2009年08月22日

羽田

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羽田空港は戦後日本の最大飛行場として発展して、国際線が成田に移転した後も国内線で発展し続けて、最近は悲願の国際線就航も勝ち取った。

 

まあ普通の社会人やビジネス常識からすれば羽田を国際化するのは当然のことで、成田を作るってのは当時の土建や政治の利権発想でしかなく、成田はまず作ることありきだったもんね。

 

だから首都に空港が二つあることの整合性をどうするかとか両方の空港の行き来の利便とか、空港自体の地形や風向き等離発着の使い良さとか何も考えずに、新幹線との乗り継ぎも考えずにただ単に政治利権のみで作られた成田は、遂には空港内で地元産の野菜を売ってるような「国際」空港ですからね。

 

ムリ筋の上に乗っけた空港なだけに、時代がたって羽田の沖合い延長が可能になると次第に「羽田の方が近いじゃん」と言うことになる。

 

実は福岡空港でも同じようなことが起こってた。福岡空港は昔は板付飛行場と呼ばれる米軍も共同利用している飛行場であった。

 

作った時はそれなりに郊外だったのが次第に街の規模が広がり、いつの間にか空港は住宅地帯のど真ん中になった。

 

それでも地元民からすれば近くて利用しやすいし、新幹線ともタクシーなら10分で接続出来る。

 

それがここ暫く「今の空港は地元住民への騒音被害が〜」とか「これ以上の拡張が出来ないから〜」とかの理由で沖合い空港の計画が出てきたことがある。

 

これは本当は利権にしたい人々の策動であり、結局福岡市民、てか彼らを代表する政治家たちは今の場所から移転しないことを決めた。

 

その結果福岡空港の利便性は日本の他の空港を益々追い抜いている。

 

一番酷い政策はやっぱり痛み、関空、神戸だろう。

 

同じ空の上を3つの空港がひしめき合って建設されて、それでいて飛ばせる飛行機の便がばらばらだから乗客からして効率的ではない。

 

空港は少なくとも50年の計である。これをその時その場にいる人だけの利益で決めてしまえば、その付けはこれからその地域で生まれてくる子供に悪影響を出すだけだ。

 

カネが欲しければもうちょっと違うところで稼いでもらえないものか、本当にそう思う。

 

そんな事を考えてたら、ぼくもいよいよ羽田空港を使う機会が出来た。

 

お盆を利用した日本客がひしめいているソウルへの2泊3日の出張である。結局この日程を入れたことで8月7日から21日まで全く休みなしになったが、ソウルはもう20数年訪問しておらず、次の機会がいつになるか分からないので思い切って予定に入れた。

 

でもって使った航空会社がアジアナ航空の羽田発キンポ行きの直行便だ。キンポなんて知らない人も出てくる時代ではないかと思うけど、インチョンが出来るまではせまっくるしいキンポが韓国ソウルの窓口だったのだ。

 

インチョンの半分くらいの30分程度の時間でソウル市内に到着出来る便利さは、こりゃ有難い。

 

もしこれで成田−インチョンだと、それぞれの空港にたどり着くまでの時間だけで2時間以上の無駄になる。

 

キンポも羽田と同じで、首都には思いっきり近いんだけど拡張が難しく、新空港建設に迫られていた。そこで韓国の国際化を検討した韓国政府が音頭を取って作った21世紀対応空港がインチョン国際空港である。

 

インチョンを国際線、キンポを国内線とするって構想だけど、もしかしてキンポを何とか拡張したほうが良かったんではないのかと思ってしまう。

 

そう言えば香港でもカイタック空港とチェプラクコ新空港の関係も同じようなところがある。ただ香港の場合はビジネスとして完全に割り切った結果としてカイタック空港は閉鎖した。そして新空港だけで世界の窓口としての国際線と、中国内に移動する国内線とを一つにした。なのでむっちゃくちゃ使い勝手が良い。

 

羽田は更なる拡張を期待してます。

 

写真は浅間丸。昔の移民って、船で移動してたんですよね。



tom_eastwind at 00:33│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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