2009年06月30日

最近のビザ事情

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オークランドに戻ってきて真っ先に感じたことが「さび〜!」すんごく寒い。ここ数年でどんどん寒冷化が進んでいるニュージーランドだけど、毎年6月は雨や時には雹がちらっと降ったりするほど冷え込む。

 

特にこの日は雨も降っており夏服姿の僕はかなりきつい思いをしながら車に乗り込む。

 

一体だれが地球温暖化なんて言ってるんだろう。科学者の出しているデータでは太陽黒点活動が理由で地球はこれから寒冷化するって言ってる。

 

オーストラリアは空気乾燥での山火事や街の砂漠化が進んでいるけど、自然と同居しているニュージーランドでは正反対に普通に、冬は寒く夏は普通に過ごしやすいのである。

 

「へへ、人間性の違いですな、神様はよく見てます」と思わずオージーでもなくキーウィでもない僕が思ってしまうほど、両者の違いは目立つ。前回の豪州出張でも、街の空気が違うから同じ英国人種でもその出自の違いが明らかに分かる。

 

さてそんなオークランドで、戻って早速今後の永住ビザ取得に関する打ち合わせを行った。

 

全体的に不況の影がちらりとあるので現在はワークビザについては結構厳しい評価がされてて却下されるケースも目立つけど、却下されるケースは昔もたくさんあった。何も今だから厳しいんではないと思うけどね。

 

てか、今まで好況で本来ワークビザを取得出来てなかった人まで取得してて、これがバブルの部分だったのではないか。コアの部分、つまり本当に能力を持っていればワークビザの取得もそれほど問題ではないと思う。

 

だいいち、パートナーが特定の学校に行けばOpen Work Permit (オープンワークパーミット)は自動的に発行されるってのはここ最近のシステムなんだから、その意味では以前より恵まれている。

 

永住権についても同じくで、今は不況だけどニュージーランド政府としては常に優秀な人材を募集しているので、起業家部門ではあいも変わらず人材募集中である。

 

今日の弁護士からの一言チップは、「IELTSなしでも永住権が取れる方法」。

 

実際に聞いてみると、「ほう、そういう解釈をしても良いのか?」と言う、何だか、「おお、移民局、そこまで踏み込んだか」と言う印象だ。

 

法律は条文だけではなく解釈の部分が大きい。その意味で当局の判断がこちらに有利に出てくれればそれはもう使わない手はない。

 

問題点としては費用が高いってこと。普通の起業家ビザ申請に関する費用は大体全部で4万ドル程度だが、この場合は書類作成に更に時間がかかるため、5万ドル程度かかってしまう。今の為替60円で計算すれば300万円だ。

 

これにプラスして勿論自分の生活費、会社を運営する為の資本金も必要となるから、あいも変わらず壁は高い。けどIELTSが不要と言うのは大きな進歩である



tom_eastwind at 21:28│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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