2007年12月27日

Q1

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今回ゴールドコーストで泊まったのは、Q1と呼ばれるアパートメント型ホテルだ。5泊するので、朝食等が自分で作れるようにと選んだのだが、年に一回の家族旅行でもあるし、みゆきとりょうまにとっては初めてのゴールドコーストなので、高層階の海の見える部屋にしてもらった。結構散財だが、皆さんご満足頂いた、得点!

 

 

2ベッドルームにリビングキッチンが付いて140平方メートルの広さなので、かなりのんびり手足を伸ばせる。このホテルは今のところ世界で一番背の高い、78階建てのアパートらしい。僕らの部屋は45階だったので、ゴールドコーストの海岸線に白波が打ち寄せるのが良く見えるし、ゴールドコーストから南側の街の広がりが良く見える。

 

 

Q2夜景がまた良い。香港で生活をしてた頃に、山の上にある自宅のアパートから見えた香港の景色を彷彿させるような感じだ。

 

 

 

 

でも、良いのはここまで。ここまではハードの勝負なのでよいのだが、ソフトが案の定無茶苦茶。

 

部屋に入ると備え付けの金庫があるのだが、そのドアが閉まってる。使えないジャン。フロントに電話をすると、すぐに誰かを送るからと言って約1時間。何も起こらない。再度電話をすると「おお、そうか、じゃあ今度こそすぐに」と言われて、それから30分後にやっとおじさんがやってきて、にこっと笑ってさっさと開錠していった。

 

インターネットを使いたくてケーブルとパスワードを貰ったのは良いが、インターネットケーブルをさす場所がない。リビングルームやワークデスクの周りを見渡しても、ない。ベッドルームにあるわけないよなと思いながら一通り壁沿いに見てみるが、ない。

 

それではと、まさかとか思いながらクローゼットの中も見る。何故なら、もらったケーブルが長さ5メートルもあるんで、とんでもないところにあるのではと思ったのだ。

 

それでも見つからずにフロントに電話すると、「おお、君の部屋は2ベッドルームだよね、だったら子供部屋の方にあるよ」って、けろっと言われる。

 

おいおい、子供部屋はもう見たよと思いながらも、ここは豪州、もしかしたら思って再度子供部屋を探す。今度は、壁際のベッドを押しのけてみるが、ない。備え付けの大きなカウチ(昼寝のできるソファ)を、思い切ってぐいっとずらしてみる。

 

あった・・・・。やっぱりな。

 

カウチの足がカーペットをしっかり押しつぶして、ずらしても元に戻らないほど長い間、誰もインターネットを使わなかったのか?てか、普通にワークデスクのところに差込口をつくろうよ。

 

翌日も、みゆきの歯の矯正器具の調子が悪いのか、少し頬のあたりが痛いと言うのでレセプションで「すみません、ホームドクターいますか?」と聞くと、いないけど、町の医者の居場所なら分かるよ、でも、今日はもう午後4時だからどこもやってないし、明日からどこの医者も年末休暇なんで、行きたかったら1月3日まで待ってね、だってさ。

 

あのね、普通のホテルならホームドクター、いるでしょ。少なくとも痛み止めとか消毒とか、何か出来ないの?

 

するとレセプションの若いお兄ちゃん、「いやいや、その痛みは矯正の問題だ、だから普通の医者では駄目だ、「ぴりおでんてすと」とか「おーそでんてすと」とか、そういう専門の歯医者でないと駄目で、だから君の娘が病院に行っても診てくれないし」

 

「もちろん公共の病院は北に車で10分ほど行けばあるけど、そこは緊急専門で、予約も出来ないし並んで待たされるし、どれだけ時間がかかるか分からないし、診てくれるかどうかも分からないよ、やめといたほうがいいね」

 

てか、君は医者か?医者のローテンションの管理もしているのか?娘の歯が痛くてちょっと見てもらいたいだけなのに、何でコトがそこまで大きくなるの?

 

親切で探してくれるのは分かるのだが、そこ、違うんですよ。

 

もういいよ、後は何とかこっちでするから大丈夫、ありがとね、そう言って部屋に戻ると、今度は冷房が壊れてる・・・。

 

またも受付に電話すると、「ええ?どうなってるんですか?」てか、こっちが聞きたいから電話してるんですけど。

 

この人はその後20分以内に来てくれたが、こちらが必要なのは技術者であって受付でチェックインを担当する人ではない。案の定どうにもならずに退散。今日の夜の時点では、クーラーは使えない様子。

 

幸いにも今日も涼しいので、窓さえ開けておけば寝るには困らないが、これが普通の太陽燦々だったら、一体どうなるんだろね。

 

それでも、全体的には過ごしやすい気分だ。やっぱり、受付の人も、悪い人ではないのだから、一生懸命さはしっかり伝わるし、だらけているわけではないから、文句をいう事もない。

 

Q1

 

他にインドアプールもアウトドアプールもあり、サウナ、スパ、それに何とりょうまくんのdaisukiなゲームセンターも、ちっちゃいながらある。

 

 

町の中心地から歩いて5分程度、海から100メートルなので、場所も良い。これからQ1のような高層アパートメントが続々と建つようだ。街のど真ん中にあるRaptisPlazaも取り壊して、そこにヒルトンホテルが2010年頃に建つ予定。街の不動産屋も商店街の一等地に店を構えて、にこにこと揉み手をしながら店の入り口で、道行く人に声をかけてた。

 

結局ここの不動産を買うのは外国人、またはシドニーから来た金持ちと考えているようだ。

 

昼間はゴールドコーストで短パンにTシャツとラフな格好をしていても、地元に帰れば高級スーツにネクタイで身を固める投資家やビジネスマンが、家族を連れて気を緩めてのんびり歩いてるのだ。不動産業者から見たら、飛んで火にいる夏の虫だろう。

 

店の中にはヒルトンホテルやその他の物件の建設予定図や、高さ1メートルくらいの模型を用意して、にこにこしながら街を歩いてる人が飛び込んでくるのを待っている。

 

でもま、ここは確かにそんな雰囲気にさせる街だ。アパートの一番安い部屋で65万ドル。それでもQ1の成功を見た投資家が、ヒルトンやその他物件に投資していくんだろうな。

 

これも結局は転売狙いの投資だが、自分の居住地ではない外国に不動産物件を持つことの税務的利益を理解している資産家からすれば、それほど高い買い物ではない。

 

クリスマスからお正月に向けて、街を歩く人は子供の手を引きながら、皆にこにこしている。

 

今年もうまくいったぞ!そう思ってにんまりしているおじさん。ビール片手に友達と大声で話しているおじさんたち。子供を連れて、今日ばかりはお母さんも許してくれるって感じでおもちゃを子供に買ってあげるおじさん。

 

ここって、おじさんが自分の成功を果実として味わい、一年の終りに家族とゆっくり過ごし、来年もまた頑張るぞ、でもとりあえず今は、太陽の下でプールでのんびりしたり、子供を連れてテーマパークに行ったり、美味しいものを食べたりするとこなんだ。

 

こりゃ、ふところも緩むわな、アパートの一軒でも買ってみようか、そう思うおじさん達の気持ちも分かるような、ゴールドコーストの一日だった。

 

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tom_eastwind at 22:43│Comments(1)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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この記事へのコメント

1. Posted by May   2007年12月28日 04:27
クリスマス休暇に入ってから悪天候が続き、ヨットが出せない未来のダンナ(?)はパソコンに張り付いて朝ごはんを作らないので(ってか私が作るのか)今日はご飯と味噌汁と漬物。味噌汁がいたく気に入っている。
まだNZに来て一ヶ月弱なのに、すっかり平凡な日々を送っている。年が明けたら仕事探さなくちゃ。このままロワーハットで静かな日々を送るのもいいかな、とちょっと思う今日この頃・・・。いや、まだまだ働きますよ。

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