2008年05月27日

成田は成田たない

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成田開港30周年である。そこで羽田の存在が表に出てきて、あるテレビの取材に答えた成田住民の言葉。

 

「成田は空港があってこそ成田。空港がなければ成り田たない」

 

 

 

そう、まさにその通り。元々成田に空港がなければここはずっと田舎の町であり続けて、東京へ食材を送り込む為の食料基地として存在を続けていけたわけだ。

 

だからおとなしく野菜を作ってれば良かったのに、矛盾の塊のような空港を「おらが村」の長老の利益だけを考えて作ったからとんでもない騒動になったのだ。

 

無理やり自民党議員が目先の利権だけで空港を誘致し、その挙句成田闘争まで巻き起こして、その傷は今も追加の滑走路が作れないし夜中に発着出来ない等の、国際ハブ空港として決定的な欠点を抱えているのだ。

 

成田は、そこに空港があること自体が大きな矛盾を抱えていたわけだ。空港が本来必要とする機能を持てない場所に空港を作った、まさに世紀のバカの極みである。

 

それも1990年代までの閉鎖された日本であればその矛盾が見えてこなかった。けど、アジアの他の都市が急激にハブ化する事により、その馬鹿さ加減が次々に露呈しているのだ。

 

今日本では成田30周年を迎えて成田空港の存在価値が問われている。羽田が拡張していけば、成田など必要がなくなるのだ。だから成田は、その延命策として「あ〜でもないこ〜でもない」と成田の宣伝をしている。

 

でも、それは誰のためだ。千葉県知事が「羽田に行く飛行機だって千葉の上を飛んでる」なんて意味不明な事を言ってるが、それは国全体の利益を考えた上での発言か?

 

結局今回も、他人はどうでもよい、自分だけ儲ければよいのだと言う典型例である。一体成田の延命策の為の宣伝費用は誰が払っているのだ?第一これでまた国内調整をやって、じゃあxx方面は羽田で、xx方面は成田ね〜なんてやってしまえば、世界から馬鹿にされるぞ。

 

世界からアジアに来る旅客は東京の使い勝手のみを問題にしており、成田の利権と羽田の利権なんてどうでも良い。そんなに国内問題でもめるんなら勝手にどうぞ、私は香港やソウルを使いますよって事になるだけだ。

 

でも、今の日本にそんな国内事情を優先するだけの余裕があるのか?

 

成田の野菜2写真は成田空港で売ってる県内産の野菜である。

 

売ってる人に悪気はないと思う。綺麗な野菜だと思う。

 

けど、世界のどこの国際ハブ空港で野菜売ってるか?

 

 



tom_eastwind at 00:42│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 | 日本

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