2009年05月01日

マワレメリーゴーランド

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ニュージーランドの公定歩合が2.5%まで下がった。おお、豪州よりも0.5%安くなったぞ。

 

なんて横目で見ながら日本から戻っての一週間は毎日が面談や打ち合わせの連続だ。

 

その中でも大きくて緊急な案件が一つある。

 

この案件は出来る限り今週中に目処を付けたくて関連のところに電話やメールや会議を開いたりして法律的な問題点がないかなどチェック。

 

何とかいけそう。関係者全員が納得出来る落としどころになるかどうかは未だ不明だが、けどこの計画が実行されて成功すれば、今までにない商品になりそうだ。

 

やり方次第ではあるが、2年くらいで投資額の6倍、つまり600%の利回りになる可能性がある。

 

日本で不動産投資の人々に教えてもらったのは、利回り20%は当然ですってこと。

 

今までは普通に銀行預金で8%とか言ってたけど、いやいや、いろんな方法があるものだ。

 

けどやっぱり、農業の打ち合わせをしながら思ったのは、利回りよりも現実としての食い扶持。

 

農業とか工業とか、とにかくモノを作って付加価値を付けて次の人に渡して、それがぐるぐる回る世界が健全だと言うこと。

 

佐藤栄作の時代に「消費は美徳なり」と言われて貧乏な僕はふざけんなと思ったが、「生産は美徳なり」なら、充分に理解出来るな。

 

生産の輪がメリーゴーランドのように回って、世界がスピンアップしていけば、誰でも幸せになれる。

 

世界の幸せと個人の幸せは少し違う。

 

世界の幸せとは感情の問題ではなく貧乏と病気をなくすことだ。だから実現可能だ。そのためには技術と農業とを組み合わせて実業の生産の輪を広げることだと思う。

 

明日、試食会を開催する。新しい農業の世界、どう切り開いていくかだ。

 



tom_eastwind at 22:10│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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