2007年11月29日

キャピタルゲイン課税なし

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オークランドの不動産視察ツアーを行うと、皆さんが必ず喜ぶのが、税金が安いと言う点だ。

 

特にキャピタルゲイン課税がないし、売買の際に消費税が発生しないので、要するに10万ドルで買って15万ドルで売れれば、丸儲け、そのお金は全部使ってよいのである。

 

次の家に買い換えても良いし、飲みに行ってもよいし、銀行で年利8%の貯金をしても良い。

 

何でそうなるの?

 

よくある質問だが、これはニュージーランドと言う国の税制が、国民にはしこたま勝手に儲けてもらい、最後に搾り取る政策だからだ。

 

日本だと、何かやるたびに全ての段階で金を取ろうとする。収入印紙なんて、その典型だ。

 

ところがニュージーランドはイギリスの経済政策を伝統にしており、基本的に自由放任政策なのだ。

 

だから、「売った買ったと現場でやって、しっかりお互いに儲けたら、そのカネで飲みに行ってください、家族にクリスマスプレゼンを買ってください、そしたら政府に消費税が落ちますから」となるのだ。

 

なおかつ、消費が活発になるので企業も儲かれば法人税も取れる、忙しくなれば人員確保も必要だから所得税も取れる、政府も労働者も企業も、皆さん幸せではないですか、って言う考え方だ。

 

合理的だと思うんだよね、この考え方。実際に政府の歳入の3割は一般消費税、次の約3割は所得税、法人税は20%程度かな、残りはその他収入という構造の中では、消費が盛んになる事が重点。

 

だから、どっかの島国のように、すべての取引に関与して小銭を吸い上げるような、そして彼ら金の卵の将来を不安にさせて卵を産まなくなるような、消費を冷え込ませるような政策は取らない。

 

それと、やはり家族が出来れば持ち家が欲しいと思うのは、全世界共通なようだ。その為ニュージーランドでも、20歳代で結婚したら、まずはローンを組んで家を買うという習慣がある、てか、あった。最近は高すぎてなかなか買えないからだ。

 

元々ニュージーランドの持ち家率は70%以上あったが、最近のオークランドでは、これが65%くらいに落ちてる。

 

何よりも家が大事って考えている政府は、一般のサラリーマン向けに減税をしたり、若い人が住宅を買いやすいように最大融資率を高めたりしている。そのような中でキャピタルゲイン課税などは、導入するはずもないし、ましてや売買の際の消費税と言う発想もないのだ。

 

ただ、企業が投資として売買する場合は、これは別。基本的には課税されるし、一般消費税が発生する部分もある。

 

これ、かなり専門的でケースバイケースなのでブログには書けないが、個人は課税しない、企業には「基本的に」利益分を課税すると覚えておけばよいと思う。企業向け課税を逃れる方法もあるけど、これも書くと長いので、そのうちまとめて書こう。

 

写真はオークランドのバルカンレーンに置かれたクリスマスデコレーション。最初は何か分からなかったけど、2日くらいして気づきました。爆弾なんですね。

 

テロのない国だから思いつくんでしょうか・・・。

 

 

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tom_eastwind at 00:19│Comments(1)TrackBack(0) NZの不動産および起業 | 諸行無常のビジネス日誌

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この記事へのコメント

1. Posted by May   2007年11月29日 03:28
娘の机の上には山と税金の納付書がある。最近、料理は手作り。服もバンバン買っていない。そりゃあ、あの納付書を見たら、消費意欲も落ち込むわね。年が明けたら固定資産税も来る。あ、昨日「葉桜の季節-」着きました。来週、飛行機の中で読みます。

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