2009年07月22日
香港ビジネス
オークランドに戻ると(本当は戻る時にいろいろあったのだが、こりゃ長すぎて書けない)気温は12度。う〜ん、14度のオークランドから33度の香港、そして32度の日本を南から北へ移動、でもってトンボ返りで0度のクイーンズタウン、がんがんスキーしてオークランドに戻ったら10度だから、この間の気温差はかなり体に・・・・こたえてないな。
あれ?全然影響出てないぞ。超元気。戻ってきた初日から色んな打ち合わせしているけど、頭スッキリだし、快調。
けど睡眠はすんごい。やっぱり体はくたくたなのだろう、17時に夕ごはん食べてそのままベッドに入って、眼が覚めたら朝の10時である。でもってこの間の夢がすんごい!もう夢のオンパレードで、一体何日分の夢を見たのか?テーマが多すぎて思い出せないけど、なんだか昭和の紅白歌合戦みたいだ。
さて香港ビジネス
出社初日の夜は香港系中国人と食事しながらの打ち合わせ。
彼は古くからこの街に住むOld Fashioned Boy である、よくも悪くも。頭の回転も速いし人は良いのだけど、どこかビジネスに香港の古さを感じることがある。
彼らの発想は奇抜と言うか超現実的というべきか、僕らのビジネスセンスとは根本的に違う。どちらが良いか悪いかではなく、日本人はどちらかと言うと観念や概念から入るけど香港人の場合は常に現実から入るという点。
今から書くのは一つの例です。もちろん今の香港人はこういうことはもうない。てか、今でも下町の街角に行けばこういう人もいるだろうけど、さすがに表通りを歩いているビジネスマンの中ではいない。それじゃ生き残っていけないもんね。
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ある香港人が5日後の仕事を1千ドルで引き受けた。通常香港で一人を使えば700ドルくらいが相場である。
するとこの香港人、1千ドルで引き受けた仕事を他の人間に900ドルで下請けに出した。そりゃそうだ、自分で働かなくても100ドル儲かるほうが利口だもんね。
900ドルで請けた中国人、仕事の日まであと3日となってこの仕事を700ドルで孫請けに出した。「元請のばかめ、たった100ドルしか抜いていない、おれは200ドルも抜いたぞ!」
孫請けはさて当日になって人の手配が必要となった。よっしゃと思って知り合いに電話して「おい、今日ひまかい?」
ひまだよと答えた知り合いに対して孫請けは「今日ちょっとした仕事があるんだけどさ、お前500ドルでやらないか?」と問いかけた。
するとこの知り合い、「ああいいよ、相場より安いけど、どうせ今日はヒマだもんね」と快諾。
そしてこの知り合い、「ちょっとしたその仕事」の現場に来て見ると、それは5日前に自分が下請けにだした仕事だった。
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写真はクイーンストリートとビクトリアストリート交差点でデモ隊と車を誘導する警察。