2008年04月13日

危機管理

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昨日読んだ後藤田正晴と危機管理を思い出すような話。

 

 

最近たまたまある古くからの業界仲間と話す機会があった。僕は10年前は彼らと同じような仕事をしていたのだが、7年ほど前に無理やり業態転換を行なった。

 

彼らは今も当時と同じ仕事をしているが、請け負い金額は次々と引き下げられ、要求はますます理不尽になり、業務自体も10年前の半分くらいに減少している。

 

そのしわ寄せは結局スタッフの労働条件に回る。

 

いつまで経っても上がらない給料。働く時間はどんどん延長されるけど残業代はもらえず、代休は取れない。お客の要求はますます理不尽になり、モンスタークレーマーに変身していく。先が見えなくなる。

 

それでも言う事は「これからどんな仕事がありますかね〜?かと言って、今も何とか食っていけてるから、すぐやめるのもどうかな〜」って感じ。これが危機感の差なんだろうなって思った。

 

そして今年になってうちは更に業態転換を行った。それは去年までやってたビジネスの一つの将来性が非常に悲観的だからだ。ところがこのビジネス、今も新規参入してくる人がいる。ビジネスモデルの将来性を考えているのだろうかと思ってしまう。

 

今やっている事を変えるのは、とてもきつい。「何で変えるの?まだ大丈夫じゃん、食えるじゃんか」

 

そのとおり。でも、危険な匂いを嗅いだ時にすぐ行動しなければ、捕食獣が目の前に現れた時は、もう遅い。

 

新しいことがうまくいくかどうかなんて分からない。なのに無理やり方向変換していこうとすると、本当にドキドキする。これで良いのか?本当に正しかったのか?答の出ない期間は、いつも不安でたまらなくなる。

 

間違っているんじゃないか?引き返したほうがいいんじゃないか?そんな自問自答を繰り返しながら、心は突撃と撤退の間で行ったり来たりする。

 

それでも常に先を見通して変化していかなければ、絶対に生きてはいけない。世の中で最も強いのは体の大きい動物ではなく、変化出来る動物だ。

 

 



tom_eastwind at 10:38│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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