2009年06月28日

朝 新聞

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朝食を摂りながら新聞を広げているのは、あれはもう中年以上の人々の習慣だろう。若い人で新聞広げている人は非常に少ない。

 

30代くらいの人は片手にパン、片手にパソコンである。

 

新聞離れが言われ始めてるしそれは売上を見れば明確だ。これから数年で新聞と言う情報伝達手段が旧式になっていって、まるで今のラジオ放送のような位置に追いやられるだろう。

 

速報性がなく情報に偏向があり正確でもない新聞に何を期待出来るのか?芸能やスポーツ記事の内容は読むに耐えず、これだったら広告とテレビ欄だけ見れば充分だとなるのもよく分かる。

 

そのためだろうか、リクルートが最近新しく発行した無料情報誌が、テレビ番組と広告だけを自宅に無料配達する新しいビジネスモデルだ。

 

これなどまさに消費者目線であることを感じる。

 

日本は確実に変わりつつある。新聞が激減し、テレビを見なくなり、保険業界が大合併し、銀行が大合併し、市町村も大合併し、とにかく時代が大きな音を立てて変化し始めている。

 

もっと言えば、今までの10年間の自由化が一気に正反対に舵を切って、全ての業界が大手2~3社で独占されてしまい、社会主義のような国作りに進んでいるのではないかってこと。

 

日本に住んでいる人は毎日の変化なのであまり感じないだろうけど、他所の国から来て毎月一回の定点調査をやってみると、本当に日本の変化はすごいものだと思う。

 

個人的に有難い変化は、夏の夜のプロ野球中継がなくなったことだろうけど、テレビ自体を見なくなったことを考えれば時すでに遅しではないか。

 

最近は外人が泊まるホテルのお客も激減しているようで、いろんな経費削減を行っている。だったらいっそのこと新聞の部屋配達も止めて見れば?

 

まあ、安く仕入れてるんだからあんまり経費削減にはならないのだろうけど、新聞はそのビジネスモデルが大きな変化を要求されている。



tom_eastwind at 18:41│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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