2008年04月23日

卵かけご飯

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朝飯

 

サービスを中国語で翻訳すると服務になる。それを日本語にすると服務規程みたいな「規則」になってしまいそう。

 

だから、日本人がお客様に提供するモノは、やっぱりそのままサービスとした方がしっくり来て良いのか?

 

今朝も元気だご飯が美味い、てか最近は良く朝ごはんを食べるようになった。体質変化?

 

でも最近の西洋系のホテルでは生卵は注文出来ないところが多い。「夏場に生卵なんて、とんでもねえ!そんなもん出して食中毒出したらどうするんだ!」ファンドから送り込まれた非日本人ホテルGMが日本人シェフに向かってそう言ってるのが聴こえそう。

 

だろうな、卵かけご飯の旨さを知らない人の食生活では、生卵の管理は甘い。だからそんな卵の管理の粗雑さを見てれば非日本人GMからすれば、生卵を食卓なんてあり得ない。

 

例えばNZで売ってる冷蔵庫には、卵入れがない。卵を冷蔵管理する発想がないからだ。その上殻の外側の管理も雑だからサルモネラ菌が付くとかで、必ず火を通せと言ってる。

 

だけど、日本の卵はそんなじゃないぞ。豊富で自然の恵みを大事にしている日本食では、生卵の管理も他国では考えられないほどしっかりしている。大体他の国で、自分の作った食品をマスコミにけなされただけで自殺するなんて、それがすでに道徳基準が高い証拠である。自殺に追い込んだ連中の責任は別にしてね。

 

しかしまあ、泊まらせてもらうこちらの立場は弱い。「嫌なら出てケ」であるもんね。

 

なので必然的に出来るだけ生卵に近い半熟の目玉焼きを注文する。ご飯に乗せるので一個で十分と、「半熟を一個でお願いします」と注文する。

 

この時、卵担当者が日本人であれば、「半熟」と言う時の目配せで意味が通じるので有難い。

 

「はい、お席どちらになりますか、お持ち致します!」と元気に言ってくれる素敵な笑顔のおにいちゃん料理人に僕の座っている場所を説明して、出汁が効いてて豆腐と揚げ麩の入ったお味噌汁と山本山の海苔を用意して、どきどきしながら待つ。

 

ほら来たぞ!たまご!

 

半熟に焼きあがった卵を、白ご飯の上に乗せて醤油をたらして食う。うっま〜。かきまぜて、海苔で挟んで口に入れるときは、これって至福?て本気で思う。

 

sunnyside eggでも?あれ、卵が二個あるぞ。一個だけ切り取って、もう一個は他のお客さんの分かな、そんな事あり得んな〜とか思いながら卵を食う。

 

一応最初の一個だけ食っておく。

 

しばらくすると、出張仲間の卵(がちがちの焼き)を持ってきた、さっきのお兄ちゃんが「申し訳御座いません、一個の注文でしたのに、二個お持ちしました」と、笑顔と申し訳ないという表情を一つの顔に同居させて、きちんとお詫び。

 

人の顔はいろんな表情が出来る。

 

一個の注文で二個作るのだから、顧客の要求にはきちんと応えている。それでも、顧客の言ってることと違う事をしたから、きちんと礼を尽くしますって感じが良い。

 

日本だな〜。卵を作る人、卵を持ってくる人、食べる人、皆同じ価値観と喜びを共有している。

 

NZだったら、「You are Lucky!」で終わってしまう話だ。日本人でよかった。



tom_eastwind at 00:10│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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