2008年08月10日

南十字星

ニュージーランドの一番の良さを語るとすれば、日本人、特に東京人に対しては暖炉の炎と南十字星の美しさではないだろうか?

 

いろんな人種がいてそれぞれ感じることが違うのでひとくくりには出来ないけど、今目の前で暖炉の炎を見つめて、一瞬ごとに変化するその形相に心を奪われ、ガラス窓を開けて冬空に天を眺めれば、そこには南十字星が煌々と輝いている。

 

大自然の中に自分が今いる、そんな気持ちにさせてくれる瞬間だ。

 

東京では六本木ヒルズが電気の光で照らされて、夜空はレーザー光線で輝いている。でも、その光とは違うんだよね。

 

「今日も有難う!明日も会おうね!」そういう人の笑顔、自然が織り成す光に、人々の優しさが重なる。そんな瞬間がニュージーランドの一番の良さではないかと思う。

 

何だこりゃ?今日はNZ絶賛のネタを書いてしまった。たぶんそれは、僕が自分の古巣のクイーンズタウンに出張して、暖炉の炎を眺めながらウイスキーを飲んでいるからだろう。

 

今日はニュージーランドの教育システム、スキーの谷足の位置、焼き鳥、おでん、友達との軽くて楽しい会話。  外の気温は2度くらいだろう。

 

ホテルに帰るバスを降りるとき、運転手さんに「今日は有難う」って言うと「何の!こちらこそ歓迎以上ですよ」と、仕事を超えた笑顔。夜の10時30分で、客は僕らしかいないんですぜ。

 

北京ではオリンピックと言う競技が発生してる。ウイグルでは人殺しが起こってる。

 

でもこの街クイーンズタウンでは、何も変わらない、素敵な一日が過ぎていく。

 

暖炉を見ながら20年前に初めてこの街に来たときの事を思い出す。薪に火をつけられずに暖炉の前で一時間以上うずくまってた俺。

 

やっぱりこの街、daisukiだ。

 



tom_eastwind at 00:03│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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