2009年06月04日

水漏れ工事

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NZdaisukiからの記事全文

 

アパートの水漏れ問題

 オークランド北部OrewaにあるアパートNautilus apartment towerが水漏れ問題に直面している。

 

 開発者であるRick Martin氏は建物に問題があることを認め、水漏れ専門家に調査を依頼した結果、Nautilus towerを建設したBrookfield Multiplex社に責任があると話した。

 

 Martin氏によると、アパートのメンテナンスが適切に行われていなかったのが今回の水漏れの原因で、Martin氏の会社Cornerstone Groupに一切責任はないとしている。

 

 これに対してBrookfield Multiplex Construction (NZ)の代表であるDan Ashby氏は、建設作業は何年も前に終了しており、現在までに苦情などは出されていなかったと反論し、会社に責任はないと話している。

 

 国内の水漏れ問題は過去9年間で30,000から80,000件ほどあるとみられており、Nautilus towerのような高層ビルの水漏れも何件か確認されている。Nautilus towerの修理には1900万ドルもの費用がかかるといわれており、そうなれば国内の水漏れ修理では過去最高額となる。

 

社会   200961

 

そうでしょうな。

 

「そうでしょうな」と言う意味は、

 

1・国内の水漏れ問題

 

水漏れに限らずこの国では人の失敗を許すと言う文化が根付いてる。

 

当時に小学校から培われた「Try&Error」と言う考えで、駄目もとで何でもやってみようと言う失敗を恐れない文化もある。

 

この二つの文化が一緒になると何が起こるかと言うと上記のような水漏れだ。

 

つまり、ここ数年は建築ブームで随分たくさんのアパートが建設された。

 

その為に忙しい現場では「よっしゃ、工事の数をこなすためにここ、少し手抜きしてみよう」と言う確信グループから、工事の裏側の補強を理解しない日曜大工が「お!ばっちりじゃん、この出来上がり!」と表面だけ見て喜ぶ手抜き工事に繋がり、あちこちのアパートで問題が起こったのだ。

 

シティ内のアパートでも随分たくさんの訴訟が起こっている。けど誰も「オレ、知らないもんね」となる。

 

そりゃそうだ、こっちは自分なりに一生懸命作ったんだから失敗しても文句言うなよという文化がある。その上に、すでに飲み食いや車の購入や海外旅行に使った金を今更返せるわけもない。

 

だからその結果として買い手から何を言われても「知らぬ。おれは悪くない」となるのだ。

 

素人が参入しやすい為に技術水準が低い、その上に腕の良い建築業者は大きなプロジェクトの商業ビルや子供の頃からの付き合いの友達の丁寧に作る一軒家に取られてしまい、アパートには優秀な建設業者は集まらないのだ。

 

ついこの間も建設のプロの方が来られてて、その日本人からすれば信じられないような工事程度であったと唖然としていた。

 

だからアパートの水漏れだけじゃなくって、社会の仕組みが水漏れになるように出来てるってのが問題。

 

この「失敗を許す」と言う気持ちと「恐れずにやってみる」のが良い方向に向かえば人々が笑顔で過ごせるのだけど、専門家が必要な状況に置いても日曜大工が出てくる、つまり悪い方向に向かったのが今回の事件であるといえる。

 

今回ってか、ここ1年くらいで続けて発生しているもんね。アパート購入は当分見送りをお勧めします。



tom_eastwind at 19:03│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 | NZの不動産および起業

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