2009年08月04日

街の空気

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クイーンズタウンでスキーをした後にオークランドに戻るってのは、まさに天国から人間世界に戻る感覚。

 

あのままクイーンタウンにいられたら、スキーも出来て友達と飯も食えて、、、なんて考えても仕方ない。人は飯を食って生きていかねばならないのだ。

 

と言うことで山を降りて飛行機に乗ってオークランドへ戻る。

 

けどま、これほど空気、てか気が違うのは面白い。やっぱり街ってのは、特に都会になるとそれぞれの場所ごとに独特の気を放っていると思う。

 

大使館の役人や大企業の人間には理解しづらいかもしれないが、どんな街にも現場があり、そこの空気はその街の風土、まさに風や土が生み出したものだと思う。

 

クイーンズタウンに流れている空気とオークランドとは全く違う。今のところこれを客観的に計る物差し、僕はもっていない。けど確実に違うし、それは感覚としては説明可能だ。

 

ニューヨーク、バンクーバー、香港、北京、上海、シドニー、ゴールドコースト、オークランド、東京、どこも空気が違う。

 

その空気を作る要素としては、当然その街を含む政治形態などの人為的要素があるけど、同時にやっぱり、馬鹿にしちゃいけないのは風水だと思うな。

 

「流れに棹差せば流される」との諺?通りで、その街の流れを理解してその街の流れに合わせて動けばうまくいく。

 

けど、その街の流れや気が自分に合うかどうかは別問題。これが合わなければ、いくら商売がうまくいっても自分自身の中の気が乱れてしまい、生活に変調を来たす。

 

僕にとって一番合っているのはクイーンズタウンかなと思う。自然と、余計な干渉をしない人々。誰もが笑顔で、倒産寸前の人々でも楽しそうに酒を飲んで、倒産した人でも楽しく酒を飲み、サラリーマンと肩を並べておしゃべりを楽しむ。

 

その喜び方は成功しているビジネスマンと何の違いもない。誰もが明日を見ている。それでいながら他人のビジネスに無理して食い込もうとしない。

 

皆が狙っている市場は世界であり、隣にあるレストランの客をこっちが獲ってやろうというより、お互いに外国の客を獲って行こうよって雰囲気があるのが特徴だろう。

 

そしてその上に、国家による社会保障=セーフティネットと、人々が持つ「誰しも失敗する。挑戦して失敗しても恥ずかしくない」と言う文化。だから失敗しても食っていける。

 

これにクイーンズタウンと言う風土+水が混ざってこの街の雰囲気がかもし出されているのだろうな。

 

日本で生活している人は、日本国内では自分の合う街に住むことが出来る。けど多くの人は就職をした街で生活をする事になる。

 

けど、その街って自分の気に合っているのか?これって、生活を楽しむって意味では結構大きいと思う。

 

東京が合っているのか?食えるだろうけど、好きか?

 

「じゃあお前、オークランド好きなの?」いいえ、それほど好きではありません。ここに住んでいるのは偶然の産物。

 

ぼくが今オークランドに住んでいる理由。それは12年前に香港からニュージーランドに戻るとなった時に、奥さんの街選びの条件が「中国食材があって香港に直行便が飛んでる街」だったからだ。

 

そうなるとニュージーランドはオークランドしかない。仕方なく選んだ街である。個人的にはクイーンズタウンに住みたかった。

 

人は妥協しなければ生きていけない。てか、何かを大事にすれば何かを捨てるしかない。全部を得ることなんて出来ないのだ。

 

皆さん、風水よりも街の雰囲気よりも仕事の内容よりも、もっと大事なものがあることがこれでご理解いただけたか?



tom_eastwind at 19:00│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 | 移住相談

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