2008年01月02日

2008

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資源を持っている国は強い。技術を持っている国も、少しは強い。しかし、一番強いのは、圧倒的な軍事力を持っている国だ(21世紀には変化するだろうが)。

 

一番弱いのは、資源も技術もない、戦うことさえ出来ない国だ。誰にも相手にされないし、新聞記事にも出ない。

 

 

 

一番安全な国は、しっかりとした政治があり、他国と政治的にも軍事的にも戦う必要のない国だ。

 

自分で食べるものを賄えて、政治が国民を向いてて、出来る限り民間の活動に口を出さず、国民の自由と平等を守ることに専念している国。

 

外国とも全方位外交で仲良くやれて、それでも和せど同ぜずの信念を国民が持ち、核の持込は一切認めず、他国へ暴力的に侵攻する戦いには参加せず、地政学的に言っても平和に生きていける国。

 

 

 

syd kirakira 1間違いなく言えることは、世の中の流れに乗れば、それほど苦労しなくても何とか食っていけるし、幸せに生きていけるって事だ。 

 

それは、その時に景気の良い国家に住むことだ。時代が変われば景気の良かった国も悪くなるだろう。そうなれば、サヨナラばいばい、次の国に行けばよいのだ。どの国も優秀な移民であれば欲しがっている。

 

 

 

そりゃそうだ。国家とは突き詰めれば、一箇所の土地に縛り付けられた企業のようなもので、人々は自由に移動出来るのだ。一番労働条件の良い国で働くのだ。お前んとこの会社みたいなチンケな条件で働けるかよ!

 

Q:将来が保障出来るのか?出来ません。年金はガタガタです。

Q:今の給料は良いのか?悪くはないけど、実際の労働時間を時給で計算したら、900円くらいです。外資のほうが稼げます・・・・。

Q:じゃあ、君の国住むのに、何の利益があるのか?。

 

国家とは、一つの場所に縛り付けられた企業であり、生産性がなければ誰も寄り付かないし、相手にもしない。だからアフリカの中小国家で行われた虐殺で数百万人が殺されても、誰も記事にもしなかった。同じことが百分の一でも米国で行われたら大事件だ。

 

ところがその田舎企業は、自分の国民が絶対に自国を捨てないと言う前提で、国民からカネをむしりとってる。これこそまさしく、やくざ社会だ。

 

去年は色んな収穫があったが、その一つがオーストラリア。かの地に2回行き、資源の強さを肌で感じた。NZも資源があるとは言え、食料と水だけでは、オーストラリアのようなふてぶてしい強さは持てない。

 

Q1オーストラリアの強引なまでの強さは、やはり移民の影響があるのではないだろうか?社会の底を支えている南欧や東欧からの移民は、元々の精神的強さに付け加えて、白豪主義が残る豪州で、差別を受けながらも生き残って這い上がろうとする根性がある。

 

そういう連中を底辺に置く社会では、上の連中ものんびりとはしてられない。皆、先進諸国の仲間入りをしようと言うより、バスに乗り遅れるな、今、稼げるときに一気に稼ごう、そういう焦りさえ感じる一生懸命さを見てきた。

 

物質主義の限界はあるものの、それはそういう時代を通り越して来た後に言えることで、まずは物質主義の頂点まで上り詰めることが先であろう。

 

香港も楽しい。毎回香港に寄るたびに、自分の心に香港の精神的強さが浸み込んできて、何もしなくても力が強くなるのを感じる。

 

china town香港が強いのは、英国の100年間の独裁占領下で、英国人の当地方式である自由放任主義がより徹底された事だ。餌は自分で探して来い、食い扶持が見つからなくても俺は知らん。何をして稼いでもよい、その代わり、最後に少しだけ上前はよこせ。

 

そんな英国人の考え方が中国人とぴったり合ったのだろう。

 

香港人は何でもやれる自由と同時に、何でも自分でやらないといけない自己責任を背負って戦ってきた。自分の住む国には資源も技術もない。そんな彼らが取った手段は、貪欲なまでの知識欲によって貿易を行う事だった。

 

右のものを左に売る、その間で差を抜く利鞘商売である。中国のものを安く買い付けてよその国に高く売りつける商売は、手に何もない人間に残された戦い方である。平和ボケした連中には到底務まらないビジネスである。

 

香港では軽工業も発達した。香港フラワーで一代で財を成した李嘉誠は、香港人の間では超人、スーパーマンと呼ばれている。

 

今では香港人が、札幌行きの直行便に乗って雪山を見て楽しんでる。オーストラリア人も北海道でスキーを楽しんでる。

 

安くてサービスが良くて楽しめる、そんな日本は、いつから外人向けの観光地になったのか!?

 

勿論観光客が来てくれるのは嬉しい。ただ、そうじゃないだろ、日本人としての存在価値はどこにあるんだ?そう思う。

 

日本は開闢以来、頑張ってきた。戦ってきた。ところが今の日本は一体何だ?危機感もないままに毎日をだらけて過ごし、バカどもがお互いに慰めあったり、サプライズパーティとか訳の分からん中途半端英語でその場をやり過ごし、誰もが国の将来を見ようとしてない。

 

官僚に至っては、まさに日本国家がどうあるべきかよりも、自分の所属する省の利益のみを追求して、最後には自分が老後の蓄えをそこに頼ろうとする仕組み。

 

彼らの金は国民から出ているのだ。その認識はあるのか?また、払っている国民は、自分が誰の為に税金を払っているのかを理解しているのか?

 

今回の休暇で随分たくさんの本と映画を観た。これが一番嬉しいことだ。

 

「サウダージ」は僕の好きな垣根涼介の作品で、アキシリーズとでも言うべきか。そこからのせりふを抜書きする。

 

「日本では、その殆どがのんべんだらりと飲み喰らい、日々糞便を垂れ流し、周囲の評価だけを気にするだけの下等生物だ」

 

「電車に乗る下品な若者。シートに浅く腰掛け、両足を通路に大きく突き出し、五人で七人掛けのシートを占領している。「ひゃはは、マジかよ」しか言えない語彙の薄さ。汚物野郎だ。自信のなさの裏返しと、それを自己認識出来ない頭の悪さ」

 

「そろいも揃って怯えた表情をしている。間抜け面を晒している。この太平国家に生まれて、何一つ不自由なく育ってきた子羊―選挙権もある。金を無心する親も居る。イキがるのだけは一丁前だ」

 

 

Q2「住宅ローンで破綻し、家を売り払ってもなお、形のないものに借金を払い続けていた両親。そんな親を見れば、世の中や体制に対する怒りや不満がむき出してくるのも当然だろう」

 

 

「何一つ悪いことをせずに働きづめだった両親が、時代の潮流の狭間に飲み込まれ、生活苦にあえいでいる。大企業や銀行の借金ならいくらでも肩代わりする政府は、そんなアキの両親には、見向きもしない」

 

今の時代を抉るような言葉だ。今の日本に一番大事なのは、外を見ることだ。ところが小泉政権が引退してから、日本はすっかり内を見る官僚支配国家に戻ってしまった。

 

世界が激動している今、官僚がやっているのは仲間内の駆け引きだけで、外国には全然目がいってない。

 

今の世界の変動の激しさは、その中に身を置けば分かる。資源も交渉能力もない日本に残されたものは技術だけだが、それさえも後継するものがない状態で、これからの国家をどう運営していくのか?

 

また、どれだけ技術が進化しても、それに伴う著作権、所有権などの法的体系を理解出来ないままでは、作った先から他の国に権利を取られてしまう。

 

現在の日本人を知ってもらい好きになってもらうには、文化を輸出すべきだ。戦後の米国が日本で米国の普通の生活や文化を知ってもらい好きになってもらうために、「奥様は魔女」とかディズニー映画を送り込み、見事に米国型生活を憧れるようになった日本。

 

これと同じ事を、今度は日本が国策としてやればよいのだ。

 

結局答は昔から同じで、政府は民間の活動に余計な口を挟むな、だ。

 

世の中の智恵もなければ、出来もせん事を現場も知らずに机上の空論でこの国を引っ掻き回し、ぐちゃぐちゃにした挙句に増税や犯罪と言うことで民間に責任を取らせる。

 

そんなお役所連中は、自分たちの保身の為にやっているという事をすっかり忘れて、自分の為じゃない、組織、ひいては日本の為だと本気で思い込んでる奴もいる。または、組織にぶら下がって何もせずに一生をだらけて生きようとする地方の役人もいる。

 

そいつらの飯を食わせてるのは国民だ。国民に主権があるべき国家が、その国家官僚によりすっかり騙されて、自分たちが奴隷の地位に落とされているのに気づかない。

 

おそらく移住と言う仕事も、あと2年だろう。そこから先は、日本が優秀な人物を外国に出さないような政策を取るだろう,good luck! 。2年後からは、NZに移住した人を対象にした経営コンサルティングだ。

 

日本をdaisukiで、日本人であることをとても誇りに思う日本人で、これからも日本人として世界で生きていこうと思う日本人よりの年頭所感だ。

 

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tom_eastwind at 13:57│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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