2009年09月25日
サラダとサンドイッチ
そろそろ駄目かも。またも精神的にかなり疲れが溜まり始めてる。
これって肉体的な疲れだったらマッサージとかで良いんだろうけど、仕事がどんどん積み重なって、どれも外せない、てか性格的に外したくないので全力投球でやるものだからどうしても頭の中がパンパンに膨らんでくる。
外から見れば「何をそんなに」と思うかもしれないけど、性格上どうしても、大きな城壁を打ち壊すのも目の前のちっちゃなハエを打ち落とすのもおんなじサイズの大砲を持ってきてどーんとやるもんだから、案件の重さに関係なく発射量は同じ。
奥さんから見ればバカだね〜って思われているのだけど、こりゃもう仕方ない、性格の問題なのだ。
でもって東京に出てきて会議を何本もやって、でもって新規の案件が入ってきて、その場ではよっしゃ!と言う気持ちになるのだけど、結局全部片付ける頃には脳みそが擦り切れている。
東京での初日。お客様に呼ばれてホテルのバーで遅くまで飲むが、この時は快感。
何故なら同席していただいたある医師のお話をお伺いできたからであり、もちろん医者だからって尊敬しているわけではなく彼の話の展開が実に僕の持っている持論と思いっきりど真ん中にはまったからだ。
自由電子と風水と魂。おおお、まさに自分のテーマではないですか。こりゃ面白い。本来の目的は当社が製造したホリスティック商品の話だったのだけど、そんなのはそっちのけですっかりその方の話に聞きほれてしまう。
今時これだけ自信を持ってしっかり語れる人って少ないよね、思いっきり耳を傾けて聴く。
その時は「やっほ!幸せ!」と思うのだけど、その反動はやっぱり次の日に来る。
それだけ精神力を使うとその分やっぱり心疲れをするのだ。
ガキが昼間に遊びすぎて、夕方ご飯を食べてばた!っと寝るようなものだ。
だもんで結局昨日はそれまでの仕事の溜まりと医師の話の興奮と昼間の会議の内容整理で頭がパンパンになってしまい、結局ほとんど金縛り状態。
部屋で風呂に湯を張るのだけど、もう途中で頭がもうろうとしてしまい、半分も張らないうちから体をつけて、でもっていつもなら読書を楽しむのだけどそれさえもかなわず、何せ文字が目に入らない。
文字が眼から入るのを眼が拒否しているのだ。ぼくの視力はかなり良い。今でも眼鏡は不要だ。けど視力の問題ではなくその後ろにいる脳が眼に指示をして「もう駄目よ、一杯ですよ、入力拒否ですよ」と言ってるのだ。
思わず溺れかけたお風呂から出て、そのままかなり気分悪い状態で着替えて行きつけのホテルのバーに行く。
いつもの如くカウンターに坐り、よく冷やした水割りと、でもってクラブハウスサンドイッチとシーザーサラダを注文する。
今日は忙しくてお昼も結局部屋で作ったどんべえだもんね。普段ならサンドイッチかサラダかどっちか一つなんだけど、今日はさすがに空腹なので二皿。
ああ、それにしても脳みそパンパンですね。けどこりゃどうしよもない。
丁度夏の暑いときにカキ氷を一気に口に流し込んで頭がずっきーん!とするようなものです。どうしようもない、時間をかけて痛い脳みそがゆっくりと元に戻るのを待つしかない。
何杯めかの水割りを飲んで少しサンドイッチを食べて、やっと頭が落ち着く。
ふ〜。
いつまでこんな事やってんのかな|、けど性格だから仕方ないもんなとか思いながら、少し落ち着いた脳みそで自由電子と風水と魂を考える。
結局こんな瞬間が一番好きなんだろうな。現実問題から全く違う科学の世界に移動して、お金の事も世間の事も全て忘れて科学に没頭する。
けどふと現実に戻って周囲を見回すと、どこも楽しそうにカップルや友達同士で酒飲んでる。
それにしても、おれはここで一人で何してるんだ?そんな疑問が頭をよぎる。
そんな時に自然に頭の中にかかった音楽がサイモン&ガーファンクルの「Homewardbound」である。
ふるさと行きの列車、そんな感じかな。僕は次の仕事の為に鉄道駅で列車が来るのを待ちながら、その列車がふるさと行きだったらいいのになって思う。
やばいっすね。頭が擦れすぎてる。今晩は例えまぶたを閉じられなくても部屋のカーテンを閉めて真っ暗にしてしっかりとベッドで横になろうっと。
おやや、です。