2009年07月12日
薄曇の空
ちょっと薄曇りの東京の空。朝はどんべえきつねうどんと鮭おにぎりだ。
ホテルは朝食付きプランなんだからとは思うけど、どうしてもあの「インスタント食品」でないと元気が出ない日もある。
ソウルフードがインスタントってのも僕の時代を表しているのかもしれない。
ぼくらの子供の頃は鍵っ子世代の一つ手前、昭和30年代後期は誰もが元気良くてお昼ご飯もさっさと食わないと時間が勿体無いって感じであった。
健康に気を遣う?冗談じゃない、もう充分に健康である。そんなのより時間の方が大事だ、そんな時代の食い物。
今日の説明会は予定を一名オーバーした13名様のご出席。年齢層は20台半ばから40代後半まで幅広い。か?
考えて見れば、広くはない。だって10代はいないし60代もいない。
つまり移住なんて考えることもない世代と移住なんて必要のない世代にとってこの説明会は存在意味がないのだ。
しかし参加する世代の方からすれば、実際に移住するかどうかは別として、わざわざ日曜日を半日使って参加するのだから真剣である。
という事で説明会開催。会議室のサイズの関係と参加者の話の通りやすさを考えて12名で設定しているけど、今回は予約+1名になった。結果的には12名で開催。
この説明会、これでもう何年やってるのか考えて見た。
大体6年くらいかな。
一生懸命メモを取ってくれる方や資料を読みながらこっちの話を聞いたりする人や、本当に皆さんの反応は千差万別である。あ、12人だから12差12別か。
説明会ってナンだか軽く喋っているようで実は全員の顔を見ながら僕の一言のどこに反応するかを見ながら次の話を作っていくので結構気を遣う。
さあ、今回はこの中から何人が視察に来るかな〜。多分3組くらいかな。
けど説明会が終了したら僕の頭はとりあえず白紙。てか、思考能力が思い切り減退する。実は本当に、5分前に話したことも完璧に忘れているんです。
たぶんこれって自分の脳みそを守る為に自動的に扉が閉まってるんだと思う。
たかが説明会と言うなかれ、しゃべる僕は全精力を傾けてやってるんだから。
そんなこんなを思いながら疲れた頭を整理する為にホテルのバーに顔を出す。
いつもの笑顔がそこにある。ほっとするね。
水割りを一杯貰って健康の為のシーザーサラダを注文する。
そうこうするうちに都議選の投票結果が少しづつ発表されていく。気分的には高村光太郎。ちえこが死んだ後、周りのことがどうでもよくなる、そんな感じ。
今回の日本出張は香港から始まって南から北へと登っていく方向性。
あちこちで会議やって議題が出てそれに対する宿題が出て、いつまでに何をするかを決めた。やらなくちゃいけない事は分かってるけど、役者は舞台で踊るだけ。
そこから次は頭が働かないぞう。やばし。一人仕事の限界を感じる。オークランドに戻る飛行機の中で調整しないとな。