2009年01月05日
今日も午後スキーに行く
今日も午後スキーに行く。この屋内スキー場は毎日13:00オープンなのだ。
奥さんすべりも随分うまくなってる。スピードが出てきたしパラレルも少しづつだけど型にはまって来た。
もうちょっと練習すればいいぞとか思ってたら、奥さんスキーが終わった後にこにこしながら、「ね、わたし明日は仕事だけど、明後日もスキー行く?」だって。どうもはまったみたいだ。
スキー場はあいも変わらず外国人ファミリーが目立ってて、今日はフランス人家族がいかにも欧州的なスキーウェア(ガンダム系カラフル上下つなぎ)を着て滑ってた。スイス人かもしれないけど、家族で話してた言葉はメルシーって言ってたのでフランス人としよう。
彼らもこちらをアジア人移民家族と思ったのだろう、スキーの途中に「元気いいよね、君のスキー!」って話しかけてきた。ちょっとぎこちないけど普通の会話の速度なので話が引っ掛からない。
「おじさんこそ元気良いですよね、ジャンプ頑張ってますよね」と返そうと思っても、英語には僕の言いたい「おじさん」と言う言い回しがなくて、普通にU2になる。Good Old boy は相手に対する言葉としては使えないしな。
みかけ60歳手前のおじさんだから敬意を表して「体堅いのに、よくキーウィの若者に混じってジャンプしてますよね」とは言わなかった。
彼らにとっては年齢は関係ないのだろう、けど西洋人の特徴かな、いくつになっても心が若い。
失敗を恐れずに常に挑戦していく気持ちって素晴らしい。
そして心が若いってのか、いつも自分だけを見て生きてるから、他人からどう見られようが関係ないのも日本との大きな違いかな。
日本のファッション雑誌が「今年の流行はこれ!」って決めたら皆がそれと全く同じ行動を取る日本では考えられないよね。
日本人が失敗を恐れるのは、学校で「失敗するな」と習い、親の背中を見て失敗したら世間で二度と生きていけなくなることを知っているからだ。けど誰が失敗を許さない社会にしたんだ?なぜそんな社会にしたんだ?
答えは簡単、その方が国民を統治しやすいからだ。
限られた一部の人間が国と国民を支配しやすいように「失敗は悪」=「何もしないのが一番」と言う考え方を子供の頃から脳みそに刷り付けたから、洗脳されたほうは自分が何も気づかないままに時には国家の手先として国家の意思に反する者をマスコミで叩き、時には国家の奴隷として自殺するまで納税する。
そんな洗脳状態を気づかせようとした学者は、皆潰される。
適当にガス抜きをする学者だけが国家によって生存を許される。時にはテレビにでも出れて「わお、うれしいな!」となる。
ニュージーランドはちっちゃな国だけど、少なくとも国民の意思がきちんと政治に反映されているし、いわゆる日本のような固定的支配層はいない。
もちろん白人上位という意味では固定的支配層だが、ニュージーランドではアジア人も政治家になれるし閣僚にもなれる。日本で外人が閣僚になれるか?
スキー場でいろんな国の家族が楽しむ姿を見ながら、そんな事を思った。