2009年06月19日

ゆめたまご

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 「ゆ・で・たまご!」

「ゆっ、めっ、たまご!」

  

何度教えても11歳の竜馬君の耳には夢卵となるようだ。それはそれで語呂が良いのでとくに訂正はさせてない。

 

それにしても日本語を話している僕らは一体誰に日本語の使用に関する特許使用料を払っているのだろう?

 

 

以前も何度か書いたけど、ぼくはどうしてもこの「特許」と言う考え方が好きになれない。最低限必要なものは守った上で、あとは出来る限り社会全体が有効に使えるようにするべきではないだろうか。

 

てか、技術なんて発明した人の名前を付けて「お、すげーな、お前!」と褒めるだけで充分だと思う。

 

それを囲い込んでそれをネタにして後は何もせずにじっと座り込んでいるなんて、あんまり世の中の役に立ってるとは思えないもんな。

 

それがいちいち特許の何のって言い出したら、そんなもん使わなくてもいいもんね、他に似たような技術を使うもんねとなるだけだ。

 

ディズニー商品の特許期限が来る度に米国では特許法を延長しているってのは有名な話だ。けど、そんな事にあぐらをかいて何もしなかったから後発の日本アニメに対してアメリカアニメーションは全滅したわけだ。

 

例えば大分県に行けば「りゅうきゅう」と言う食べ物がある。

 

さかなを使ったお茶漬けであるが、これなど特許は誰にも存在しないのに皆が大分名物と理解している。大分にとってはそれで充分ではないか。皆が美味い美味いと喜んでくれる、それで対価は充分であろう。

 

札幌のスープカレーが美味しいかどうか、ぼくはまだ食べたことがないので何とも言い様がないけど、あれだって誰も特許を申請していないが札幌出身と言うことで「札幌」は充分な対価を得ている。

 

あ!そんな事言えば豚骨ラーメンだってそうじゃんか!あんな美味いものを1970年代の東京の人々は「臭くて近寄りさえ出来ない」ほどに嫌ってた。

 

当時の東京では豚の骨など捨てる場所に困るような廃材であったのだ。それを食材にしたのだから、河原さん(なんでんかんでんの創始者)は特許とればよかったのにね。

 

勿論カネのかかる特許もあると思う。薬なんてその代表的な例であろう。数十億円の開発費をかけて作ってるんだから、これは特許で費用回収をしても当然だと思う。

 

 

要するにすべての特許を否定しているわけではない。ただ特許は限定的であるべきで、これがナンにでも適用されるとか何でも特許にしてやれなんて風潮は、僕の好きな考え方ではないという事。

 

そう、行き着くところは考え方の問題。ぼくは嫌いだけどそれを好きな人もいるだろうし、好きな人がたくさんいる社会ではそれがルールとして認められても良いと思う。

 

何故ならこれは人間の尊厳とかに影響を与えるようなものではないし、最終的にカネの問題なんだから、自分の技術をカネに替えたければそうすれば良い。

 

ただ、カネが欲しいくせに「自分のプライド」なんて偉そうなことは言うなと思う。カネなんでしょ、要するに。

 

間違いなく言えることは、特許を尊重するような閉鎖的な社会はそうでない社会に比べて発展が遅れるという事だ。

 

今日もりょうまくんは「ゆ、め、た、ま、ご」と言ってる。

 

日本語を作った人、ありがとです。

 



tom_eastwind at 12:11│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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