2009年07月07日
ばかでなければ生きていけない
ばかでなければ生きていけない、周りと合わせなければ(その村では)生きていく資格はない。
なんつーか頭に来るのがメディアの連中であることはしょっちゅう書いている。
新聞やテレビで働く連中は高収入を保証されているのでその立場を守る為には何でもする。
一流の大学を出て高い給料を貰ってやることが政府の手先となって国民を騙すことだってのは、実に皮肉な話である。
一体何のために一生懸命勉強をして一流大学を卒業したのか?ただ安心して飯を食う為だけに自分のプライドも仕事の誇りも他人を騙すことの恥ずかしさも捨てて、そこまでして生きてたいのか?
勿論ここできちんとフォローはする。
一般社員に向っては「いやいや、皆がそんなだとは思いませんよ、あなたのようにちゃんとやってる人が殆どだと思いますよ、けどね、やっぱり上司が悪いんですよね」
上司に向っては「いやいや、政治家との付き合いがあるから大変ですよね、よく分かりますよ、世の中きれいごとではやってられないですからね」
けど下記のコメントを読んで欲しい。
「今の日本のマスコミには、世界的視野で分析できる記者が少ない。政府の説明をそのまま報じない報道機関は意地悪されるので、馬鹿のふりをしないとやっていけない。知的水準を高めない方がうまくいく。この状態は、かつてのソ連や中国と同じだ。ソ連や中国を嫌う日本人が、ソ連や中国と同質というのも皮肉だ」
上記は田中宇と言う人の最近のブログの引用だ。イラン問題や核問題での発言の一部である。
こういう世界的な影響を与える国際政治の世界の微妙な問題でもメディアが取り上げるときは政府の広報機関でしかなく、まさに大本営発表だ。
それが結果的に日本という国にどれだけ悪影響を与えようが彼らには関係ない、自分の生活さえ良ければ満足なのだ。
彼くらいに大人になれば腹が立つこともないのだろうけど、僕の場合はまだまだ精進が不足のようで、すぐに怒りがこみ上げてくる。
マスコミやテレビが政府と結託して国民をバカ漬けにしておいて、裏で自分たちが儲かるように仕組んでいる。
要するに言ってる事とやってる事が違うから嫌いなのだ。最初から開き直って「ふざけんじゃあねえよ、マスコミってのは世間を操る道具なんだよ、そして俺らはその手先なんだよ、騙されるお前らが悪いんだよ」と言ってくれれば、何もいう事はない。
幸いニュージーランドは「まだまし」である。
新聞は嘘を書くことが多いとまともな国民は理解しているし、テレビの記事なんてまともな取材も確認もせずに垂れ流しってのはやってる局の連中が一番理解している。
要するに新聞やテレビは一種の娯楽であり本当の意味での「正確な情報をすばやく提供する媒体」ではないと、見る側も作る側も理解しているからバランスが取れているのだ。
日本で問題なのは、作る側は「馬鹿を作り出せ、騙しまくれ!」と理解して作っているのに、見る側は無邪気に映像や記事を信じてしまうところに悲劇がある。
それで更に輪をかけた悲喜劇が、優秀な成績で学校を出た若者が理想をそのまま信じて本当に自分は良いものを国民の為に作っているのだと思い込んで、それが実際には事実ではないし長い時間をかけて洗脳された結果だと思いもせずに、涙を流しながら番組作りの素晴らしさを語ったりするときだろう。
これなどまさに中国共産党の紅衛兵が喜び勇んで自分の親戚を殴り殺したりするのやヒトラーユーゲントがユダヤ人を収容所に放り込んでその死体で石鹸を作ったり肌でランプシェードを作ったりするようなものだ。
まあ信じる側からすれば悲劇だが騙しているほうからすれば喜劇である。
テレビにのせられて納豆を買いまくってる平均的市民を見ながらテレビ局の中では「お、こいつらまた騙された!」と腹を抱えて笑ってるのだろう。
納豆ダイエットとか癌を予防するなんとかとか、何を言ってもテレビに映れば見る側は信用してしまうのだから、まさに喜劇でしかない。
世の中を楽しく生きていこうと思えば、ばかになりきることが大事なんだろうな。素直にメディアに踊らされて何も考えずに納豆買ってれば良いのだろうな、だからばかになれない人間には生きるのが辛い世の中になるのだろうな。
この次は健康ダイエットとか言う番組を作って「皆さん、裸で街を走りましょう、元気になるし癌の予防にもなりますよ!」とでもやってみればどうだろう。