2009年01月07日

ケータイに問題をすり替えるおとなたち

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一体何をしたいのか良く分からん

 

最近は子供が異常な犯罪の被害者として殺される事件が発生して、そのためにはGPS機能付きのケータイを持たせるとかの議論があったのに、何故か去年後半から突然のように「学校への携帯電話持ち込み禁止」と言う話になっている。

 

この事をみゆきに聞いたところ、みゆきの通っている高校では携帯電話の持ち込みはOK、だけど朝9時から午後3時、つまり就学時間中はスイッチオフにする事ってのが決まりだそうだ。

 

やっぱり子供のことだから手元にあるとどうしても使ってしまう、けど親の送り迎えとかの都合でケータイがあったほうが便利と言うことで現在のようになったとの事。何も教育長がどうのこうのとか政府がどうのこうのと言うレベルではなく、普通に先生が「ダメよ」で片付いている。

 

日本の学校でも同じように、授業中に子供がケータイを使ったりして授業が乱れるのだろう。そんな背景からケータイ禁止と言う話になるのだろう。

 

それは良いのだけど、問題はいつもの如く「部分の無謬全体の誤謬」である。

 

だ〜から、学校の問題はケータイをどうにかして片付く問題ではない。授業が面白くないからケータイを使うんだよ。センセーに威厳がないから子供を注意出来ないんだよ。ケータイがあるからって問題じゃない。

 

ケータイを禁止したって子供の頭は柔軟だから、ケータイに換わる遊びを必ず考える。それを止めさせようとするのは、子供から自由を奪うのと同じだし、それは一番やってはいけないことだ。

 

悪いのは子供を注意出来ない大人であり、威厳のないセンセーなのだ。体罰禁止とか日教組とかゆとり教育とか、その時その時の大人の都合でつぎはぎにされた教育システム自体にすでに歪みが出ているのだ。

 

そういう根本的な問題を直しもせずに目先のちっちゃな「ケータイ」の話に議論をすりかえるのを一般的な社会では「問題の先送り」と言う。

 

学校教育の仕組み自体が既に現実に合ってないのに、それを根本から変更しようとしない体質が今の問題だ。

 

学校の先生に威厳がなく、だからケータイ一つを取っても先生が指導出来ず、自分で生徒にきちんと話が出来ないから「これは決まりです」と規則を作って縛ろうとする小手先で片付けようとしている。

 

けどこれでケータイを持たなくなった子供が放課後に誘拐されてその時にGPSがなかったら、マスゴミ連中やセンセーは「ケータイは子供の安全の為の必需品!」とでもなるのか。

 

これは学校に限らずすべての日本の戦後体制に通じることだ。

 

教育、医療、経済、雇用、いろんなものが戦後の大量生産大量出産大量消費の中で作られてきた。

 

1980年代まではそれで良かったが、その仕組みは現在の社会には適合していない。だから大胆に社会そのものを変革させる必要がある。

 

その一番のキーワードが「自己責任」だ。

 

国家の奴隷でありながらその事を自覚せずとも生きていけた江戸時代からの悪しき慣習を破り、世界と同等の立場で戦っていこうとすれば、自己責任を理解して一人ひとりが強くなるしかないのだ。

 

それを否定しているのは国家であり、何故なら自己責任を認めてしまうとその先にあるのは平等な国家となり、それは江戸時代以降続いた特権階級による国家支配を否定してしまう、つまり自分の既得権益を失ってしまうことになるからだ。

 

たかがケータイ、何をそこまでと思うかもしれないけど元自閉症の僕としてはどうしてもこういうものがすべて一つの絵として見えてくるのだ。

 

ケータイについてはいろんな意見があるだろうけど、もっと現実に即した処理の方法があるでしょ。持ち込むか持ち込まないかではなく、使うか使わないかの問題だ。

 

#須藤教育長は「子どもたちには、大人と同じ情報と接するだけの判断力はない」と述べ、#

 

おいおい、大人のほうの問題は誰も追及しないのか?大人がバカだから敏感な子供はそれに感づいて先生をバカにしているんだよ。社会がおかしくなっているから子供が敏感に反応しているんだよ。

 

もし授業が面白ければ子供は必ず夢中になる。そしたらケータイの事なんてすぐに忘れてしまう。つまり今の問題は授業が面白くないってことだ。

 

勿論内容によっては退屈な授業もあるだろうけど、授業の5割くらい面白ければ先生の威厳も出てきて、ケータイくらい先生の威厳で停止させられるでしょ。

 

決まりを作ってどうこうって、大人同士が自分の弱さを隠して問題をすり替えているだけではないか。

 

公立小中「持ち込ませず」

 県教委の須藤稔教育長は6日の記者会見で、県立高校内で生徒の携帯電話使用を原則禁止する方針を明らかにした。公立小中学校については「原則持ち込み禁止が望ましい」として、各市町教委に協力を求める考えだ。

 須藤教育長は「子どもたちには、大人と同じ情報と接するだけの判断力はない」と述べ、携帯電話の使用にルールが必要との考えを強調した。県教委によると、県立高校では学校ごとに使用を禁止しているケースはあるが、いじめや犯罪被害の防止などの観点から統一的に使用を禁止する必要があると判断したという。来月にも文書で通知する。

 小中学校については、原則持ち込み禁止とする一方、保護者が子どもの安全面を考え、登下校に際して携帯電話を持たせたいというケースもあるため、個別の判断は各学校に委ねる方向だ。

 文部科学省は昨年7月、各都道府県教委に、学校での携帯電話使用についてルールづくりを求める通達を出しており、今回の措置はこれを受けたもの。昨年12月には、県や県教委、PTAなどでつくる「県青少年のための良い環境づくり実行委員会」が子どもに携帯電話を持たせないよう呼びかけるアピールを発表した。

200917  読売新聞)

 

 

 



tom_eastwind at 12:24│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 | 日本ニュース

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