2007年12月24日

6ドル50セントのどんべえ

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シドニーでどんべえを買った時の話。1AUSドルを100円とすれば、650円のどんべえだな。それも、大盛りではなく普通サイズだ。

 

普通、シドニーに家族旅行に行ってるのに、どんべえなんか買うなって話もあるが、下手な朝飯を高い金払って食うくらいなら、どんべえや韓国のてんぷらうどんの方が、よほど美味しい。

 

健康に悪いでしょって言う人もいるだろうが、毎日の生活の中で楽しく生きようと思えば、ある程度の危険性も甘受する必要もある。

 

どんべえ食わない代わりに、汚い空気に晒されたり汚染された野菜を食ってるって事もある。

 

結局どんべえがある程度限定された危険性であるから「読める」のに比較して、中国の大気汚染をもろにかぶって、それが将来どのような被害を人間に与えるか誰にも分からないような「読めない」危険性もある。

 

シドニー大都会 

健康を問題にするなら、生命の問題であるから、どんべえが人間に与える危険性と、福井県に住んでて原発が溶解して即死する危険性と、どっちが高いか?いっぺんどっかの学者に計算してもらいたい。

 

または、いつクビになるか分からない状態で給料を下げられて、毎日どきどきしながら言いたいことも言えない状態でストレスが溜まり、それが結局家庭不和を生んでしまい離婚なんて事になったら、どんべえの被害とは比較のしようもない。

 

中国の大気汚染や原発や離婚と、シドニーでどんべえを食べる危険性の比較はあまり言い訳にはならないが、元々言い訳をするつもりもない。はは、開き直った。

 

閑話休題。

 

確かにどんべえの外側には英語表示があるし、成分表も英語で作られているので、余分に原価がかかるのだろう。もしかして日本で作って船便で送っているのだろう。

 

それにしても、オークランドでさえ、高い時でも5ドル、安いときなら3ドル程度で食える(つまりAUSドルなら4ドル、または2ドルだ)のに、こうなるとこの価格差は、小売店の利益率、特に小売店が支払っている原価=家賃や人件費に大きな問題があるような気がする。

 

シドニータワーオフィスや店舗の家賃は、大体オークランドの2倍程度である。つまりオークランドのレストランで一ヶ月8千ドルの家賃(大体50席程度)なら、シドニーでは1万6千ドルだ。

 

人件費は、大雑把に1.5倍くらいだと思う。オークランドでレストランの最低時給は11.25ドルだが、シドニーでは細かく分かれているものの、大体13ドルくらいと言われてる。ここでの差はそれほど大きくない。

 

 

ただ問題は、シドニーに住む腕の良いバーテンダーが稼ぐ時給は25ドルから30ドルだし、オフィスで働くビジネスマンの年収は、もしかしたら1.5倍以上の差があるかもしれない。

 

と言うのは、シドニーでは大企業のマネージメントの仕事と言う特殊かつ高給が取れる仕事がたくさんあり、高学歴の人材を多く集めて、年収10万ドルなんてのはざらであるのに対して、ニュージーランドでは、もっと現場に近い泥臭い仕事が多いので、歯医者とか独立しない限り、10万ドルの年収を取るのはかなりきつい。

 

要するにニュージーランドでは、大企業がとても少なく、社員に10万ドルも払っていたら社長よりも高級取りになってしまうという現実があるのだ。

 

だから、金儲けをするならシドニー、と言うことでキーウィのシドニー詣でが発生するのだ。出稼ぎである。

 

 

シドニー客船そのような労働市場や好景気がどんべえの値段にまで波及するのだろう。

 

クリスマスイブに、何でどんべえの話かって感じだけど、定点観測ってのは、情報産業で働く者としてはとても大事なことです。

 

 

当社の仕事は「お客様に情報を有料で提供すること」なんですが、どのような情報が有料で販売出来るかを知る為には、まさしく市場を知らねばならない。

 

つまり、今の世の中がどうなってて、どのような情報に価値があるのかを正確かつ最新で収集しておかねば、仕事が成り立たないのです。

 

どっかのメーカーのように、「良ければ消費者が買ってくれる」と思い込んで、自分勝手な理想論を並べてはいられないのです。

 

だからどんべえの値段も大事だし、街角の乞食とごみの散らばり方も大事だし、ロックスで食事を提供するイタリアンレストランの価格やサービスの質も知っておく必要があるし、とにかく世の中のあらゆることに関心を持つ必要があるのです。

 

てか、どんべえ一個でそこまで理屈に拘るなよって話、ですよね。

 

それでは皆さん、誰の上にも、クリスチャンじゃないし既存の宗教は一切付き合いがないし、ひねくれもんの僕ですが、一年に一回はKYってことで、メリークリスマス!

 

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tom_eastwind at 09:47│Comments(1)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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この記事へのコメント

1. Posted by May   2007年12月24日 10:42
tomさん、メリークリスマス。
私も無宗教なのでクリスマスを祝う必要はないんだけど。
Lower Huttでこないだ出前一丁を見たけど安かったですよ。どんべえとはまだ遭遇してない。
KibirniaのAsian Food Specialistでだしの素を仕入れる予定。

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