2007年11月28日
先週は投資家が2組来訪
先週は投資家が二組来られた。丁度同じ日だったので、不動産視察を一緒に回ってもらう。
去年の後半くらいから、移住のお客様よりも投資が中心のお客様が増えている。その為、うちの会社も不動産ビジネスにシフトしており、今月からは不動産を扱う部門も立ち上げて、本格的に不動産投資を扱うようになった。
面白いことに、それまではあまり興味のなかった不動産だが、やってみると、お客様の反応が非常に良い。
元々不動産は、NZでは最も騙しの多い商売として、地元キーウィのアンケートでも、「最も嫌い?騙された職業?」に挙げられるほどだった。
だからうちもあまり関わりを持ちたくなかったのだが、実際に目の前でお客様がトラブルに巻き込まれているのを傍観するわけにはいかない。
その為に今年初頭くらいから、不動産ビジネスのネックとなっている売主重視の視点を排除(つまり購入側が高く買わされる)、円建てローンの契約サポート(年利3%で借りられる)、購入後のサポート(実はこれが一番の問題、日本にいるお客に不動産管理は出来ない)、などなどを、お客様側に立ってビジネスモデルとして構築してきて、やっと大体まとまった。
不動産を扱うには資格が必要なので、これはうちの奥さんに免許を取ってもらい、購入の実務はバーフット&トンプソンというオークランドベースの不動産会社で行うようにした。他にも、仲良くしてくれる不動産やさんがいるので、チームを作ってどんなお客様でもOnestopで商品を提供出来るようにした。
うちがやるのは、あくまでもお客様の側に立った購入、管理、売却サポートだ。
結局ビジネスって、自分が「こうだ!」と勝手に思い込むよりも、市場の声に耳を傾けることではないかと思う。素直に流れに乗って、市場の求めるものを提供すれば、過剰な宣伝などせずとも、お客様は付いてきてくれる。
今、日本では不動産が値上がりするってのは奇跡か詐欺かと思われているようだが、ニュージーランドでは、これからも値上がりが期待出来る。理由は単純で、人口が増えているからだ。
毎年3万人近くが増えていれば、自然とインフラ整備も必要になり、人口増加がビジネスを呼び込むことにもなる。
そして、最初は半信半疑でニュージーランドにやってきた投資家も、「お、これはいけるぞ」と分かってもらえる。
これからもビジネスの現場をしっかり見てれば、まだまだ新しいビジネスが出てくるはずだ。
明日からシドニー。シドニーで起こった事は、半年から1年後にはオークランドで起こると言われている。だから、シドニーを見ておけば、僕の次の戦略に大きな影響を与えてくれる。これが今年最後の出張だ。
シドニーの人口は400万人。しっかり市場調査をして、不動産の次に何が来るかを見極めねばならない。もちろん、美味しい中華も外せませんね。
写真はオークランドシティのど真ん中に毎年立ち上がるサンタクロース。このサンタ、もう何十年も同じ場所に立っているのだが、最近のアパートの増えようにはびっくりしているだろな。