2008年09月17日

ジョエル・ロブション

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ジョエル・ロブション

 

お客様にご招待を受けて、恵比寿の最高級フレンチレストラン「ジョエル・ロブション」訪問。

 

最近のニュージーランドの様子、今後の仕事の進め方などの打ち合わせや日本の最近の動向を、素晴らしい食事と共に楽しませていただく。

 

いつも恵比寿に泊まってはいるが、自分で行くことはないだろなと思ってた最高級レストランの一つがこのジョエルロブションだ。

 

まず予約が取れない。特にミシュランで三ツ星を取ってからは益々予約が取りにくくなったレストランだ。特別な日のための隠し爆弾みたいな使い方をされる店なんだから、皆さん数ヶ月前から予約を入れる。出張の予定が常に変化する中で、「今日は時間があるからちょっと行ってみようか」てなノリのレストランではない。

 

それに勿論値段の問題。ちょっと行きましょうかってな焼き鳥KENとは訳が違う。桁はゼロが二つくらい違う。

 

お客様からご招待を頂いた時は「ありえん!」とか思いながら、これはおそらく一生に一度の機会だからと、ついつい甘えさせていただいた。

 

当日、ネクタイをして背広を着た僕は、七五三の僕ちゃんみたいな雰囲気で、右手と右足を同時に前に出しながらレストランに向かう。

 

長い通路を歩いて重厚なドアを開けると、そこはパン屋。じゃなかった、レストランの入り口に繋がるフロア。何とこのレストラン、併設のパン屋さんがあって、それがガラス窓の向うに見えるので、思わずパン屋に入ったのかと思った次第。

 

エレベーターのボタンを押して(レストランにエレベーター?)暫く待つと、ゆっくりとドアが開いてレストランのメインフロアに向かう。

 

メインフロアの廊下に出ると、レセプションにいた黒服の人々がいきなりこちらを振り向いてにっこり、「いっらっしゃいませ!」

 

思わず固まった僕は、「・・・」誰の名前で予約が入っているのか頭が白紙になってしまい、「えっと、ぼくはxxで、えっと今日は、皆さんこんにちは」みたいな、まるでかっぺな雰囲気に陥ってしまった。

 

しかしそこはプロの黒服の皆さん、かっぺカバーという技術をお持ちで、一人の女性がすかさず笑顔で近寄って周囲にばれないように「予約されてるんですよね、安心してそのお知り合いの名前を教えてくださいな」的な助言。やっさしいな。

 

そこでお客様の名前を伝えると最敬礼、すぐにまたエレベーターに案内してくれる。

 

どこに行くんじゃ?と思ったら、ダイニング風呂、じゃなくてダイニングフロアじゃなくてウエイティングバーフロアに案内していただくためにエレベーターに再度乗るのだ。

 

ゆっくりと動くエレベーターを待つ間、開かない扉を見つめながら隣にいる黒服の女性に対して何を話していいやら。両手を腰の前に重ねて黙って「チン」という音を待つ。

 

何を言ってもかっぺになりそうで、だからと言って凍った空間も辛いし、でも下手な冗談かましたら、「おほほ」ってやられそうで、まったく四面楚歌とはこのことか。

 

やっと来たエレベーターには先客が居て「これから下に参ります」。

 

あ、そうですか、こっちも参りました。申し訳ながる黒服の方に、こちらこそ申し訳ないと何故か謝りながら一緒に階段を登る。

 

やば、階段でも右手と右足が同時に出てる。おまけに途中の踊り場でぐいっと左に曲がってるので、格差についていけないぞって感じ。

 

何とか登りついたウエイティングバーでは、お客様がすでにいらっしゃって歓談中。

 

やっと合流出来た印象は、まるで雪山で雪崩れに遭って3日くらい雪の下でじっと我慢して、何とか下山出来て友達の顔を見つけることが出来たって感じ。

 

ほっとしてジントニックを注文する。10ですか?と聞かれて、何とか答を返すだけの知識があってよかったなと思う僕。

 

それから少し飲んで広いダイニングルームに向かう。

 

「きんきらじゃないほうがいいんですよ」って案内してくれたフロア。素晴らしいコース料理と美味しいワインを楽しませてもらった。

 

普段なら出された食事の半分も食べられない僕だけど、今回だけは結構食えた。フレンチと言いながらそれほど重くないし、量も少なくしてもらってるので、お店の配慮に感謝。

 

なんだか今日はよく食べるな〜。体重、大丈夫か?思わず心配になるけどついつい食べてしまう、そんな楽しい夜だった。



tom_eastwind at 14:15│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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