2009年06月20日

フィッシュ!

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北朝鮮の貨物船が米国のイージス艦に追っかけられそうだ。2年前のマカオの銀行閉鎖の時よりも今回の方が迫力あるな。すぐに軍事行動に繋がりそうな雰囲気だ。

 

かと思えばイランでは先日の総選挙で大勝利を収めた大統領に対して反対派が暴動を起こしている。

 

イランの事件はどう見ても米国との繋がりを感じるな〜。それも米国が二つに割れて、オバマ大統領を中心とする対話派と軍部などにいる強硬派がそれぞれイランに対して違う仕掛けをしているようだ。

 

そんな北半球の様子を南半球の平和な国からインターネットで眺めながら、今日もショッピングセンターで魚の値段を見たりしている。

 

流石に冬なので気温も12度と低いけど太陽が燦々と輝いているのでそれほど寒さを感じない。

 

てか、周囲の人たちがサングラスにTシャツで過ごしているからますます寒さを忘れてしまう。

 

鯛が1kgで32ドル。けどお店によって全然鮮度が違う。あるお店では鯛のフィレットの上に直接細かい氷をぶっ掛けている。あれじゃあすぐ氷が溶けて魚の身の中に染みこんで水っぽくなってしまうよ。

 

焼けば何でも同じと思っているのだろうけど。この国ではサシミ文化が入ってきたのが10年程度だし白人がサシミを食べるようになったのも最近のことだから、あまり区別がつかないのだろうけど。

 

ちなみに白身魚の味の違いを理解出来るのは日本人と韓国人だけという。ちなみにうちの奥さんは白身魚の味の違いをあまり感じないそうだ。

 

日本人だって風邪引いて鼻づまりしてる状態で白身の区別は難しいかもしれない。

 

青酸カリのアーモンドの匂いを感じることが出来るのも10人のうち半分くらいでその原因はDNAと言う話をスカーペッタ本で読んだことがある。

 

味はどうやらDNAにも関係があるのかもしれない。牛肉の脂身を有難がって「霜降り最高!」なんてのは、あれは味自体ではなく周囲が美味しいというから自分も美味しいと思い込むレベルの話だけど、魚については日本人のDNAがあるんではないかと思う。

 

日本人が普通に知識を持って普通に扱えば、今のニュージーランドの魚流通は劇的に変化するし品質は一気に向上する。

 

買い物客2今やってる真っ最中の魚プロジェクトはいよいよ第三段階に来てる。次は新流通システムを現地の水産会社に提案する。これがOKになればまず3〜4ヶ月の会社立ち入りトライアル期間を経て本格的に新流通システムを導入するようになる。

 

新流通システムには同時にMAORIの若者の雇用改善と海外輸出による外貨獲得という2面がある。

 

意外と知られていないがニュージーランドの農業の殆どはMAORIが権利を持っている。例えば日本が南太平洋でマグロを取る時にニュージーランド政府と毎年漁獲高の交渉を行うのだけど、最終決定権を持っているのはMAORIだ。彼らがOKと言わなければマグロは獲れない。

 

これは元々ワイタンギ条約に端を発する。1840年に白人とMAORIが条約を締結した際に白人側は「土地はすべてMAORIのもの、これを白人が買うことが出来る」とした。

 

ところがその条約にはLANDとPROPERTYの解釈の違いがあり、その解釈の違いを見つけ出したのが1970年代のMAORI運動の活動家である。

 

当時のMAORI活動家は大学で法律を学びMAORIの権利復活に向けた活動を行っていたが、この条約の解釈によって漁業権、伐採権などニュージーランドのPropertyMAORIのものであることが正式に裁判所で認められて、それ以降MAORI裁判所やMAORI省が設立された。

 

今回ぼくがカウンターパーティとして組んでいるのがまさにその当時の活動家やその後を継ぐ新しい世代の人々である。

 

最近はMAORIの権利が多すぎるとして既得権益を削減する方向になっているが、それでも漁業についてはMAORIの権利が100%である。

 

魚ビジネスについては最初はオークランドで技術を確定させてニュージーランド全体の水産会社で流通システムを導入していく予定。

 

けどこんなもん、日本人からすればそれほど難しくはないけどキーウィやMAORIからすれば「信じられない」となる。

 

要するに日本人のDNAに染み込んでいる魚の扱い方と美味しい魚の味と、何よりも「きれいに使う」「ていねいに使う」「もったいない」を長い間に実践してきた結果だろう。

 

魚ビジネスで新しい会社が出来ればこのビジネスモデルをベースにして漁業ファンドを組む予定。ニュージーランドに関心があって何かニュージーランドと関係を持ちたいと思う人に案内していきたい。

 

けどそれよりも何よりも、やっぱり日本人の持つ技術力の高さをキーウィに見せることが出来るほうがうれしいね。ようするに日本人でいる事がうれしい瞬間である。

 

そしてこうやってビジネスを広げていけば、そこに新たにニュージーランドにやってくる人の職場や起業の機会が作れる。これも実は大きなポイントだ。

 

魚に限らず他のビジネスも展開が始まっている。先週行われたFOOMAという展示会でも色んなネタが入ってきた。

 

日本には本当に素晴らしい技術がごろごろしているが、これをカネに替える、つまりビジネスにして利益の最大化を図るという部分が本当に弱い。てゆうか技術者によってはお金の話を「聞きたくない!」ような人もいるようだ。

 

ニュージーランドは周囲をすべて海に囲まれた、まるで日本のような島国である。獲れる魚も日本と非常に良く似ている。

 

今回の魚ビジネスで日本の技術とニュージーランドの自然の恵みが合体して雇用や経済貢献に繋がれば関係者全員にとってHAPPY! 三方一両得という当社のビジネスモデルと見事に一致してくれる。あとはいかに関係者全員に彼らに納得してくれるように説明をするか、である。

 

偉そうなこと言ってるけど、UPした写真を回転させる方法が分からない・・・。

 

 



tom_eastwind at 19:11│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 | NZの不動産および起業

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