2007年11月11日

香港

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昔の大航海時代なら「潮待ち」って事になる「乗り換え滞在」で、香港で一晩過ごす。

 

オークランドを14:20分に出て香港に着いたのが夜9時。体内時間は午前2時である。それでも現地時間を優先して、気分は夜の10時でコーズウェイベイに飲みに出る。

 

最近の香港は景気が良い。世界一の大工場であり世界一の大消費地でもある中国を背後に抱えて、多くの物量や人間、会社が香港経由で中国に入っては出て行く。

 

ところがここでも、日本人市場はそれほど恩恵を受けてないようだ。街の話を聞くと、仕事はどんどん厳しくなっていくが、なかなか利益が取れない状態らしい。

 

今月、長年日本人向けにやってたバーが廃業するそうだ。同じビル内の香港人向けのバーは、夜中でも押すな押すなの大行列だと言うのにね。

 

値段だけなら台湾や中国企業に勝てず、品質と言っても世界で商品を調達する今の時代では、日本企業が持っている技術力も「外注」により外に流れているから、日本企業だけが付加価値を持てることも減った。

 

そして、日本市場で商品を売ると、すぐに値段の叩きあいになるから、貧乏ヒマなし利益なし、おまけに商品をどんどん進化させねばならないから、そのまま労働強化に繋がる。

 

結局、「忙中閑在り」でしっかり休みを取る香港人や、資本の論理で金に働かせる西洋人、土地の利を持つ中国人などがしっかり休んで稼いでいるのに対して、日本人だけが日本人独特の「村でしか通用しない論理」を海外に持ち出して、サービス残業、高品質管理、低賃金、単身赴任などなどで苦労している様が良く見える。

 

そんな中であいも変わらずふんぞり返っているのが、大手銀行から現地に送り込まれた金融の連中だ。

 

本来は国民に払うべき銀行金利を、政府の低金利政策によって銀行に配分して、それで利益を出して生き残った銀行が、今度は政府によって独立系大手サラ金がどんどん締め付けられて、次々と大手銀行の傘下に入れて、1%以下の安い金利で国民から調達した金を、同じ国民に19%で貸し付けるのだから、そりゃ儲かるわな。

 

しかし、そんな国内の不条理な商売がいつまでも続くわけはない。いつまでも政府のやりたい放題でいけるわけがない。いつかこんなのは終わるだろうが、問題は終わらせ方だ。やっぱり外圧によってやらねばならないのか。それとも自分で変化出来るのか?

 

何か、世界のどこでもJapan Passingが進行しているようです。あと10年もすれば、「昔は日本も強い国だったそうよ」なんて会話が、世界中のあちこちでされるのかもしれんな。

 

パラダイス鎖国という言葉がよく池田ブログで使われているが、今はまさに世界に出て行かねばならない大事な時。

 

江戸時代の終わりに、生き残りを賭けて海外に進出した開国派は、今の日本にはもういないのか。もう一度小泉に戻ってきて欲しいなと思う。

 

国内でしか通用しない理屈を並べて、身内だけで鎖国して喜んでると、そのしっぺ返しは長期にわたる外国による経済支配、その結果、国民がフィリピン並みに、収奪されるのみの構造になってしまうぞ。

 

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tom_eastwind at 16:18│Comments(1)TrackBack(0)

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この記事へのコメント

1. Posted by May   2007年11月11日 19:15
小泉さん、戻ってきてほしいです。

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