2008年09月09日

ジェットコースター

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先週から忙しさが爆発的。

昨晩はあまりの昼間の忙しさに頭が回ったまま止まらず、ベッドに入る時に頭の中に仕事を持ち込んだもんだから、寝付いたのは朝4時頃。6時過ぎには起きて、自宅で仕事開始。

しかしまあ、ニュージーランドの為替に比べればまだましか。この国の通貨は、とにかく太平洋の大波と雷雨に激しく叩かれて振り回される葉っぱのようだ。

一昨日もある地元大手のファイナンス会社の社長と話す機会があったけど、彼も「今年は大波、下手すれば1ドル=50円もあるかも」と怖がってた。

そりゃそうだ、たった一週間で通貨が20%も激動して上がったり下がったりすれば、こりゃもうジェットコースター。

ただ、いろんな人にNZ経済の実態を聞かれる度に答えるのは、「為替はジェットコースターだけど実体経済は強い。何よりも大事なのは、この国の国民は不安に対する反応がないから、それが何よりも経済を安定させている」ということ。

学者さんも言ってるけど、金融危機の多くの部分は、不安が産み出している。あまりの不安の為にそれがかえって不安を再創出して、それが不況になる。

ところが不安はどこから来るか?それは、明日の私の生活は大丈夫か?ということ。

さてニュージーランド。この国では明日の国民の生活は安全だ。何故なら、医療は基本的に無料だし、学校は無料だ。

18歳から65歳まで失業保険がもらえるし、この金額が平均賃金の65%程度。そして65歳からは老齢年金がもらえる。これも65%程度。

だから、他国と比べて不安が少ないから、実体経済に影響を与える部分が少ないのだ。

もちろんこの国でも現在までに23社以上のファイナンスカンパニー(銀行ではない)が危機に陥ってるが、銀行は今だ健全と言える。銀行の貸付の中心は個人住宅金融だからだ。

イメージで言えば、ビクトリアストリートの逆バンジーで悲鳴を上げている人たちの足元を、アイスクリームを食べながら歩いている人がいるってこと。

日本の皆さん、あまり教科書や新聞に頼らず、分からないときは自分の足で見て回ればどうでしょうか。

写真は香港上海銀行の入ってるビル。世界第三位の銀行も、今はすんごい身構えてます。

 



tom_eastwind at 00:32│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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