2009年06月12日

シドニーの夜2日目

二日目の今晩の食事もまた一人。珍しいな、ここまでオーガナイズに失敗するのは。

 

予め予約しておいたシドニーで行きつけのお寿司屋さんにお邪魔する。ここの料理は間違いなく美味い。有名な漫画原作家も絶賛するほどの出来のよさ。

 

ビールで口を湿らせながらいろんな話を聞くのだけど、最近はお客さんが減っているそうだ。聞けば居酒屋に客が流れているとの事。

 

おいおい、客層が違うでしょう。

 

けど結局市場の変化だ。美味しいものを少々高くても食べる客層が減り、ほどほどの居酒屋料理を安く楽しむのが今のシドニーの日本食の流れのようだ。

 

シドニーに限らず今の世界はどこも縮んでいく市場であり、安売りが幅を利かせている。それはそれで戦略として当然なのだけど、でも今の状態では本当の食文化が壊れてしまうぞ。

 

結局シドニーの日本食はあだ花、根付かないのかな。

 

BlogPaint杉板焼きと言う料理は日本でもあまり食べる機会がない。薄い杉の板の間に白身のムツを挟んで焼いてくれるのだけど、これがまた絶品。

 

見事な火の通り具合と味、そして眼で楽しむ和食という要素も兼ね備えている、実に素晴らしい料理だ。

 

 

けど周りを見渡すと、たしかに週最初と言うこともあるのだろうけど、お客様の入りもあまり良くない。

 

食文化ってのは、それを支えるお客がいてこそ初めて成立する。なのに食べるほうが値段や量ばかりこだわっていたのでは文化が育つわけがない。

 

この日はおまかせで作ってもらったのだけど、とにかくお客を見ながら料理を出してくれるから、料理の出すタイミングも非常に良い。料理の減り具合を見ながら次の料理にかかると言った具合だ。

 

BlogPaintあわび。これも素晴らしい。他にも小鉢がどれも気が利いてる。本当に楽しくなる。料理って、人を楽しませてなんぼだよね。財布の中身が気になるならスーパーで食材を買って自宅で料理すれば良い。

 

3年前にこの店で一緒に食事をしたお客様の最近の話を聞いたりすると、やっぱり諸行無常の響きあり、ですね。

 

豪州はますますビザが厳しくなっているようだ。豪州の技能移民は本当に卓越した技術がないと取得出来ない。NZとは随分違う。

 

ビジネスを興すにしても昔のように「よっしゃ一旗!」的なノリではなく、どちらかと言うと日本の企業が市場調査をやってきちんと出てくる、そんな「硬い市場」になってきた気がする。

 

街は昔に比べて人が世知辛くなっているし、世の中、変わっているんだね。

 

やっぱり現地に行って現地の情報を直接聞き込まないと分からないことがたくさんある。

 

お店のオーナーから古い人の話を聞く。あの時は元気良かったのにな、あの人。

 

けど、自分もそうならないように平常心を忘れずに同時に常に変化して新しい商材を見つけていかねば。再度心に深く刻んだ夜。ほんと、時代はジェットコースターだ。

 

途中から日本酒に切り替える。僕は寿司とワインの組み合わせはそれほど好きではない。酢飯の中にあるモノと日本酒の中にあるモノは合うんだけど、ワインの場合は何だかそこが喧嘩をしているようだ。

 

二日目の夜は昼間の仕事がわりかし円滑に回ったこともあり、ゆっくりと寿司を楽しんでリラックスしてホテルに帰り、ぐっすりと眠れた。ヘンなのは出てきませんでした。

 

さ、明日からまた頑張ろう。



tom_eastwind at 22:18│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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