2009年06月06日

UNIT

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今日現在でシーズン2に突入。

DVDで毎晩2〜3回分見ている。
それにしても米国の最近のテレビ番組のドラマは質が上がったな。

ディズニー映画を代表にしてテレビでも
「奥様は魔女」とか「逃亡者」とか、
とにかく良いものが作られていた米国。

60~70年代の米国は映画に限らず
様々なモノ造りが盛んだった。

何せ著作権とかうざいことは言わずに
バンバンと戦争に負けた日本に技術を供与して
それで逆に日本から輸出されたテレビやラジオや
車が米国の産業を潰していったのは皮肉な話。

それがベトナム戦争を境に自信を失い、米国は
「失われた10年」に突入する。

彼らが復活したのは金融社会へと変貌したからだ。
自分が手に汗をかかなくても冷房の効いた部屋で
カッコいいスーツを着て他人を訴える事でカネを儲けるのが
効率的だとハーバードで学んだ連中が著作権とか
言い出してから米国はおかしくなった。

モノ造りの大事さを忘れて、カネになるなら
何でもやってやれとばかりに法律と金融に走ったのだ。

その結果としてテレビ番組までバカになってしまった。
その後を追いかけたのが日本のテレビでもある。

けど「24」あたりから良い番組が出始めたのは、
テレビが今のビジネスモデルではやっていけない、
やっぱりコンテンツが大事だと気づき始めた証拠では
ないか。

ちなみに子供向けの番組でも結構面白いのがある。
竜馬君と一緒に見ながら、ほう、よく作りこんでるなと
思わせることがよくある。

そうなると情けないのが日本のテレビ。DVDになっても
買いたいと思わせる番組がどれだけあるか?

日本のテレビと新聞のビジネスモデルが崩壊している。
けど当事者はまだ危機意識がない。まだいけるさ、
本気でそう思ってる。

けど、どんな業界にも永遠はない。いつかビジネスモデルが
崩壊するときが来る。それを予測して準備して
次のモデルを作った人間だけが生き残れる。

しっかしまあ、米国の映画産業、てか映像産業は
ほんとに層が厚いな。次々と出てくる無名の俳優が
どんどんとお茶の間に広がっていく。

UNIT。まだまだ続きます。

 



tom_eastwind at 18:40│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 | 最近観た映画

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