2009年07月10日

福岡定点

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福岡は何ヶ月ぶりか。最近は東京単品出張が多かったので久しぶりの福岡は新鮮。どんな風に変わってるかな。定点調査なり。

 

香港を午後出発するキャセイ航空で台北経由福岡に入る。

 

普段なら台北で乗り継ぎの間にラウンジを使ったり免税品を買ったり出来るのだけど、この日は香港の出発が20分ほど遅れたこともあり、乗り継ぎ客は機内缶詰。トイレにも行くなってんだから大変だ。

 

台北のラウンジで食うラーメンとか美味いしサンドイッチも美味しいんだけど、残念なり。

 

けど機長さん、台北から思いっきり飛ばしてくれたので(神風タクシーか?)結果的には20:45到着予定が20:30には到着してしまった。

 

そう言えば一般的に飛行機って予定時刻以前には出発しないって思ってる乗客さんも多いだろうけど、ニュージーランドでは結構普通に予定より20分早く出発したりする。香港も同様であり、だって予定時刻が遅れることもあるんだったら早くなってもいいでしょって感じ。

 

福岡に着くとぼくの傷だらけのぼろキャリーバッグ、さっさと出てきました。ほんと、戦友ですなここまで来ると。

 

税関では相も変らぬ会話。

 

税関職員「お帰りなさいませ」お前はメイドか?

オレ「いえ、出張で来たんです」

税関職員「あ、そうですか、香港にお住まいですか〜」

お前の手元にある旅券を良く見ればどこの国に住んでるか分かるだろ=が。

オレ「いえ、住んでるのはニュージーランドで香港経由でこちらに来たんです」

すると職員うれしそうに

税関職員「あ、そうなんですか、ニュージーランドに駐在されている!」

それも違うから。

 

何だか福岡空港では毎回同じような会話であり、かまない。お願いっだから自分の幅で細かくまとめるんじゃなくて、他人の話聞こうよ、本当にそういいたい。けどまともに相手しても仕方ないし適当に放置して税関を抜けてタクシー乗り場へ。

 

昔は国際線専用ターミナルなんてなかったけど、今は隔世の感があるこの空港。

 

福岡空港は元々市内の外れにあったのだけど、どんどん街が広がるにつれて何時の間にか街の真ん中にある空港となった。

 

利用者からすれば昔の香港空港みたいなもので、仕事が終わってさっさと空港に向えば10分くらいで到着する便利さがある。

 

何でも今新しい空港を作るかみたいな話になっているようで、ハコモノですかいって感じ。誰か今の空港に対して困ってる人はいるのかい?

 

昔は板付飛行場と呼ばれてた米軍用だったんだから利用者からすればこりゃ使いやすい。

 

空港からホテルのある中洲までタクシーで15分程度。中洲に行くのが目的ではなく、たまたまホテルが中洲にあるってのは、「愛した人がたまたま白人だった」って言い訳と同じみたいな苦しさがある。

 

けどホテルの入ってるキャナルシティにはラーメン博物館もあるし僕の大好きなウエストうどんもあるし、マツキヨだって入ってる。結構便利なのだ。

 

今日はここで夜の10時から会議。お客様から問い合わせが来る。「朝の10時ですか?夜の10時ですか?」

 

気持ちは良く分かります、私もこんな時間に会議したいとは思わないのですが、どうしても飛行機の都合で、翌日は新大阪の会議が入ってるので、申し訳ないのですがこの時間でお願いします。

 

ホテルに着いてすぐにスーツに着替えてネクタイを締めてロビーへ。予め打ち合わせできそうなホテル内のカフェを見ると、どこも全部22:00で終わり・・・。ありゃりゃ。

 

キャナルシティ内のカフェもスターバックスもプロストも何もかんも終了。かと言ってこのメンバーでマクドナルドで打ち合わせもな〜。

 

大体何処も22:00で終わるとこが福岡じゃんか!なんて思いながら煙草を吸わないしお酒を全く飲まないお客様の到着に合わせて打ち合わせ場所をお伺いすると「あ、だったらバーでもOKですよ」。ほ。

 

それから12時、シンデレラタイムまで3件の議題を検討する。いけそうだ。売り方次第だな。お互いに宿題を決めて次回の会議までに進展させましょうという事で解散。いやあ、日本人は働き者だ。

 

会議終了後参加者の中のお一人が「tomさん、もし良ければ飯でも食いますか」とお声を掛けてくれた。飛行機の中で全然食ってなかったので丁度よい、久々の中洲に出る。

 

看板も掛かっていないお店で随分と美味しい食い物をご馳走になる。

 

「も〜今回の不景気だけは経験したことがなかですたい、一体なんがどうなっと〜か、よーわからんですよ」オーナーシェフがポツリと一言。

 

こういうお店は常連客で持っているのだけど、彼らが来なくなると絶対に飛び込みの入ってこない作り(看板がないのです)なので、突然大変になる。分かるな〜〜この苦しさ。

 

けど、夜明けの来ない夜はないですよ。聖子ちゃんもそう言ってます。

 

結局2時くらいまでお付き合いして「じゃこと豆腐」とか「こんにゃくのぴりから」とか、いかにも日本的な味を楽しませてもらいました。

 

お客様と別れた後は久しぶりの中洲ってことで、ちょっと先輩づらしながら川沿いの金魚すくいを片付けてる姉ちゃんとか仕事の合間に普段の顔に戻ってコンビニの前で胡坐坐りしてカップ麺食ってる茶髪の兄ちゃんとか見ながら街を歩く。

 

夜とは言えども少し汗っぽくなった頃に最近流行りと言われてるガールズバーに飛び込んでみて定点調査、市場調査。いやあ、市場調査って言葉の響き、いいですね。

 

カウタンー越しにお酒を作ってもらっておしゃべりを楽しむのだけど、なるほど、キャバクラとかみたいな働く女の子にとっても敷居が高くなくて気軽だしお客も安い価格で飲めるから、こりゃ需要と供給が一致していました。

 

お店でお酒を作ってくれた子はぼくが福岡を出た翌年に福岡で生まれた子であり、勿論通常の会話は不能。けど普通の子らしく、はきはきとおしゃべりを楽しんでて、ほ^、こりゃあ面白い形態のビジネスだなと感じる。

 

この市場を見つけたのが誰だか知らないけど、こりゃ良いのではないか。

 

気づいたらもう朝の4時。さって寝なくちゃ。明日は、てか今日は大阪で会議してそのっまま東京だ。



tom_eastwind at 00:34│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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