曜日は恒例の新移住者パーティを山水レストランで開催した。
移住と言ってもそれぞれに目的が違うので、あまりテーマが散逸しないように今回は30歳代で英語を学びながら永住権を目指す方を中心に集まって頂いた。
約20名の方がそれぞれにご自分の出身地、今までの業種、今後の目標等を話して、あとは三々五々共通の話題を持つグループに分かれて、食事をしながら話が進む。
当然話題は子供の話にもなる。自分たちが子供をどう育てていくかは大きな問題だ。学校の事とか子育てとか、キーウィに聞いても文化背景が違うのでぴったりとした答が返ってこない。そんな時に皆で知恵を持ち寄せて話せば、それだけでかなりすっきりする。
移住は家族内での会議で決定する内容だが、移住した後はやはりたくさんの情報が必要となる。でも、自分と生活背景の違う人の話をいくら聞いてもあまり役に立たないのが現実だ。
特に1990年代にワーホリで何となくやってきてそのまま永住権が取れてそのまま生活をしている人たちの意見は、新移住者とはかなり視点が違うので、話をしていてもかみ合わない事が多い。NZdaisukiの書き込みを見れば、そのずれが良く分かる。
実際に最近は、将来を悲観して日本に帰る旧移住者が増加している。「何年働いても、家を買う頭金さえ貯金出来ない。元気なうちに日本に帰ってお金を稼いで、またNZに戻ってこようかな」的な発想である。
旧移住者は最初にNZに来た目的が「自分探し」とか、そもそも新移住者とは違うのだから、彼らが会話をしても議論はかみ合わない。
ワーホリでやってきて仕事を見つけたものの、そのまま何かを学んで次のステップにいこうという発想ではなく、毎日適当に楽しく仕事をして、週末に友達とバーベキューして、そういう生活を何年も過ごせればよいと思って生活をしていたのだから、今更学校に行って資格を取って〜という事にはならない。
ただ、初めてニュージーランドにやってきて全く知り合いのいない状態では、そのような旧移住者に聞くしかないってのが、今までの新移住者だった。
これからも情報交換という意味でこのようなパーティは続けていければと思う。初めての国で、一人で悩んでいてはどうしても不安になったりする。
決してお互いに傷の甞めあいをするのではなく、知識を交換してお互いに高い所に昇っていこうとする人たちの集まりになってくれればと思う。
写真は、やっと花を開かせはじめた、自宅近くにある桜。なんか昨日は物凄い大風で、花びらが殆ど吹っ飛んでた。来週くらいが満開になるかな。
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この記事へのコメント
まぁ、簡単に取れるのなら、とりあえずは取っておくかな?私でも。
残念ながら、私は今から目指すんで、勉強はしないといけませんね。でも、とりあえず英語の勉強をしたいので、ちょうどいいかも。6ヶ月、NZで暮らしてみて、そのライフスタイルが合わなかった時点で、永住権は目指しません。必要なくなるし。NZライフが、とても心地いいものだったら、もちろん本気で目指します!