2008年08月24日

記者の目 2

8fb6c40a.jpg

でもって米国、今度はこんな事を言い出す。

 

**全文コピー開始**

米国務長官と仏大統領、南オセチアの地位変更「認めず」で一致

 

 【ブリュッセル=尾関航也】ライス米国務長官は14日、南オセチア紛争の調停を担う欧州連合(EU)議長国フランスのサルコジ大統領と南仏トゥーロン近郊の大統領別荘で会談し、現在は事実上のロシア軍支配下にあるグルジア領南オセチア自治州とアブハジア自治共和国について、独立など地位の変更は認めない方針で一致した。

 

 EU主導によるロシアとグルジアの和平交渉が始まるのを前に、「領土の一体性」をめぐる問題についてはロシアへの妥協を排除し、グルジアの主張を支持することを、米欧共通の立場として確認したものだ。ライス長官は会談後、記者団に「(グルジアは)国連加盟国であり、国際的に認められた国境線は尊重されねばならない」と述べた。

 

 ライス長官は15日、トビリシに入り、サアカシビリ・グルジア大統領と会談する。

20088151104  読売新聞)

**全文コピー終了**

 

全くこいつらのいう事は意味不明。自分勝手の典型的な例です。

 

米国は今まで他国をひっくり返すときには必ず「民主主義」とか「国民の自由な選択」とか言って、自由と民主主義と言う美名の元に世界であっちこっちの親米政権を作るためにひっくり返してきた。

 

イラクに民主主義を持ち込んで国を破壊したのは誰だ?中南米で民主主義の名の元にクーデターを起こして中南米を米国の実質支配下にしたのは誰だ?

 

なのに今回は、グルジアの領土がどうのこうの、お前らいつから他国の領土について語る立場になったの?

 

大体それなら、南オセチア自治州の人々の声を聞いてみればよい。田中宇の記事にもあるように、「ほとんどの人々がロシアへの併合を求めている」のだ。

 

田中宇の記事を一方的に信じる必要はないというのも事実。でも少なくとも中立公正というなら、両方の意見を取り上げるのが本来の仕事ではないか?

 

ところが更に今度はチャスラフスカさんまで持ち出して、ロシアの印象を悪くさせようとしている。

 

**全文コピー開始**

五輪の華、チャスラフスカさんが露のグルジア侵攻を非難

 【ウィーン=石黒穣】東京、メキシコ五輪金メダリスト、チェコスロバキア女子体操のベラ・チャスラフスカさん(66)が、21日発行のチェコ主要紙イドネスのインタビューで、40年前の民主化運動「プラハの春」がソ連軍侵攻で挫折した体験を踏まえ、ロシアのグルジア侵攻を「40年前とほとんど変わっていない」と非難した。

 プラハ在住のかつての体操の花は、元夫が息子の暴行で死亡した事件後、10年以上も世間と接触を絶っており、メディアへの登場は異例。

 チャスラフスカさんは、インタビューの中で、ソ連軍侵攻の2か月後、4種目で優勝したメキシコ五輪に「祖国の屈辱をはね返すため、最高の演技を誓って臨んだ」と述懐。

 表彰台ではソ連の選手に背を向けたが、「内心かわいそうと思った」と語った。

20088221244  読売新聞)

**全文コピー終了**

 

そりゃプラハの春を経験した彼女であれば、当然ロシアに対して一生忘れない恨みをもっているし、その怒りは当然のものである。ただ、当時のロシアによるチェコへの侵略と、今回の南オセチア防衛とは全く内容が反対なのだ。そのような背景を全く無視して、チャフラフスカさんがメディアに出てきたその背景に何があるのか、そのほうが気になる。

 

僕は別に読売新聞に恨みは持ってないし、今回取り上げる記事にしても、露・グルジア紛争特集を日付順に取り上げてるだけだ。

 

ただ、その殆どの記事の取り上げ方が、「グルジアに侵略したロシア軍」と言う印象を、読者に植え付けようとする魂胆が見えてしまうのだ。

 

新聞記者が世の中の最低の仕事であり、中学を卒業したら誰でも入社出来て、それほど漢字も書けてなくよくて、自分で社会の事実を理解出来なくて、人に言われた事をそのままコピー&ペーストするだけでよいだけの仕事であれば、僕も何を言う必要はない。

 

でも、違うでしょ?

 

事実と違ったことを書くと恥ずかしいでしょ?それとも、恥ずかしいという気持ちよりも、高給が貰えてお迎えの車が来て、一生を保障されてる今の生活の方が好きなのか?

 

でも、もう新聞の時代ではない。それは購読部数の落ち込み、広告出稿量の落ち込みに如実に現れている。

 

すでに化石に向けて衰退を始めている新聞社が、嘘を書いてでもいいから何とか今の自分の生活を守り、何とか定年で逃げ切ろうとする上層部によって支配されているから、新聞が事実を書けなくなる。

 

捏造記事を読まされてそれをそのまま信じる国民への裏切り行為というのは、犯罪にはならないだろうな、騙されたほうが悪いってことだろう。

 

今日のNHKニュースではグルジア軍による南オセチアへの攻撃を特集している。その中では南オセチアの民間人に取材したら「グルジア軍が攻めてきたんだよ」とはっきり語っていた。

 

一番最後になったけど、田中宇氏の記事を抜粋コピーする。

 

田中宇の国際ニュース解説 2008819http://tanakanews.com/

━━━━━━━━━━━━━━━━
★米に乗せられたグルジアの惨敗
━━━━━━━━━━━━━━━━

 8月7日夜、グルジアの軍隊が、自国領ながら半独立状態で中央政府に敵対
してきた南オセチア州の州都ツヒンバリに侵攻し、ロケット攻撃などで市街を
破壊した。ロシア政府の発表では、グルジア軍は侵攻時に約2000人の市民
を殺害した。南オセチアには、OSCE(欧州安全保障協力機構)の協定に基
づき、ロシア軍が「平和維持軍」として駐屯しているが、グルジア軍はこのロ
シア軍をも攻撃し、15人のロシア兵が戦死した。
http://search.japantimes.co.jp/cgi-bin/eo20080813gd.html

 南オセチア州は、埼玉県ほどの広さで、人口は約7万人。人口の3分の2が
オセチア人(オセット人)、4分の1がグルジア人で、両民族は州内にまだら
に混住している。南オセチアはロシアと国境を接しており、ロシア側には北オ
セチア共和国がある。南オセチアのオセチア人は、北オセチアとの統合を希望
し、ソ連崩壊後、1991年にグルジアからの独立戦争を開始し、決着がつか
ず長期紛争となり、今に至っている。
http://en.wikipedia.org/wiki/South_Ossetia

(オセチア人は、イラン語に近いオセチア語を話す。13世紀にモンゴルの侵
攻を受け、ドン川流域から、カフカス山脈の山中にある今の居住地域に逃げて
きた)

 2006年の住民投票の結果から見ると、南オセチア州に住むオセチア人の
ほとんどは、グルジアからの独立と、ロシア領北オセチアへの併合を希望して
いる(同州のグルジア人住民は、自州がグルジア領内に残る現状維持を希望し
ており、国連では、住民投票は無効とみなされた)。ロシア政府は、同州のオ
セチア人がロシア編入を希望しているため、希望者にロシア国籍(旅券)を配
布しており、オセチア人の9割以上がロシア旅券を持っている。8月8日にグ
ルジア軍が侵攻したツヒンバリの市民の大半はオセチア人で、攻撃を受けた市
民の多くがロシア側に越境避難した。
http://rense.com/general82/dcnuke.htm

 グルジア軍侵攻の数日前から、南オセチアでは、グルジア人とオセチア人の
武装住民どうしの散発的な銃撃戦が続き、ロシアとグルジアの両方がOSCE
の交渉枠組みを使い、仲裁に入っていた。8月7日午後、グルジアのサーカシ
ビリ大統領は国営テレビを通じ、自治を与えるので交渉しようと、オセチア人
に停戦と和解を呼びかけた。しかしこの和解提案は、オセチア人とロシアを騙
すトリックだったようで、数時間後の同日夜、800人のグルジア軍が州境を
超えて進軍し、ツヒンバリの市街を破壊し、軍事占領した。

 グルジア側が侵攻のタイミングとして8月7日を選んだのは、翌日からの北
京オリンピックのため、ロシアの権力者プーチン首相が北京に行っており、メ
ドベージェフ大統領もボルガの川下り船中で夏期休暇中で、ロシア軍の対応判
断が遅れると予測したからではないかと分析されている。実際には、プーチン
は北京からロシア軍に反撃の指示を出し、露軍はすぐに南オセチアに越境進軍
し、グルジア軍を退散させた。
http://www.odt.co.nz/opinion/editorial/17337/georgia039s-folly

 

田中宇のメルマガをコピーした文責は当方にあります。

 

もし国際政治に興味のある方、是非とも彼のメルマガに登録して見てください。世の中の見方が変化すると思います。 

 

 



tom_eastwind at 13:40│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

トラックバックURL

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔