2008年08月08日

いつも何をしてらっしゃるんですか?

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実によく聞かれる質問。

 

日本にいるお客様からは、僕の仕事は日本で説明会をして個人面談をする事だと思われている。だから日本にいない時は何をしているんだろうと思われてる。

 

ニュージーランドにいる人からは、僕の仕事は毎日会社に来てメールのやり取りをすることだと思われている。だから日本で一体何をやってるんだろうと思われてる。

 

それを柔らかに質問系にしたのが、本日のタイトル。

 

実は僕がお客様とのやり取り以外で一番手間をかけて集中しているのは、商品企画である。

 

商品企画とは言っても二つあり、一つは移住と言うビジネスプランの個別企画。移住は一人ひとりの道筋が違う。だからそれぞれに合った時系列プランを提案するのが個別企画でもある。

 

しかしもう一つの大きな柱は、当社のウェブサイトに掲載されている、円送金とか無料携帯電話レンタルとか不動産購入サポートとかのような「目に見える商品」である。

 

円送金を始めたのは1999年、日本の外為法が改正になった翌年である。この法律が変わることによって何が起こるか?外為法がない他の国、例えば金融が自由化されている香港ではどのようになっているのか?

 

そんな事を考えながら、今の日本にはない商品を考えて作ったのが円送金だ。仕組み自体は決して難しくはないのだが、今まで誰も思いつかなかったし法律上日本側で禁止されていた。それが合法になったのを機に商品化したのだが、今ではニュージーランドの留学関連会社で円送金を扱ってない会社はない。

 

携帯電話レンタルビジネスも、1997年当時はワーホリがケータイ持つなんて、まさにあり得ない時代だった。いくらこっちがケータイ持ったとしても、相手が持ってないのだから存在が無意味、それなら公衆電話でいいやと言う時代に、誰でも無料で持てるケータイを仕掛けたので、これは面白いほどに当たった。

 

最も多い時期は、ワーホリ全体人口の約半分近くが当社のレンタルを利用していたくらいだ。一回当たり最大の台数を借りてくれたのは、オークランドでアセアン会合が開催された時に政府から受注したケースである。

 

ただ、最近ではすっかり市場が変わり、日本から携帯してくる人が増えたし、だいいちワーホリ人口が激減してるので、あまりビジネスとしてのうまみはない。

 

不動産購入サポートも、元々ニュージーランドの不動産売買に関する法律が、システムとして購入側に不利に出来ていたので、買い手の利益になるようにするにはどうするか?を考えて作った。これも「以前は存在しなかった」ビジネスであった。

 

こういう商品は、いつも市場を見ながら、「そこにないものは何か」と言う点から考え始める。

 

毎日街を歩いて、日本に出張に行く度に色んな地方を回って見て、そこに「あるもの」と「ないもの」を観る。だから、特にこれと言った目的を持って歩くのではなく、その時の気分でふらふらと、あちこちを歩くのだ。

 

例えば今年で言えば冬場のニセコでオーストラリア人村を見たり、ニセコのちっちゃなお店で働いてる地元の女の子の話を聞いたり。「そんなもん、どんなビジネスじゃ!」と言われるが、こういう積み重ねが色んな発想(時には妄想)を生むネタになっている。

 

今も僕のパソコンの中では、現在進行中の商品企画だけでも10個近くある。

 

「ほう?だから何なの?いくら企画しても自分じゃ何にもできないくせに」

・・・まさにその通り、実務に弱いのです・・・

 

「第一、  企画倒れの方が、よっぽど多いじゃん。その度に無駄な時間使ってさ」

・・そうなんです、随分無駄撃ちしてます・・・・

 

「企画企画って、それを紙に落として商品化しているのは誰よ?」

・・き、きついですね。何せパワーポイントを使えないのです・・・

 

結局はいつもスタッフに助けられているのが実情です。

 

てな事で、僕の仕事のお話、第二弾でした。

 

写真はオークランドの携帯電話会社Vodafoneの本社でした。



tom_eastwind at 18:38│Comments(1)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 | 移住相談

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この記事へのコメント

1. Posted by とある素浪人   2008年08月08日 17:11
おかげさまで、私も今、実際にNZに住んでいます。もともと、海外に住むどころか、旅行に行くという概念すらなかったので、個人的には大変な変化です。どうか、永住権獲得までよろしくお付き合いください。
情報収集は、直接そういう仕事に関わったことがない人にはわかりにくいでしょうね。遊んでいるとしか思われないでしょう。私もサラリーマンをしていたとき、展示会から得たアイデアで新たしいことにトライしてました。まったく新しいことを始めたときは、それなりに利益につながって会社には貢献できたと思います。情報収集も、そういう目で集めないと、役には立たないですよね。
何かで読みましたが、社長自らが実務をこなしていたら、会社の発展には限界があるそうですね。実務など出来なくてもいいと思います。そのために社員がいるわけですから。日本にたくさんいる、夢をもてない普通の若者が、こっちで挑戦するチャンスを与えられるようなビジネスモデルを是非よろしくお願いいたします。

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